文春e-book作品一覧

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  • ナックルな三人
    4.0
    詩人兼絵本作家と若年性認知症の画家が、 一人の女性をめぐり繰り広げる、遅れてきた青春――。 詩人で絵本作家の笹原、画家の石黒、40代後半の美しい珠代という名の女性の三角関係を描く長篇小説です。 笹原は編集者に紹介され石黒と出会います。 二人はたまたま中学の同級生であると分かり距離が縮まっていきます。 石黒は愛想は極めて悪いが憎めない魅力的な男です。 一冊の絵本を一緒に仕上げますが、その後、石黒は突然仕事をすべてやめてしまった。 石黒は若年性アルツハイマーを病んでいるのでした。 そして、ナックルボールを投げることだけに異常に執着します。 ナックルボールを仲立ちにして、マドンナたる珠代に出会った二人は、まったく違ったように仲良くなるのでした。 笹原はじりじりしながら友人と珠代の間を行き来しますが、ある日石黒は失踪してしまい、笹原と珠代は必死で石黒を探し始めるのでした。 中年男女三人に遅れてやってきた青春を描く、さわやかで感動的なドラマです。
  • 千夜と一夜の物語
    4.0
    「僕僕先生」シリーズで人気の著者が妖しさ全開で贈る、現代版アラビアン・ナイト。 誰もを魅惑する声を持つが、それ以外は特にとりえもない平凡なOLの千夜(ちよ)は帰宅途中に「魔王」を名乗る男にさらわれる。「面白い話をすれば殺さないでやる」という要求に応えて、姉の一夜(ひとよ)がかつて作った「おとぎ話」を語る千夜に、魔王は悪意に満ちた「真相」を次々と暴いてみせる。私が語っているのはただのお話? それとも封印された記憶なの? 千夜の物語が進むほどに増える死者、失踪していた父の帰還、一夜が隠し持っていたあやしいノート……。声ひとつを武器に魔王と対決する千夜は、歪んでゆく現実を止められるのか!? 千夜が語り終え、魔王が正体を現す時、世界が反転する衝撃が訪れる! 美しさと恐怖にいろどられた夜の物語。
  • ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本
    4.0
    人気料理研究家ウー・ウェンさんが、一人の主婦として 25年にわたり台所を“運営”してきた方法論を、「8つの基本」にまとめて紹介。 この一冊だけあれば、一生、料理に困ることはありません。 ウー・ウェン流 家庭料理 8つの基本 1 野菜は「丸ごと」調理する 2 手抜きしたいときは煮ものを 3 野菜の繊維を知る 4 時間があるときこそ丁寧に炒めもの 5 油と食材は夫婦関係 6 塩の道は2通り 7 もっと蒸す! 8 食材は2~3種類だけ この本で紹介されている料理は、どれもウー・ウェンさんが 忙しい毎日、実際に家族のためにササッと短時間でつくっているものばかり。 ・まるごと蒸し煮のにんじん ・卵とトマトだけでつくる栄養満点のおかず ・お得な鶏のむね肉でも、美味しいシンプル料理。 ・冷めても美味しいポテトフライ ・ひとつの白菜でも、葉と茎を分ければ、たちまち2品に など どれも、あっという間にできて、えっと驚くほど美味しく、しかも栄養たっぷり。 たった2~3種類の食材で、じゅうぶんご馳走がつくれます。
  • おい、マジか。 池上彰の「ニュースを疑え!」
    4.0
    「おい、マジか」。そもそもニュースを疑ってかからなければならない、厄介な時代になった。まずは嘘を嘘と見破れるだけの幅広い情報と常識を持った上で、驚くようなニュースが飛び込んできたら「待てよ」と疑ってかかることも必要。情報源がどこなのか、他の情報機関が追いかけているのか、まずは「ニュース」といわれるものを疑うことから始めよう!事実はフェイクニュースより奇なり、トランプの嘘ニュースから安倍政権ベッタリ新聞まで、 もう騙されない情報術が詰まった一冊。「週刊文春」連載の「池上彰のそこからですか!?」を大幅に加筆、修正。小池百合子(東京都知事)との対談も収録。
  • ほしのこ
    4.0
    1巻1,629円 (税込)
    わたしはひとりじゃない。 夜、見上げれば、わたしには わたしが生まれた あの赤い星の近くの星が見える。 子どもと、かつて子どもだった人へ贈る物語。 芥川賞受賞第一作! 「生きるというのは永遠に巡ってゆく 回ってゆくのだと、流れるイメージの 中でほしのこが可愛く力強く教えて くれました。天ちゃん、カッコイイ。」 のん(女優・創作あーちすと) 【出てくる人】 天――海辺の小屋で暮らす少女。父は大雨の日、山から星に帰ってしまった。 ルル――その冬はじめての雪が降った日、小屋にあらわれた女の子。 飛行機乗り――山に、飛行機が落ちてくる。飛行機乗りは、ケガをしている。
  • 尾木のママで 言わせていただくワ
    4.0
    歯に衣着せずに言わせていただくワ! 偏差値至上教育やいじめ問題など専門の教育分野から、世相・芸能・時事問題まで、 時にバッサリ、時に愛情たっぷり。 歯に衣着せずに言わせていただく尾木ママ節が炸裂するコラム集。 東大ママ・高齢ドライバー・LGBTQ・軽井沢バス事故・入試改革・いじめ自殺・ 少女誘拐・ブログ炎上・ポケモンGO・ブラック部活・子どもへの性犯罪・ 文科省天下り・福山雅治結婚・舛添前都知事・浅田真央・地毛証明書……などなど。 2017年3月に法政大学を定年退官した際の「最終講義」も収録。 (目次) はじめに 第一章 東大至上主義は時代遅れ! 第二章 悔しくてたまらない 第三章 びっくり! ブログが大炎上 第四章 子どもの環境はますます深刻よ 第五章 日本ってどうかしちゃったの? 第六章 まだまだ言わせていただくワ! 第七章 いじめ非常事態宣言 尾木ママ最終講義
  • 四継 2016リオ五輪、彼らの真実
    4.0
    日本陸上短距離界史上初の銀メダルの真実とは? 2016年8月に開催されたリオデジャネイロ五輪。あの“レジェンド”ウサイン・ボルト率いるジャマイカ代表との真っ向勝負の末に、四継(男子4×100mリレー)で日本代表チームが史上初の銀メダルを獲得した。他の強豪国と違い、トップスプリンターの証である「100m9秒台」の選手は、日本に1人もいない。それでも彼らはリレーになると、世界の強豪に勝るとも劣らないパフォーマンスを発揮した。 それはなぜか? そこには、日本の伝統であるバトンパスを進化させてきた日々があった。「10秒の壁」を越えようと、選手同士がプライドを懸けて競ってきた日々があった。桐生祥秀、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥、飯塚翔太--偉業を達成した4選手をはじめ、コーチ、スタッフ、他の関係者までを4年間追い続けた筆者が綴る「チーム・ジャパン」のリオでの真実を描いたノンフィクション。 ラストに描かれる、2016年8月19日、四継決勝、37秒60のストーリーは本書のまさにクライマックスである。あの感動が一層の迫力をもって甦る!
  • 東芝 原子力敗戦
    4.0
    身も心も会社にささげる「サラリーマン全体主義」が企業を滅ぼす。 「東芝原子力事業の暴走と、それを糊塗するためにほぼ全事業部で行われた粉飾には、何千人もの東芝社員が関わった。(中略)まさに「滅私奉公」「全社一丸」だ。 そのやり方では、もはやグローバル競争に勝てないことを、我々は知っている」(エピローグより) 社内で経営陣が交わした粉飾メールをはじめ、数々の内部資料をもとに東芝を追及してきたジャーナリストによる決定版。 ●目次● 第1章 原子力ルネサンス 「テレビやスマホの代わりに原発を輸出すればいい」という経産省の思惑。それに乗った東芝・西田厚聰社長には経団連会長への野心があった。 第2章 東日本大震災 次々と水素爆発を起こす福島第一原発。メーカーとして最大の危機を迎えてなお「原発輸出」にまい進する佐々木則夫社長を支えた一人の男。 第3章 粉飾決算(2013年~2014年) 買収した米原発機器大手・ウエスチングハウスの減損を隠すため、巨額の粉飾に走る幹部。社内を飛び交うメールからは粉飾指南役の陰も。 第4章 破滅への道程(2015年~2017年) 第二の減損発覚で追い詰められた東芝。優良事業の売却を繰り返し、残るのは原発事業のみ。倒産の危機に。 第5章 原発ビジネスの終焉(1956年~2017年) 「国策」への協力を決断したかつての東芝社長、土光敏夫と現経営陣の違いは何か。 第6章 東芝が消える日(2017年~) 原子力業界には東電を頂点とするヒエラルキーがあり、東電は「東電の正妻」と言われていた。東芝の命運を握る東京電力で、いま何が起こっているのか。
  • 明るく死ぬための哲学
    4.0
    私が住んでいる世界、私が見ている世界は「このようにある」のではない。 客観的世界のあり方と、「私がある」というあり方はまったく異なるのだ。 「私がある」とは、私がこの世界には属さないということである。 では私が死ぬ、とは果たしてどういうことなのか? 子どものころから死とは何かを問い続けてきたカント哲学者が、 古希を迎えて改めて大難題に挑む哲学的思索。 はじめに 1章:古希を迎えて 2章:世界は実在しない 3章:不在としての私 4章:私が死ぬということ
  • 美輪明宏と「ヨイトマケの唄」 天才たちはいかにして出会ったのか
    4.0
    三島由紀夫、中村八大、寺山修司……時代を彩った多くの才能との邂逅、稀代の表現者となった美輪明宏の歌と音楽に迫る、傑作ノンフィクション! 「自分以外の人によって、己れの人生を克明に調べ上げ語られると、そこには又、異なる人物像が現出する。歴史に残る天才達によって彩色された果報な私の人生絵巻が、愛満載に描かれていて、今更ながら有難さが身に沁みる」――美輪明宏 〈目次〉 第1章 異端にして革命児 第2章 長崎の臣吾少年から丸山明宏へ 第3章 三島由紀夫に見出された若き才能 第4章 シャンソン喫茶「銀巴里」とともに 第5章 中村八大という音楽家 第6章 日本初のシンガー・ソングライター誕生 第7章 “ほんとうの日本の歌”を作る 第8章 伝説の番組「夢であいましょう」 第9章 「ヨイトマケの唄」の衝撃 第10章 寺山修司との出会いから演劇の道へ 第11章 60年代の砦・アートシアター新宿文化 第12章 「ブラジル組曲」で始まったリサイタル 第13章 映画『黒蜥蜴』と「黒蜥蜴の唄」 第14章 別離の季節となった一九七〇年 第15章 復活する「ヨイトマケの唄」 第16章 二一世紀へと歌い継いだ者たち
  • 反戦後論
    4.0
    1978年生まれの筆者の周囲にあったのは、茫漠たる郊外――ニュータウンだった。 その出発点から、戦後思想とはどのように映るのか? 大東亜戦争、象徴天皇、三島由紀夫、小林秀雄、福田恆存、柄谷行人、中上健次、 坂口安吾、あるいはロレンス、ピケティ……。思索を深めるにつれ、あらわれて きたのは「政治と文学」という問題だった。 本書は、必ずしも「戦後批判」を志向していない、端的に「戦後よ、さよなら」と言うものだと考えてもらいたい、と筆者は言う。 「いずれにしろ、私は「政治と文学」のけじめを曖昧にしながら、いつかその両者が一致するだろうことを夢見るような「戦後」的な言葉については何の興味もないことだけは断っておきたい。私の描きたかったのは、人間の可能性ではなく、必然性であり、人間の自由ではなく事実だった。」 (あとがきより) いま文芸、論壇界で注目を集める気鋭の批評家が戦後思想に新たな問題を提起する画期的論考! 【目次】 I部―政治と文学 郊外論/故郷論―「虚構の時代」の後に 三島由紀夫の宿命―〈文学―天皇―自決〉の連関について 「象徴天皇」の孤独 宿命としての大東亜戦争 「戦後」よ、さようなら II部―文学と政治 中上健次と私 小説の運命 柄谷行人試論―〈単独者=文学〉の場所をめぐって 福田恆存とシェイクスピア、その紐帯 坂口安吾の「いたわり」 III部―幸福について 「落ち着き」の在処 ロレンスとピケティ―交換可能なものに抗して 小林秀雄の〈批評=学問〉論 落語の笑い―春風亭一之輔の方へ
  • 欠歯生活 歯医者嫌いのインプラント放浪記
    4.0
    歯医者ぎらいが虫歯も欠歯もない口を手に入れるまでの汗と涙の歯科放浪記! ある朝、オムレツを食べているときに歯が抜けた。口の中から出てきたのは、セラミックと銀の三本連結歯と金属片。十年前に治療したインプラントの被せものがとれてしまったのだ。 「一生もの、最低でも十年は持つ」と言われ、七十万円かけてやったのに……。 手術を受けたクリニックに行くと、「完全にやり直しになる」「治療には四百万円かかる」と言われてしまう。 「ここで治療を受けるわけにはいかない!」 そこから、著者の「ちゃんとしたインプラント」探求の長い長ーーーい旅(?)が始まる。 抜けた歯を治したいだけだったのに、しかも長年の歯医者嫌いのツケで虫歯が次々にみつかり、治療する歯が増えてしまう。 あっちもこっちもインプラント治療が必要になり、その費用が筆者の財布を圧迫し……。 いつになっても治療は終わらない。いい歯医者はどこにいる? きちんとしたインプラントはどこで手に入る? 著者は抜けて(または抜いて)なくなってしまった歯を「欠歯」と呼ぶ。 「欠歯生活」が始まったのは2002年。治療は迷走に迷走を重ね、完治したのは2017年。実に15年におよぶ治療と苦闘の記録!
