集英社作品一覧

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  • 会社の中の発達障害 いつも嫌なことを言う上司、いつも迷惑をかける部下
    3.0
    すぐにキレる、失くし物が多い、デスク回りが乱雑、時間を守らず遅刻が多い、一方的に自分の話をする、場の空気が読めない―同僚、部下、上司にこんな人はいませんか。ADHD、アスペルガー症候群の人たちにどう対応するか。発達障害研究第一人者がお答えします! 不注意、多動性、衝動性、コミュニケーションや社会的想像力などに問題を抱える発達障害は、理解されにくく社会に馴染めないことが多いが、得意分野では優れた能力を発揮することも。症状を正確に理解し、障害を抱える人の特性を活かしながら、著者本人の体験も交え周囲の人のための具体的対応策を提案する必読書。 【目次】はじめに/第1章 大人の発達障害とは/第2章 大人の発達障害の種類と特性/第3章 職場で見られる発達障害/第4章 発達障害に気づいて三十年――ある心療内科医の体験記/第5章 発達障害に似た症状と発達障害の治療法/おわりに
  • 首 腰 つちふまず 「美の三大アーチ」を整えればずっとキレイでいられる! おうちでできる美容カイロエステティックで肌もボディもランクアップ!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 首、腰、つちふまず、人間の身体に存在する3つのアーチ(弯曲)が崩れていると、肌あれ、肥満、肩こり、むくみ、二重あご……といったさまざまな不調の原因に! ストレートネック、骨盤の前傾や後傾、偏平足……現代女性の多くが悩むこうした状態こそ、アーチの崩れのサイン。カイロプラクティックとエステティックのいいとこどりした「美容カイロ」で崩れたアーチを整えれば、まずは姿勢がよくなり、ゆがみも改善、キレイと元気が手に入る! そのための、自宅で自分でできる美容カイロのハウツー満載! 【目次】はじめに/PART1 すべての不調は「アーチの崩れ」が原因だった/PART2 自宅でできる「アーチの崩れ」を調整できるエクササイズ/PART3 美ボディを目指せる部位別エクササイズ/PART4  美肌をかなえるお悩み別セルフケア&トリートメント/PART5 専門サロンでさらにキレイに! 健やかに!/おわりに
  • BAR物語 止まり木で訊いたもてなしの心得
    4.0
    僕の勤めるサントリーという会社は、バーテンダーに向けてウイスキーのPR誌をつくっている。誌名は『ウイスキーヴォイス』。バーに届けられるので、一般の人の目にはあまり触れない。PR誌といっても広告の部分はわずかで、読者からは“バーテンダーの同人誌のような趣きがある”とのありがたい声を頂戴している。一九九九年の創刊以来、僕は制作に携わり、これまで多くのバーテンダーにインタビューを行ってきた。内容は「トイレの掃除のしかた」「営業中にお酒を飲むか、飲まないか」「大切にしている道具は何か」「バーで使う氷について」……などなど。三人のバーテンダーに同じテーマで話を伺えば、三人三様の答えが得られる。そして、しだいに見えてきたのは、それぞれのバーにそなわる確かな“人”の存在だ。バーの旨さは人の味。そんな思いに導かれて、僕はこの本を書きはじめる。(「はじめに」より)名店はどのようにお客様をむかえるのか? 名バーテンダーが一杯のグラスにかける驚くような情熱とこだわりとは……。ふだんは明かされることのないバーの裏舞台を知れば、いつもの一杯がより美味しく味わえる。「旅先に一冊の本と一軒のバー。最良の案内書!」本書に登場する全国のバー40数店の地図を掲載。
  • 夜中の電話 父・井上ひさし最後の言葉
    4.0
    【安野光雅氏推薦!】「井上ひさしが、三女・麻矢に残した言葉は、次の世代を生きる誰もが共感する、最後のメッセージである。」2009年がんで療養中の父から夜中に電話がかかるようになった――。井上ひさしが三女麻矢に語った77の言葉。次世代を生きる誰しもの共感を呼ぶ、最後のメッセージ。
  • 「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム
    3.3
    「なんだか、さえない」「毎日、楽しくない」「人生、イケてない」「最近、モテない」……、そんなふうに感じているとしたら、それは、あなたの性格や運命や年のせいではなく、あなたの脳の機能が最大限生かされていないから。脳の機能を生かすためには、頑張らなくても、反省しなくても、おちこまなくてもいい。闇の中で寝て、朝日と共に起きる、安易に甘いものを口にしない、人の悪口を言わない、食べ方や眠り方、ちょっとした身体の動かし方や言葉の使い方……、そんなさりげない生活習慣こそが、脳を劇的に変えるのである。人口知能の開発研究者として33年にわたってヒトの脳をみつめてきた著者が、現代生活をふつうに送っているせいで脳が疲弊している人たちに贈る、「脳のメンテナンス」のための生活術指南本。読んだ人から元気になれる!【目次】はじめに イケてないのは、あなたのせいじゃない/第1章 脳の取り扱い説明書 まず、脳に良いこと、悪いことの基本を知る/第2章 7日間プログラム さりげない生活習慣こそが、脳を劇的に変える/第3章 7日間の中で、トライしてみよう ネガティブな「思い癖」をブロックする/おわりに 脳は、あなたがしていることを何よりよく知っている
  • そして〈彼〉は〈彼女〉になった 安冨教授と困った仲間たち(集英社インターナショナル)
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ウワサの“女性装”安冨歩・東大教授をその姿たらしめた実在の人物(ふうちゃん/女性)と教授の知られざる共闘の日々。“毒母”のキッツイ呪いを乗り越え、窮屈なジェンダーや閉ざされた家族観など、さまざまな息苦しさをも片っ端から脱ぎ捨てて、<自由に>生きようともがく二人の珍道中のすべてを、「ツレがうつになりまして。」の細川貂々がデリケートかつ大胆に描く。世間の目に傷つき、同時にお互いに傷つけ合いながらも、何度もやり直し、ともに強く優しく生きようとする奇跡のようなパートナーシップは、すべての人の胸を打つこと必至。また、細川貂々によるユーモラスなタッチとストーリーの運びは、知らず知らずのうちに読者の価値観の転換をもたらし、生き方も考え方も姿かたちも異なる<他者>と生きることの本質を照らし出す。まさしく今の時代に必要な、貴重なノンフィクション・コミックエッセイ。巻末の安冨+ふうちゃん+細川のディープかつ軽やかな鼎談も必読!
  • 最も危険なアメリカ映画 『國民の創世』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで(集英社インターナショナル)
    3.8
    暴走するアメリカ民主主義──その「原型」はハリウッド映画の中にあった! 「トランプ現象」は突然起きたものではない。それは言うなればアメリカ建国のときからの「病巣」であり、それを誰よりも鋭く見抜いていたのが映画人たちだったのだ。いま、映画を語らせれば右に出る者はいない町山智浩がその蘊奥を尽くして語る「映画から見たアメリカの病理」。その深層に触れたとき、あなたはきっと戦慄するであろう。ハリウッドが封印しつづけた米国の恥部とは? 映画史上最高の傑作がKKKを蘇らせた? ディズニーが東京大空襲をけしかけた? トランプは60年前に映画で予言されていた? 映画評論家町山智浩のライフワーク、ついに結実!
  • 壁を崩して橋を架ける 結果を出すリーダーがやっているたった1つのこと
    3.0
    部下とどうしてもうまくいかない。チームがなかなか1つにならない。もっと強力な人間関係を作りたい。そんな悩みを持つすべてのリーダーへ、最強のチームを作る秘密、お教えします! それは「壁を崩して、橋をかける」こと。ビジネスの世界で、部下の力をしっかり引き出し、強力なチームを築きあげて結果を出しているリーダーは誰もが「クロスコミュニケーション」と呼ばれる技術を使って、チームの中にある壁を崩し、相互にしっかりした橋を架けることに成功しています。あなたもこの本を読んで、最強チームを作るための第一歩を踏み出しましょう!!
  • 冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場(集英社インターナショナル)
    4.3
    冲方丁逮捕――。2015年8月、各マスコミがいっせいに報じた人気作家、まさかの「DV逮捕劇」。9日間にわたって東京・渋谷警察署の留置場に閉じ込められたのちに釈放され、その約2カ月後に不起訴処分が下された。冲方氏が、この体験からなにより衝撃を受け、失望を禁じえなかったのが、警察、検察、裁判所の複雑怪奇な実態だ。「容疑を認めさせようとありえないストーリーを持ちだす取り調べの刑事」、「体力を奪って被疑者を屈服させる前近代的な留置場のありよう」、「被疑者の言いぶんに聞く耳を持たず不起訴確定に時間をかける検事」、「勾留請求にただハンコを押すだけの裁判官」など…。そこで目の当たりにしたのは世間の常識などいっさい通用しない法律ゲームの世界であり、誤認逮捕や冤罪を生み出しかねない日本の刑事司法の「不条理な現実」だった! これを「悲劇」ととらえれば何も変わらない。自由を奪われた9日間で見た想像を絶する警察、検察、裁判所の実態をあえて「喜劇」として笑い飛ばせ! 『週刊プレイボーイ』の好評連載から大幅に加筆。150万部ベストセラー『天地明察』の作家がつづる前代未聞の留置場体験記!! 痴漢冤罪事件をテーマに、刑事司法の問題点を浮かび上がらせた映画『それでもボクはやってない』の周防正行監督との対談、担当弁護士のQ&Aも収録!
  • 正しい肉食 五〇歳をすぎたら肉を食べなさい!
    3.3
    肉を食べるのに、もう言い訳はいりません! 中高年からは毎日、肉を食べましょう! 介護予防のための栄養改善プログラムの第一人者、熊谷修先生による「肉食」の解説書です。巷では肉ブームと言われて久しいものの、なぜ肉が体にいいのかに触れた本はまだありません。また、長年の研究によって肉食が糖尿病やうつ病、認知症の予防や心筋梗塞、脳卒中などに対しても効果を発揮することがわかってきています。この本は、プレ・シニアである中高年に肉を積極に食べる「正しい肉食」を薦めるものです。なぜ肉が体にいいのか、毎日の食生活のヒント、簡単な食生活チェックシートなど、今日から役に立つ内容です。肉で老化を遅らせることができます。積極的に毎日肉を食べて、いつまでも若々しい体を保ちましょう!
