玉三郎の「風を得て」

玉三郎の「風を得て」

1,700円 (税込)

8pt

3.9

坂東玉三郎とは、何者なのか?

稀代の女形、五代目坂東玉三郎。
歌舞伎の家の生まれではなく、芸養子として歌舞伎界に入り、どう修業を積んでいったのか――
その生い立ちは意外なほど知られていない。
玉三郎と30年の交遊を結ぶ、小説家・真山仁が長年の対話を元に小説形式で描いた第一部「秘すれば花」。
そして、玉三郎が傾倒する世阿弥の『風姿花伝』にちなみながら、玉三郎の哲学と美学の深淵に迫った第二部「その風を得て」。
現代人に大いなる知恵を示す玉三郎の言葉の数々と、貴重な写真を収録した完全保存版。

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玉三郎の「風を得て」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     坂東玉三郎の歌舞伎を見たのは、2020年10月のことだった。
    演目は、夢枕獏作の楊貴妃。まさに、玉三郎は、楊貴妃になっていた。
    その舞台を見ながら、美しいとは、こういうことだと思った。女形であるという境界を超えて、神々しいほどの美しさ。
     楊貴妃の姿の凛々しさとキラキラと輝く髪飾りと伸びやかな黒髪

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    「風」と書いて(ふう)と読む。
    『風姿花伝』の「風」らしい。
    玉三郎によれば、自分自身が自覚する生き方を『流儀』とするなら、その流儀は他人から見た形容とは必ずしも合致しない。そういう他者からの評価が『風』と呼ばれ、自分では変えようがない。それは本質だから。二つの姿のギャップを詰めていくことが芸道なの

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    著者のフィルターを通した玉三郎さんの生き様が、趣き深かった。
    漢字 一文字のテーマで話していく構成は、2人の人となり、人柄が、染みて見えるよう。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    国宝で注目中の歌舞伎。しかし、歌舞伎がよくわからない人でも知っているだろう坂東玉三郎さん、の生い立ち、美のひみつがよくわかり面白かった。
    実のお母さんの心意気が素晴らしい

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    作者と坂東玉三郎の長年の付き合いから、玉三郎の生い立ちから半生を描いた作品。玉三郎がポリオにかかっていなかったら?玉三郎が挫折しなかったからこそ成し得た成功の秘話。通常、歌舞伎の道は親子に引き継がれて行くが、玉三郎のように外部からきて、守屋の目に留まり、芸の道に進むのは珍しい事である。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Red Chairを見て素敵だなと感じて、モデルなのでは?と言われている「国宝」の原作を読んでから映画を鑑賞。
    そうしたらどんどん興味が湧いてきて本書を購入。
    「国宝」の原作で喜久雄が観客の乱入から「現実との境界があいまいになって(自分に戻る事が出来なくなった)壊れ始めた」と思うんだけど、「演」の章

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    玉三郎の「風を得て」

    著者:真山仁
    発行:2025年9月30日
    文藝春秋
    初出:
    第1部 『秘すれば花――玉三郎の言葉』(改題) 「文學界」2023年11月号~2024年5月号、9~11月号
    第2部 『その風を得て 玉三郎かく語りき』(改題) 「文藝春秋」2019年6月号~2020年8月号
    終章 

    0
    2025年11月25日

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