  • カナダ 歴史街道をゆく
    4.0
    2017年7月1日、カナダは建国150周年を迎える。テロや政治状況などで暗雲たれこめるヨーロッパやアメリカに比べ、誰もが笑顔になれる、癒される国として注目を集めている。昨年、アメリカでトランプ政権が誕生することが明らかになったとき、移民を希望するアメリカ人たちがカナダの移民登録サイトに殺到したことも話題になった。 建国以来、世界中からの移民を受け入れ、多民族主義を宣言し、異なるルーツの人びとが幸福に共存する道を選んできたカナダ。その広大な国土を、ジャーナリスト上原善広氏が一年目はプリンス・エドワード島からウィニペグまで、二年目は東端の地ニューファンドランドを起点に、鉄道でトロントからバンクーバー、さらに北上して北極圏のタクトヤクタックまで踏破した。カナダ全土に張り巡らされた「トランス・カナダ・トレイル」(TCT)という古い街道や廃線になった線路跡などのトレイルを自転車でめぐったり、建国の礎となった大陸横断鉄道に乗って西海岸に到達し、先住民と共にユーコンで狩りをしたり、歴史をたどりつつ「今」のカナダを体感する気鋭のルポルタージュ。
  • 井上ひさしから、娘へ 57通の往復書簡
    4.0
    父から娘へ、そして次代へ―― いまなお遺された多くの小説、戯曲が人々を魅了し続ける井上ひさし。 没後7年を前に、ご本人の言葉が、単行本未収録の手紙という形でよみがえります。 井上さんには、千葉県市川市に格別の思い入れがありました。 本書は、「月刊いちかわ」というタウン誌上で、次女の綾さんと5年にわたって 交わされた往復書簡です。 父:手紙の形をとりながら、わたしの小さかったころのことをできるだけ 正確に書くことにしようと、思い立ちました。 娘:ここには小さい頃の父もいて、父の父や、父の母のマスおばあちゃんもいます。 青年期の若い父もいます。・・この「往復書簡」は、亡くなる5ヶ月前まで、 息苦しさや、体力もなくなっていく中で、三人姉妹のまん中の私に書き綴って くれたものです。 父は、これまで伝えてこなかった自身のことだけでなく、今後何をすべきか、 何をしたいか、と書きます。そして、その言葉に、必死でこたえようとする娘。 あらためて、井上ひさしという作家の、あたたかい、やさしい人間性が伝わってくる一冊です。
  • ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する
    4.0
    トランプ大統領の当選に影響を与えたのが、選挙中に起きたメール流出事件。このハッキングを行ったのはロシアだと考えられている。インターネットが普及し、サイバー空間が「仮想空間」から「現実」へと変わった現在、サイバー攻撃は国の運命すら左右する。さらに、情報戦だけでなく、ウィルスを通じて原子力発電所などのインフラを破壊するサイバー攻撃も可能となっている。サイバー攻撃はいかにして進化してきたのか? 本書ではサイバー空間が、初めて国家間の争いの舞台になった1986年の出来事から、スノーデンによって暴露されたNSA(米国家安全保障局)による世界規模の監視網、不気味な動きを見せる北朝鮮やイラクなど、サイバー攻撃の歴史を紐解きながら今、世界で何が起こっているのかを解説。日本もすでにサイバー戦争に巻き込まれている! 来たるべき大きな混乱の時代を生き抜くために必読の一冊。
  • キャピタル
    4.0
    1巻1,119円 (税込)
    スタイリッシュな文体で、世界の真実に触れる! 七年間の勤務後、一年間の休暇を取る権利を得た僕は 、肌寒いバンコクで、車椅子の彼女と会った。 世界の真実に触れる、芥川賞候補作! 資本(キャピタル)と個人の適切な距離ってなんだろう? 僕は一年間のサバティカルを取った。 誰もが権利を得られるわけではない。 コンサルティングファームで七年間生き残るのは難しい。海亀みたいなものだ。 卵から孵る、海にたどり着く、最初の餌を見つける、宿敵から逃れる…… 1/5000の確率であなたは生き延びて成亀になり、 同じく1/5000をくぐり抜けた恋人に愛を囁くことができる。 (本文より)
  • 音の記憶 技術と心をつなげる
    4.0
    ◆パナソニック女性役員の手記◆ 日本の会社で働く全ての女性に贈る 働くこと、愛すること、継続すること。 かつて松下電器にはソニーに匹敵する自由なる研究所があった。 1986年に入社した私は、その音響研究所に配属され 栄光のブランド「テクニクス」の様々な発展形の技術・商品を開発する。 人には大切な「音の記憶」がある。その感情を技術が喚起する。 そんな商品をめざし、うちこんだ青春の日々は、 8年目でプロジェクト解散、配置転換で雲散霧消したかに見えた。 失意の中で始めたジャズ・ピアノで世界的な評価を受ける。 「君はパナソニックのトップにはなれないが、プロとしては成功する」 そうアメリカのプロデューサーに言われ、心は揺れるが……。 【目次】 ■序章 音の記憶 ■第一章 全ての生き物にはリズムがある ■第二章 就職まで ■第三章 自由なる研究所 ■第四章 汐留の輝ける青春 ■第五章 失意のプロジェクト解散 ■第六章 オール・ユー・ニード・イズ・ジャズ ■第七章 二足のわらじ ■第八章 愛こそ全て It's All About Love ■第九章 松下幸之助が教えてくれたこと ■第十章 テクニクス復活プロジェクトに懸ける ■第十一章 ベルリンでの復活宣言 ■第十二章 幻のターンテーブルSL-1200 ■第十三章 女性が欲しくなる「オーディオ」で未来を拓く ■第十四章 若い人へのレッスン
  • さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで
    完結
    4.0
    全1巻866円 (税込)
    「所有のない社会」を目指す「カルト村」で生まれ、過酷な労働や理不尽な掟に縛られた村の暮らしを受け入れて育ってきた著者は、なぜ自ら村を出たのか? 村で過ごした13歳から19歳までの青春期を描き、当時のマスコミを騒がせた村の実態に迫る、衝撃の実録コミックエッセイ。朝日新聞、毎日新聞、新潮45、TVブロス、アンアンなど、数多くの書評欄で取り上げられ、「その後の話が読みたい!」の声が殺到した話題作『カルト村で生まれました。』の待望の続編! 思春期をむかえた村の子の毎日(音楽、男女交際、一般の本を読むことは禁止。男子の部屋も女子が掃除!)。「個別ミーティング」や内容を大人にチェックされる「日記」など、思想をコントロールする村独自の新たなシステムがスタート。結婚相手は年の離れたおじさん!? 村の「調整結婚」など驚愕のエピソードが明らかに――。
  • タクマとハナコ(1) ある日、夫がヅカヲタに!?
    完結
    4.0
    全2巻865~866円 (税込)
    ヅカ愛! 「ハマる」ってこんなに楽しい!! 根っから宝塚オタクのハナコは、合コンで出会ったタクマと意気投合し、そのまま電撃結婚。真面目を絵に描いたようなタクマだったが、結婚生活を送る中で、いつの間にかハナコも驚くほどの、たいそう立派なヅカヲタへと成長していき……。宝塚オッカケ夫婦愛コミック!