  • マンガで知る! 初めての介護――大切な人に必要となったとき、最初に読む本――
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これは、明日のあなたに起こることかもしれない! 介護の初期に起こる出来事をマンガで追体験できる!! 漫画家の体験をもとに描かれた、セミ・ドキュメント!! ある日、突然、父が倒れた。何をどうすればいいのか? いくらかかるのか? 国や行政の仕組みはどうなっているのか? 初めての介護に途方に暮れながらも、悪戦苦闘の日々が始まる――。
  • 野生動物カメラマン
    3.9
    世界的動物写真家・岩合光昭。今やライフワークとも言えるネコの写真でその名前を知る人も多いだろう。だが、彼の真骨頂は野生動物の撮影にある。サバンナでライオンの母子が鼻をくっつけ見つめ合う姿、中国奥地で80センチの至近距離から撮ったジャイアントパンダの授乳シーン、アラスカの海でザトウクジラが見せた迫力のバブル・ネット・フィーディング…。なぜそんな劇的な瞬間が彼にだけ訪れるのか。世界中の人々を魅了してやまない数多の写真と共に、驚きの舞台裏と野生動物への尽きせぬ想いを綴る。【目次】第1章 アフリカ・サバンナの狩人たち/第2章 北極圏の大物たち/第3章 南極圏に営巣する海鳥たち/第4章 人気者の知られざる野生/あとがき
  • 『キングダム』で学ぶ 乱世のリーダーシップ
    4.0
    強い集団とは何か。勝利する集団とは何か。それを率いるリーダーは。『まんがで身につく孫子の兵法』の長尾一洋が人気沸騰中のコミック『キングダム』から、「現代」という乱世に必要なリーダーシップを縦横無尽に読み解く!! 豊富な引用とともにまとめられた、乱世のリーダーの条件10箇条。
  • ニッポン景観論
    3.9
    京都の名所旧跡の路上にも、醜悪な電柱と電線が張り巡らされている――。1960年代以降、日本の国土は開発により「近代的」に変わり始めた。伝統的な景観がさまざまな形で壊されていく様子を、著者は“国際的な目線”で見続けてきた。本書は、全国で撮影した「醜悪な建築」「邪魔な工業物」「過剰な看板」などの写真を並べながら、日本の景観が壊されてしまう構造を論じ、貴重な観光資源を破壊する国家的損失を指摘し、美しい景観を取り戻すにはどうすればいいのかを提言する。異色のヴィジュアル文明批判である。【目次】序章/第一章 細かな規制と正反対の眺め ―電線、鉄塔、携帯基地局/第二章 「町をきれいにしましょう」 ―看板と広告―/第三章 コンクリートの前衛芸術―土木/第四章 人をビックリさせるものを作る力―建築、モニュメント/第五章 ピカピカの「工場思想」―工業モード/第六章 人生は「ふれあい」―スローガン/第七章 古いものは恥ずかしい―町へのプライド/第八章 国土の大掃除―観光テクノロジー/ニッポンの景観テクノロジーを世界へ/終章 日本人が掌に持っている宝
  • 類

    3.9
    明治44年、文豪・森鴎外の末子として誕生した類。東京千駄木の大きな屋敷で何不自由なく暮らしていたが、大正11年に父が亡くなり生活は一変。大きな喪失を抱えながら、自らの道を模索する類は、次姉の杏奴とともに画業を志しパリへ遊学。帰国後に母を看取り、やがて、画家・安宅安五郎の娘と結婚。明るい未来が開けるはずだったが、戦争によって財産を失って困窮していく。昭和26年、心機一転を図り東京・千駄木で書店を開業。忙しない日々のなか、身を削り挑んだ文筆の道で才能を認められていくが……。自らの生と格闘し続けた生涯が鮮やかによみがえる圧巻の長編小説! 第34回柴田錬三郎賞受賞作品。
  • 蝦夷太平記 十三の海鳴り
    4.0
    ときは鎌倉末期。蝦夷管領、安藤又太郎季長の三男・新九郎は父から出羽の叛乱鎮圧を命じられる。ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安藤五郎季久に対し、天皇方と手を組み討幕を目論む季長。一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な戦の影が迫る――。幕府と朝廷に翻弄されながらも、新九郎はアイヌとの関係を築いて人びとを守り、逞しく活躍する。これまでの歴史解釈に大きな一石を投じる安部版「太平記」シリーズ第3弾。
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    3.8
    あいちトリエンナーレ2019、日本学術会議 会員任命拒否、検察官定年延長、加計学園問題……今、起きている出来事の本質を見抜くための論考集。 「百人組手で知性を鍛え、不当性に抗う訓練になる一冊」――荻上チキ(評論家) あらゆる「自由」が失われつつある中で、研究者・作家・芸術家・記者などが理不尽な権力の介入に対して異議申し立てを行う。少しでも声を上げやすい世の中になるようにと願って26名の論者が集い、「自由」について根源的に掘り下げる。 批判的思考を養うための書! 【本文より】 表現の範囲がどんどん狭まっている――ヤマザキマリ 批判精神に欠けた学者に囲まれた政府は、端的にいって災厄――藤原辰史 アーティストやタレントが政治的な発言をするたびに、猛バッシングを受けますが、彼らも市民の一人です。政治的発言をしてはならない理由がわかりません――上野千鶴子 私たち日本人は「自由は取扱いの難しいものだ」という実感に乏しいように思われる――内田樹
  • 鈴木邦男の愛国問答
    5.0
    2023年1月に逝去した元一水会代表・鈴木邦男がウェブ週刊誌「マガジン9」に約10年にわたって連載してきた文章をテーマ別にセレクト。 「愛国心」「憲法」「表現の自由」「差別と格差」「宗教と政治」「憂国」「右翼と左翼」という7つの論点を、彼独特の軽妙でユーモアたっぷりの語り口で論じる、まさに鈴木邦男の「遺言」とも呼べる一冊。 その「遺言」の解説を、リベラル論客として知られる思想史家・政治学者の白井聡氏が担当。
  • 海のアルメニア商人 アジア離散交易の歴史
    3.0
    有史以来、アルメニアは次々と勃興する帝国のはざまで侵略を受け、「ディアスポラ(離散)」という運命に晒されてきた。 離散したアルメニア人たちは、近世のユーラシア大陸では「陸の巡回商人」として活躍していたが、近代になると「海の商人」に変貌し、インド・東南アジアを経て、香港や上海、日本にまで到来していたことが調査により明らかになった。 彼らは各地でどのようにコミュニティを築き、いかに生き抜いてきたのか――。 インド、マレーシアなどでの資料収集、墓碑調査、インタヴューをもとに、アルメニア商人たちの姿をアジア交易の視点から鮮やかに描き出す。
  • 「鬱屈」の時代をよむ
    -
    今の「不安感」を解くカギは、100年前の「言葉」にあった! 新型コロナウイルスの流行、東日本大震災、ウクライナ侵攻…など、人々を「鬱屈」とさせる未曾有の混乱に見舞われている現代。 我々は、内面に生じるモヤモヤした感情とどう付き合うべきか。 そのヒントは、100年前にあった! 本書では、スペイン風邪や関東大震災、そして第一次世界大戦の時代における、「災後」の言語空間に着目。 夏目漱石や太宰治、芥川龍之介、田山花袋などの有名文学作品をはじめ、雑誌、辞書、詩といった膨大な資料を引きながら、「鬱屈」の時代を読み解く。
  • 市民オペラ
    -
    日本独自の芸術文化。 その謎が、いま明かされる。 なぜ全国各地の市民社会はオペラを愛してきたのか――。 音楽を愛する市民が中心となり、プロとともにオペラ公演を運営する「市民オペラ」。 この日本固有の文化は、全国各地の地域ごとに芸術と社会の接点として形づくられ、半世紀にわたり醸成されてきた。 一回の上演に数百人もの市民が携わる一大文化。 オペラ自体が総合芸術であるため、その公演のあり方は社会状況を映しだす鏡にもなる。 しかし、行政とも複雑に絡みあっているがゆえに、これまで全容が読み解かれることはなかった。 なぜ、日本の市民社会はオペラを求めてきたのか――。 オペラ上演研究の第一人者が満を持して論じる、初のドキュメンタリー的解説書。 【本書に登場するおもな市民オペラ団体(登場順)】 藤沢市民オペラ/伊丹市民オペラ/立川市民オペラ/みつなかオペラ/ひたち市民オペラによるまちづくりの会/ひろしまオペラルネッサンス/まつもと市民オペラ/オペラ彩/堺シティオペラ/三河市民オペラ and more…
  • 夢の島
    4.2
    長年、音信不通だった父が亡くなった。若手のフリーカメラマン・絹田信一が、唯一の遺品として受け取った、父が描いた絵。その絵が示すものとは? 無限の富を産み出すという「遺産」を巡って、人々は策謀を巡らす。現在でも古びない、大沢在昌初期ミステリーの傑作!
  • バーバーの肖像
    -
    【第8回小説すばる新人賞受賞作】父親がいない複雑な家庭に育った主人公・衿子。結婚を目前にして、衿子は自らの過去に向かい合うことになる。遠い記憶をさかのぼれば、いつも頭に浮かんでくるのは「バーバー」のことだった……。幼い頃、母と姉と一緒に日曜日ごとに通っていた鎌倉の古い家。そこに一人で住んでいた「バーバー」と呼ばれる謎の老人。おしゃれで、どこかの国の王様のように優雅で、とびっきり上等で、いつも幼い自分を気にかけて守ってくれた温かくて優しいバーバー。あの人は一体、何者だったのだろうか? 母の恋人? 私の父親? それとも? しかし、そんな慈しみに満ちた平穏な日々を断ち切る事件が起きる。別れを告げてきた少女期の夢のかけらたちへのレクイエム。いびつでありながらも純粋な家族の形を描く、遠い日の愛と癒しの物語。
  • ココが違った! お金に困らない人の時間術
    3.3
    自己破産寸前の借金を2年で完済。「お金のストレスフリー」を実現した著者が解き明かす、お金に困らない人になる時間の使い方とは? お金に困っている人は、時間の使い方に問題がある。時間の使い方に問題がある人は、人間関係に問題がある。人付き合いを変え、時間をもっと上手に使えるようになれば、あなたは「お金に困らない人生」を歩み続ける人になる!
  • 政と源
    4.0
    東京都墨田区Y町。つまみ簪(かんざし)職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが――。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居し、ひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!
  • 神曲プロデューサー
    3.5
    音楽業界の便利屋の主人公が、世界の歌姫や余命わずかな老ベーシスト、歌の下手なアイドルグループ、我儘な新人アーティスト達から出される難題に立ち向かう。ライトノベル界の雄、ここに見参!
  • つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた
    3.8
    「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない!」ロンドン五輪・競泳日本代表全27選手があの瞬間の秘話を告白! 豊富なインタビューで「結果を残すために考え、実践したこと」を、実際のエピソードを元に紹介。メンバー同士が撮影しあったスナップショットも満載。北島康介×松田丈志スペシャル対談も! 〈トビウオジャパン全27選手〉北島康介、松田丈志、高桑健、藤井拓郎、渡邉一樹、金田和也、立石諒、入江陵介、石橋千彰、堀畑裕也、外舘祥、小堀勇氣、萩野公介、寺川綾、伊藤華英、加藤ゆか、上田春佳、松本弥生、加藤和、星奈津美、松島美菜、鈴木聡美、高橋美帆、高野綾、大塚美優、内田美希、渡部香生子
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]
    4.0
    電子版限定、物語に登場する巨匠達の名画も収録!美の巨匠たちは、何と戦い、何を夢見たのか-。ドガ、セザンヌ、モネ、マティス。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代の美を果敢に切り拓いた偉大なアーティスト四人の愛と友情、そして格闘の日々を色鮮やかに蘇らせる短編集。「この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。それが、アンリ・マティスという芸術家なのです」(うつくしい墓)。「これを、次の印象派展に?」ドガは黙ってうなずいた。「闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の」(エトワール)。「ポール・セザンヌは誰にも似ていない。ほんとうに特別なんです。いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる」(タンギー爺さん)。「太陽が、この世界を照らし続ける限り。モネという画家は、描き続けるはずだ。呼吸し、命に満ちあふれる風景を」(ジヴェルニーの食卓)。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。
  • 特装版 ちぐはぐなキス【電子限定描き下ろし付き】
    無料あり
    4.9
    【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】【ページ数が多いビッグボリューム版!】描き下ろしイラストを使用した特製カバー&28ページ小冊子(描き下ろし漫画24p入り)がついた特装版! 高校三年、最後の青春を謳歌したいと願う熊井(くまい)は、彼女が欲しいと思いながらも過去のトラウマのせいでなかなか踏み出せないでいた。そんなある日、仲のいいクラスメイトの女子が最近彼氏と別れたと聞きスマホで連絡を取ってみると、とんとん拍子でお付き合いすることに。翌日そわそわしながら待ち合わせ場所に行ってみれば、なぜかそこに現れたのは学校一のイケメンモテ男子・笹原(ささはら)だった! メッセージの宛先を間違えていたことに気づいた熊井だが、言い出せないまま笹原と付き合うことになってしまって……。爆モテイケメン×奥手ピュアボーイの、勘違いから始まるハプニング・青春(あおはる)ラブ!
