作品一覧

  • スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか
    4.0
    「為政者に都合の悪い政治や社会の歪みをスポーツを利用して覆い隠す行為」として、2020東京オリンピックの頃から日本でも注目され始めたスポーツウォッシング。 スポーツはなぜ“悪事の洗濯”に利用されるのか。 その歴史やメカニズムをひもとき、識者への取材を通して考察したところ、スポーツに対する我々の認識が類型的で旧態依然としていることが原因の一端だと見えてきた。 洪水のように連日報じられるスポーツニュース。 我々は知らないうちに“洗濯”の渦の中に巻き込まれている! 「なぜスポーツに政治を持ち込むなと言われるのか」「なぜ日本のアスリートは声をあげないのか」「ナショナリズムとヘテロセクシャルを基本とした現代スポーツの旧さ」「スポーツと国家の関係」「スポーツと人権・差別・ジェンダー・平和の望ましいあり方」などを考える、日本初「スポーツウォッシング」をタイトルに冠した一冊。 第一部 スポーツウォッシングとは何か   身近に潜むスポーツウォッシング   スポーツウォッシングの歴史   スポーツウォッシングのメカニズム 第二部 スポーツウォッシングについて考える   「社会にとってスポーツとは何か」を問い直す必要がある ――平尾剛   「国家によるスポーツの目的外使用」オリンピックのあり方を考える ――二宮清純   テレビがスポーツウォッシングを報道しない理由 ――本間龍   植民地主義的オリンピックは<オワコン>である ――山本敦久   スポーツをとりまく旧い考えを変えるべきとき ――山口香
  • MotoGP 最速ライダーの肖像
    4.0
    F1と並ぶモーターレーシングの最高峰、MotoGP。むき出しの体で時速三五〇kmのマシンを操り、命懸けの接近戦を繰り広げるライダーとはどういう人間なのか? チャンピオンに輝いた者、敗れ去った者、日本人ライダーなど全一二人の男たちの、勝利に賭ける執念、コース外での駆け引き、チームとの絆、ケガ、トラブル……。レース中継では映らない彼らの素顔を、二〇年間、間近で取材し続けてきたジャーナリストが描き出す。
  • バレンティーノ・ロッシ 使命 最速 最強のストーリー
    4.5
    1巻1,320円 (税込)
    王者V.ロッシの闘いのドキュメンタリー! 二輪レース世界最高峰のMotoGP。イタリアの英雄バレンティーノ・ロッシは世界チャンピオンの座に就くこと9回を数える。バレンティーノ・ロッシ自叙伝発売から6年、新たな真実や舞台裏を多く綴ったヨーロッパ話題の書籍IL CAPOLAVOROが早くも日本語版として発売! タイトルを奪還せよ 闘いのドキュメンタリー! 2004年から2010年を駆け抜けた<ドリームチーム>の誕生と終焉、そして移籍の裏事情までの一部始終を、あらゆる視点から綴った本書。遂に配信開始!

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  • スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか

    Posted by ブクログ

    スポーツウォッシングという「感動の演出」と、その政治利用について、専門家5人の意見を聞きながら、まとめている本。スポーツウォッシングという観点そのものがない人にとっては、歴史的経緯に関する説明もあり、その存在に対して示唆的なものを与える本になっている。スポーツウォッシングについて興味がある人にとっては、類書もあまりないので読む価値がある本だろう。

    0
    2024年02月11日
  • スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スポーツウォッシング、スポーツの感動を利用して政治とか不都合な事実をかき消すどころか、悪い部分をよい印象に書き換えてしまうこと。
    利用されるのは悔しいが、スポーツをしない、感動を与えないという選択肢も違うと思う。
    印象に残ったのは以下2点。
    スポーツとは、国、育ちとか関係なく人に平等に与えられた権利、条件のスタートから競いあうもの、という大前提に立てば、アスリート達が政治に物言うことはできなくても人権について伝えたり差別、ダイバーシティとか訴えることはできること。
    また、スポーツが政治利用される背景に、スポーツはやる側、見る側、運営する側とか、役割が固定しがちだが、流動的に変わることで、課題に

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    2023年11月25日
  • バレンティーノ・ロッシ 使命 最速 最強のストーリー

    Posted by ブクログ

    モトGPライダー・ヴァレンティノ・ロッシとその挑戦に挑んだヤマハとその総監督の古澤政生氏の話。海老沢泰久のF1地上の夢にも通じるモータースポーツのノンフィクションは読んでいて飽きない。ヴァレンティノと古澤さんのソウル・ブラザーな関係も興味深い。ヴァレンティノの全盛期を見てないのが、心残りになってしまった。

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    2014年03月09日
  • スポーツウォッシング なぜ<勇気と感動>は利用されるのか

    Posted by ブクログ

    高校野球も含めプレイヤーでなくなったときや、東京オリンピックでなんかモヤモヤしていたことがバッチリ書いてある。選手はスポーツ興行に置ける客寄せパンダ的に扱われてる感があるけど、選手は大舞台に立ち夢を叶えたい訳、それを応援したい観戦者と言った構図。解決は難しいわけだ。

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    2024年05月31日
  • MotoGP 最速ライダーの肖像

    Posted by ブクログ

    GP500の頃割合熱心に見ていて雑誌なども読んでいたのだが、最近は時々TVでやっていたら見るくらいのMotoGP。ちょうどそういう人に向けて、現在MotoGPを見ていて話題に出る人、TVなどでよく解説している人といった、MotoGPをいま楽しむために知っていた方がいい人のことがよくわかるように紹介してくれている。日本人ライダーに対してはちょっと、なんでこの人選なんだろう?! という感じはあるかなぁ… 原田哲也とか青木三兄弟とか(できれば坂田和人とか上田昇も)阿部典史とか、と思ってしまうが、それはまた続編を楽しみにしましょうか。

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    2021年05月11日

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