蝦夷太平記 十三の海鳴り

蝦夷太平記 十三の海鳴り

1,166円 (税込)

5pt

4.0

ときは鎌倉末期。蝦夷管領、安藤又太郎季長の三男・新九郎は父から出羽の叛乱鎮圧を命じられる。ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安藤五郎季久に対し、天皇方と手を組み討幕を目論む季長。一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な戦の影が迫る――。幕府と朝廷に翻弄されながらも、新九郎はアイヌとの関係を築いて人びとを守り、逞しく活躍する。これまでの歴史解釈に大きな一石を投じる安部版「太平記」シリーズ第3弾。

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蝦夷太平記 十三の海鳴り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月08日

    戦の場面が数多く出てきたのに、主人公が一度も刀を使わなかったのには、驚いた。鎌倉時代の末という戦乱の時代に、こうゆう武将もいたというのは驚きだった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月22日

    「道誉と正成」、「義貞の旗」に続く安部龍太郎版太平記三部作の三作目。
    津軽で起きた、鎌倉幕府滅亡につながったといわれる「安藤氏の大乱」の物語。蝦夷管領の三男、身長190cmの青年武将、安藤新九郎季兼が主人公。

    歴史小説は、結末が分かっていながら読むのだが、恥ずかしながら「安藤氏の大乱」を知らずに読...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月25日

    鎌倉時代末期の陸奥の安藤氏を描いた歴史小説。陸奥には和人とアイヌが共に住んでいた。アイヌ対和人というより、アイヌの中でも和人の中でも対立があり、それぞれ同盟関係になっている。
    護良親王は超自然的な能力を持った人物として描かれる。これは同じ著者の『婆娑羅太平記 道誉と正成』『義貞の旗』と重なる。
    主人...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    安部流太平記、第三弾。
    いままでの太平記ど真ん中でじゃなく、十三湊の安藤家のお話。個人的にアイヌが活躍するのでとてもうれしい作品でした。
    お話しは前二作に比べれば、ちょっと派手さはないけれど主人公の新九郎が格好いいです。

    0

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