  • 妻が口をきいてくれません
    完結
    4.3
    全1巻1,149円 (税込)
    妻はなんで怒っているのだろう……。妻、娘、息子の4人家族として、ごく平和に暮らしていると思っていた夫。しかし、ある時から妻との会話がなくなる。3日、2週間と時は過ぎ……。家事、育児は普通にこなしているし、大喧嘩した覚えもない。違うのは、必要最低限の言葉以外、妻から話しかけてこないことだけ……。Webサイト「よみタイ」で、累計3000万PVを超え大反響を呼んだ話題のコミック、描き下ろしを加えて待望の書籍化。1 夫 誠の章 1)妻が口をきいてくれません(3日目) 2)妻が口をきいてくれなくなった(2週間目) 3)妻が口をきいてくれるよう頑張ってみた(1カ月目) 4)妻が口をきいてくれなくても(2カ月目) 5)妻が口をきいてくれないから家に帰りたくありません(3カ月目) 6)妻が口をきいてくれなくてもそれでも日々は続く(1年目) 7)妻が口をきいてくれないからあの2文字が頭をよぎります(5年目) 8)妻が口をきいてくれました(6年目) 2 妻 美咲の章 9)妻はそのセリフを許せない 10)妻は夫の背中につぶやく 11)妻は期待して、失望して、そして「あの日」が訪れた 12)妻は夫に期待などしないと決めたのです 13)妻は夫がかわいそうかな、などと思ってはみるものの 14)妻は夫の心がいったいどこにあるのかわかりません 3 夫妻の章 15)妻の心の内がわかりません 16)妻の決意は5年の時を経て 17)妻への想いは星空に響く 18)妻のつぶやきは5年の壁を砕く 19)妻の回顧「あの日」
  • 42歳・インドア漫画家 欲望のままに生きるのをやめたら、2ヶ月で12kgやせてました
    完結
    3.5
    全1巻1,149円 (税込)
    数々のグルメ漫画を描き、自らもパパッとおいしいものを作れちゃう漫画家・市川ヒロシ、42歳。趣味と実益も兼ねて欲望のままに楽しく飲み食いしていたら、あれよあれよと体重が100kg目前に! 酒も油も炭水化物も大好きな悪条件満載の著者が、2ヶ月で12kgの減量に成功するまでの紆余曲折をリアルに描くコミックエッセイ。最終的にたどりついた「“普通の暮らし”に戻せばヒトは自然にやせていく」ってどういうこと? 人間らしい「普通の暮らし」を続けるためのコツやオリジナル簡単糖質オフレシピ、その後のリバウンド撃退法など、誰でも出来るダイエットのヒントが満載! 【著者プロフィール】市川ヒロシ(イチカワヒロシ)1976年広島県出身。『2人暮らし』で第244回ヤングマガジン月間新人漫画賞を受賞。現在はグルメ漫画、パチスロ漫画などを連載。自身も料理が得意で、Twitterでは漫画ネタ以外に自作のおつまみや料理のレシピもアップ。近著に『里村さんの欲望ダダ漏れごはん』『はつくい転校生』など。 過去作の『どんぶり委員長』電子版が2020年春、AmazonのKindle版コミックランキングで1位になるなど話題になり、同年10月24日(土)~BSテレ東 真夜中ドラマ枠にてドラマ化。
  • 文章は「形」から読む ことばの魔術と出会うために
    4.5
    「文学作品はもういい! 実社会で使われるような文章を読ませるべきだ!」 そんな声に押され、国語教育の大改造が始まった。 文科省が重視したのは実用性。 文学はこの枠には入らないという。 しかし、この考え方は正しいのか? 文章を読む際に大事なのはことばの「形」を見極める力だと著者は言う。 そこを鍛えるトレーニングをしたい。 その助けになるのが文学作品を読む技術なのだ。 本書では契約書、料理本のレシピ、広告、ワクチン接種の注意書き、小説、詩など幅広い実例を用いて「形」を読む方法を指南する。 それは、生成AIが生み出す「文章」と渡り合う際にも格好の助けになるだろう。 画期的な日本語読本の誕生! 【目次】 第1章 学習指導要領を読む 第2章 料理本を読む 第3章 広告を読む 第4章 断片を読む 第5章 注意書きを読む 第6章 挨拶を読む 第7章 契約書を読む(1) 第8章 契約書を読む(2) 第9章 小説を読む 第10章 詩を読む
  • さらば東大 越境する知識人の半世紀
    -
    日本を代表する知識人のひとりとして、非常に広い分野の著作を残し続けてきた吉見俊哉。その業績は、各分野の研究者たちに多大な影響を与えてきた。2023年3月に東京大学を退官するにあたり、これまでの学問遍歴を振り返る「特別ゼミ」を実施。都市、メディア、文化、アメリカ、大学……著者が探求し続けた5つの論点を、かつての教え子たちと徹底討論。そこから浮かび上がった、戦後日本社会の本質とは。1か月で15万回再生を記録した最終講義「東大紛争1968-69」の完全版も収録。 【目次】 前口上 吉見俊哉とは誰か(吉見ゼミ 門下生有志) 序 章 演劇から都市へ――虚構としての社会 第一章 都市をめぐるドラマ・政治・権力 第二章 メディアと身体――資本主義と聴覚・視覚 第三章 文化と社会――祝祭祭と権力 第四章 アメリカと戦後日本――帝国とアメリカ化 第五章 都市としての大学――日本の知の現在地 終 章 東大紛争 1968-69
  • スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか
    5.0
    「為政者に都合の悪い政治や社会の歪みをスポーツを利用して覆い隠す行為」として、2020東京オリンピックの頃から日本でも注目され始めたスポーツウォッシング。 スポーツはなぜ“悪事の洗濯”に利用されるのか。 その歴史やメカニズムをひもとき、識者への取材を通して考察したところ、スポーツに対する我々の認識が類型的で旧態依然としていることが原因の一端だと見えてきた。 洪水のように連日報じられるスポーツニュース。 我々は知らないうちに“洗濯”の渦の中に巻き込まれている! 「なぜスポーツに政治を持ち込むなと言われるのか」「なぜ日本のアスリートは声をあげないのか」「ナショナリズムとヘテロセクシャルを基本とした現代スポーツの旧さ」「スポーツと国家の関係」「スポーツと人権・差別・ジェンダー・平和の望ましいあり方」などを考える、日本初「スポーツウォッシング」をタイトルに冠した一冊。 第一部 スポーツウォッシングとは何か   身近に潜むスポーツウォッシング   スポーツウォッシングの歴史   スポーツウォッシングのメカニズム 第二部 スポーツウォッシングについて考える   「社会にとってスポーツとは何か」を問い直す必要がある ――平尾剛   「国家によるスポーツの目的外使用」オリンピックのあり方を考える ――二宮清純   テレビがスポーツウォッシングを報道しない理由 ――本間龍   植民地主義的オリンピックは<オワコン>である ――山本敦久   スポーツをとりまく旧い考えを変えるべきとき ――山口香
  • スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道
    3.0
    オスマン帝国、エルドアン政権… イスラーム世界を動かす求道的一大潮流! 日本の武士道や少年マンガの師弟関係にも通じる修行の世界 ◆内容説明◆ 「イスラーム神秘主義」とも訳されるスーフィズム。 それは今も神学、法学とならび伝統イスラームの一角をなす哲学や修行道の総称である。 その究極目的は「イスラーム」を味わうこと。 かつて井筒俊彦はスーフィズムの哲学的、神秘主義的な側面に光をあてた。 だが、個人の精神的営みであると同時に、スーフィズムは日本の芸道や武士道、少年マンガで描かれる師弟関係にも通じる修行の世界であり、時にはオスマン帝国、トルコの政権をはじめとしたイスラーム世界を動かす政治思想運動でもある。 本書はトルコで教鞭を執る著者が、思想、修行法から、食、武術、音楽をも射程におさめ、よく生きるための「実践の道」としてのスーフィズムを解説する。 ◆推薦◆ スーフィズムを著者はこう定義する。 「その中心的ストーリーは、 “人は弱く、間違いを犯す存在である。 しかし修行者は師の助けを通じて 人間の精神的完成をひたすら目指す中で、 人間を見捨てず絶えず導こうとしている アッラーの愛に気づく”ことである。」 その修行の体系はまさにわれわれが「道」というものに近い。 ――内田樹(思想家・武道家) ◆目次◆ 序章 イスラーム神秘主義とは何か? 第一章 学問としてのスーフィズム 第二章 師匠と弟子――スーフィズムの学びのネットワーク 第三章 西欧とスーフィー――中東を越えるスーフィズムのネットワーク 第四章 スーフィズムの修行(1)心の型 第五章 スーフィズムの修行(2)心を練り上げる祈祷 第六章 心の境地(1) 第七章 心の境地(2) 第八章 修行者の心構え――ナクシュバンディー教団「十一の言葉」 第九章 五功の心――神・自然・人をつなぐ修行 第十章 心を味わう――修行者の食卓 第十一章 武の心――スーフィーとマーシャル・アーツ 第十二章 心の詩、心の音色、詩と音楽 第十三章 人の心――絶望と希望
  • クラシックカー屋一代記
    -
    自動車という乗り物が「EV」「自動運転」「シェア」という方向に急激に動いている現代は、 自動車誕生一四〇年の歴史の中でも最も大きなパラダイムシフトであり、 同時に機械の塊を操る悦び、モノを所有し愛でるという自動車が培ってきた文化の危機でもある。 だからこそ今、日本一のロールスロイスとベントレーのクラシックカーコレクターで販売も行う涌井が、 自動車の歴史、文化・機械遺産としてのクラシックカーの存在意義、 大量生産・消費・廃棄の時代に一台を大事に乗り継ぐ生き方や、顔の見える商いへのこだわりを語る。 現代社会が「効率」の名の下に見失ってきた大事な物語が、ここにはまだ生きている。
  • 鉄道について話した。
    4.0
    内容は、『週刊プレイボーイ』で連載中の人気コラム「ライクの森」に加筆・修正をほどこし、さらに書き下ろしパートを加えたもの。全国各地の路線や名車両だけではなく、「ガンダムスタンプラリー」や「世界の鉄道マニア事情」など、鉄道にまつわる幅広いテーマについてゆる~く、マニアックに語っている。鉄道ファンは共感しきり、鉄道ファン以外も気軽に“鉄”の面白さに触れられる、市川紗椰ならではの鉄道本が誕生! <収録されているテーマ> 相模鉄道/名古屋鉄道/山万ユーカリが丘線/107系電車/EF81形/モノレール/コロッケトレイン/春のダイヤ改正/駅そば/スタンプラリー(ガンダム篇)/高輪ゲートウェイ駅/京浜急行の駅名/鉄道の音/ドイツの蒸気機関車/世界の鉄道マニア/市川紗椰の偏愛路線 etc. 【著者プロフィール】 市川紗椰(いちかわさや) 1987年2月14日生まれ。父はアメリカ人、母は日本人。4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活躍するほか、ラジオ、テレビなどに多数出演。鉄道以外にも、食べ歩き、地形、アニメ、相撲、美術、音楽など、さまざまな分野のカルチャーをマイペースに楽しむ。
  • #あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ新選組
    4.8
    本書では、「総理になる」と公言して憚らない山本代表が党立ち上げの経緯、常識破りの選挙戦の舞台裏、そして注目の「次なる一手」を綴る。 さらに、重度障害者、創価学会員、元東京電力社員、女性装の東大教授、元コンビニオーナー、環境保護NGO職員、元外資系為替ディーラー、シングルマザーで元派遣労働者と、いずれも「今の日本が抱える課題の当事者」として参院選に立候補した“れいわメンバー”全員のベストスピーチとロングインタビューを収録。 彼らの戦いはこれからが本番だ。この一冊で“れいわ旋風”のすべてがわかる!