  • 出世の法則 財界・官界のトップから日銀総裁まで
    4.0
    著者は読売新聞経済部記者、フリージャーナリストとして、40年以上にわたって財界、 官界のトップに取材してきました。その膨大な取材メモから大物たちの秘められた エピソードを一挙公開。 たとえば―― その一挙手一投足に注目が集まっている黒田東彦日銀総裁に、著者は大蔵省入省4年目の頃から着目してきました。理由は仕事ぶりもさることながら、人並み外れた読書量。東京教育大(現・筑波大)付属駒場中・高時代、図書室の蔵書を すべて読破したという伝説の持ち主で、取材にいくといつも、デスクに倫理学、哲学、 数学、物理学など幅広いジャンルの本が積まれており、そのほとんどが原語であったことに驚嘆させられます。 かの本田宗一郎に最後にインタビューしたのも著者でした。軽のオープン・カー「ビート」の 発表会に杖をついて現れたカリスマ経営者は、新車の周りを何度も回って「いいなあ」を連発。 著者に遺した言葉からも、晩年までいかに車が好きであったかが伝わってきます。 財務省事務次官、日銀副総裁、大和総研理事長を歴任し、現在は2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の事務総長を務める武藤敏郎氏は、 エリート中のエリートですが、夫人がいかに内助の功を発揮していたか、著者の 夜討朝駆け取材から明らかになります。 「おまえ、散歩はしてるか」 「人間、最後は明るさだから」 「出世の陰に女房あり」 「寿司は好物から食べるか」 「接客中、上司に呼ばれたら」 処世や人物鑑定にまつわる名言も多数、収録。現場一筋の著者の、集大成といえる作品。
  • 週刊文春記者が見た『SMAP解散』の瞬間
    4.0
    2015年1月、ジャニーズ事務所の“女帝”と言われるメリー喜多川副社長は、「週刊文春」の記者の面前でSMAPの敏腕マネジャー・飯島三智氏を呼びつけた。「派閥を作って対立するなら、SMAPを連れていっても出て行ってもらう――メリー副社長の激しい叱責に、飯島氏は独立を決意した。もちろんSMAPのメンバー5人を連れて……。1年後に日本を揺るがすことになるSMAP解散騒動は、まさにこの瞬間に始まった!「週刊文春」に掲載された記事を再構成し、さらに大幅に加筆した「SMAP解散」本の決定版!(※紙の書籍版の本文内に掲載された写真は電子版には収録されておりません)
  • シンプルきもの
    4.0
    シンプルスタイルの着こなしで、幅広い世代に人気の日本刺繍家・三原佳子さん。三原さんが日々身に着けているグレーや紺、黒など、シックな色合いの無彩色の着物は帯や小物の合わせ方次第で、洗練された大人っぽい雰囲気にも、洋服の延長線上にあるようなファッショナブルにも着こなせる新しい「大人の着物スタイル」です。そんな三原さんのおしゃれ哲学を軸に、20代の頃からシックな色合いの着物を着続けてきた独自の着こなしやコーディネート術をビギナーにもわかりやすく、10のポイントにしてピックアップ。美しい写真と合わせてご紹介します。巻末には三原さんオリジナルの帯結びの実用情報も添付。 無彩色の着物スタイルは、着物好きの方にも、まだ着物初心者の人にもしっくりなじみ、いつもの洋服のおしゃれセンスの延長で着こなせるという点が魅力。これまでの着物本にはなかった、コーディネートのコツをご紹介します。
  • 孤独な祝祭 佐々木忠次 バレエとオペラで世界と闘った日本人
    4.0
    「諦めるな、逃げるな、媚びるな」 ──こんな日本人がいた── 16年間にわたる執念の交渉の末、誰もが「不可能」と口を揃えたミラノ・スカラ座の引越し公演を日本で初めて実現。ドミンゴ×クライバー「オテロ」の幕が日本で開いた。 また鬼才モーリス・ベジャールに不朽の名作「ザ・カブキ」をつくらせ、世界各国の名門オペラハウスに自らのバレエ団「東京バレエ団」を率いて乗り込み、20年間外部の団体の公演を許可してこなかった、世界中のダンサーが憧れるバレエの聖地、パリ・オペラ座をも制覇。 誰もが不可能と信じていたことを、執念の交渉で次々現実にしてきたタフネゴシエーターは、2016年4月30日、ひっそりとこの世を去った。 その名は佐々木忠次。 世間一般での知名度はそれほど高くないが、オペラやバレエのファンの間では「ササチュー」の愛称で親しまれていた男である。 敗戦国の島国から来たおかしな東洋人と冷たい視線を浴び、日本の官僚の無理解に苦しみながら、各界の大物と一歩もひかずに徒手空拳で直談判してきた佐々木だが、「美」と「本物」への激しい渇望は、同時に己を焼く業火となった。過剰な情熱が巻き起こす周囲との軋轢、美意識をめぐる衝突、盟友との訣別……。劇場に生きた男の孤独な闘い。その誰も知ることのなかった舞台裏が、徹底取材により、今、明らかになる。
  • 渡部流 いい店の見つけ方教えます。 すべて新店 初出し80軒
    4.0
    アンジャッシュ渡部建の東京レストランガイド本第三弾。今回は芸能界の新店ハンターとして名を馳せる渡部建が「いい店のみつけ方」を教えます。ポイントは、1コンセプトが面白い店 2コスパがすごい店 3東京初出店の店 4日本初上陸の店 5有名親方から独立したての店 6有名店の新業態の系列店 7念願かなった出世移転の店の7つ。2015年以降に東京にオープンした新規飲食店2万件の中から選び抜かれた手垢のついていない新店80軒を厳選。食通の間でも知られていない隠れた名店ばかり。価格帯や用途別の紹介もあり、食ガイド本としても実力派です。一日に6~7万人が訪れる“わたべ歩き”はブログ月間アクセス数250万。超人気ブログを発信している渡部さんの経験から、“食べログではみつけられない、いい店”を伝授する一冊となっております。
  • てんきち母ちゃんの 夜10分、あるものだけでおつまみごはん
    4.0
    家族の晩ごはんにも、ひとり飲みにも、友だちとの家飲みにも!材料は、冷蔵庫によく「あるもの」だけ! そして調理時間はほぼ10分以下。そんな、お酒にも、白メシにも合う、ビックリ簡単おつまみが、約200種以上掲載。「いつものこのおかずにコレ入れただけでこんなにお酒に合うのか!」「これらの調味料、かけ合わせるとこんな味になるのか!」と、発見もいっぱいです。今日の冷蔵庫にあるものだけで、「これも作れる!」「あれも作りたい!」と毎日のお料理が楽しくなること請け合いです。 目次■第1章 バリエ無限大!4大定番食材の爆速ガッツリおつまみ……ひき肉・豚薄切り肉・お刺身さく・鶏肉レシピ■第2章 ヘルシー食材で満腹おつまみ……野菜・卵・豆腐を使った主役級のおかず■第3章 野菜一品だけの秒速おつまみ……野菜が1種類しかなくてもできる副菜と、2秒で出せる作りおき■第4章 飲みたい人もシメたい人も!両方いけるシメつまみ……アテにもシメにもなる、ごはんと麺とスイーツ
  • こちら文学少女になります
    4.0
    文学少女の私が、青年漫画の編集者に!? 青年漫画誌に配属になった新人女子。大御所を怒らせ、童貞の作家に戸惑う日々だが――。 25歳期待の新人による長編エンタメ! 「漫画なんて、くだらない」 入社一年目、ザ・文学少女山田友梨が配属されたのは、男だらけの青年漫画誌「ヤングビート」編集部。 大物作家を激怒させ、長寿連載「解決屋一平」はまさかの終了。 童貞が主人公のエッチ漫画「いまだ、できず」の人気は急降下。 雑誌を牽引する大ヒット作「キヨのひらく箱」には激しく心を動かされるが、担当なのに作者とは一回も会えない。 第16回ボイルドエッグズ新人賞受賞の新鋭が描く、イタくて深い、新感覚!青春感動物語
  • スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ
    4.0
    「シャブ&飛鳥スクープの舞台裏」「高倉健に養女がいた」「殺人事件の目撃者を探せ!」「歌姫・宇多田ヒカルの素顔」……衝撃のスクープはこうして生まれた!端緒の情報、極秘取材、当事者直撃、徹夜の原稿執筆――。「週刊文春」のエース記者として20年間最前線で活躍してきた著者が、その舞台裏を赤裸々に明かした。これがリアルな週刊誌の現場だ!
  • 才能の見つけ方 天才の育て方 アメリカ ギフテッド教育最先端に学ぶ
    4.0
    自分の子どもには最高の教育を受けさせたい――。子を持つ親なら誰もがそう考えるだろう。では、どう育てれば子どもの才能を伸ばすことができるのか。本書では、6~10%は存在すると言われる「天才児」をどのように発掘しその芽を伸ばすか。親ができることは? アメリカの最先端事情をルポ。
  • 偽りの帝国 緊急報告・フォルクスワーゲン排ガス不正の闇
    4.0
    「まじめなドイツ企業が、どうしてこんなことを?」 2015年9月、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が 発覚したとき、上記のような感想を抱いた日本人は少なくないだろう。 だが、ドイツの経済界を26年間にわたって取材してきた著者には意外ではなかった。 「VWよ、やはりお前もか」 販売台数世界一をめざして、年々、成長してきた同社も大企業病に蝕まれていたのだ。 上司の命令にNoといえない社風、はげしい権力争い、問答無用の成果主義・・・ この不正の根にある問題は、おなじ物づくり国家である日本にとっても、けっして 対岸の火事ではない。企業人必読の現地レポート! 【おもな目次】 ◆第1章 VW排ガス不正の衝撃◆ 上限値の35倍の排出データ/違法ソフトの使用を「自供」/史上3番目の大規模リコール/ VW株価、一時暴落/社内調査の不十分さを露呈 など ◆第2章 帝国の内なる不安◆ 陰の最高権力者/帝国の父・ポルシェ博士/ヒトラーが国民車開発を命令/ 家庭内でも成果主義/骨肉の経営権争い/「経営に調和は不要だ」 など ◆第3章 不正はいかにして行われたか◆ 訴訟抗弁書が明らかにする不正の実態/「取締役より下のレベル」の犯罪?/ 時間を空費した3週間の休暇/危機管理システムの機能不全/空気を読んだエンジニアたち など ◆第4章 襲いかかる巨額の経済負担◆ 米国でのマンモス訴訟開始/訴状に浮かび上がる米国人の怒り/147億ドルの支払い/ 史上最悪の赤字 など ◆第5章 不正は氷山の一角◆ すべての企業が抱えるジレンマ/規則違反が法律違反にエスカレート/変革と合理化に 抵抗する労働組合/歴史的転換点に立つVW/日本への教訓 など
  • 僕はこうして科学者になった 益川敏英自伝
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    大の勉強嫌いがノーベル賞を受賞するまで 2008年にノーベル賞を受賞した著者の初の自伝。宿題を一回もしなかった少年は、いかにして世界に名だたる物理学者になったのか?
  • 海の家族
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    死地から生還した人間たちのその後の運命とは 試合相手を殺めたキックボクサー。海難を生き延びた兄弟。特攻の生き残り。地獄を見て変容する人生を描く五篇。石原文学の新境地。
  • 山古志村のマリと三匹の子犬
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    三匹の子犬を初産した、新潟県山古志村のマリ。幸せいっぱいのマリを、その当日、中越地震が襲う。全村避難の中、もうすぐ雪に埋もれる村で、三匹の子犬と置いてきぼりにされたマリの運命は? 16日後、村に帰った飼い主が見た感動の光景とは? 実話を元にした、愛と感動と涙の物語
  • Number PLUS プロレス2016 表紙=中邑真輔版 「プロレス、命! 」 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
    4.0
    ■新日本のネクストステージ。 ◎オカダ・カズチカ「トップ、という意味では僕は誰にも負けない」 ◎内藤哲也「王座に届いた一か八かの賭け」 ◎棚橋弘至「エースの称号以外は、譲ってもいいです」 ◎柴田勝頼&石井智宏「武骨」 ◎マイケル・エルガン「誰よりも目立つレスラーになる」 ◎永田裕志が語る「G1 CLIMAX 26」 ◎KUSHIDAが語る「SUPER J-CUP 2016」 ■シンスケ・ナカムラの挑戦。 ◎中邑真輔「知らない世界を知り、常に生まれ変わる」 ◎[ぼくらのWWE(再)入門]黒船の悲願“日本進出”を享受するために ◎[半年ぶりの日本のリング]Welcome Back! SHINSUKE NAKAMURA ■プロレスというプリズム ◎飯伏幸太「より強く、より新たな翼を求めて」 ◎鈴木みのる「誰でもできることで、圧倒的な差を見せるんだよ」 ◎丸藤正道「目指すのは、“立ってるだけでプロレスラー”」 ◎武藤敬司「リングの上で俺は作品を残してきた」 ■プロレス、語れども語れども。 ◎1981年のタイガーマスク ◎プロレス好き! 書店員座談会
  • やせる力 骨ストレッチ
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    注目の「骨ストレッチ」で部分痩せを実現 骨を意識して身体をゆるめる「骨ストレッチ」の部分痩せメソッドを紹介。顔、お腹、二の腕など女性が気になる7パーツが細くなる! Chapter1 顔 ……顔や首のたるみが取れ、小顔になれる。 Chapter2 ウエスト ……脇腹の可動域が広がり、くびれがつくれる。 Chapter3 お腹 ……丹田が刺激され、下腹が引っ込む。 Chapter4 背中 ……肩甲骨一帯がほぐれ、たるみが解消。 Chapter5 二の腕 ……効率よく腕全体が動き、“プルプル”が改善。 Chapter6 脚 ……股関節がほぐれ、むくみがすっきり。 Chapter7 お尻 ……スクワット効果で、ヒップラインが引き締まる。
  • アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!
