踊りつかれて

踊りつかれて

2,400円 (税込)

12pt

誰かが死ななきゃ分かんないの?

首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。
ひっそりと、音を立てずに爆発したその爆弾は時を経るごとに威力を増し、やがて83人の人生を次々と壊していった。
言葉が異次元の暴力になるこの時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。ほんの少し時を遡れば、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。
彼らを追いつめたもの、それは――。

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踊りつかれて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    SNSの誹謗中傷を受けて自殺した芸人、週刊誌の記事のでっち上げにより姿を消した歌手。この2人の復讐を「枯葉」と名乗る人物がしていくのだけど、、
    ただ復讐していくのかと思われたが、もっと深くて。2人の人生が丁寧に描かれていて、ほんとに存在するかのような感情になりました。そして最後にそれぞれ繋がりがあっ

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    ──誰かが死ななきゃ分かんないの?
     
     
    第173回直木賞候補作。ここ最近の中で一番これを読みたかった。
    前作『存在のすべてを』でかなり重厚な物語を見せてくれた塩田武士氏。かなりハードルは上がっていましたが、杞憂でしたね。

    本作は、昨今のSNSなどを中心とした“匿名の刃”により、一人は芸能界を去

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    面白かった。

    序盤のワクワク感は凄かった。本当にその通りだと思った。俺はSNSは見る専なんでそんなことは無いけど、テレビが面白く無くなったのは本当にこのせいだと思う。

    後半ちょっとしんどかったし、謎が色々分かったがそれでも死者は返ってこない。切ないなぁ。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    SNSやメディアのいい加減さや、無意識に増長してしまう人間心理を事細かに描かれていて、世界観に入り込んでいた。
    「やりたいことをやっても良い。人様に迷惑をかけなければ」と小さな頃に親に言われていたが、そのようなタガが外れると、このような結果になることもあるのだと心に留めたい。
    SNSに適当に書く人が

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    本の題名も含め、いろいろな回収が見事
    最初と後からのイメージが変わる人物描写もよかったです
    世の中から 誹謗中傷がなくなることを願ってやみません

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    テーマ的にはすごく面白い。登場人物の描写も綺麗で言葉の選び方も良い。が、少し物語として綺麗すぎる感。

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    美月の幼少時代の話のところは、気持ちが重くなって読むペースが落ちたが、そこを読まないと後半への感動にはつながらないんだろうなと読み終えた今、感じた。
    読み終えた途端、じわーっと感動が押し寄せてきた。
    人生って人それぞれながら、突然苦境に立たされることがある。そんな中でもきっと諦めなければ助けてくれる

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    あ〜…、何だろ、塩田さんの作風ってこうなのかな??説明多めで、感動的なラストに持って行きたがるのが、なんか苦手

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    誹謗中傷を浴びせるネット民たち83名から、その匿名をはぎ取り実名を公表し公開処刑に処す。冒頭のこのスリリング展開のまま「ネットの匿名性」「人を裁く権利」「正義という暴力」などのテーマを掘り下げていって欲しかったのが正直なところ。話は公開処刑を行った人物と、彼の担当弁護士、彼が犯行に至った直接の引き金

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    「踊りつかれて」(塩田武士)を読んだ。

    これはね、SNSというツールの恐ろしさとヒトの弱さ醜さを描き切った、今のこの世界に警鐘を鳴らす作品だね。
    ではあるけれど、ヒトの強さと優しさも描き切った作品として、とても美しいラストシーンとともに私の記憶に残るだろうな。

    少しあざとさというか計算高さという

    0
    2025年11月13日

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