  • 100歳までお金に苦労しない 定年夫婦になる!
    3.0
    「人生100年時代、 お金の準備、心の準備は大丈夫?」 定年に向かう不安、定年後の「お金が足りない!?」を、ズバリ解決。 著者累計64万部、年金のプロが語る、老後対策の決定版! 「人生100年時代」と言われる昨今。「定年後」は夫婦でのんびり、と思っていたら、 その時期がなんと40年近くあるかも? と知って愕然! お金は足りる? 介護になったら? 年金は大丈夫? そもそも「定年夫婦」って、そんなに長い間うまく行くのか……!? 次々押し寄せる不安を、年金のプロ・井戸美枝さんがスッキリ整理、ズバリ解決! 早めに知って、備えて、「人生100年、楽しみだ! 」 と、微笑んで過ごせる「定年夫婦」になるために、ぜひ本書のご活用を! 【目次】 はじめに ●幸せ定年夫婦度チェック/●定年夫婦だからこそのメリット・リスク 第1章 「人生100年時代」の安心は、どこにある? ◎人生100年と言われたら、不安になるしかない「定年夫婦」へ ◎人生100年時代の新・常識。これまでとどこが違う? 第2章 定年後資金は、「足りない分だけ」用意すればいい ◎定年後、「定年夫婦」は、いったいいくら必要なのだろう? ◎さらにリアルに、自分たちの「定年後必要額」を精査する 第3章 定年後のお金が足りない! を解決(1) 苦しくない「支出カット」で家計が楽に! ◎支出のスマート化を進める。「プレ定年夫婦」から ◎固定費を賢くカット。「固定観念」にとらわれないで! 第4章 定年後のお金が足りない! を解決(2) 「入る&持ってる」お金を増やす! ◎終活のまえに、もういちど就活? 働けば、ゼロからお金を生み出せる! ◎運用して増やす! お得な新商品を使い倒す ◎貯金、退職金の「大きなお金」は、「間違って減らさない」 ◎年金など、もらえるお金を受け取り方で「さらに増やす」 第5章 「定年夫婦」のピンチとお金 ◎介護と医療の備えは、ひとり800万円+アルファ ◎離婚、相続、経済破たん……。定年夫婦のピンチと上手なリカバリー法 第6章 お金も暮らしもうまくいく、「定年夫婦」私の考え方 ◎「残り40年」もあるから。夫婦のかたちは何度でも変えられる! あとがき 【著者プロフィール】 井戸 美枝(いど みえ) 年金を語らせたら当代一! のFP(CFPR)・社会保険労務士。身近なお金の相談からお金の意識啓発まで広く活躍。厚生労働省社会保障審議会企業年金部会委員。テレビやラジオ、東洋経済オンライン、OurAge、日本経済新聞、日経WOMANなどでライフプランや資産運用について発信。
  • 箱根強羅ホテル
    -
    敗色濃厚な昭和20年(1945年)5月。戦時下で泊まる客さえなく、閑散とした箱根強羅ホテルが政府に接収され、空襲を避けて臨時のソ連大使館になることに。このホテルを舞台に、不可侵条約にすがり、ソ連を仲介役にしての和平工作を行おうとする政府中枢部と、その動きを阻止し、戦争続行、本土決戦を狙う軍部が暗闘を繰り広げる。陸海軍のスパイが臨時の職員としてホテルに紛れ込んで来て起きるドタバタ劇。「国体護持」の和平か、それとも「一億玉砕」か――。戦争という愚策からどうやっても抜け出せない当時の日本の悲劇的でありながらも滑稽な視野狭窄と歴史的勘違いに、思わず苦い泣き笑い。軍人たちが次々と繰り出す馬鹿馬鹿しい本土決戦の作戦案。それらがみな現実に立案されていたことを知ると背筋が寒くなるばかり。かつて箱根にあった名門ホテルを舞台に、戦争と国家のあられもない姿を笑いの中にあぶり出す傑作。
  • 夢の痂
    -
    「トコトコ旅行く 天子さま あちこちおたずね 天子さま」さあ大変。敗戦まもない昭和22年、天皇の東北御巡幸の行在所(宿舎)に内定した大地主・佐藤家は、上を下への大騒ぎ。たまたま居候していた元大本営参謀・三宅徳次を急ぎ仮の陛下に見立て、つつがなくお迎えするためにおもてなしの猛特訓を始めたが……その首尾やいかに。農地改革と民主化を背景に、戦争指導層の責任を鋭く問い直す、東京裁判3部作の掉尾を飾る渾身の傑作戯曲。
  • もう、だまされない! 近藤誠の「女性の医学」
    3.0
    女性のみなさん、医者の食い物になってはいけません。健康に長生きするために、知っておくべき女性の医療の落とし穴。●清潔に すればするほど 免疫落ちる●不用意にワクチンを打つなかれ●定期健診は人を不健康にする●コレステロールに「悪玉」なし●血圧は高いほうが長生きできる●骨粗鬆症の薬で骨が折れる●「とりあえずCT」で、検査被ばく世界一●早期発見・早期治療で寿命はのびません●マンモグラフィ検診で増えた乳房切除●がん検診 やればやるほど 死人が増える――医者の言いなりにならず、自分で考える医療を提案し続ける反骨の医師・近藤誠が、医者やクスリや誤った思い込みに惑わされずに、女性が元気に長生きするヒントを提唱する。一家に一冊。全女性必読の書。
  • 永遠平和のために
    4.7
    【「憲法9条」や「国連」の理念は、この小さな本から生まれた】「戦争状態とは、武力によって正義を主張するという悲しむべき非常手段にすぎない」「常備軍はいずれ、いっさい廃止されるべきである」「永遠平和は空虚な理念ではなく、われわれに課せられた使命である」。1795年、71歳のカントは、永い哲学教師人生の最後に、『永遠平和のために』を出版した。有史以来、戦争をやめない人間が永遠平和を築くために必要なこととは? 力強い平和のメッセージ。【目次】カント先生の紹介/カントの言葉「永遠平和のために」より 翻訳・池内 紀、写真・藤原新也、野町和嘉、江成常夫、英訳・クリストファー・バルザック/永遠平和のために 池内 紀・訳/補説/付録/<永遠平和のために>解説 池内 紀
  • やさしい生活、やさしい時間 vol.1
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雅姫さんが大切にしていること、夢中になれること……雅姫さんが興味を持っていることを集めたムックです。シャツのこだわり、プロヴァンスの旅、おむすびの話、器の話など。
  • 交流分析であなたが変わる! 心の回復 6つの習慣
    3.0
    心の病気になりやすいのはこんな人。我慢強い! 自分の欲望は抑えている! 怒りを上手に表現できない! 昔から「いい子」と言われていた! 「失敗してはいけない」と考えてしまう! いつも他人の意見に従ってしまう! ――7万件の命のメール相談に答えてきた心療内科医が教える、究極の心の健康法。交流分析を通じてあなた自身の本当の姿も発見。「交流分析とは――? アメリカのエリック・バーン博士が1950年代に開発した心理療法です。簡単な50の質問に答えることによって、あなたは本当の自分を知ることができるのです。ストレスを溜めにくい考え方を身につけ、豊かな人間関係を築くことが可能となります。」
  • 頑張る力、創る力 夢をかなえる仕事のルール
    4.0
    頑張ることは素晴らしい! 日本人の肌を美しく変えたメイクアップアーティストのモノづくり&仕事の極意36。■「働く」ことをもっとシンプルに考えよう ■夢や目標は強く思い続けよう ■「できない」ではなく、まず「やってみよう」 ■愛情を持って叱り、愛情を込めてほめる ■決してあきらめない心を持つ ■モノづくりは、自分との戦い ■誰に対してもリスペクトの気持ちを持とう ■夢をかなえるために、夢を持ち続けよう など、自らの体験に基づく人生哲学、仕事哲学を込めた勇気と元気の出るメッセージ!
  • 花の本
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雅姫さんの花の世界をお届けします。小さな花づかいや球根の話、花の器、花柄のクロスとティータイム…雅姫ワールドにある花の魅力を、美しい写真で語る待望の一冊。※電子版には花のポストカードはついておりません。
  • おむすびころりん
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雅姫さんはじめての小さなお料理本。毎日のおいしいおむすび40点と、おむすびパーティーやおむすびランチ。雅姫さんのテーブルコーディネートも満載。
  • はじまらないティータイム
    3.5
    【第31回すばる文学賞受賞作】4人の過剰な女たち。あなたは誰に共感? 努力で「できちゃった略奪婚」した里美。その結果、離婚の憂き目にあった佐智子。そんな彼女を心配し、探偵活動を始める伯母ミツエ。その娘で不妊に悩む奈都子。女たちは対立しながら奇妙な友情を育む。
  • 人生に必要なものは、じつは驚くほど少ない――元気良く死に飛び込むための生き方指南
    3.0
    健康×医療÷断捨離=「いのち」!? 統合医療の権威、帯津良一医師(78)に、断捨離提唱者、やましたひでこ(60)が生きる「場」のととのえ方を聞いてきました! 「いのちと死」をテーマにした対談本。「元気良く生きて死ぬための秘訣」は、思考や行動から余分なものを捨てていくことにあり!?