    4.0
    大反響の「NHKスペシャル」を書籍化! 世界中の最新研究を丹念に取材し、アレルギーの予防と完治に向けた実践的な情報が詰まった一冊。 これまでアレルギーの“常識”とされてきた数々の情報。 「一度発症した花粉症は治らない」 「アレルギーになりたくないなら、アレルゲンをとにかく排除する」 「アレルギー予防のために、離乳食はゆっくり進める」 「卵などのアレルギー食品は赤ちゃんに食べさせないのがベター」 「妊娠中、授乳中の母親の食事が子どもをアレルギーにする」   ……これらはすべて、間違いでした! 20世紀後半から、先進国で爆発的に増加したアレルギー。日本では国民の4人に1人が花粉症を、赤ちゃんの10人に1人が食物アレルギーを発症しています。 アレルギーパンデミックとも言われるこの状況を打開する手はないのだろうか? 最新研究に迫った取材班が直面したのは、医療の常識が根底から覆ろうとしている衝撃の事実。 カギを握る存在として注目されるのが、日本人研究者が発見した新たな免疫細胞「Tレグ」です。この発見によりアレルギー発症メカニズムの解明が進み、完治を目指す根治療法の研究が世界中で始まっています。 【目次】 第1章 アレルギー患者のいないコミュニティーを追って     家畜との生活に秘密を発見 第2章 免疫の常識を大きく変えた「Tレグ」     日本人研究者が発見! 唯一の制御細胞 第3章 アレルギー予防の“常識”は間違いだらけだった!     根拠のない指針が患者を激増させたという真実 第4章 アレルギーの本当の原因に迫れ     「いつ」「どこから」入り込むかが分かれ道 第5章 アレルギーを完治させる! 驚きの最新治療法     体内の“天秤”をコントロールせよ!
  • 通貨の未来 円・ドル・元
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    複雑化する経済を見通す鍵は「通貨」にあった。 英一流誌の予測から、あなたの未来も見えてくる。 グローバルエリートを中心に世界200ヶ国以上で読まれている一流誌、英『エコノミスト』編集部と、そのシンクタンク「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、総力をあげて、日本、米国、中国の未来を、通貨を通じて分析・予測。 ・現在の世界経済の最大の問題は、米国が世銀、IMFへの責任を果たさないなか、オフショアドルの市場が膨らんでいることだ。ここには危機の際の「最後の貸し手」がいない。 ・世界の市場において人民元が台頭するのは確実だが、少なくともあと5年~10年は、円は重要な国際通貨としての地位を失うことはない。 ・アベノミクスの評価は総じて失敗。マイナス金利を実施しても融資は増えない。 ・2016年~2020年の間、日本経済の実質成長率は年平均1%。 ・TPPによる恩恵は2020年以降にならないとあらわれない。 ・人民元の国際化は、中国国内の完全自由化とトレードオフである。 日本のメディアでは絶対できない徹底予測!
  • 存在と時間 ――哲学探究1
    4.0
    どうして自分だけが私なのか、そして他人は私ではないのか。 生み出される意識のうちの一つが、なぜ現実に感じられる私の意識なのか。 なぜ意識できる意識は一つしかなく、意識できない意識が無数にあるのか。 科学的にも宗教的にも説明が到達不可能な哲学上の難問に、 古今東西の哲学者たちの思想を問い直しながら挑む。 〈私〉の精神を〈私〉から他者に移動させてみる、 あるいは時間を〈今〉から過去に移動させてみる、 あるいは〈私〉の自我を2つに分裂させてみるといった思考実験によって 「存在と時間」の深遠を探る哲学の旅。 「文學界」連載「哲学探究――存在と意味――」に大幅な加筆修正をほどこし刊行。
  • 永谷脩の仕事 野球人に最も愛されたスポーツライター(Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
    4.0
    王貞治、権藤博、江夏豊、山田久志、東尾修といった大選手から活躍したての若手まで、多くのプロ野球人に愛されたスポーツライター永谷脩。プロ野球を中心に数多くのインタビュー分析記事を手がけたが、そんな中から特にかかわりの深かった『Number』に寄稿した珠玉の53篇を厳選。江川、落合、野茂、秋山など球史を彩った選手たちの素顔が鮮やかに浮かび上がる、プロ野球ファン必見の一冊! インタビュー傑作選 江川卓「今年こそ、やる時はやります!」、江夏豊「ワシはボロボロになるまで投げたかった」 、パ・リーグ育ちの職人たち 山田久志「120kmの快速球」、東尾修「250勝、84球完投の“芸術”」 、監督の知略、野村克也「ID野球、3年目の収穫」 仰木マジック。その10カ条、「永谷脩のNumber全仕事」ほか。
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    4.0
    1巻1,119円 (税込)
    新人登場! 「いま」を描ける才能がここにある。 IT企業、シェアハウス……クールな文体でスタイリッシュな世界が秘める真実の感触に迫る! 文學界新人賞受賞作&芥川賞候補作。 吉田さん、綿矢さんが、その才能を高く評価しています。 吉田修一 「触れればすぐに破れる「今」という薄い膜に、作者の指は慎重に触れようとしている」 綿矢りさ 「新しい扉を目の前で開けてくれる」
  • 大原さんちのムスコたち お父さんは神経症
    完結
    4.0
    大原家に第二子が誕生。その子は、神経質で慎重な長男とはまったく違う、大らかだけど無鉄砲な性格だった。そんな二人の子どもと相変わらずのダンナさんも加わって、大原家の日常はいつも大騒ぎ。 人気のコミックエッセイ、大原さんちシリーズ、最終巻!
  • 会計士は見た!
    4.0
    ソニーから東芝まで 事件な企業の決算書を、会計士が読み込む! 数字の羅列から、記者会見からは決して見えてこない企業の「裏の顔」が明らかに。 粉飾、内紛、リストラ、資金繰りの悪化――。 会計士には、隠し事はできない。 ・ソニー:赤字決算にもかかわらず、なぜ多額の法人税を納めているのか? ・大塚家具:トップの座を巡る父と娘の対立は、実は日本型経営と米国型経営の対立だった ・日産:コストダウンでは絶対に削ってはいけない数字がある ・キーエンス:企業内平均年収1600万円超。「工場がない製造業」はなぜ儲かるのか? ・スカイマーク:倒産する企業はまず決算書のここに赤信号がともる ・東芝:監査が見逃した「ソフトウェア開発の数字」に、異常事態がはっきりと現れていた
  • よく眠るための科学が教える10の秘密
    4.0
    「眠れない夜のために」この一冊を! 睡眠を疎かにする人は人生に成功できない。自ら「不眠」に悩んだ著者が、人生をよりよくする「快眠」のコツを科学的に明らかにする。
  • やくみつるの秘境漫遊記
    4.0
    野球漫画にはじまり、珍品コレクター、クイズ番組では博学ぶりを披露し、今や角界のご意見番としてもおなじみのやくさんは、実はもう一つの隠れた趣味が、海外旅行。それも、国名をきいても「…それ、どこ?」というようなマイナーな場所ばかり訪れる“秘境”マニアだった! 忙しい仕事の合間を縫って、せっせと諸国を巡り、雑誌「オール讀物」の連載でひっそりととんでもない体験記を描き続けて10年余り。見開き2ページにギュッとつまった、時に命がけの、笑いと驚きに満ちた世界旅行記。
  • 赤を身につけるとなぜもてるのか?
    4.0
    視覚が、触覚が、嗅覚が、人の思考を操っていた 冷たい飲み物を持つと、目の前の人を冷たい人だと感じてしまう。心理学の大革命には、ビジネス、恋愛、子育てのヒントが満載!
  • お湯を注ぐだけですぐ食べられる! 作りおきスープの素
    4.0
    【スープの素】【ストック具材】【調味料】を器に入れて、お湯を注ぐだけ!! 簡単に作りおきができ、アレンジ自在で食べ飽きず、しかも手軽。そんな機転の利いた“お手製クイックスープ”のレシピブックです。 ●作り方はいたってシンプル。 ベースとなる【スープの素】に、冷凍&冷蔵保存しておいた【ストック具材】、市販の【調味料・食材】を加え、あとは熱々のお湯で混ぜるだけ!! ●スープの素は全6種。 〈味噌スープの素〉〈オニオンスープの素〉〈トマトスープの素〉〈ポタージュの素〉〈中華スープの素〉〈ライススープの素〉 ●具材や調味料はお好みで。 つまり、スープの素×具材&調味料の組み合わせ次第でどんなスープでも作れちゃうから、365日、食べ飽きることもなし。 ●スープの素もストック具材も冷凍保存(一部冷蔵のみ)可能。 時間のある時にまとめて作りおいてもいいし、ご飯作りの際にちょっと多めに作ってストックにまわしてもOK。半端に残っている野菜で具材を工夫すれば、冷蔵庫の整理にもなって一石二鳥。具材36種、ストックたれ6種のレシピも紹介。 簡単だけど、しっかり手作りの“お手製クイックスープ”ならお腹も心も大満足間違いなし!! 全部まとめてラップに包めば携帯も可能。忙しい朝に、お弁当ランチに、仕事から帰って急いで作りたい夕飯や小腹が減ったお夜食に、ぜひ!
  • 野田琺瑯のレシピ 琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。
    4.0
    創業80年の老舗琺瑯メーカー、野田琺瑯に嫁いで45年になる野田善子さん。真っ白な冷蔵庫用保存容器として大人気の「ホワイトシリーズ」の発案者でもあり、家業と家事・育児を両立する中で、自社製品を使って、琺瑯製品を効果的に用いたお料理術やレシピを生み出してきました。 「家の料理が一番おいしい!」と家族に言われる野田善子さんが、日々のお台所の実践の中から生み出してきた、琺瑯容器利用術とレシピを公開します。
  • 夢をかなえるサッカーノート
    4.0
    中村俊輔の“真実”がここにある。イタリアのセリエAやスコットランドリーグで活躍、日本代表としてもW杯に出場した中村修輔。そんな名サッカー選手が、17歳の頃から書き続けているサッカーノートがあった。家族にさえ見せたことがなかったというそのノートには、自らの弱点、悔しさや不安、サッカーに対する考え方などなど、人気選手となった裏で苦悩と戦う姿が綴られていた。スポーツだけではなく、人生の成功へのヒントが詰まったノートを初公開!
