【感想・ネタバレ】小林秀雄の「人生」論のレビュー

あらすじ

日本人の幸福とは何か?

誰もが知る“批評の神様”は、本当は何を書こうとしていたのか? 文芸批評家、芸術論の名手、古典研究の伝統主義者、果ては現代思想の先駆者……小林に付きまとうイメージはじつに多岐にわたる。長きにわたって小林の文章を読み解いてきた気鋭の批評家が、まさに批評の始祖としての小林の多様な作品群の核心に見出したのは「人生の教師」という立場だった。この観点から小林の作品群の全体像を提示し、さらに小林の「生活形式」という思考の枠組みをヒントに、彼が一貫して近代日本人の自立と「それを支えるもの=幸福の根拠」を探求していたことを示す。新視角の小林論にして画期的な日本人論!

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Posted by ブクログ

批評の泰斗小林秀雄は、私にとって仰ぎ見る存在だ。人間小林秀雄については、中原中也の評伝で僅かに知るばかりだった。系統だった解説書を読むのは初めてだが、幸い本書は分かりやすく私のレベルでもどうにかついて行けた。長谷川泰子の存在は大きかったと思う。

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2022年10月21日

Posted by ブクログ

何か一つのテーマを追いかけるというより、歴史軸に並行した評伝のようなもので、大きな流れを振り返りたい場合に適している。縦横に変遷する小林の流れを包括的にまとめており、難解なベルクソンや本居宣長のくだりの要点を端的に述べてくれているので、理解の助けになる。やや駆け足で人生を追う形になっているが、あとがきを読む限り1か月弱で書いたということなので、それゆえその速度感は致し方ないか。小林秀雄の芸術論とハイデガーの『芸術作品の根源』の類似があったという指摘は深堀できるかもしれない。

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2026年04月12日

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