  • 15歳若返る 錆びないカラダのつくりかた
    3.0
    アンチエイジングの最高権威が、どうしても書きたかった不老バイブル。食事、運動、睡眠etc.についてこれまでの通説をくつがえす! 話題のサプリメント徹底診断も。――鉄が酸化するとボロボロになるように、老化は体が錆びていくことだ。呼吸をしたときに残る活性酸素が、臓器や血管の細胞を酸化させて傷める。しかし、酸化を防ぐ食べ物は、いろいろある。また、よく運動すれば成長ホルモンが分泌されてダメージを受けた細胞も、修復される。実年齢×7割くらいの肉体年齢に近づけるのだ。
  • 「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから
    3.0
    生きるために、なぜ我々はこんなにも頑張らなければならないのか? 大学に馴染めず、ひきこもり生活を送った著者は、この問いの答えを求め、「何もしない」ことを目的に1年間スペインに滞在。 帰国後、無職のまま、日本社会を包み込む生きづらさの原因を、映画『プーと大人になった僕』『パディントン』、『バトル・ロワイヤル』『仁義なき戦い』シリーズなどの深作欣二作品、『安心引きこもりライフ』『みちくさ日記』『ナリワイをつくる――人生を盗まれない働き方』などの書籍・漫画、そして作家・朝井リョウの小説などをもとに解き明かしていく。 競争に勝って生き残らなければならないと「思い込み」、しんどい思いをしている人へ、自分らしい生き方を送るために「おりる」ことを提案した一冊。
  • 一瞬でいい
    4.0
    1巻1,122円 (税込)
    軽井沢育ちの稀世と英次、東京から避暑にくる未来子と創介は、高校卒業を控えた11月、浅間山に登る計画を立てる。将来の夢を語り、互いに友情とほのかな恋心を抱く4人だったが、そこに悲劇が起きた。登山中の英次の滑落死。残された3人は18歳にして業を背負い、以後、人生の節目のたび邂逅と別れを重ねる。離職、結婚と出産、絶縁状態の親との再会などを経て、50歳を前に彼らはそれぞれにある選択をする。32年にわたる男女の友情と愛情を描く青春群像大河小説。
  • 枕アイドル
    3.8
    “夢のためにおじさんとセックスして何が悪いの?” 地下アイドルの未瑠は、枕営業を使って芸能界の頂点を目指していた。だが、なかなか大役が掴めずに苛立ちを募らせる。一方、デリヘル嬢の樹里亜は、未瑠の“アンチ”。ネット上で執拗な中傷を続けるも、全く相手にされないことで徐々に過激な行動をとり始める――。女同士、本性を剥き出しにして全力で潰し合う二人の運命が交差し……。アイドル界最大のタブーを描く、とんでもなく下劣な衝撃作!
  • ミン・スーが犯した幾千もの罪
    3.0
    大陸横断鉄道完成間近のアメリカ西部。妻エイダを奪われ、不当な罪を着せられた中国系の殺し屋ミン・スーは、予知能力を持つ老人の言葉に導かれ、奇術ショーの一座と共に西を目指して疾駆する。妻を取り戻すため、自分を陥れた連中に復讐を果たすための苛酷な旅路。終着地カリフォルニアで彼を待ち受ける未来は、救いか、それとも――。アンドリュー・カーネギー・メダル受賞、若き天才作家トム・リン25歳の衝撃的デビュー作は、暴力と幻想に彩られた叙事詩的ウエスタ――「境界を越えた者よ、存分にやれ!」
  • 尼子姫十勇士
    3.0
    織田信長ら群雄が割拠する戦乱の世、出雲国の戦国大名・尼子氏は毛利によって滅ぼされ、ただ一人の末裔スセリ姫は京へ落ち延びた。それから二年後、家臣山中鹿介が毛利の九州出撃の報をもたらす。「尼子は負けぬ。出雲はわれらのものじゃ」八咫烏が守神の姫は、敵の留守に出雲奪還を決意。結集した鹿介ら十勇士ととともに強大な毛利軍に戦いを挑む! 立川文庫で知名度を不動のものにした物語を、新たな構想、壮大なスケールで描く歴史小説。
  • ドストエフスキー 黒い言葉
    3.0
    「黒は、豊饒の証である」ドストエフスキー生誕から200年目の2021年、世界は新型コロナウイルスの感染拡大という誰も予想しなかったかたちで転換期を迎えている。激動の時代を生き、コレラ蔓延というパンデミックも経験した作家が鋭い直感と深い洞察から生み出した言葉には、今を生き抜くためのヒントが含まれているのではないか。資本主義の行方、暴力、信仰などについて残された言葉の数々は、予言のようにも響く。ドストエフスキー初心者にも、熟読者にも衝撃的な現代への提言。
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    NEW
    3.8
    【人類の永遠の悩みに挑む!】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。 自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。 そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。 【目次】 まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章   労働と読書は両立しない? 第一章  労働を煽る自己啓発書の誕生――明治時代 第二章  「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級――大正時代 第三章  戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?――昭和戦前・戦中 第四章  「ビジネスマン」に読まれたベストセラー――1950~60年代 第五章  司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン――1970年代 第六章  女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー――1980年代 第七章  行動と経済の時代への転換点――1990年代 第八章  仕事がアイデンティティになる社会――2000年代 第九章  読書は人生の「ノイズ」なのか?――2010年代 最終章  「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
  • 自壊する欧米 ガザ危機が問うダブルスタンダード
    NEW
    4.0
    中東、欧州移民社会研究の第一人者と新進気鋭のアメリカ政治学者が警告! ガザのジェノサイドを黙殺するリベラルの欺瞞が世界のモラルを破壊する。 もう、殺すな! ◆内容◆ 2023年10月7日、パレスチナ・ガザのイスラム主義勢力ハマスが、占領を強いるイスラエルに対して大規模な攻撃を行った。 イスラエルは直ちに反撃を開始。 しかし、その「自衛」の攻撃は一般市民を巻き込むジェノサイド(大量虐殺)となり、女性、子供を問わない数万の犠牲を生み出している。 「自由・平等・博愛」そして人権を謳(うた)いながら、イスラエルへの支援をやめず、民族浄化を黙認し、イスラエル批判を封じる欧米のダブルスタンダードを、中東、欧州移民社会の研究者とアメリカ政治、外交の専門家が告発。 世界秩序の行方とあるべき日本の立ち位置について議論する。 ◆目次◆ 序 章 イスラエル・ハマス戦争という世界の亀裂 内藤正典 第1章 対談 欧米のダブルスタンダードを考える 第2章 対談 世界秩序の行方 終 章 リベラルが崩壊する時代のモラル・コンパスを求めて 三牧聖子 ◆主な内容◆ ・パレスチナ問題での暴力の応酬と「テロ」 ・ガザから世界に暴力の連鎖を広げてはならない ・ダブルスタンダードがリスクを拡大する ・戦争を後押しするホワイト・フェミニズム ・反ジェノサイドが「反ユダヤ」にされる欧米の現状 ・アメリカとイスラエルの共犯関係 ・ドイツは反ユダヤ主義を克服できたか ・「パレスチナに自由を」と言ったグレタさんに起きたこと ・反ユダヤ主義の変奏としての反イスラム主義 ・民主主義のための殺戮の歴史を直視できない欧米の問題 ・バイデンとシオニズム ・トランプとバイデン ・欧米がなぜか不問に付すイスラエルの核問題 ・誰がイスラエルの戦争犯罪を止められるのか? ・「人殺しをしない」を民主主義の指標に
  • イスラエル軍元兵士が語る非戦論
    4.7
    「抑止力」という考えはもうやめよう――。 イスラエル空軍で兵役を務めた著者が、イスラエルとアラブ諸国、パレスチナとの間で長く続けられてきた戦争を見つめていくうちに、「国のために死ぬのはすばらしい」と説く愛国教育の洗脳から覚め、やがて武力による平和実現を根底から疑うようになる、その思考の足跡を辿る。武力放棄を謳う憲法九条の価値を誰よりも評価するのは、平和ボケとは程遠い、リアルな戦争が絶えない国から来た外国人アクティビストなのである。母国のさまざまな矛盾点を指摘しつつ、軍備増強の道を進む日本の在り方にも異議を唱える一冊。 望月衣塑子氏(東京新聞記者)、推薦! ◆目次◆ 第1章 罪深い教育 第2章 軍隊を疑う 第3章 虐殺された民族が虐殺する 第4章 「全ての暴力に反対します」
  • 推す力 人生をかけたアイドル論
    4.0
    なぜ私たちは「推す」のか? 秘蔵エピソード満載のアイドル人生論! 篠山紀信さん(写真家)推薦! アイドルを論じ続けて40年超。 「推す」という生き方を貫き、時代とそのアイコンを見つめてきた稀代の評論家が〈アイドル×ニッポン〉の半世紀を描き出す。 彼女たちはどこからやってきたのか? あのブームは何だったのか? 推しの未来はどうなるのか? 芸能界のキーパーソン、とっておきのディープな会話、いま初めて明かされる真相――そのエピソードのどれもが悶絶級の懐かしさと新鮮な発見に満ちている。 戦後日本を彩った光と闇の文化史とともに、“虚構”の正体が浮かびあがるアイドル批評の決定版! 【目次】 まえがき――「推す力」を生きて 序章  それは南沙織から始まった 第一章 1970年代のアイドル体験  note 天皇陛下のアイドル論 第二章 山口百恵から松田聖子へ――1980年の女王位継承 第三章 小泉今日子と中森明菜――1982年組の二つの星  note 後藤久美子と宮沢りえ 第四章 〈チャイドル〉ブーム始末記 第五章 さらば、沖縄の光  note 加護亜依は勝新太郎である 第六章 『時をかける少女』の40年 第七章 竹内結子の肖像  note アイドルの未来 第八章 2010年代のアイドル復活 第九章 あいみょんと「下降する時代」  note 平手友梨奈とは何だったのか? 終章  アイドルを「推す」ということ
  • 「おひとりさまの老後」が危ない! 介護の転換期に立ち向かう
    3.3
    【老後を控えるすべての人の必読書】 いま、日本人の老後が危機に瀕している。 介護保険制度から20年以上を経て、度重なる改悪により、介護現場は疲弊し、利用者は必要なケアを受けられなくなりつつある。 いったいなぜ、このようなことになったのか。 「在宅ひとり死」の提唱者である上野千鶴子と、長年介護現場に関わり続けるプロフェッショナル高口光子が、お互いの経験と実感をぶつけ合いながら、「よい介護」とは何か、そしてあるべき制度を考える。 【おもな内容】 ・「年寄りは生き延びるためには何でも言うんや」 ・介護の専門性とは何か ・集団処遇からの脱却 ・公平さが生む画一的な労働 ・介護と看護の対立はなぜ起こるのか ・施設経営の落とし穴 ・コロナ禍でのケアワークの見える化 ・小規模施設の未来 ・現場が声を上げなければ介護は崩壊する ・在宅介護の限界って? ・質の悪い介護がなくならない理由 ・日本で静かに始まる「PLAN 75」 【介護に携わるプロたちも絶賛!】 ●石井英寿(宅老所・デイサービス/いしいさん家 代表) 「マクロもミクロもメソも日本の腐りきったおっさん文化。 ケアの値段の安さを戦ってきた上野氏。一方、権力抗争で憔悴した高口氏。 ジェンダーギャップ指数世界125位の現状を垣間見た。」 ●阪井由佳子(デイケアハウスにぎやか 代表) 「高口光子は大規模施設の特攻隊長。 私は小規模施設の人間魚雷 自分の命をかけて飛び込みそして美しく散る運命なんだろうか? この本を読むと 介護が戦争と重なるのはなぜだろう。」 ●佐々木淳(医療法人社団 悠翔会 理事長・診療部長) 「ケアを守ることは、私たち自身の将来の生命と生活を守ること。 「生産性」のために犠牲にしてはならないものは何なのか。 介護をめぐる課題の本質を抉り出す、実践と理論、二人の対話。」 ●三好春樹(生活とリハビリ研究所 代表) 「「対談」というより、「解雇」された介護アドバイザーへの「事情聴取」(笑)。 「医療モデル」と「生産性」に抵抗する介護現場の奮闘と課題が見えてくる。」