  • バカになれ! カリスマ・エンジニア「ゼロからの発想術」
    4.0
    常識外れのグローバル仕事術! カルロス・ゴーンCEO直轄プロジェクトで、日産GT-Rを 「ヒト・カネ・時間は通常の半分」という非常識な方式で世界一に導いたカリスマ・エンジニア、水野和敏さん。 その発想法は、新しいアイデア、チーム運営、ブランド構築など、イノベーションの起こし方のヒントにあふれています。 ・宣伝費はゼロ。アラブの王族にクチコミさせる。 ・「漏れ聞こえる」オフィスにせよ。 ・リーダーは30分遅く出社しろ。早く帰れ。 ・失敗させてチームをつくる。 ・英語はできないほうが効く! ・ノートはとるな。 ・恋愛しろ。思考のプロテクトを外せ! そして最終章で明らかにされる、 日産を退社後の「アジア圏での新たな挑戦」とは――。 「誰もやってないことだから、やるんだよ!」の“水野節”で元気がでる一冊です!
  • はらぺこ万歳! 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん
    完結
    4.0
    何かおいしいものが食べたい~!子どもの頃から食いしん坊だった作者が、家ごはん、外ごはん、旅ごはんについて綴ったコミックエッセイ!普段は適当自炊にちょいちょい外食、お酒もたしなみ、大好物はB級グルメも珍味もペロリ。さらにおいしいもの探して、北へ南へ旅先でも食にこだわってます。扱うテーマは、適当自炊にスペシャル納豆、B級冷し中華に浪花のたこ焼き、そば屋飲みと青森グルメなどなど、読んでいるとお腹がすいてくること間違いなし!
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌
    4.0
    稀代のペテン師・佐村河内守の虚飾の真相! 18年間、ゴーストライターを務めた新垣隆の懺悔告白によって暴かれた、何重にも嘘に塗り固められた佐村河内守の虚飾の姿。二人の共犯関係はなぜ成立し、誰もが騙され続けたのか――。テレビ、新聞、出版、音楽業界……。あらゆるメディアを巻き込んで繰り広げられた壮大なペテンの真相に迫った渾身のノンフィクション。週刊文春が告発した佐村河内守のゴーストライター事件の全貌。第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。
  • イェンセン家のホームディナー
    4.0
    デンマークからやってきて現在は鎌倉在住のイェンセン氏。大学時代の卒業論文のテーマは「日本のお正月料理とおせち」だったというだけあって、「おいしい」ものには目がないという。そんな筆者が料理のレパートリーのなかから、ナイフとフォークで食べる洋食を中心に、スープ、パン、サイドディッシュ、メインディッシュ、デザートと献立ごとにレシピを紹介。秋野菜のスープ、ライ麦入りパン、ポーチサーモンなどなど、思わず作りたくなるメニューばかり。ホームパーティーのためのテーブルセッティングといったコラムも収録。
  • 芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒
    4.0
    年間500軒のレストランを食べ歩くという芸能界でも屈指のグルメ、渡部建。TV番組のアンケートで「美味しい店を知っている芸能人」の1位に選ばれた彼が、デート、合コン、深夜飯、一人ご飯など目的別に自信を持ってすすめる77軒をセレクト。お店との付き合い方や食べても太らない方法といったコラムも収録した、著者初のグルメガイド!
  • クックパッドのこの裏ワザがすごい! 料理がもっと楽に、おいしくなる101の魔法
    4.0
    月間利用者数がのべ4493万人(2014年7月末)、レシピ数が180万品を超える日本最大のレシピ投稿・検索サイト「クックパッド」。そこに寄せられた数々のレシピの中から、料理を手早く、楽に、経済的に作ることをかなえる裏ワザ101個を厳選。ズボラ魂が生んだ衝撃の大根の皮むき法、ゆで卵を短時間で、しかもツルン!と仕上げる方法、安いお肉をジューシーに変身させる超簡単下ごしらえ術などなど、家庭のキッチンから生まれた誰にでも実践でき、効果絶大の裏ワザが満載です。試したら、なぜ今までこのワザを知らなかったのかと感心すること請け合いです。
  • クロム・ジョウ
    4.0
    違法薬物の売人たちが次々と殺され、騒然とする街・渋谷。トラブルメーカーの友人翡翠からある情報を託されたことで、いくつもの集団から追われる身となった17歳の家出少女・ジョウは、傷つきながらも必死に活路を開いていく。追っ手は何者か? 情報の正体は? 全てが見えたとき、彼女は起死回生の一手を放つ──。
  • インサイドボックス 究極の創造的思考法
    4.0
    画期的な発想や発明は、枠の外(アウトサイド・ボックス)で考えて初めてものにできる、というのがこれまでのビジネス本や自己啓発本の定説でした。ところがコロンビア大学ビジネススクールのゴールデンバーグ教授と、P&Gなどのメーカーでイノベーションを指導してきたボイド氏が、実際に歴史上のイノベーションを400例以上研究したところ、それはまったくの逆だ、ということが判明したのです。 大きなブレイクスルーは、実は「制約の中」(インサイド・ボックス)で考え抜くことで生まれる――この意外な事実を豊富な実例をもとに立証していきます。たとえばアウトサイド・ボックスの代表例としてよく出される走り高跳びの「背面跳び」。従来の飛び方「ベリーロール」の発想を逆転させたといわれてきましたが、実は、これを発明した選手は、はさみ跳びを変化させて背面跳びに行き着いたことを著者二人はつきとめます。他にも、洗剤から汚れを落とす成分を取り去ってみる、携帯電話から電話をかける機能を外してみる、メールの字数を140文字に制限する、など画期的なイノベーションを生んだ「インサイドボックス」の思考法を紹介していきます。脳髄をしぼりながら、徹底的に考える――あなたの仕事にもキキます。
  • フライングガールズ 高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦
    4.0
    2014年ソチオリンピックの金メダル最有力候補! 天才少女はどうやって生まれたのか 2014年のソチ冬季オリンピックから正式競技となる女子スキージャンプ。この競技の金メダル最有力候補が17歳の高梨沙羅だ。昨シーズンのワールドカップで史上最年少の総合優勝を果たした天才少女は、果たしてどうやって誕生したのか。本書では、高梨沙羅と日本女子ジャンプの歴史に迫ります。 「女子にジャンプは無理」「ショーじゃないんだから」と、たった20年前までは競技への参加すら許されなかった時代から紐解く、女子ジャンプのパイオニアたちの苦闘とそこから生まれた天才少女の感動の物語。緊急電子化!
  • ゴルフに泣かされた夜あなたが心にきざむスコアメイクの具体策
    4.0
    写真とイラストが一切ない文章だけのゴルフレッスン書第二弾! 「ゴルフとメンタル」に注目し、スコアアップをはかるための数々の工夫を盛り込んだ一冊。「誤解を恐れずに言えば、ゴルフは決して楽しいものではない。むしろ辛いことの方が多いゲームと理解し、脳のスイッチを日常生活からゴルフへとパチンと切り替える必要がある」。日頃どう練習を重ね、プレー当日までどのように過ごし、コースでどう振る舞うか。新しい視点のゴルファー必読の書! 第一章 ゴルフ脳を使え! 第二章 どんなゴルフを目指すのか 第三章 練習の具体的なヒント 第四章 ゴルフ力でスコアを縮める 第五章 簡単で失敗が激減するアプローチ 第六章 ドライバーは友達か? 第七章 入れるパット 第八章 クラブ選びの基本
  • 清貧と復興 土光敏夫100の言葉
    4.0
    今こそ「メザシの土光さん」の言葉に耳を傾けよう――。東芝社長、経団連会長を歴任し、第二次臨調会長として国家再建に命を懸けた男、土光敏夫。当時、つつましい食卓風景が紹介され「メザシの土光さん」と国民的人気を呼びました。「サラブレッドより野ネズミの方が強い」「個人は質素に、社会は豊かに」「ぜいたくは嫌いだ」「社員は3倍、重役は10倍働け」「蛍光灯は半分消せ」。日本が復興に向けて一歩足を踏み出し始めた今だからこそ、土光さんの数々の至言がより輝きを帯びて私たちの胸に迫ってきます。
  • アップル帝国の正体
    4.0
    シャープ、ソニー、ソフトバンク、ヤマダ電機……日本企業は“植民地化”されていた! アップルの真の姿とは? 経済ジャーナリストが迫る衝撃のドキュメント!紙と電子同時発売!! スティーブ・ジョブズというカリスマの陰に隠されていた、アップルの真の「凄み」。それは時に獰猛な姿さえ見せてビジョンを実現する組織の「実行力」にある。ものづくり、流通、通信、音楽、家電量販店、携帯電話etc. 日本企業を翻弄するその手法を知る人は少ない。厚いベールに覆われた、「アップルの正体」に迫る! プロローグ アップル帝国と日本の交叉点 第1章 アップルの「ものづくり」支配 第2章 家電量販店がひざまずくアップル 第3章 iPodは日本の音楽を殺したのか? 第4章 iPhone「依存症」携帯キャリアの桎梏(しっこく) 第5章 アップルが生んだ家電の共食い 第6章 アップル神話は永遠なのか エピローグ アップルは日本を映し出す鏡
  • 東京いい店うまい店 2013─2014
    4.0
    1967年に刊行されて以来、篤い信頼を得てきたグルメガイド最新版。フランス料理、イタリア料理などジャンル別に「いま食べるべき店」を選び、それ以外に用途に応じて使い分けられるようにコラムを充実させました。覆面探偵はこの世界に通暁した方々ばかり。素人レビュアーとは違う、本当に「いい店」をこの1冊で探すことができます。
  • 重臣たちの昭和史(上)
    4.0
    なぜ日本はあの戦争に突入したのだろう? 二・二六事件当時の世相はどんなだったか? 木戸幸一の語った新事実とは? 陸軍の暴走はどのように始まったのか? 天皇の統帥権の実態とは? 元老西園寺・木戸・近衛と原田熊雄を中心に、貴重な談話・手紙・一次資料からの豊富な引用を交えた、立体的な昭和史。当代きっての事情通・原田熊雄の女婿ならではの情報力で描き出されたこの大河歴史ドキュメントは、歴史を多面的に知りたい人にとって、まことに平易かつ便利な通史である。
  • 乙女座の夫、蠍座の妻。
    4.0
    のんびりマイペースすぎる蠍座の妻と、人目が気になる時間厳守の乙女座の夫。そんな2人だから休日も、それぞれやりたいように過ごすほうがいい。ある日ぼくの日帰りドライブにくっついてきた妻が、何だか華やいで見える。「なんか、いいことでもあった?」「あとで言う」ぼくは子供のころから車の中という空間が好きだった。ハンドルを握って景色が後ろへ流れていくと浮かぶ、楽しい空想。あれ、もしかしてもしかすると?
  • 家族
    3.9
    「家族って、なんだと思います?」 「現実の世界では、すんなり完全犯罪を 達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」 2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。 奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾をつかまれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。 出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。 「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント!
