作品一覧

  • 江戸の芸者 近代女優の原像
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    出雲のお国から明治の女優まで! 知られざる女性芸能の成立と盛衰 ◆内容紹介◆ 現代の日本人のほとんどは、江戸時代は女性芸能者がいなかったと思っている。 しかし、それは間違いで、江戸時代も女性芸能者はいた。 例えば、出雲のお国、そのかぶき踊りを模倣した遊女歌舞伎、踊子、そしてそれらの後継としての芸者である。 江戸の女性芸能者の系譜は絶えることなく、明治の女優へと引き継がれた。 「女性芸能者はいなかった」と誤解される遠因は、依然として続く男尊女卑の風潮にあるように思われる。 陰影に富んだ世界があったにもかかわらず、それに触れる歴史教科書はまず見当たらない。 本書は江戸時代の女性芸能の成立と盛衰について記述するものである。
  • 団十郎とは何者か 歌舞伎トップブランドのひみつ
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    市川団十郎は今は空位だが、いずれ海老蔵が13代目を継ぐことになる。江戸歌舞伎の代表として350年間担ってきた、偉大な文化の継承がそこで見られるはずだ。海老蔵事件なども、市川家の歴史を振り返れば「芸」の肥やしというばかり、歴代団十郎の勇姿が踊る江戸の華。
  • 【カラー版】江戸の経済事件簿 地獄の沙汰も金次第
    4.0
    1巻737円 (税込)
    【電子特別版・カラー画像多数収録!】赤穂浪士に始まり、歌舞伎や近松門左衛門の文楽、落語などに出てくる、江戸時代に日本各地で起きた様々な金銭がらみの事件や出来事。江戸文化研究家が、それらが描かれた歌舞伎、文楽、落語、浮世絵などを取り上げながら近代資本主義以前の江戸の経済について多角的な視点でわかりやすく解説する。豪商から貧乏サムライ、遊郭の遊女、賄賂に宝くじまで、お金をめぐる江戸の人間模様を通じて、資本主義の行き詰まりがささやかれる今、経済と金の実相を江戸に学ぶ。【目次】まえがき/序 金が敵の世の中――『忠臣蔵』が描いたもの/第一章 江戸経済の流れ/第二章 庶民の暮らし/第三章 商人の興亡/第四章 武士のふところ事情/第五章 江戸時代の金融と商習慣/参考文献
  • 日本史 江戸時代―武家政治vs.庶民文化
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    1巻1,500円 (税込)
    江戸時代を武士と庶民の対立の視点から、わかりやすく捉えた画期的な通史。経済の行き詰まりを倹約の徹底(デフレ政策)と庶民文化の弾圧で乗り切ろうとする幕府に、経済力と知識を身につけた庶民はどう対抗したか。忠臣蔵や四谷怪談など歌舞伎の名作の変遷や、浮世絵・読み本に現われた歓楽街の繁栄と幕府の禁令とのせめぎあいなど、江戸260年の歴史を活写する。

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  • 江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記
    3.5
    七代團十郎の鶴雑煮、瀬戸内の海水むすび、松茸出汁の蕎麦、伊勢の舟盛、糸魚川の鯛の潮煮、由比の鱚の蒲焼、五代高麗蔵の牡蠣雑炊……。幕末の名優・三代中村仲蔵の自伝『手前味噌』には、諸国の珍品、名物の記録が数多く遺されている。食べ物だけでなく、東海道から中山道、越後、伊勢、尾道など、旅興行で巡った土地の人情、風俗も活き活きと描写され、江戸時代がいかに豊かだったか実感できる美味しい一冊。

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  • 江戸っ子と助六
    3.0
    将軍・大名から無宿人まで、多様な人間が集まった江戸。荒々しい気風の新興都市が成長していく中で、江戸で生まれ育ったことにこだわりを持つ人々が増え、「江戸っ子」の美意識が醸成されていった。意気地や張りが信条の江戸っ子に愛されたのが、歌舞伎の助六だ。黒羽二重に紫鉢巻に剥き身の隈取り、蛇の目傘を手に颯爽とした立ち姿と、粋なせりふ……。助六という芝居の面白さをひもときながら、江戸っ子像に迫る。

