作品一覧

  • 大田南畝 江戸に狂歌の花咲かす
    -
    1巻1,386円 (税込)
    天明期、江戸で狂歌が大流行した。狂歌とは、五七五七七の形式に載せて滑稽な歌を詠む文芸である。ブームの仕掛け人・大田南畝の昂揚感のある狂歌は多くの人を惹きつけ、誰もが気軽に参加できるその狂歌会は流行の発信源となった。楽しい江戸のまちの太鼓持ち「狂歌師」という役どころは、いかにして人びとを魅了したのか。平賀源内や山東京伝にも一目置かれ、蔦屋重三郎の良き助言者であった大田南畝の人物像がわかる決定版。
  • 最後の文人 石川淳の世界
    4.0
    1巻968円 (税込)
    グローバリズムと新自由主義が世界を制覇しつつある今日、人々の自由はむしろ制限されつつあり、閉塞感や分断が拡大している。今、なぜ石川淳なのか? この孤高の作家を読み解くキーワードは「自由」。古今東西の書物世界を軽快な「精神の運動」で往還した石川の姿勢は知的自由の体現であった。だから、多くの知識人が戦時体制になびいた時代にも、石川は黙らなかった。かくして作品の発禁後、石川は自由を求め江戸の世界に向かう。石川作品には不自由に抗する不服従の精神が刻まれている。本書は5名の識者の解説を通じ、その作品と「絶対自由」の世界に誘う。
  • へんちくりん江戸挿絵本(インターナショナル新書)
    4.0
    京伝の奇想! 北斎のユーモア! 南畝の異才!――。現代の漫画とみまごうトンデモな発想が江戸時代にあった! 多彩な出版文化が花開いた江戸。本書で取り上げるのは、それらさまざまなジャンルの本を徹底的にいじり倒したパロディ本である。遊里に遊ぶ神仏、おかしな春画、トンデモ実用書、センス抜群の模様帳、へんてこ妖怪、奇妙な地図……。黄表紙、滑稽本、狂歌本、春本などにみえる、日本美術の範疇からこぼれ落ち忘れられていた貴重な「へんな和本の挿絵」100点以上を掲載し、その見所を解説する。 ○推薦! 諸星大二郎氏「私は変なモノが好きですが、江戸時代、私以上に変なモノが好きだったり、真面目にフザケていた人たちがこんなにいたんですね!」○田中優子氏「なんと多様豊饒な発想! この江戸を覗いたら、日本に希望が持てます」
  • ゆるキャラママのプチ起業術
    -
    1巻880円 (税込)
    おっとりママがプチ起業!? 1日たった1時間、子育ての合間の作業で月々30万! 在宅でマイペースに仕事をするだけで、お金にゆとりある生活を実現する 「サイトアフィリエイト」のしくみをやさしく解説します。 可愛いイラストとわかり易い語り口で現役ママが教える、 「まっとうな」インターネットビジネスの方法論! 【著者プロフィール】 小林ふみ子 長崎県生まれ、東京育ち。 中学から大学まで学生時代はピアノを学ぶ。 大学卒業後は「海外で英語を学びたい」という夢を叶えるため1年のバイト生活を経てアメリカに留学。 帰国後「英語は使い続けなければ忘れてしまう」と思い、外資系の会社に勤めたり海外添乗員になるなど、英語に携われる仕事につく。 結婚を機に家庭に入りすぐに子供を出産するが、障害を持つ長男の育児のあまりの大変さにびっくり。 昼夜休む間がなく、夜寝れない、思うように育たない、といった生活が3年以上続き、精神的に危険な状態に。 育児だけに集中していてはダメだと思い、パソコンを使ったインターネットの仕事を開始し、在宅で収入を得るようになる。 その後アフィリエイト塾のサポーターを1年務め、自身でもアフィリエイト講座「シャイニーアフィリ講座」を仲間とともに開講。 コンサル生にもアフィリエイトを教えるなど講師業に力をいれる一方、アフィリエイトで継続的に報酬を得ている。

ユーザーレビュー

  • 最後の文人 石川淳の世界

    Posted by ブクログ

    文壇史みたようなものを散見する中で名前はなにか記憶に残るが、どういう人物なのか知りたかったので。
    ある程度はすでに読者である層に向けた内容でもあるが、 著作の歩みを振り返り掘り進める流れの中で、一作家の特質と言えるものが公然と提示されるようになっており、当初の目的からすると敷居が高い取り上げ方かと思ったがそうでもなく助かった。

    0
    2022年12月12日
  • へんちくりん江戸挿絵本(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    江戸時代の知識の図像化の先にあるのは、パロディ化?
    奇妙で洒脱な「へんな挿絵」100点以上を掲載し、解説。
    第1章 神仏の巻  第2章 思想の巻  第3章 学問の巻
    第4章 文学の巻  第5章 実用書の巻  第6章 文様図案の巻
    第7章 怪異の巻  第8章 日本の巻  第9章 世界の巻
    所蔵先リスト、主要参考文献有り。
    様々な知識が図像化して普及した、江戸時代の出版文化。
    それらの情報をパロディ化した、遊び心溢れる
    へんちくりんな「挿絵」の数々を紹介し、解説している。
    その緩さと、権威や常識を茶化すのは、老荘思想の影響か。
    力を抜いて自然体で諸芸を愉しむ感性が培われた、風流人たち。
    そのパロデ

    0
    2022年03月30日

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