  • 疎外感の精神病理
    5.0
    現代日本人を読み解くキーワード 世界を襲ったコロナ禍により、さまざまな形で私たちの心のありようは変わったと言える。 他人と接触することがはばかられた時間を経て、他人との交流が増えたいま、人とうまくつながれず表面的な関わりしか持てなくなってしまった人や「みんなと同じ」からはずれる恐怖を感じる人は実に多い。 これは若い人だけの問題ではなく中高年でも多く見られる現象でもある。 本書では日本人を蝕む「疎外感」という病理を心理学的、精神医学的に考察。 どう対応すれば心の健康につながるのかを提案する。 【主な内容】 ・「みんなと同じ」現象の蔓延 ・コロナに続くウクライナ情勢を疎外感から読み解く ・あぶり出された人と会うのがストレスの人 ・8050の嘘 ・高齢者の「かくあるべし」思考と福祉拒否・介護拒否 ・ホワイトカラーの老後と疎外感 ・スマホの普及という新たな依存症のパラダイム ・コミュ力という呪縛 ・共感という圧力 ・疎外感とカルト型宗教 ・周囲が心の世界の主役のシゾフレ人間 ・対極的なシゾフレ人間とメランコ人間 ・人と接していなくてもいいという開き直り ・ひとりを楽しむ能力を与える
  • 日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来
    4.0
    大増税、物価高、公共事業依存、超少子高齢化の放置… 社会の好循環を絶対生まない「政治の病(やまい)」をえぐり出す 泉流ケンカ政治学のエッセンス! ◆内容紹介◆ 3期12年にわたり兵庫県明石市長をつとめた著者。 「所得制限なしの5つの無料化」など子育て施策の充実を図った結果、明石市は10年連続の人口増、7年連続の地価上昇、8年連続の税収増などを実現した。 しかし、日本全体を見渡せばこの間、出生率も人口も減り続け、「失われた30年」といわれる経済事情を背景に賃金も生活水準も上がらず、物価高、大増税の中、疲弊ムードが漂っている。 なぜこうなってしまったのか? 著者が直言する閉塞打破に必要なこと、日本再生の道とは? 市民にやさしい社会を実現するための泉流ケンカ政治学、そのエッセンスが詰まった希望の一冊。 ◆目次◆ 第1章 シルバー民主主義から子育て民主主義へ 第2章 「明石モデル」をつくれた理由 第3章 地方再生に方程式はない 第4章 「地方」と「国」の関係をつくり直す 第5章 日本が滅びる前に ◆「はじめに」より◆ 2023年になってから、 全国の市町村でこれまでにない新しい動きが起こっています。 明石市が実施した子育て支援の施策を取り入れる動きが、 ドミノを倒すかのように広がり始めているのです。 子どもの存在を無視してきた社会。 その社会がようやく子どもに目を向け始めています。 この動きは、今後地方から国を変えていく 大きな流れを形づくっていくのではないか。 安心して子育てができる社会が実現すれば、 絶望的なまでに落ち込んだ出生率は必ず回復するはず。 将来、歴史を後から振り返ってみるならば、 この流れは日本社会が転換するひとつの大きなきっかけになるやもしれません。
  • 戦略で読む高校野球
    3.7
    【熱戦の裏側にあった戦略と戦術】 打撃記録を塗り替え複数枚の投手陣が起こした革命――2000年の智弁和歌山 1試合平均8点以上の打撃力と二枚看板――2001年の日大三 本塁打ゼロでも「木内マジック」で全国制覇――2003年の常総学院 「勝負強さ」が呼んだ春夏連覇の挑戦――2004年の済美 斎藤佑樹vs.田中将大で見えた「圧倒力」――2006年の早稲田実業vs.駒大苫小牧 強力打線とエースが前年の課題をデータから改善し春夏連覇――2010年の興南 高校野球100年、プロ級の投手陣と強力打線で栄冠に――2015年の東海大相模 投打の運用力で春2連覇と春夏連覇を達成した「最強世代」――2018年の大阪桐蔭 盤石な投手陣と抜群の運用力で「白河の関」越え――2022年の仙台育英 【2000年以降の優勝校の全データ収録!】 「しごき」のような練習で選手を鍛え、ひとりのエースが完投し、スモールベースボールで勝利をもぎ取る……高校野球の強豪校といえば、このようなイメージを持たれがちである。 しかし、2020年代に入り、指導法や戦略、戦術が大きく変わりつつある。 気鋭の野球著作家が、2000年以降に甲子園を制したチームの戦略や戦績、個人成績などを多角的な視点から分析。 戦略のトレンドの変遷から、選手育成の価値観の変化までを考える。 「いま」の甲子園を観るうえで、必携のガイド。 【目次】 第一章 変貌する高校野球――データ化と制度化がもたらしたもの 第二章 ゼロ年代の強豪校の戦略・戦術の変化(2000~2009年) 第三章 強豪校の戦略・戦術の変化(2010~2022年) 第四章「真の勝利至上主義」がもたらすもの
  • なぜ豊岡は世界に注目されるのか
    4.2
    兵庫県豊岡市は、市内にある城崎温泉が「ロンリープラネット」のベスト温泉タウンナンバー1に選ばれ、インバウンドが急増。 豊岡演劇祭では1億3700万円の経済効果を達成。 移住したい街ランキングでも上位に入り、近年、国内外から注目を集める。 なぜそれが実現したのか。 人口が減少し、産業も衰退する中で、地方が輝きを放つ方法とは? 前市長が全国の自治体にも応用可能な視点を示しながら、その秘策を綴る。 【推薦コメント】 小島慶子氏(エッセイスト) 広まれ、豊岡モデル!「女、子どもは黙ってろ」で故郷が滅ぶと気づいた市長の本気のジェンダーギャップ解消作戦。胸熱です。子どもたちが、給食のお米をコウノトリ米にすることや震災の被災地にお米を送ることを思い立ち、真剣に大人に掛け合って実現するくだりでは涙が出ました。ここで子育てをしたいと思う人は多いのでは。 内田樹氏(思想家・芸術文化観光専門職大学客員教授) コウノトリ、有機農業、演劇、ジェンダーギャップの解消…着眼点はどれもすばらしいのですが、何よりもそれらを貫くのが「深さをもったまちづくり」という哲学である点を僕は高く評価します。その土地の土着の文化と整合しなければ、どんな「正しい」政策も成果を得ることはできません。中貝さんは豊岡の土着の文化が何を求めているのかを皮膚感覚でとらえ、それを政策的に展開できた例外的な市長だったと思います。 藻谷浩介氏(地域エコノミスト) 突き抜けた文化、世界とつながる地下水脈、経済力ある女性と生活力ある男性。小さな世界都市・豊岡に、ワクワクが止まらない。巨大化する東京でガラパゴス化する日本と心中するか。小さな世界都市で、世界に通じる文化と暮らしを担うか。あなたはどっちだ? 【目次】 序章 「小さな世界都市」の萌芽 第1章 コウノトリ「も」住めるまちを創る 第2章 受け継いできた大切なものを守り、育て、引き継ぐ 第3章 深さをもった演劇のまちづくり 第4章 ジェンダーギャップの解消 終章 これからのこと――子どもたちへ
  • 体質は3年で変わる
    -
    体質は変わる、変えられる! 最新の研究とテクノロジーによって、体質は遺伝だけでなく多様な環境との相互作用によって決まるものであり、体質に関わる遺伝子は環境の影響を受けやすいことが分かってきた。 それにはどのくらいの時間がかかるのか。 そこで著者が提唱するのが「体質3年説」だ。 その有力な科学的根拠と考えられるのが、「細胞には寿命があり、3年くらいで体の多くの細胞が入れかわる」という点にある。 エピジェネティクス研究を進める医師が、体質とは何かを知ることで、健康と病気をコントロールする方法を丁寧に解説する一冊。 【主な内容】 ・東洋医学と西洋医学では病気の考え方が違う ・「遺伝的素因」と「環境的要因」 ・体質を決める5つのしくみ ・身長、体重、血圧、知能などを決める「ポリジーン遺伝」 ・一卵性双生児の研究が体質のしくみを解明 ・多くの細胞は3年で入れかわる ・病気にかかりやすい体質がある ・肥満になりやすい体質(家系)はあるか ・体質医学からエピジェネティクス
  • 私たちは癒されたい 「女風」に通う女たち
    -
    女性用風俗、略して「女風」。かつては「男娼」と呼ばれ、ひっそりと存在してきたサービスだが、近年は「レズ風俗」の進出など業態が多様化し、注目を集めている。 女性たちは何を求めて女風を利用し、そこから何を得たのか――。 『ルポ 女性用風俗』の著書もあるノンフィクション作家の菅野久美子さんが、現代社会をサバイブする10人の女性たちの心と体の本音に迫ったルポルタージュ。 巻末に、女性用風俗店「greed」代表・槙島蒼司氏との対談を収録。 【著者プロフィール】 菅野久美子 かんの・くみこ ノンフィクション作家。1982年生まれ。 著書に『家族遺棄社会 孤立、無縁、放置の果てに。』(角川新書)、『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』(毎日新聞出版)、『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』(双葉社)、『ルポ 女性用風俗』(ちくま新書)などがある。また社会問題や女性の性、生きづらさに関する記事を各種web媒体で多数執筆している。
  • 差別の教室
    5.0
    人の心に貼りつく差別の「種」は、いつ、どこで生まれるのか。 死にかけた人は差別しないか――? 新聞社の特派員としてアフリカ、ヨーロッパ、南米を渡り歩いてきた著者は、差別を乗り越えるために、自身の過去の体験を見つめ、差別とどう関わってきたか振り返ることの重要性を訴える。 本書では、コロナ禍の時期に大学で行われた人気講義をもとに、差別の問題を考え続けるヒントを提示。 熟練のノンフィクション作家が世界を旅して掘り下げる、新しい差別論。 【おもな内容】 はじめに 第1章:死にかけた人は差別をしないか  加藤典洋さんとの共鳴/人間はいつ死ぬかわからない?/人間は有限であると気づくことがもたらす変化/臨死体験がもたらす恥ずかしさ 第2章:アジア人の中にあるアジア人差別  「一般論」の弊害/『マイナー・フィーリングス』との出会い/アイデンティティーにからめとられる/中国でも日本でもどっちでもいいよ 第3章:日系アメリカ人作家の慧眼  ステレオタイプの受け止め方/白人視線の内面化/不朽の名作『ノーノー・ボーイ』 第4章:ジョージ・フロイド事件と奴隷貿易  ジョージ・フロイド事件とロドニー・キング事件/報道する側にある差別/母語を失うということ 第5章:日本にアフリカ人差別はあるか  東京のアフリカ人/マルクス・ガブリエルさんとの対話 第6章:アフリカ――遠望と条件反射  11歳のときに上野で渡された栞/条件反射の根底にあるもの/助けるってどういうことなんだろう 第7章:名誉白人、属性に閉じ込められる不幸  アパルトヘイト撤廃直後の南アフリカで/中国人老女との出会い/「名誉白人」の起源 第8章:心に貼りついたものと差別と  足立区で過ごした時代/もんじゃってなんだ?/『砂の器』とハンセン病 第9章:感受性と属性と――学生の問いに答える  ビリー・アイリッシュは差別的か/若いうちに海外に行くべきか/差別を生む「種」を探る/差別した人に会いに行く おわりに