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  • 知らざあ言って聞かせやしょう―心に響く歌舞伎の名せりふ―
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    歌舞伎の神髄は「名せりふ」にあり――。かつて歌舞伎は娯楽の中心であり、今に残る「名せりふ」は、歌舞伎を支え続けた庶民が培ってきた、日本の文化の結晶に他ならない。近松門左衛門から、鶴屋南北、河竹黙阿弥まで。忘れられかけた日本人の心が詰まった極め付き、四十一の名せりふ。「せりふ」が分かると、歌舞伎がより楽しくなる。巻末に「歌舞伎の台本とせりふ」の概説を付け、せりふから入る歌舞伎の入門書としても役立つ一冊。

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ユーザーレビュー

  • 【カラー版】江戸の経済事件簿 地獄の沙汰も金次第

    Posted by ブクログ

     徳川による軍事独裁(一種の絶対王政)を延命させる為、資本主義化しているのに資本主義に抗った時代が江戸時代(特に中期以降)。

     となれば、資本主義化を深める重商主義を志向した田沼意次が異端とされ排除されたのも、ある意味自然な事。

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    2021年08月08日
  • 【カラー版】江戸の経済事件簿 地獄の沙汰も金次第

    Posted by ブクログ

    本書は、江戸時代の「文化・経済・民情」を現代人にもわかるように翻訳した本だ。読みやすくわかりやすい。
    なにしろ200年以上も前のことであるから、当時の書を見てもわからないことばかりだが、翻訳してくれることによりやっとわかるようになる。
    これが何の役に立つのかと言う思いもあるが、このように日本の過去を知る事を「教養」と言うのではないだろうか。
    200年以上続いた江戸時代が経済システムの変化に対応できなかったことはよく知られているが、現代のマクロ経済の知識による江戸期の経済政策への評価は実に興味深い。
    ただ教養とは思いつつも「歌舞伎」や「友禅」については小生に知識も興味もない為にちょっと残念な思い

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    2019年06月30日
  • 江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記

    Posted by ブクログ

    中村仲蔵と言えば三遊亭円生、ってことを言うと歌舞伎ファンには馬鹿にされるのであろうが、自分にとって中村仲蔵は学生時代に聞いた円生の落語のタイトルで知った歌舞伎役者の名前だ。(そう言えば「円生」名跡の後継者問題はどうなったんだろうか?)

    ここで言う仲蔵は江戸末期から明治初期を生きた歌舞伎役者で、血筋も決して良くなく旅芸人として長く不遇の時代を過ごしたのだが、彼が食道楽でかつ日記を小まめに付けていたとは驚いた。しかもその日記をベースにして「手前味噌」と称する自伝が出版されており、それも青蛙房(円生本など落語関係に強い出版社)から復刻出版されていたとは迂闊にも知らなかった。

    本書は仲蔵が興業のた

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    2012年01月04日
  • 江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記

    Posted by ブクログ

    江戸時代の食生活。
    そんなもの知って何になる?と問われると非常に苦しいが。


    でも、面白い。息抜きにピッタリ。ソファの上かお風呂の中で読むのがオススメ。
    うっかり電車の中で読んでしまったので☆一つ減点。腹が減って仕方がなかった。

    江戸時代の歌舞伎役者中村仲蔵がつけていた食日記を考察するのが本書。
    蕎麦ウドン、すし天ぷらから納豆汁や鶴まで。
    それぞれ見出しがつけられているので、どこから読んでも楽しい。

    一番の衝撃が鶴。食べるなんて想像できません。そもそも美味しそうに思えない。
    と、やはり食べても美味しいものではなかったらしい。一種の縁起物だったそうな。

    鶴は、観るものさね。

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    2012年01月27日
  • 江戸っ子と助六

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    将軍・大名から無宿人まで、多様な人間が集まった江戸。
    荒々しい気風の新興都市が成長していく中で、江戸で生まれ育ったことにこだわりを持つ人々が増え、「江戸っ子」の美意識が醸成されていった。
    意気地や張りが信条の江戸っ子に愛されたのが、歌舞伎の助六だ。
    黒羽二重に紫鉢巻に剥き身の隈取り、蛇の目傘を手に颯爽とした立ち姿と、粋なせりふ…。
    助六という芝居の面白さをひもときながら、江戸っ子像に迫る。

    [ 目次 ]
    第1章 江戸っ子はどこにいる
    第2章 『助六』には江戸が詰まっている
    第3章 上方の心中物を、江戸の曽我物に
    第4章 江戸っ子・助六の誕生
    第5章 悪所で花咲く庶民の文化
    第6

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    2011年05月23日

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