浜崎洋介のレビュー一覧

  • 三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか

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    自分の知能が追いつくかつかないか
    ギリギリでしたが何故だか一気に読んでしまった1冊

    三島由紀夫の作品を全て読もう
    私も絆を結べるでしょうか

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    2026年02月22日
  • 反戦後論

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    ネタバレ

    冒頭で見田宗介による戦後日本を三つの時代区分に分けて認知する取り組みが紹介される。各々を現実との対義語を基に整理し、プレ高度経済成長にあたる敗戦〜1960年を「理想」の時代、高度経済成長にあたる1960〜1970前半を「夢」の時代、そしてポスト高度経済成長期である1970後半以降を「虚構」の時代と表現している。

    敗戦後、経済成長だけを頼りに奔走してきた日本人。アメリカを手本としながら技術・文化を取り入れ、個人が満足できる社会という理想が蔓延していた。しかしながら日本の歴史を完全に無視した施策が続いたことにより、郊外には「地元に縁のゆかりもない民衆の夢を詰め込んだテーマパーク」を彷彿させるニュータウンが浮かび上がってくる。そしてバブルも崩壊し経済成長も見込まれず、地の歴史に根が張られていない浮世だった虚構の街並みが現れるのである。

    戦後80年間は一括りとして語られることが多かったが、タイムスケールを短く区切って現実との対立概念として民衆は何を感じていたのかを論じることにより、当時の空気感を詳細に感じることができた。その人が青春期をどの時代に生きていたかは、相手の人格を理解する上で非常に重要なことだと実感した。歴史を把握すると、相手の思考回路の基となっている種のようなものをうっすらと掴み取ることができるのかもしれない。

    本著の中で批評家として紹介された福田恒弘、小林秀雄、柄谷行人の時代を視る視点、言葉の重みには驚かされるものがあった。今度作品を手に取ってみようと思う。

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    2025年11月02日
  • 小林秀雄の「人生」論

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    批評の泰斗小林秀雄は、私にとって仰ぎ見る存在だ。人間小林秀雄については、中原中也の評伝で僅かに知るばかりだった。系統だった解説書を読むのは初めてだが、幸い本書は分かりやすく私のレベルでもどうにかついて行けた。長谷川泰子の存在は大きかったと思う。

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    2022年10月21日
  • 小林秀雄の「人生」論

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    何か一つのテーマを追いかけるというより、歴史軸に並行した評伝のようなもので、大きな流れを振り返りたい場合に適している。縦横に変遷する小林の流れを包括的にまとめており、難解なベルクソンや本居宣長のくだりの要点を端的に述べてくれているので、理解の助けになる。やや駆け足で人生を追う形になっているが、あとがきを読む限り1か月弱で書いたということなので、それゆえその速度感は致し方ないか。小林秀雄の芸術論とハイデガーの『芸術作品の根源』の類似があったという指摘は深堀できるかもしれない。

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    2026年04月12日