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  • 井上ひさしから、娘へ 57通の往復書簡
    4.0
    1巻1,324円 (税込)
    父から娘へ、そして次代へ―― いまなお遺された多くの小説、戯曲が人々を魅了し続ける井上ひさし。 没後7年を前に、ご本人の言葉が、単行本未収録の手紙という形でよみがえります。 井上さんには、千葉県市川市に格別の思い入れがありました。 本書は、「月刊いちかわ」というタウン誌上で、次女の綾さんと5年にわたって 交わされた往復書簡です。 父:手紙の形をとりながら、わたしの小さかったころのことをできるだけ 正確に書くことにしようと、思い立ちました。 娘:ここには小さい頃の父もいて、父の父や、父の母のマスおばあちゃんもいます。 青年期の若い父もいます。・・この「往復書簡」は、亡くなる5ヶ月前まで、 息苦しさや、体力もなくなっていく中で、三人姉妹のまん中の私に書き綴って くれたものです。 父は、これまで伝えてこなかった自身のことだけでなく、今後何をすべきか、 何をしたいか、と書きます。そして、その言葉に、必死でこたえようとする娘。 あらためて、井上ひさしという作家の、あたたかい、やさしい人間性が伝わってくる一冊です。

ユーザーレビュー

  • 井上ひさしから、娘へ 57通の往復書簡

    Posted by ブクログ

    井上ひさしと次女との5年に渡る往復書簡。
    父親の娘に対する優しさが伝わってくる。
    彼のように、子どもに語るべき言葉を持っていたいと想った。


    ★親の務め
     どんな子であれ、やがては一人で生きて行かなければならない。その時に困らないようにしてあげる。
     甘やかすことではない。
     どんないやなことでも、やらなければならないときは、やるしかない。

    ★私たちの手は、だれか大切な人の心を抱きしめるためにあるのです。(神父様の言葉)

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    2019年08月26日

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