  • 永遠の映画大国 イタリア名画120年史
    -
    【推薦!】 蓮實重彦 氏(映画評論家) 「ネオレアリズモ」をいかに相対化するか。 古賀太は、イタリア映画を語る者に求められるこの最低限の資質を、ディーヴァ映画の優雅さや、デ・シーカ主演のカメリーニの秀逸なコメディを語ることで、軽々と超えて見せた。 【豊かな映画文化はなぜ生まれたのか?】 『無防備都市』『自転車泥棒』『道』『8 1/2』『情事』『山猫』『荒野の用心棒』『木靴の樹』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ライフ・イズ・ビューティフル』『君の名前で僕を呼んで』…… 数々の名作を生み、日本でも絶大な人気を誇るイタリア映画。 アメリカやフランスに比べて、その文化の全容が語られる機会は少ないものの、世界の映画史に大きな影響を与えてきた。 本書ではイタリア映画の歴史を、19世紀から現代までの120年を、約800の作品とともに通覧。 「イタリア映画祭」を立ち上げた著者がその豊かな文化的土壌と、映画の本質を明らかにする。
  • シャンソンと日本人
    -
    愛と哀しみの100年史。 歌手・クミコさん推薦! 「悪魔と神と天国と地獄が一緒くたにある音楽、それがシャンソンなのです」 東京五輪2020の閉会式で歌われた「愛の讃歌」をはじめ、老若男女が一度は聴いたことのある名曲がそろい、越路吹雪、菅原洋一、美輪明宏など不世出の歌手を生み出したシャンソン。 戦後間もなくの大ブームとその後の人気下降の謎に、作家のなかにし礼や歌手の芦野宏といったキーパーソンの軌跡をたどりながら迫る。 シャンソンがいかに日本のポピュラー音楽の礎となり、日本人の音楽観に影響を与えてきたか。 100年にわたる歴史と変遷、そこに躍動するアーティストたちのヒューマンドラマにスポットを当てた初めての書。
  • 対論 1968
    3.5
    全共闘に代表される若者たちの社会変革の運動が、国内のみならず世界で最高潮に達した「1968年」。 あれから現在に至るまで、国内ではいまだに当時を超える規模の若者の叛乱は出現していない。 そもそも、あの叛乱は何だったのか。 そして現在の日本に何をもたらしたのか。 メディアに流布される「1968年」の物語の外側から、その意義を洞察してきた笠井潔とスガ秀実。 同世代の批評家同士であり、かつ時に互いを批判し合ったこともある二人。 この論敵同士による、最初で最後の「対話」の行方は――。 聞き手は外山恒一。 ◆目次◆ 序章 対話の前に 第一章 1968 第二章 1968以後 終章 国家と運動のこれから
  • 武器としての国際人権 日本の貧困・報道・差別
    4.4
    【推薦!】 「『思いやり』に頼らず『国際人権』の実現を! 日本を世界と未来へと拓く道標がここに。」 中野晃一 氏(政治学者、上智大学国際教養学部教授) 「人権後進国を変えるためには、差別を放置せず、権利保障のため声を上げなければならない。それには国際人権の正しい理解が『武器』になる。」 望月衣塑子 氏(東京新聞記者) 【国際人権の視点から日本を考える】 私たちは、生活のあらゆる場面において人権を「行使」している。 しかし、国際的な人権基準と照らし合わせてみると、日本では人権が守られていない。 コロナによって拡大した貧困問題、損なわれ続ける報道の自由、なくならない女性の差別や入管の問題……そうした問題の根幹には、政府が人権を保障する義務を守っていないことがある。 その状況を変えるためにはどうすればいいのか。 国際人権機関を使って日本の問題に取り組む第一人者が、実例を挙げながらひもとく。 【目次】 第一部 国際人権とは何か 第一章 人権とは?――「思いやり」と「人権」は別物だ 第二章 国際人権をどう使うか 第二部 国際人権から見た日本の問題 第三章 もっとも深刻な人権侵害は貧困 第四章 発展・開発・経済活動と人権 第五章 情報・表現の自由 第六章 男性の問題でもある女性の権利 第七章 なくならない入管収容の人権問題 【おもな内容】 ◆生活保護のアクセスのしにくさが抱える問題 ◆国連から問題視されている秘密保護法・共謀罪 ◆メディアに必要な「独立性」と「連帯」 ◆夫婦同一姓の強制は条約違反 ◆国際人権法に反する日本の入管法 ◆国連からの勧告を知ることで、これからの日本を変える
  • 営繕かるかや怪異譚
    完結
    4.6
    小野不由美原作の大人気小説を『青の祓魔師』の加藤和恵が漫画化! 住居に纏わる怪異を営繕屋・尾端がいとも鮮やかに解決に導く。怖く、そして優しい至極のホラー短編を全六話収録!
  • ダメ恋やめられる!? 発達障害女子の愛と性
    -
    嘘をつけない、空気を読めない、移り気、言われたことをそのまま信じてしまう……発達障害の特性によって、恋愛というクローズドな関係性において問題を抱えてしまう女性たち。 セフレ、二股、ヒモ、ホス狂い……彼女たちが「ダメ恋」にはまってしまうのはなぜなのか。一見「モテ」ている彼女たちが直面している、セクハラ、モラハラ、DV被害の数々が明らかに。 『私たちは生きづらさを抱えている』『発達障害グレーゾーン』などの著書があり、自身も発達障害当事者のライター・姫野桂さんが、10人の発達障害女性の恋愛事情に迫ります。 ※本作は電子書籍のみでお読みいただける電子オリジナル作品です。 【目次】 Chapter1 私(姫野桂)・33歳 好きになれるのはバンドマンだけ……? 女性ライターにかかった「呪い」 Chapter2 エリカさん・32歳 言葉よりも楽だし早い――発達障害女子が体の関係から入る恋愛を選ぶ理由 Chapter3 ミサさん・43歳 バツ2の恋愛依存官能作家を救った「薬のチカラ」 Chapter4 ミナコさん・37歳 どうしても不倫をしてしまう……衝動性を抑えられない彼女が選んだ生き方 Chapter5 リナさん・34歳 気づけば男性が寄ってくる……モテる私は「勝ち組」か? Chapter6 ルイさん・34歳 恋愛依存体質の私が、ホス狂いを卒業して幸せな結婚生活を送るまで Chapter7 カナコさん・24歳 大金が「自分の成績表」に見えるありがたみ~発達障害女子が風俗で働く理由 Chapter8 マユミさん・31歳 「セクハラホイホイ女子」の悲痛な日常 Chapter9 ハルカさん・46歳 DV夫から子どもを守る! 必死に逃げた発達障害母の壮絶半生 Chapter10 マドカさん・30歳 薬物、整形、性衝動……発達障害女子をのみこむ「依存症」の深い穴 Chapter11 私(姫野桂)・34歳 痩せれば彼が振り向いてくれるかも……自己評価低めの私が陥った摂食障害 あとがき 【著者プロフィール】 ひめの・けい フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好き過ぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)、『生きづらさにまみれて』(晶文社)などがある。
  • 私たちが声を上げるとき アメリカを変えた10の問い
    -
    軽んじられ、遮られ、虐げられた者たちが立ち上がったとき、社会の何が変わり、歴史はどう動いたのか――。 BLM運動や#MeToo運動など、不条理に抗う波が次々と生まれている近年のアメリカ。 全世界的に広がるこれらの動きの原点には、勇気をもって声を上げた女性たちの軌跡があった。 本書では、アメリカ現代史に刻まれた10の“瞬間”を取り上げ、「声を上げる」ことで何が起きたのか、今の私たちに問われていることは何かを、5人の女性アメリカ研究者が連帯しながら分析・論考する。 ローザ・パークスからルース・ベイダー・ギンズバーグ、大坂なおみにいたるまで、彼女たちの言動の背景、状況、影響について知り、社会と歴史を変えた信念に学び、世界に蔓延する差別や不正義を他人事ではなく当事者として捉えるための一冊。 【著者プロフィール】 和泉真澄(いずみ ますみ)同志社大学教授。著書に『日系カナダ人の移動と運動』ほか 坂下史子(さかした ふみこ)立命館大学教授。著書に『よくわかるアメリカ史』(共編著)ほか 土屋和代(つちや かずよ)東京大学大学院准教授。著書にReinventing Citizenshipほか 三牧聖子(みまき せいこ)同志社大学大学院准教授。著書に『戦争違法化運動の時代』ほか 吉原真里(よしはら まり)ハワイ大学教授。著書に『ドット・コム・ラヴァーズ』ほか
  • ねこでよければ フルカラー版 1
    完結
    4.9
    【デジタル着色によるフルカラー版!】ねこでよければ、応えます――。ねこさんが開いた「話聞きます」屋さん。人間関係に悩むサラリーマン、人の境遇と才能を羨む学生、小さな命と向き合う夫婦、田舎嫌いで都会へ出てきた青年…、モヤモヤした気持ちをねこさんに少しだけ軽くしてもらって、私は私の、僕は僕の、自分だけの人生を歩んでいこう。
  • 奈良で学ぶ 寺院建築入門
    4.4
    日本には七万以上の寺院が存在する。 これらの建築様式は様々だが、その源流は奈良に見ることができる。 なかでも工匠の知恵と工夫と技術革新を直に堪能できるのが、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺の四寺だ。 そこで、建物の基本骨格や建築の基礎知識を説明し、各寺院建築の具体的な造られ方を、図版や写真をふんだんに使いながらわかりやすく解説。 そうすることで、各技術にこめられた職人の想いばかりか、天皇・藤原氏や僧侶の権勢・思想といった歴史も見えてくる。 建築という視点から、新しい奈良の魅力を照らし出す、今までになかった寺院鑑賞ガイド本。
  • 北条義時(学習まんが 世界の伝記NEXT)
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2022年の大河ドラマ主人公として注目される北条義時。平安時代の末期に生まれ、姉の政子が源頼朝と結婚したことから運命が動き出します。頼朝に仕えて平氏をたおし、鎌倉幕府でも活躍。さらに頼朝の死後、朝廷との争いである承久の乱に勝利します。明治時代直前まで続く「武士の世」を確立させた北条義時の生涯を、まんがでわかりやすく紹介します。
  • EPICソニーとその時代
    4.1
    「80年代」と書いて、「EPICソニー」と読む――。先進的な音楽性により80年代の音楽シーンを席捲したレコード会社「EPICソニー」。レーベルの個性が見えにくい日本の音楽業界の中で、なぜEPICだけがひと際異彩を放つレーベルとして君臨できたのか? そして、なぜその煌めきは失われていったのか? 佐野元春《SOMEDAY》、渡辺美里《My Revolution》、ドリカム《うれしはずかし朝帰り》など名曲の数々を分析する中でレーベルの特異性はもちろん、当時の音楽シーンや「80年代」の時代性が浮かび上がっていく。佐野元春ロングインタビュー収録。
  • 天穂のサクナヒメ ココロワ稲作日誌
    4.9
    ヒノエ島――神と人が手を携え鬼を払い、稲の実りで満たした地。サクナヒメは、先の戦いの後も、いまだこの地で米作りに励んでいる。そんな彼女を見つめるひとりの影――車輪と発明を司る神でありサクナの親友、ココロワヒメ。ココロワはとある事情によって、親友と同じくこの地で不慣れな稲作に取り組むことになったのだが――? 『天穂のサクナヒメ』本編の後日談を公式小説化!! サクナ役の大空直美さんも大推薦!!
