ヨシモトオノ

ヨシモトオノ

小説・文芸
1,700円 (税込)

8pt

吉本ばなな×「遠野物語」が人生に光を灯す

ヨシモトオノとは、吉本ばなな×「遠野物語」!

日常にふと口をあける世界の裂け目。
生と死の境界がゆらぐとき――心に小さな光を灯す物語たち。

天井の木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。
木目って人の顔に見えるよなあ、小さいときも風邪を引くと木目がいろんなものに見えたな、と思ったら、そのおじさんがにやりと笑った。こちらの考えを見透かすように。(「思い出の妙」より)

民俗学者・柳田國男が地方の不思議な伝承を集めた不朽の名作「遠野物語」。
これは「不思議と言えば不思議で、そうでもないと思えばそれっきり忘れてしまう」小さなエピソードを集めた「吉本ばなな版遠野物語」!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ヨシモトオノ
  • タイトルID
    :
    1880370
  • ページ数
    :
    216ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年05月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ヨシモトオノ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    遠野物語がばなな流になると…どの短編も温かくて優しい世界。怖い話も民話っぽさもあまりなく、「遠野?」とは思ったけれど、とはいえばなファンとしては大満足の1冊でした。
    あらためて思ったが、ばななさんが描く家族は、どの家族も本当に自然体で愛し愛され幸せな家族だ。もしかすると、私がばななさんの作品が好きなのは、センスよくスピっているからではなく家族のカタチが最強にステキだからなのかもしれない。

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    遠野物語を作者の視点で描いているのかと思っていたが、違った。
    よしもとばななさんの書く恐ろしい話、ちょっと奇怪な話だった。
    それは本当に、角を曲がった先、隣に座った人くらいの近さで、よく目を凝らせばそこにあるのではないかと思うような話。怖いというよりは不思議でちょっとヒヤッとする。短い短編が多いので読みやすい。

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    実は遠野物語を知らないのだが(;^_^A
    霊的な不思議な出来事についての短いお話を集めた短編集
    ホラーではない笑
    どちらかというと、不思議だけど心温まるお話が多いので、生と死を考えながら、生きるも死ぬも悪くないかもって思える
    優しい語り口がとても良かった(*´ω`)

    0
    2026年01月30日

    Posted by ブクログ

    『ヨシモトオノ』とは吉本ばなな版遠野物語。
    少し不思議なお話が13編。そのうち一つは実話ということ。
    この実話が私にはズドンと残りました。
    “人が人にできることがあるとしたら、ただなんとなく明るい感じでいる、それだけ。身も蓋もないがそう思う”
    私もそうなのだけれど、吉本ばななさんも全てを説明したいタイプのようで、いつかこの世を去る時までにはそんな人に近づけたらいいなと思っているそう。私もそうありたいな、と思いました。
    全体を通して、怖いというよりはノスタルジックな雰囲気が漂っていて、いつまでも読み続けていたい、本を閉じたくないという気持ちになる。
    それは多分、物語のほとんどが仲の良い家族が背景にあるからかな、と思われます。その出来事だけをピックアップするとゾッとするようなことも、「そんなこともあるんじゃない?」と家族が普通に受け入れてくれる、そしてそれが家族の大事な思い出に繋がっていく‥‥
    そんな、なんとなく優しい気持ちになる一冊でした。

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    これは今年一番かもしれない

    すこしふしぎな短編たち
    自分の意志や力で生き抜くのはもちろんだけど、大きな世界の流れの中で私たちは生かされてもいて、ふとした縁で出会うナニカや裂け目から大切なものを受け取ったり気付かされたりする
    自分を大切にしようと思える

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて耳読。短編でとても聞きやすかったし、それぞれが面白かった。
    吉本ばなな氏は、作品や本人にスピリチュアルなものを感じることが多いが、今回は特に。

    「炎」の一節が興味深かった。人生に暗い陰を落とす「裂け目」、それを見ない人生になってほしいと願う親の気持ち…漠然と思っている思いを、このように明文化できる吉本ばななの実力!

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    あとがきにもあったけど、すこしふしぎなお話って感じだった。心がほっこりするものもあった。夢で語りかけられる系が多かった。私は夢をよく見るので、なんか影響がありそうでちょっと嫌だ。
    ホラーは苦手だけど、こういうお話ならいいな〜と思った。短編だし、読みやすい。だけど一つだけ、毛色が違うお話があって、それは著者の若い頃の実話だった。もし自分にこんなことがあったら、どう生きていけばいいかわからない。
    初めての吉本ばななさん作品だった。

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    怖いけどそれで終わらず、望みが残る。
    「自分のように感受性が強い人間にとって彼女のしていることは攻撃に等しい破壊力」
    「具合が悪い彼女がすべてではなくて、あの時は確かにその人の美しさかわいさあかるさが宇宙に届いていた」
    「社会に出る時こそ親が必要。自分が取るに足らない存在として扱われるときに、この時も親はあそこで変わりく暮らしている」と思える存在であることがどんなにありがたいことか。

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    「怖い」ではなく、理屈では説明できないような日常の中に起こることのあるちょっと不思議な物語がたくさん詰め込まれています。

    あとがきで吉本ばななさんが2年間ずっと怖い話を読み、YouTubeを観て整合性がとれるようにがんばったと書いてありました。一つ一つ読んでいて気味の悪さを感じるものはあるものの、後味が悪いものはなくスッと入ってくるような感じでした。

    数ある話の中で「光」だけは話の毛色が違っていて、物語の書き出しも「この話だけは少しトーンが違う。それは、実話だから。」で始まっています。何が優しさなのか、何が正しいのか、正論は時々人を傷つけることいろいろ考えさせられます。
    ちょっと不思議な話の中では「最良の事故物件」が好きでした。「縁の方が大切で、縁だけが僕だけのものだから」これに気づかせてくれる前の住人がでてくるなら怖くないかも?

    0
    2026年07月04日

    Posted by ブクログ

    読み始めてみたら、ふっと宙に放り投げられてしまう様な、つかみどころのない感覚に陥った。
    なんか不思議な気持ち。

    以前著者代表作の「キッチン」を読んだ事がある。当時は印象に残らなく内容もあまり覚えていない。が、本作は気になった。心に残る短編がいくつかあった。常識などで説明できない次元を受け入れられる様になったからか。年を重ねたからか。他の作品も含めて、もう一度読み直してみようかと思った。

    0
    2026年06月30日

ヨシモトオノ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ヨシモトオノ
  • タイトルID
    :
    1880370
  • ページ数
    :
    216ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年05月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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