  • 宙色のハレルヤ
    3.9
    1巻1,800円 (税込)
    たとえままならずとも。あたたかな恋の旋律 人を好きになること。その人のなかに飛びこんでいくこと。 あんな怖いことをよくやったね自分。 「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。 恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。 目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。 一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。
  • 玉三郎の「風を得て」
    3.9
    坂東玉三郎とは、何者なのか? 稀代の女形、五代目坂東玉三郎。 歌舞伎の家の生まれではなく、芸養子として歌舞伎界に入り、どう修業を積んでいったのか―― その生い立ちは意外なほど知られていない。 玉三郎と30年の交遊を結ぶ、小説家・真山仁が長年の対話を元に小説形式で描いた第一部「秘すれば花」。 そして、玉三郎が傾倒する世阿弥の『風姿花伝』にちなみながら、玉三郎の哲学と美学の深淵に迫った第二部「その風を得て」。 現代人に大いなる知恵を示す玉三郎の言葉の数々と、貴重な写真を収録した完全保存版。
  • トラジェクトリー
    3.9
    第173回芥川賞候補作 英会話教師として日本で就職したブランドンは、アポロ11号の月面着陸計画の記録を教材に、熟年の生徒・カワムラとレッスンを続ける。 やがて、2人のあいだに不思議な交流が生まれていく。 日本に逃げたアメリカ人と、かつてアメリカに憧れた日本人。 2人の人生の軌道<トラジェクトリー>がすれ違う時、何かが起きる―― アメリカ出身の作家が端正な日本語で描く、新世代の「越境文学」 ニューオーリンズにフォークナーと小泉八雲の残影を見る珠玉の短編「汽水」併録
  • 踊りつかれて
    3.9
    1巻2,400円 (税込)
    誰かが死ななきゃ分かんないの? 首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。 ひっそりと、音を立てずに爆発したその爆弾は時を経るごとに威力を増し、やがて83人の人生を次々と壊していった。 言葉が異次元の暴力になるこの時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。ほんの少し時を遡れば、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。 彼らを追いつめたもの、それは――。
  • 世界の終わりの最後の殺人
    3.9
    破滅まで46時間。 人類絶滅を阻止したければ 殺人の謎を解け。 フィナンシャルタイムズ、サンデータイムズ、ガーディアン、オブザーヴァーなどイギリス高級紙がこぞって絶賛。 「ヤバいくらい独創的」――M・W・クレイヴン(『ストーンサークルの殺人』ほか) 突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により〈エービイ〉と名づけられたAIに管理されていた。 だがある日、平穏は破られた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。 果たして「世界の終わりの島」に隠された秘密とは? そして真犯人は誰なのか? 人格転移タイムループ館ミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』、海洋冒険ホラー歴史ミステリ『名探偵と海の悪魔』に続く鬼才スチュアート・タートンの第3作。特殊設定メガ盛りで読者に挑戦するポストアポカリプス犯人捜しミステリ!
  • 八月の御所グラウンド
    3.9
    京都が生んだ、やさしい奇跡。 ホルモー・シリーズ以来16年ぶり 京都×青春感動作 女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。 謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。 京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。 今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない 人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇。  大学時代を京都で過ごした万城目学さんが『鴨川ホルモー』でデビューしたのは2006年。その後も『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』など、独自の世界観と鮮烈な感性で私たちを驚かせ続けてきましたが、意外にも京都を舞台にしたのは『ホルモー六景』(2007年)が最後でした。  その万城目さんが16年ぶりに京都に帰って来ます。収められた2篇はそれぞれ、女子高校生と男子大学生を主人公としたド直球の青春小説。まさに「ホルモー」シリーズの万城目学、再来!とも言えますが、「ホルモー」が途轍もない勢いを感じさせる作品だとしたら、本書は瑞々しい感性はそのままに、しかしどこか成熟の匂いがします。  京都で起こる奇跡のようなフシギな出来事が、私たちの心の中にじんわりと優しく、同時になんとも切ない感情を呼び起こすのです。青春とは、人生とは、こうしたものかもしれない、そういう名状しがたい感動が心に拡がります。もしかすると、これまでのどの万城目作品にもなかった読後感かもしれません。  鮮烈なデビューから17年。いまふたたび、万城目学に「再」入門してみてはいかがでしょうか。
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」
    3.9
    都の路上でバクチにカツアゲ、大乱闘! 殺人事件が起きても、お上はスルー。 500年前の日本社会は、いまとまったく違っていた! しかし一方では……、 ホームパーティーの費用はワリカン。 新興宗教の教祖さまは有料でお悩み解決。 人間、500年経っても、あまり変わっていなかった! ホームレスから豪商への大出世もあるような、ダイナミックな社会に生きる人々は、何を考え、どんな暮らしをしていたのか。 室町から戦国時代までの中世社会を専門に研究している著者が、身近な題材を手がかりに、やさしい語り口で解説。 また、足利義満の意外な素顔、家康が隠しておきたかったルーツ、伊達政宗「ずんだ餅伝説」の虚実など、読めばビックリ、目からウロコの日本史エッセイ。
  • われは熊楠
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    奇人にして天才――カテゴライズ不能の「知の巨人」、その数奇な運命とは 「知る」ことこそが「生きる」こと 研究対象は動植物、昆虫、キノコ、藻、粘菌から星座、男色、夢に至る、この世界の全て。 博物学者か、生物学者か、民俗学者か、はたまた……。 慶応3年、南方熊楠は和歌山に生まれた。 人並外れた好奇心で少年は山野を駆け巡り、動植物や昆虫を採集。百科事典を抜き書きしては、その内容を諳んじる。洋の東西を問わずあらゆる学問に手を伸ばし、広大無辺の自然と万巻の書物を教師とした。 希みは学問で身をたてること、そしてこの世の全てを知り尽くすこと。しかし、商人の父にその想いはなかなか届かない。父の反対をおしきってアメリカ、イギリスなど、海を渡り学問を続けるも、在野を貫く熊楠の研究はなかなか陽の目を見ることがないのだった。 世に認められぬ苦悩と困窮、家族との軋轢、学者としての栄光と最愛の息子との別離……。 野放図な好奇心で森羅万象を収集、記録することに生涯を賭した「知の巨人」の型破りな生き様が鮮やかに甦る!
  • 貨物列車で行こう!
    3.9
    貨物鉄道ファンの皆さん、お待たせしました! 全国に200万人いるとされる鉄道ファン――「鉄」。 「鉄」は乗って楽しむ「乗り鉄」、撮って楽しむ「撮り鉄」、など、 細かく分類されますが、その中で少数派ではあるものの、 岩盤とも呼べる強固なファン層を築いているのが「貨物」ファンでしょう。 しかし、お金を払えば月にでも行けるご時世に、 貨物列車だけは、鉄道会社の社員にならなくては、乗りたくても乗れない。 ぐやじー……わかります、その気持ち。 この世界には、貨物列車に乗らなくては見えない風景があり、 それはきっとこの世でもっとも素晴らしいものであるだろうに……。 そんな貨物ファンの皆さんの夢を、本書はかなえました! しかも、4度も! 少年時代から貨物鉄道に魅せられた筆者は、 50歳を超えてから、ついに貨物列車に添乗することが出来ました。 また、普通なら訪ねることが出来ない貨物駅を すみずみまで探訪することも出来ました。 乗った路線は、 1、常磐線~常磐貨物線(土浦駅~隅田川駅) 2、南武線~東海道貨物線(新鶴見信号場~東京貨物ターミナル駅) 3、山陽線(広島貨物ターミナル駅~瀬野八~西条駅) 4、津軽線~海峡線~道南いさりび鉄道線~函館線(青森信号場~函館貨物駅)の4つ。 訪ねた施設は、 1、土浦駅 2、隅田川駅 3、新鶴見信号場 4、東京貨物ターミナル駅  5、広島車両所 6、広島貨物ターミナル駅 7、青森信号場 8、函館貨物駅 9、札幌貨物ターミナル駅の9つ。 路線図や構内図に加え、貨物列車に乗らなくては見えない場面の 激レア写真を105点も掲載。さあ、夢の国へどうぞ!
  • センスの哲学
    3.9
    あなたのセンスが良くなる本! 哲学三部作のラストを飾る一冊がついに誕生 服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。 何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか?  音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。 フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。 哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生! ――――――  さて、実は、この本は「センスが良くなる本」です。  と言うと、そんなバカな、「お前にセンスがわかるのか」と非難が飛んでくるんじゃないかと思うんですが……ひとまず、そう言ってみましょう。 「センスが良くなる」というのは、まあ、ハッタリだと思ってください。この本によって、皆さんが期待されている意味で「センスが良くなる」かどうかは、わかりません。ただ、ものを見るときの「ある感覚」が伝わってほしいと希望しています(「はじめに」より)。 ――――――
  • 令和元年の人生ゲーム
    3.9
    「まだ人生に、本気になってるんですか?」 この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。 「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」 慶應の意識高いビジコンサークルで、 働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、 「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、 クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で…… ”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。 彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか? 2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。 デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、 麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の働き方」。 新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。 そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。 20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、 部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。 「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。
  • ジェンダー・クライム
    3.9
    『悼む人』『永遠の仔』の著者が贈る、ノンストップ・クライムサスペンス。 誰もが容疑者。誰もが当事者。 性にまつわる犯罪……ジェンダー・クライムは連鎖する。 土手下に転がされていた男性の遺体。 暴行の痕が残る体には、メッセージが残されていた。 「目には目を」 なんと男の息子は、3年前に起きた集団レイプ事件の加害者だった――。 次々現れる容疑者、そして新たな殺人。 罪を償うべきは、あなたかもしれない。 天童荒太の原点回帰にして、記念碑的作品!
  • ガラム・マサラ!
    3.9
    北欧、華文、韓国の次は……今もっとも熱い「インド・ミステリー」の傑作 手段を選ばず、お子さんを志望校に入れる。それが僕の仕事です―― 貧困の中からのしあがった青年ラメッシュがニューデリーで営むのは「教育コンサルタント」。依頼人を希望の大学に押し込むのが仕事だ。 今回の依頼は富裕な建設業者からで、息子ルディをインドの一流大学に入れてくれという。ルディはバカなドラ息子であり、手段は替え玉受験しかなかった。 受験は無事に終了するも、予想外の結末が待っていた。ラメッシュは全国トップの成績をあげてしまったのだ。インド最高の天才少年現る!とメディアは群がり、ラメッシュはマネージャーの地位に収まってカネを稼ぐが……。
  • ファイナル・ツイスト
    3.9
    ドンデン返しの魔術師の最新作、早くも登場! 父を殺した民間諜報会社ブラックブリッジに挑むコルターの復讐戦。知略を駆使したインテリジェント・スリラーの真骨頂。三部作完結。
  • 襷がけの二人
    3.9
    1巻1,900円 (税込)
    オール讀物新人賞で注目を浴びた新鋭、初の長編小説 裕福な家に嫁いだ千代と、その家の女中頭の初衣。 「家」から、そして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。 「千代。お前、山田の茂一郎君のとこへ行くんでいいね」 親が定めた縁談で、製缶工場を営む山田家に嫁ぐことになった十九歳の千代。 実家よりも裕福な山田家には女中が二人おり、若奥様という立場に。 夫とはいまひとつ上手く関係を築けない千代だったが、 元芸者の女中頭、初衣との間には、仲間のような師弟のような絆が芽生える。 やがて戦火によって離れ離れになった二人だったが、 不思議な縁で、ふたたび巡りあうことに…… 幸田文、有吉佐和子の流れを汲む、女の生き方を描いた感動作!