  • 北里柴三郎(学習まんが 世界の伝記NEXT)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 数々の感染症と闘った医学者で、2024年からの新千円札の顔! 明治18年からドイツで世界的な細菌学者コッホに師事し、破傷風の血清療法を確立。帰国後も伝染病として恐れられたペスト、結核などから国民を守るために、研究や治療とともに予防法を説き、公衆衛生の進歩にも貢献します。人びとの健康を保つことで国が豊かになることを願った「近代日本医学の父」の、今だからこそ知っておきたい生涯です。
  • 完全解説 ウルトラマン不滅の10大決戦
    4.0
    テレビ放映から55年、映画『シン・ウルトラマン』も公開予定など、いまだ幅広い世代に人気を誇る『ウルトラマン』。だが、「怪獣と戦う空想特撮作品」にもかかわらず、そのバトル自体にフォーカスした本はこれまでなかった。そこで小学生時代に本放送を見て以来の大ファン、漫画家のやくみつる氏が「10大決戦」を選出し、ライター佐々木徹氏とともに、〈ウルトラマンになった男〉スーツアクターの古谷敏氏に、戦いの舞台裏を聞いていく。ゼットン、ジャミラ、ゴモラ…はもちろん、意外な怪獣も登場。さらに、ウルトラマンが新世紀エヴァンゲリオンやブルース・リーの映画に影響を与えた話、スペシウム光線誕生に力道山が関係していた裏話、ウルトラマンがなぜあの怪獣にあの技を使ったのか、なぜあの怪獣を倒さなかったのか…など、鼎談は思いがけない展開に。巻頭カラー口絵では、ウルトラマンと10大決戦怪獣の、懐かしのバトルシーンも掲載!
  • 鏡の背面
    3.7
    薬物や性暴力によって心的外傷を負った女性たちのシェルター「新アグネス寮」で発生した火災。「先生」こと小野尚子は取り残された薬物中毒の女性と赤ん坊を助けるために死亡。スタッフがあまりにふさわしい最期を悼むなか、警察から衝撃の事実が告げられる。「小野尚子」として死んだ遺体は、まったくの別人だった。スタッフ中富優紀は、ライター山崎知佳とともに、すべての始まり、「1994年」に何が起こったのかを調べ始め、かつて「女」を追っていた記者にたどり着く。老舗出版社の社長令嬢、さる皇族の后候補となったこともある優しく、高潔な「聖母」の正体とは……。一方、指導者を失ったシェルター内では、じわじわと不協和音が……。疑念渦巻く女の園、傑作長編サスペンス。
  • 津田梅子(学習まんが 世界の伝記NEXT)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2024年からの新紙幣・五千円札の顔はこの女性! たった6歳で海を渡り、日本初の女子留学生となった津田梅子。アメリカで教育を受けて帰国した梅子は、日本には女性のための学校が必要であることを痛感します。そして「女子英学塾」(現在の津田塾大学)を開校。女性の活躍が難しい明治時代に女性が学ぶ道をきりひらいた梅子の人生を、まんがで楽しく知ることができます。
  • 【デジタル限定】池添俊亮写真集「ZOE ZERO」
    5.0
    胸キュン恋愛ストーリー仕立ての新感覚写真集! 池添俊亮ファーストデジタル写真集「ZOE ZERO」が満を持して発売!! 『テラスハウス』の『TERRACE HOUSEOPENING NEW DOORS』で「バイセクシャルかも?」とカミングアウトして話題になったかわいい系イケメンの胸キュン恋愛ストーリー仕立て写真集。
  • 羽田圭介、クルマを買う
    3.7
    はじめてのクルマ購入のために数十台もの車の試乗を繰り返しながら、考え、悩み抜き続けるリアルなドキュメンタリー・エッセイです。 車を通して自らの生き方を考え直したり、様々な人とのやりとりから新たな人生に気付かされるなど、車好きはもちろんのこと、そうでない方も次の展開にハラハラしながら楽しむことができる内容です。 気に入った車は評価し、そうでない車は正直に批評する、そんな歯に衣着せぬ痛快さが魅力で、この本を読めば、気になる車がきっと一台は見つかるはずです。
  • 科学する心
    4.2
    「科学についての自分の考えを少し整理し、抽象と具象の中間を行く思索を試みたいと思っていた」(本文より)大学では物理学部に籍を置いたこともある池澤夏樹。これまでも折に触れ、自らの作品にも科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべきものを持ち続けた作家が、最先端の人工知能から、進化論、永遠と無限、そして失われつつある日常の科学などを、「文学的まなざし」を保ちつつ考察する科学エッセイ。科学者としての昭和天皇の素顔や、原子力の歴史を自らの人生と重ねて考えるなど、「科学ファン」を自認する作家の本領が発揮された一冊。 ※2019年に発売した、同名の集英社インターナショナル単行本を底本にしています
  • 陸王
    4.7
    埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金操りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、「裸足感覚」を追求したランニングシューズの開発はできないだろうか? 世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、資金難、素材探し、開発力不足――。従業員20名の地方零細企業が、一世一代の大勝負に打って出る! ドラマ化もされた熱き企業小説の傑作!
  • 東京喰種+東京喰種:re カレンダー2019電子版
    完結
    -
    連載完結記念! 東京喰種を振り返る週めくりカレンダーが、問い合わせ多数につきデジタル版で配信決定! 原作の世界観を共に演出してきたデザイン集団L.S.D.渾身デザイン! ファンは要チェック! ※収録内容は「『東京喰種 トーキョーグール』コミックカレンダー2019」と同じです。 ※「『東京喰種 トーキョーグール』コミックカレンダー2019」購入者特典の2020年日めくりカレンダーは収録していません。
  • MIST GEARS GHOST
    5.0
    ※デジタル版に紙版の特典は付属しません/「煉獄の日」。 その日、世界は災厄の霧──ミストに包まれた。有史以来、最大最悪の天災に人々は恐怖した。生活圏を浸食していくミスト。そこから現れる異形の魔物。人類は、緩やかに滅亡へと向かっていった……。 「煉獄の日から70年」。 しかし、残された僅かな人類は諦めなかった。ミストを研究し続け、中和し、力と変える「ミストギア」を開発し、世界の謎を探るべく調査部隊「GEARS」を結成。主人公・ウェズはある事件をきっかけに、凛とした美少女・ディアに出会い、「GEARS第7小隊」通称“クズナナ”に入隊することに。この出会いから、理不尽な世界に懸命に抗おうとするひとりの少年の、運命の歯車が回り始める――!!
  • 【合本版】テルミー
    -
    修学旅行での事故で失われたひとつのクラス。当日欠席したことで事故をまぬがれた少年・清隆は、ただひとりだけ生き残った少女・輝美が、亡くした恋人の遺品を持ち出したことに困惑する。問いかける清隆に輝美は、自分の中に亡くなったクラスメイトたちの最期の願いが残されていることを伝える。少女はその想いをかなえようとしていたのだ。清隆は自分にも手伝わせてほしいと申し出るが…。悲劇から始まるやさしさの物語、読んでください。
  • 【合本版】北方謙三 「美有」シリーズ(全2冊)
    -
    闘う女。守る男。女性が主人公の北方ハードボイルド2冊を合本版で! ○雨は心だけ濡らす…デザイン事務所に勤めるインテリア・デザイナー、美有のもとに、思いがけない大きな仕事が舞い込む。インテリジェント・ビルのインテリアをすべてまかせるという依頼だったのだが、仕事を始めるとなぜか作業の妨害が出始め彼女自身も襲われて…。単身、組織に立ち向かう。○風の中の女…独立した美有。順調に仕事は増えるが、工事に不可解なトラブルが起きはじめる。心配した矢先、アシスタントの女性が交通事故を装って殺され、美有は事件の中心に巻き込まれてゆく。
  • 十二大戦対十二大戦
    3.8
    十二年に一度行われる、十二支の名を冠した戦士達の戦い――その名は『十二大戦』。 だが、その第十二回大会は十二星座の戦犯に狙われていた。 戦士と戦犯の、苛烈にして壮絶な殺し合いが幕を開ける――!!
  • 十二大戦
    4.4
    衝撃の大戦小説!! 十二年に一度行われる、十二支の名を冠した戦士達の戦い――その名は『十二大戦』。 その死闘に勝利した者は、どんな願いでもたったひとつだけ叶えることができる。 殺し殺される戦士達の物語。
  • 罪人教室
    1.0
    一般人代表、強制転校。 ごく普通の高校生・平桔平は、ある日突然、【犯罪者予備軍】の青少年が集められた学園に転校させられる。 一般人代表として放り込まれた桔平は、危険人物ばかりの同級生たちや、巻き起こる殺人事件を前に生きて卒業を迎えられるか!? ジャンプ小説新人賞フリー部門<金賞>受賞!! 学園ディザスターノベル、解禁!!
  • 愛は歴史を救う~わたしの辞書に不可能という文字はないのよ編~
    4.5
    刻は2021年。地球は宇宙消滅の危機に瀕していた。 原因不明の“大時震”という現象により地球の歴史は、頻繁に改変されてしまっていた。歴史上大事な出来事が発生しなくなったり偉人が超人的な能力を有するようになったり、はたまた男性の偉人が女性になったり。 そんな過去最悪の災厄に、対“大時震”組織“THR”に所属する、ただちょっと優しいだけがとりえの男、御戸ミツキが自らの欲望の為だけに勃つ!! 主に可愛い女の子になっちゃった偉人を、あの手この手四十八手でオトして、○○て、問題解決!! 最初のターゲットは、ツンデレ美少女と化した皇帝ナポレオン!? 編集部史上最も頭の悪い感じの企画、〈歴史的偉人ハーレムラブエロコメディ〉堂々刊行――!!
  • 【合本版】後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール 全2巻
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    【合本版】『このライトノベルがすごい!2015』(宝島社刊)で2014年度新作ランキング1位! 作品(シリーズ)ランキング5位!! 大白日(セリカン)帝国――野球の巡業で身を立てていた白日人が興した国。その皇帝暗殺の野望を胸に秘める少年・海功(カユク)は宮廷に入り込むため、少女に扮して後宮の一員となる。新入り宮女として勤務しはじめた彼が見たものは、帝国中から集められた美少女たちが、野球で皇帝の寵愛を争う熱狂の楽園、すなわちハレムリーグであった。野球少年の海功もハレムリーグに巻き込まれていき――!?
  • ガールズロボティクス
    4.0
    機械を愛する理系男子高校生・悠太郎は、初心者だらけで廃部寸前の女子ロボ部に機械工作を教えるため女装して潜入することに…。廃部回避の条件はロボコン優勝!? そして悠太郎に恋をするライバル男子も現れて…!? 友情・ドリル・勝利で(女装を)貫き通す青春ラブコメディ!
  • ピュグマリオンは種を蒔く
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    豆崎空也は元同級生の入瀬ミサキへの恋を引きずる浪人生。ミサキが失踪したことを知り、行方を探ろうとした空也は、手がかりを握る花売りの少女を見つけだしたが、少女から示されたのは、真実と、おぞましい取引だった。

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