ヒノマル

ヒノマル

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

昭和18年、戦時下の日本。国家のために死ぬことを夢見る軍国少年・勇二が出会ったのは、歴史学者の娘・涼子。
日本が戦争に負けると言い放ち、自由奔放に振る舞う不謹慎な彼女が、大学生の兄の恋人だと知ったのは、学徒出陣が近付く頃だった…。

「どうして俺が生き残っちゃったんだろうな」
「生き残ることは罪じゃないでしょう」

自由が統制され、夢を見ることさえ叶わない社会で、少年少女はどこへたどりつくのか。
秘密の図書館、真夜中の帝都、出征の朝、西へ向かう夜汽車、真っ白な日の丸。
『平成くん、さようなら』の著者による書き下ろし青春小説!!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ヒノマル
  • タイトルID
    :
    1090601
  • ページ数
    :
    520ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ヒノマル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「他人の心がわからないというのは、人間に与えられた一番の贈り物かも知れないな(P193)」
    戦時下の日本を描いた古市憲寿さんによる恋愛長編小説。古市さんの小説は全部読んでいて、これまではサブカルネタ満載の現代小説だったが、今作はサブカルネタは封印。戦時下の少年と少女の恋模様を描いた作品だが、ストーリが滅茶苦茶練られていて、最初と最後が美しく繋がっている。読んでいくうちに戦時下は今のコロナ禍になんとなく似ていると気付いた(だからあえてこのタイミングで出したのかな?)。これまでの古市さんの作品とは全く違うが、個人的には一番好き、なんか直木賞あたり取りそうな感じ。

    0
    2022年05月23日

    Posted by ブクログ

    読み応えのある小説。
    私であれば戦争がテーマならヒノマル、恋愛がテーマならアマナツといったタイトルを選択するでしょう。

    0
    2022年03月29日

    Posted by ブクログ

    今の世界情勢とつい照らし合わせずにはいられない。
    戦時中の日本にたくさんあったであろう物語のひとつ。日本にもこんな時代があった。そして、戦時中であっても、コロナ禍であっても、そのどちらでなくても、人や世間というものはあまり変わらないのかもしれないな、と思った。
    そこにちょっとだけがっかりしつつ、それでも涼子と勇二、そして優一の存在に明るい希望を感じながら読み進めた。

    古市氏の小説は初めて。
    表紙をめくった1ページ目で、読み進めていく先々で、人に対しての誠実さを感じた。
    テーマとは裏腹にとても優しい物語だった。
    そして驚いたのが参考文献の数。
    物語に対して感じた優しさや誠実さは著者自身が持っているものが滲み出た結果なのかもしれない。

    0
    2022年10月11日

    Posted by ブクログ

    8月に読めて良かった。戦時下の青春物語。戦争の厳しい描写もあるが、3人の物語は涼子の甘夏の香りの様に爽やか。啓介がどうしたか気になる。

    0
    2022年08月21日

    Posted by ブクログ

    プロフィールによると作者は哲学者とある。
    う~ん難しいのかな・・・
    しかし話はわかりやすく、内容にもすんなり入っていける。
    昭和18年、大学生の兄を持つ勇二は、国家のために命を捧げると公言する中学生。
    ある日であった少女は、日本は戦争に負けると言い放ち、自由奔放に振る舞う。
    反発しながらもいつしか惹かれていく勇二だが。
    戦局は悪化し、自由は統制され、未来さえ見通せなくなり、
    自分の向かうべき道もわからなくなり・・・
    愛国精神に満ち溢れた若者目線で書かれた一風変わった反戦小説だが、これはそんな中で揺れ動く繊細な恋愛小説でもあると思う。

    0
    2022年07月09日

    Posted by ブクログ

     物語の構造が良いなと思った。
     プロローグで始まり、物語が終わり、エピローグでプロローグに戻る。
     しかし、小説を読み終わるとプロローグの同じ情景が違って見える。
     そういう仕掛けのある構造は物語としてストンと落ちる。

     話としても対照的な兄弟の物語。
     終戦中、帝国男子の規範を目指す頭の固い弟勇二と、仏文科に進み自由な思考の持ち主の兄雄一。
     その間にいるのは、やはり自由な思考を持つ女子、涼子。
     戦争は進み、やがて雄一は学徒出陣の一員として航空機整備兵となる。
     一方、非国民のレッテルを張られて村八分に置かれる涼子に対して、勇二は何もやましいことはないのに非難の目を誰かに向ける世間に対して義憤を抱く。

     戦争という時代があった。
     時代の流れは、常識も、思想も、世間も変える。

    0
    2022年06月14日

    Posted by ブクログ

    悔しいけどこれも読み出したら止まらなくなった。戦時下の青春ラブストーリーって感じは確かにした。でも、なんか質感がしっくりこないのはなんやろ。CGアニメっぽいねんな。

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    考え方が違っても、人は人を慈しむ事が出来る。
    多様な考えを一歩引いた視点で包括するような物語だった。
    そしてこの相互監視社会への真っ直ぐなメッセージでもあったと思う。
    古市さんの哀しいような優しさが心に染みた。

    0
    2022年05月16日

    Posted by ブクログ

    古市さんの文章には清涼感がある。
    戦争が題材だけど、きな臭い匂いより甘夏の香りの方が強く感じる。
    好きだな〜。

    0
    2022年05月15日

    Posted by ブクログ

    古市さん渾身の一作だろう。既読の作品はどれもどこか無機質な感じがしたが、今作は大層エモーショナル。戦時中の青春恋愛小説。愛国心が非常に強く「お国の為なら喜んで死ぬ」という勇二。ある日勇二は美人で活発で大胆な涼子と知り合う。涼子は勇二の愛国心をことごとく否定し「日本は戦争負ける」と言い放つ。強く反発する勇二だが、涼子に心惹かれる気持ちは止まらない。戦争時代なので辛いシーンもあるにはあるが、悲壮感は控えめな感じがした。エピソードや人物にフィクション感は強いものの勇二も涼子も魅力的なので最後まで面白く読んだ。

    0
    2022年03月31日

ヒノマル の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ヒノマル
  • タイトルID
    :
    1090601
  • ページ数
    :
    520ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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