政治記者の目線で、政治、国会の実情がエッセイのように綴られていて面白かった。
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党人派:自民党で官僚出身者や世襲議員ではなく秘書や地方議員からの叩き上げの政治家のこと
鉄の三角形:政策形成で政治家、官僚、業界団体が相互に利益を供与しあって癒着し、政策のあり方を歪める構造
戸別訪問は
...続きを読む「選挙運動のため」でなければ許される
選挙期間中に選挙事務所で飲食物を提供するのは禁止で、湯茶及びこれに伴い通常も打ち入られる程度の菓子なので、ペットボトルはキャップを外して提供する
リベラル:2017年に民進党が分裂、再編する中で、政党や政治家の立ち位置、思想的立場を示すためによく使われた言葉。日本では独特の意味で用いられている。立憲民主党に集まった人々は、民進党内の「リベラル系」の人々とされた。
「リベラルのは本来、個人の自由・多様性・寛容」を指し示す立場である。」
「政府の権力が肥大化すれば、個人の自由や権利を侵害する。それを避けるためには、政府の権限を厳しく制限すべきである」
「20世紀にはむしろ大きな政府を支持する立場を意味するようになる。労働者の権利保護や社会保障を含め、福祉国家の役割を重視する立場をリベラリズムというようになった」
日本では、「具体的には革新という言葉に含まれてきた、日本国憲法やその下での戦後民主主義を擁護するという立場を継承しつつ、そこから社会主義的な色彩を払拭したうえで、西欧的なリベラルの持つ個人主義的な要素を導入しようとしたのが日本的なリベラルの用法」
労組は強力な野党の支援団体でもある。財界や業界が与党を支援するのに対抗して、労組は野党を支援する。