浜崎洋介の作品一覧
「浜崎洋介」の「小林秀雄の「人生」論」「反戦後論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「浜崎洋介」の「小林秀雄の「人生」論」「反戦後論」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
冒頭で見田宗介による戦後日本を三つの時代区分に分けて認知する取り組みが紹介される。各々を現実との対義語を基に整理し、プレ高度経済成長にあたる敗戦〜1960年を「理想」の時代、高度経済成長にあたる1960〜1970前半を「夢」の時代、そしてポスト高度経済成長期である1970後半以降を「虚構」の時代と表現している。
敗戦後、経済成長だけを頼りに奔走してきた日本人。アメリカを手本としながら技術・文化を取り入れ、個人が満足できる社会という理想が蔓延していた。しかしながら日本の歴史を完全に無視した施策が続いたことにより、郊外には「地元に縁のゆかりもない民衆の夢を詰め込んだテーマパーク」を彷彿させるニュ
Posted by ブクログ
たいへん面白く読んだ。浜崎さんは、私にとって、教師である。私にとって、分かりにくいことも、かみ砕いて、熱意を込めて語ってくれる。その語り口は、説き伏せる、というのではない。理路をつまびらかにする、と表現すれば正しいだろうか。一つ一つの主張に対して、必ず理由をつけて、それから必要であればたとえ話を入れてくれる。常識的な大人の態度を示している。
そして、その問題としているところが、まったく現代的であるというところが、ぐんぐんと読み進めることができる理由である。
現代的な問題とは、理想(文学)と現実(政治)、その両者に引き裂かれている、ということだ。例えば、政治的な言説については、「リベラル」と