無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
日本には七万以上の寺院が存在する。
これらの建築様式は様々だが、その源流は奈良に見ることができる。
なかでも工匠の知恵と工夫と技術革新を直に堪能できるのが、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺の四寺だ。
そこで、建物の基本骨格や建築の基礎知識を説明し、各寺院建築の具体的な造られ方を、図版や写真をふんだんに使いながらわかりやすく解説。
そうすることで、各技術にこめられた職人の想いばかりか、天皇・藤原氏や僧侶の権勢・思想といった歴史も見えてくる。
建築という視点から、新しい奈良の魅力を照らし出す、今までになかった寺院鑑賞ガイド本。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「建築史」という研究分野が在る。それは“歴史”という分野であると同時に“建築学”という“工学系”の要素も色濃いという、少し独特な感じのものだ。要は古い建築を精緻に分析し、「同じモノを今建てるとするなら如何いうようにする?」と考えるような感じであるらしい。
本書の著者はその「建築史」の研究者である。そして「何時でも手軽に古い建築が視られる」と奈良に活動の場を求めた経過が在るのだという。そういう“エキスパート”の目線で、奈良の有名な寺院の建築について詳細に、同時に判り易く説いているというのが本書である。
本書に関して非常に好感を抱くのは、「首都圏等から1泊2日で奈良を訪ねるとして…」という想定で、「第1日目に関西に至って奈良へ入り、第2日目も奈良で過ごして夕刻に離れる」というイメージで「色々な意味で代表的な建築に触れられる」という感の4箇所を挙げて詳しく説いていることだ。これは、別段に出発地が首都圏でなくとも「1泊2日で奈良を訪ねてみて…」というようなことを想起し易い感じになると思う。
択んでいる4箇所は、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺と「誰でも訪ね易い、物凄く有名な場所」である。“奈良派”を自称している自身でも、4箇所は何れも訪ねてみた経過が在る。
唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺は、何れも奈良時代、8世紀に起こっている寺だが、色々な事由で建物が損なわれ、それが再建された経過を有していることから、建物を詳しく視れば「建築の発展の経過」が垣間見えるという面も在る。そういう辺りに関して、用語がよく覚えられない程度に詳しく解説されているのが本書だ。
結局、唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺というような辺りを訪ね、漠然と「これはこういう感じ?」と思ったことに関して、本当に詳しく一つ一つ紐解くような按配で語られているのが本書だ。
本書は手が届き易い辺りに置いて、随時眺めてみたい気がする。唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺というような辺りというのは、何度でも思い付いた時に立寄り、立寄る毎に発見が在るような場所なのだと思う。そういう場所で発見の手助けとなる様々なことを教えてくれるのが本書だ。
好い一冊に出くわした!
Posted by ブクログ
唐招提寺、薬師寺、興福寺、東大寺という奈良の4つの寺を題材に、古建築の基礎や見方を解説。
本書を読んで、「柱・梁・桁・棟木・垂木」のセットが基本構造であることや、組物という概念など、伝統的木造建築がどういうふうにできているのかを初めてちゃんと理解した。これまで寺といえば仏像観賞中心だったが、これからは建物もじっくり見たくなった。この本を片手にまた奈良に行ってみたくなった。
ただ、丁寧に説明はしてくれているのだが、建築の専門用語が多いのと、自分が空間把握が苦手なこともあり、十分に理解できない部分もあった。やはり実物を見ながら説明してもらえるのが一番なのだが、まあ致し方ない。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
試し読み