  • 日暮れのあと
    3.9
    過ぎてみれば、全部、どうってことなかった―― 日々老いを感じつつ山裾の町で暮らす絵本作家の雪代。 ある日やってきた植木屋の青年に興味を惹かれ話をしてみると、 彼が結婚を望む恋人は、還暦を過ぎた現役の風俗嬢だという――。 生と死、そして性を描き、人生を謳いあげる短編集。名手がつむぐ至高の7作。 【収録作】 ミソサザイ/喪中の客/アネモネ/夜の庭/白い月/微笑み/日暮れのあと
  • 星屑物語
    3.9
    お笑いが、僕の人生の全てを救ってくれた。 お笑いコンビ「パーパー」ほしのディスコ、初めての本。 死を意識するほどの絶望を感じていた少年時代の日々、赤ちゃんの頃から側にいてくれたキリンのぬいぐるみの思い出、人生のどん底で出会った『笑う犬の冒険』に救われた瞬間、高一のときに地元群馬に人気テレビ番組のロケがきて「芸人になる」と決意した日のこと、お笑い養成所時代の衝撃的な出来事、昔から大好きだった歌への想い、複雑な構成の家族のエピソード、捨て猫だったピーちゃん&現在の愛猫みゅう君との出会い、デビューCDの歌詞のモデルとなった彼女の話……。 マセキ芸能社の会員制サイトで連載した原稿を加筆・修正し、書き下ろしを大幅に加えて書籍化。 自身の生い立ちをはっきりと語ってこなかったほしのディスコが、これまで隠してきた素の自分をさらけだして綴った、愛とペーソスがきらめく自伝的エッセイ。 いつか自分の本を出すことが夢だったので、皆さんが元を取れるように精一杯書かせていただきました。「こんなおかしな奴もいるんだから、自分もまだ頑張れるな」と、少しでも思ってもらえたら嬉しいです。(はじめに より) 人が良過ぎて、一周回って逆に良い人。だからこの人には幸せになって欲しい。(クリープハイプ・尾崎世界観さんの帯コメント より)
  • おもいでがまっている
    3.9
    1巻1,700円 (税込)
    「待つ」ことでしか、進まなかった人生がある。 今は古びた平成初期の新興マンション。 その一室に、ひとりの年老いた男が、孫とともに住んでいた。 男が訥々と語る、心温まる、この部屋の思い出。 孫はここで、ずっと母を待っている。 この部屋に残された母の愛に囲まれて。 しかし、男が語る思い出はすべて“嘘”だった。 かつてこの男は、とある幼い兄妹から、この部屋を奪った。 男には、そうしなければならない、痛切な理由があったーー。 風吹く部屋で、ずっと誰かを待ち続けた、ある家族と男の物語。 水野良樹(いきものがかり)が筆名で描く、渾身の書き下ろし小説。 ■著者からのメッセージ すぐに話せて、すぐに理解できる。 待つことが少なくなったそんな世界において、人に会えず、先が読めず、いつ終わるかわからない、待つことを強いられた3年間でもありました。今という瞬間を侵食する過去との向き合い方。そして場所に沈殿し、宿り続ける記憶。 人生という自分たちの時間を、前に進めようともがく人々の物語です。 なお、本小説のプロットから受けたインスピレーションを元に創り上げられた楽曲『ただ いま (with 橋本愛)』が、各種音楽配信サイト・ストリーミングサービスにて配信中。 本楽曲は女優の橋本愛が初めて作詞を手掛け歌唱を担当。 作曲は著者の清志まれ、編曲は鈴木正人が手掛けた。
  • からだの美
    3.9
    魂は身体の細部にこそ宿る 隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。 イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、高橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶし――身体は秘密に満ちている。 「文藝春秋」大好評連載を書籍化。
  • 三国志名臣列伝 蜀篇
    3.9
    関羽、張飛、諸葛亮、趙雲……。 「めずらしいほど無垢な人」と部下に慕われた劉備に、 どこまでもついていった男たちの純情と覚悟!  いまも愛される英雄たちの挽歌。
  • 失くした「言葉」を取り戻すまで 脳梗塞で左脳の1/4が壊れた私
    3.9
    忽然と姿を消した人気コラムニストの約17年ぶりの新刊は、愛と笑いに溢れた120%ポジティブ闘病記! 2009年11月、頭に激痛が走り「くも膜下出血なので今すぐ開頭手術を」と診断されたのに、手術を拒否して病院から帰宅。1週間後に手術を決意し受けたところ、くも膜下出血とは別の箇所で脳梗塞を発症、左脳の1/4が壊死して、目覚めたときには、利き手だった右手に麻痺がでて「お母さん」「わかんない」の2語しか話せなくなっていた……。 1987年に『週刊文春』で「おじさん改造講座」の連載をスタートさせて以来、高速タイピングで小気味よい文章を次々と生み出してきたコラムニストが「言葉」を失う。そんな悲劇的な状況でも「絶望してもしょうがない」と明るく受け止めて、家族や友人、医師、言語聴覚士、理学療法士らに支えられながら、日々を楽しみつつ前向きにリハビリを続け、再び長い文章が書けるようになるまで。 「いずれ本を書くときの資料になるはずだ」と、カセットテープに録音しておいた手術前後の家族との会話、夫の当時の日記、実際の脳のMRI画像、担当の医師や言語聴覚士、理学療法士に著者本人が取材して得た証言を織り込んで、失語症になった当事者自らがパソコンのキーボードを一文字一文字打って綴った渾身のノンフィクション。 表紙の「脳みそちゃん」の製作は、人気ぬいぐるみ作家、片岡メリヤスさんが担当。
  • ラーメンカレー
    3.9
    1巻1,800円 (税込)
    「すべての出会いは運命的だ」 35歳、9月。ロンドンで高校の同級生の結婚式に参加した。 仁と茜の夫婦は、茜の古い友達を訪ねてペルージャまで足を延ばす。 そして窓目くんは、結婚式でシルヴィに出会ってしまったのだった。 ――言葉と記憶があふれだす、旅の連作短編集。
  • 東南アジア式 「まあいっか」で楽に生きる本
    3.9
    この本は、日本がなんだか辛いな、苦しいなと思っている方のための本です。 野本さんはマレーシアに家族で移住して10年。いまは海外教育や海外移住について書いたコラムやラジオ、講演会で大人気です。 一見不便で給与水準も低いのに、楽しそうな人が多いマレーシアという東南アジアの国。この国で学んだ人生を楽しく暮らす方法を紹介します。 ―ほとんどのことには正解がない ―他人に期待しないと怒らなくて済む ―他人はコントロールできない ―精神のコントロールは自分でする ―白黒つけるのをやめる ―80%くらいの完成度で世の中に出す ―スピードの方が大事 ―他人を助けると自分に返ってくる 日本人は圧倒的に「ちゃんとしなくては」で苦しんでる人が多すぎる。しかし世界を見ると、そこまで厳しく緻密さや正確さは求められていないのです。海外進出する企業や学校教育の現場において、感情をコントロールすることの大切さをユニークな視点で書いたエッセイ。
  • 我々はどこから来て、今どこにいるのか? 下 民主主義の野蛮な起源
    3.9
    ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書! 人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。 下巻では、「民主制」が元来、「野蛮」で「排外的」なものであることが明らかにされ、「家族」から主要国の現状とありうる未来が分析される。  「核家族」――高学歴エリートの「左派」が「体制順応派」となり、先進国の社会は分断されているが、英国のEU離脱、米国のトランプ政権誕生のように、「民主主義」の失地回復は、学歴社会から取り残された「右派」において生じている。  「共同体家族」――西側諸国は自らの利害から中国経済を過大評価し、ロシア経済を過小評価しているが、人口学的に見れば、少子高齢化が急速に進む中国の未来は暗く、ロシアの未来は明るい。  「直系家族」――「経済」を優先して「人口」を犠牲にしている日本とドイツ。東欧から人口を吸収し、国力増強を図かるドイツに対し、少子化を放置して移民も拒む日本は、国力の維持を諦め、世界から引きこもろうとしている。
  • 小説家の一日
    3.9
    1巻1,899円 (税込)
    「書くこと」の深遠なカタルシス 短篇の名手が、深遠なカタルシスを紡ぎ出す。すべて「書くこと」をテーマに、さまざまな日常の忘れられない瞬間を描いた珠玉の十篇! 目次 緑の象のような山々 園田さんのメモ 好好軒の犬 何ひとつ間違っていない 窓 料理指南 つまらない湖 凶暴な気分 名前 小説家の一日
  • 真夜中の密室
    3.9
    わが名は〈解錠師〉。 いかなる鍵も錠前も僕の敵ではない。 名探偵ライム、3年ぶりの新作。 ボーン・コレクター、コフィン・ダンサー、ウォッチメイカー、スキン・コレクター、そして……。 名探偵ライムに頭脳戦を挑むのは、密室に煙のように忍び込む怪人〈解錠師/ロックスミス〉。 怪人VS名探偵の興奮に満ちた現代謎解きミステリの新傑作。 〈ロックスミス〉と名乗る男が夜のニューヨークに跳梁していた。厳重に鍵のかかった部屋に侵入し、住人に危害を加えることもなく、破った新聞紙に書いたメッセージを残して去った。犯人はいかにして短時間で錠を破ったのか。犯行は無差別なのか、それとも被害者を結ぶ線があるのか。この奇怪な犯人の真の目的は何か。ニューヨーク市警からの依頼で、四肢麻痺の科学捜査の天才リンカーン・ライムが捜査に乗り出した。だがライムは警察内部の政争にまきこまれ、別件の裁判での失態を機に契約を解除されてしまった。このまま捜査を続行すれば逮捕される危険すら……。 密室を破る怪人〈ロックスミス〉VS現代の名探偵リンカーン・ライム。警察も敵に回り、犯罪組織に命を狙われながらも、名探偵はあくまで知力で戦いに挑む。そしていくつもの事件と謎と犯罪がより合わさったとき、多重ドンデン返しが華麗に発動する! ――ウォッチメイカーを思い出してるでしょ。 ――この二人は似た者同士だ。どちらも利口で、戦術に優れている。いわば闇の芸術家と呼べる点も似ている。それにどちらも機械式の装置に妄執を抱いている……。 “怪人VS名探偵”の興奮に満ちた現代謎解きミステリの新傑作。
  • サバカン SABAKAN
    3.9
    1巻1,300円 (税込)
    僕には【サバの味噌煮の缶詰】を見ると思い出す友だちがいる。小学校の運動場。放課後にサッカーボールを追いかけることだけが人生の全部だった、あの頃。そこにはタケちゃんがいた。小学校最後の夏休み、僕はタケちゃんと一緒に冒険の旅に出た――。 懐かしくて、じんと来る、笑いと涙の映画『サバカン SABAKAN』(2022年8月19日全国公開、出演は番家一路、原田琥之佑、 尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛)。本書は金沢知樹監督が書き下ろした原作小説です。 「サバカン SABAKAN」「ガンダムの恋」「弟と少年ジャンプとプラネットマン」の三篇を収録。
  • お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロード ジェンダー・フェミニズム批評入門
    3.9
    貞淑という悪徳、“不真面目な”ヒロインたち、 不条理にキラキラのポストモダン、 結婚というタフなビジネス…… 「男らしさ」「女らしさ」の檻を解き放て! 注目の批評家が贈る〈新しい視界がひらける〉本 ・ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは? ・フェミニズムと優生思想が接近した危うい過去に学ぶ ・パク・チャヌク映画『お嬢さん』の一発逆転!〈翻案の効用〉とは ・『マッドマックス』の主人公がもつケアの力と癒やし ・「マンスプレイニング」という言葉はなぜ激烈な反応を引き起こすのか……etc. 閉塞する現代社会を解きほぐす、鮮烈な最新批評集!
