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Posted by ブクログ
鎌倉時代末期の津軽「安藤氏の乱」を描いた作品。中盤までは津軽・陸奥における各勢力図や経済体系が丁寧に描かれる。中盤から終盤にかけては室町期に向けた倒幕の動きが重なり、時代が動いていく。
面白いけど冗長的というのが正直な感想。どのエピソードも面白く、盛り込みたい気持ちは分かるが、枝葉のエピソードの長さのせいで本筋がぶれてしまうのを度々感じた。例えば、イタクニップとの戦い。彼を追い込むが逃げられてしまうところで、急に熊との戦いが始まる。この経験がイアンパヌとの絆や季兼の覚悟に繋がるので必要性は理解するも次の展開を早くという気持ちが先行してしまう。都のシーンもしかり。最終盤でどんどん新しい人物が出てきて戸惑いが隠せなかった。つまりは、北畠・帝は津軽を利用しようとしていた、ということを知るわけだが、それに100頁弱も必要か疑問だ。
東北史を好きな私としては、蝦夷の意地、独自の道に繋がる本作には非常に惹きつけられたし、全体としては満足している。最後に内乱関係者が一同に集まり、幕府軍に立ち向かうのはアベンジャーズ感があり、見ごたえがあった。
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