  • 地球、この複雑なる惑星に暮らすこと
    3.9
    日本の問題は、「経済」と「環境」にある。そんなのは、コロナにならなくったって、虫を見ていればわかること。虫が生きにくい世のなかは、人間も生き物も生きにくい――。 コロナ禍で一転、イタリアとの行き来が途絶え、日本生活を余儀なくされた根っからの昆虫好きのヤマザキマリが先輩として慕う養老孟司。コロナ以前から箱根の養老昆虫館に足を運んだ4年間、話は虫を通じて見えてくる世界の複雑さ、気候変動とともに変わりゆく生態系、来るべきAIの世界、すっかり脳化が進み「戦時中と似ている」という日本を覆う空気まで。そして養老さんに訪れたまるの死と病。はたして想像力と突破口はどこにある? 世の中との「ズレ」を感じ続けるふたりが、その違和を一つひとつ解きながら、いつしか微視的スコープで文明の深奥までを眺め見る対談。
  • ヒノマル
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    昭和18年、戦時下の日本。国家のために死ぬことを夢見る軍国少年・勇二が出会ったのは、歴史学者の娘・涼子。 日本が戦争に負けると言い放ち、自由奔放に振る舞う不謹慎な彼女が、大学生の兄の恋人だと知ったのは、学徒出陣が近付く頃だった…。 「どうして俺が生き残っちゃったんだろうな」 「生き残ることは罪じゃないでしょう」 自由が統制され、夢を見ることさえ叶わない社会で、少年少女はどこへたどりつくのか。 秘密の図書館、真夜中の帝都、出征の朝、西へ向かう夜汽車、真っ白な日の丸。 『平成くん、さようなら』の著者による書き下ろし青春小説!!
  • 起業のすすめ さよなら、サラリーマン
    3.9
    「起業の民主化のバイブルだ!」 ──冨山和彦氏(IGPIグループ会長)推薦。 NewsPicks創刊編集長の著者が提案する、 「夢」も「お金」もあきらめない、会社に縛られない新しい生き方。 「サラリーマン教の呪い」を断ち、今こそ起業しよう! 起業の醍醐味とは、「自分の人生の“独裁者”になれること」。 本書は、初めの起業にあたり、私自身が悩んだこと、知りたかったことを、 100人以上の起業家やプロフェッショナルへ徹底取材し、 絶対に成功する秘訣を詰め込んだ『起業の教科書』の決定版です。 〈目次〉 はじめに 私が起業を決断した日 第1章 起業家になるべき5つの理由 1 サラリーマン思考から卒業できる 2 キャリアアップにつながる 3 金銭的な報酬が大きい  4 人生の自由を得られる 5 社会を変えられる 第2章 起業にまつわる5つの誤解 1 起業するには若くないといけない 2 起業するにはお金持ちでないといけない 3 起業に失敗すると借金地獄になる 4 起業家はエリートしかなれない 5 起業家はチャラくて尊敬されない 第3章 起業型キャリアの5つのタイプ 1 成長志向スタートアップ 2 プロフェッショナル独立 3 スモールミディアムビジネス(SMB) 4 スタートアップ幹部 5 大企業イントレプレナー 第4章 起業を成功させる5つのステップ 1 自己分析──まずは己を知る 2 ミッション、ビジョン、 バリュー 3 事業づくり、プロダクトづくり 4 パートナー探し・チームづくり 5 資本政策・ファイナンス おわりに 70年サイクルが終わり、企業家の時代が来る
  • コロナ後の世界
    3.9
    縁故主義、相互監視、正常性バイアス、反知性主義、 “コロナ・マッチョ”、『1984』的ディストピア…… なぜ日本はここまで劣化したのか? ・エビデンスを軽んじ、政治効果を優先させた日本の感染症対策 ・知的無能が評価される「イディオクラシー」(愚者支配)とは ・“母子癒着”する日米関係とディストピア化する社会 ・カミュ『ペスト』に描かれた危機下における大人の市民像 ・「王道」と「覇道」――中国はこれからどうなるのか? ・書物という外部への回路がもつ「コモンの再生」の可能性……etc. 社会の病毒をえぐり、再生への道筋を示す真の処方箋!
  • アルゴリズムの時代 機械が決定する世界をどう生きるか
    3.9
    アルゴリズムは強力だ。しかし、落とし穴もある。 機械が入り込んだ日常で、コンピュータと人間の共存の道はあるのか!? 買い物、自動運転、医療診断、犯罪予測、裁判の判決、芸術……。 人の判断より機械の判断を優先させるべきなのか? どんな時に機械に頼りたくなる気持ちを抑えるべきなのか? その答えを見つけるために、アルゴリズムをこじ開けて、その限界を見極めよう。 数学者であり、コンピュータオタクであり、ベストセラー作家である著者による、 機械とデータの社会を生きていくための必読の書! 【ベイリー・ギフォード ノンフィクション賞最終候補作】 人の意思決定は少しずつ、機械に任されるようになっている。 だが、その機械の実体「アルゴリズム」は、どんなプログラムで、どんな狙いで、実際何をしているのか? 一方で、信じられないミスも犯すことを知っていただろうか? アイダホ州の「予算管理ツール」は、障害者助成金を無闇にカットしてした。 腫瘍を発見できるアルゴリズムは、正常な細胞までがん細胞と言い立てた。 自動運転は、いざ運転手が対応するしかなくなったときに判断を遅らせる。 テロ組織と似た名前の学会に属していた建築家は10年も米国に帰れなくなった例もある。 アルゴリズムは、思ったよりもずっと凄いが、思ったほど万能ではない。 必要なのは、何ができて何ができないかを知り、人間がアルゴリズムのどこを補い、どうやってつきあっていけばいいかを知ることだ。 本書を読めば、間違いなくその第一歩を踏み出せるはず。
  • マンガ 生涯投資家
    3.9
    「お金儲けして、何が悪いんですか?」 「物言う株主」として日本経済に旋風を巻き起こした村上世彰。その波瀾万丈の半生と投資理念を綴ったベストセラー自伝を、ホリエモンこと堀江貴文氏の獄中記で知られる漫画家・西アズナブルが完全コミカライズ! 2006年、ニッポン放送株をめぐるインサイダー取引容疑で逮捕された「村上ファンド」の村上世彰。表舞台から姿を消した村上氏だが、約10年の沈黙の後、シンガポール在住の個人投資家として株取引の世界に復帰する。 投資家である父の影響を受け、小学生の頃から株取引を始めた村上氏。通産省の役人を辞め、なぜ投資の世界に飛び込んだのか? 日本で初めて敵対的TOB(株式公開買い付け)やプロキシーファイト(委任状争奪戦)を仕掛けた意図とは? 東京スタイル、ニッポン放送、阪神電鉄などの投資において、一体何があったのか? 村上氏の投資家としての軌跡と投資哲学が、漫画を通じて明かされる。 本書では、アクティビストとして一世を風靡した村上ファンドの内実を赤裸々に描写。オリックスの宮内義彦氏、ライブドアの堀江貴文氏、フジテレビの日枝久氏など、村上氏と関わりの合った人々がどのように漫画で描かれるかも、楽しみの一つだ。 本書では、現在の村上氏が中高生を相手に金銭教育を講義するという体裁で、経済や株取引の仕組みを分かりやすく解説。 ○お金は寂しがり屋、一カ所に集まってくる ○「安く仕入れて高く売る」のが商売の基本 ○お金は経済の血液、循環しなければ意味がない ○株は上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ 等々、お金儲けのプロ中のプロが教える実践的な投資哲学が満載だ。
  • 安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル
    3.9
    1巻1,599円 (税込)
    人事介入の全貌が明らかに! 11月25日、衝撃のノンフィクション 緊急出版!! 【内容紹介】  2016年夏。官邸は検察庁が提示した「人事案」を拒否。かつてない異例の“人事介入”により、検察内には衝撃が走った。以来、4年間にわたり「官邸vs.検察庁」の人事抗争が勃発! 2020年黒川検事長の定年延長問題に至るまで知られざる暗闘が繰り広げられる。  安倍晋三、菅義偉、杉田和博……政権中枢による人事介入の全貌を、数々のスクープを放った検察取材の第一人者が極秘情報を駆使して描き出す衝撃のノンフィクション。 【本書で明かされる新事実】  ■「あいつは勘違いしている」菅首相が漏らした検事総長への怒り ■ 官邸と検察が結んだ“密約”と“裏切り”の真相 ■「きっと失敗するだろうな」賭け麻雀で辞職した黒川元検事長の本音 ■ 突然の追放劇! 検察のプリンスと法務大臣の確執 ■ 初めて明かされる「定年延長」閣議決定までの舞台裏 ■「甘利事件」「森友事件」を検察が不起訴にした本当の理由 ■ 周囲の説得を拒否! 検事総長の椅子にしがみついた男    ……など 【目次】 序章 毒が回った政権 第1章 黒川と林、そして稲田 第2章 16年夏――事務次官人事への介入 第3章 17年夏の陣――黒川続投 第4章 17年冬の陣――3度目の正直を拒んだ上川法相 第5章 官邸の守護神の実像 第6章 苦肉の策 第7章 河井捜査とコロナ禍騒動 第8章 法務・検察の迷走 第9章 「決着」と「総括」 あとがき
  • シャツとダンス 「アパレルの革命児」が起こした奇跡
    3.9
    「メイカーズ・シャツ・鎌倉」(通称、鎌倉シャツ)は立ち上げから25年で累計300万着を売り上げた。いまや、ニューヨーク、上海にも出店、海外でも支持される数少ないメイド・イン・ジャパンのアパレルとなった。 創業社長の貞末良雄氏はいかにして、この成功をつかんだのか? 1つめの要因は、一世を風靡したVANに勤めた経験だ。カリスマ社長の石津謙介からファッションの神髄について直々に教えを受けた上に、仕入れ担当として、在庫管理のノウハウを身につけた。 2つめは、不可能を可能にする信念である。創業当時、1着4900円という価格も、300万着という売り上げ目標も、だれも本気にはしなかった。ニューヨーク出店の際には、現地の不動産やから止められさえした。しかし貞末氏は、どんなに反対されても知恵と人脈を総動員して、信念を貫き通した。 そして3つめは、二人三脚で事業拡大をした妻の存在である。創業15年後に貞末氏は会長に退き、妻のタミ子に社長を譲った。営業面では彼女の社交性が武器となり、ニューヨーク店も彼女が事実上の店主として、客の信頼を得ることができた。 この3つの柱を軸に、“鎌倉シャツ”の成功の軌跡を振り返る――。
  • コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画
    3.9
    1~2巻1,200~1,500円 (税込)
    NHKスペシャル「激震コロナショック~経済危機は回避できるか~」著者出演、大反響! 紙版発売に先がけ、電子書籍版を先行配信。 「コロナショック」を企業、個人、政府が生き残る術がここに! ▼リーマンショックを超える経済危機は、3つの時間軸で襲ってくる。 第1波 日本のGDPの7割を占めるローカル産業(飲食、小売、エンタメなど)の壊滅 第2波 自動車、電機など グローバル型大企業へ波及 第3波 金融危機の発生 ・欧米でもローカル経済圏破綻の打撃が大きい(cf.リーマンは金融圏のみ) ・中国による牽引が期待できない ・ソルベンシー問題と逆石油ショックが金融危機へ ・破産したくなければ企業は短期PLを本気で捨てよ ・手元キャッシュが全て ・最悪を想定 ・危機におけるリーダーの「べからず集」とは? ・経済のグローバル化傾向は、このまま続くのか? ・企業が、個人が、政府が、コロナショックを生き残る鍵とは?

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