騙し絵の牙

騙し絵の牙

792円 (税込)

3pt

■累計発行部数17万部突破!
■豪華キャストで2020年6月映画公開!
監督:吉田大八 キャスト:大泉洋、松岡茉優、佐藤浩市ほか
■2018年本屋大賞ランクイン。前代未聞の小説が文庫化。文庫解説は大泉洋。

『罪の声』の著者・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」。
圧倒されるほどリアルな筆致で出版界の<光と闇>を描く!&「速水=大泉洋」が表紙&扉ページの写真を飾る!

主人公は出版大手の「薫風社」で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。
中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。
ある夜、きな臭い上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。
大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、アイデアと交渉術で奔走する一方、
巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。

交錯する画策、邪推、疑惑。
次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした「笑顔」をみせる。
しかしそれはどこまでが演技で、どこからが素顔なのか? やがて、図地反転のサプライズが発動する。
出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説は、ラストに牙を剥く!

出版界の未来に新たな可能性を投じる「企画」で、各メディアで話題沸騰!
吉田大八監督で2020年6月映画公開。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

騙し絵の牙 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    映画も観たくなりました

    塩田武士さんの小説にある歪み。
    今回も遺憾なく発揮されており、一気読みしていまいました。
    「罪の声」「デルタの羊」「歪んだ波紋」と読んでいますが、未知の領域へ丁寧な取材がなされたと感じるわざとらしくない文章に好奇心が止まらず、読み進めることが出来ました。
    映画の登場人物相関図を見るとかなり内容が変わ

    1
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    ページをめくる手が止まらなかった。
    そして、大泉洋のあてがきでなかったら、私は途中で読むのやめてたかもしれない…。
    大泉さんの軽妙さ・ユーモアが程よい癒しになりつつも、いやいや全体的にかなり重い・熱い社会派小説でした。

    作中、「電車の中でスマホを眺める人間に、どうやって本を手に持ってもらえるか」と

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    これか、ずいぶん話題になっていたのは。

    面白かった。
    主人公が当て書きされているだけあって、完全に動いているのは、あの人。とてもわかりやすい。

    出版業界ってそこまでやばいの?
    こうして、紙の本に重きを置いている我々はそんなに頼りないんだろうか。

    初めての塩田武士。別のものも面白そう。

    0
    2024年07月06日

    Posted by ブクログ

    映画は未見。ほんと面白い。何気ない一行が伏線だったりして、エピローグまで「そうきたか」「そうだったのか」「ここでこの展開か」ということばかり。塩田武士作品を続けて読んで行こうかと思う。

    0
    2024年04月19日

    Posted by ブクログ

    エピローグ無しでも、ミドル世代の悲哀の物語として十分成り立つが、エピローグがあることにより、グッと奥行きが広まっている。
    この物語と同じような場面に遭遇したことがあり、感情移入しながら読むことが出来た。

    0
    2024年02月17日

    Posted by ブクログ

    凄く面白かったです

    雑誌や週刊誌、新聞も電車で読んでる人見なくなりましたね。みんなスマホばかり見てる。
    そんな世の中でも何とか紙の媒体を残そうと奮闘する編集長の物語でした。
    社内の派閥争いに巻き込まれながら自分の大切なものを守ろうとする姿に共感を感じました。
    でも、エピローグだけ別モノですね。

    0
    2023年10月01日

    Posted by ブクログ

    すっごい面白かった。
    自分自身映像制作の仕事をしていたから
    作家とのやりとり、会議の雰囲気なんかがイメージしやすかった。
    速水がとても魅力的で、速水みたいにみんなに愛される仕事人に憧れてたんだよなーと思い出させてくれた。

    0
    2023年06月09日

    Posted by ブクログ

    小説家や編集者が描かれてる本だけど、この本に限らず、読書は色んな仕事に出会えるからお得だし面白いなって思いました。本を読む人って優しい、って速水さんの言葉があったけど、どうなんだろう。あと、速水さんのお父さん含め、小説家の人って本を書き上げるのに沢山の取材をするけど、この取材力ってどんな仕事でも生き

    0
    2024年11月15日

    Posted by ブクログ

    大仰なタイトル  主人公はアテガキ  否が応でも疑り深く読み進めさせられる  
    静かな書き出しからいきなり華やかな場面 どれもこれも伏線に思えて・・・ なんて言うのは あっという間に吹き飛んですっかり物語の中へ うまいよね~~

    0
    2024年07月22日

    Posted by ブクログ

    大泉洋のキャラクターで最後まで引っ張ってもらったという印象。あの絶妙軽さがないと話重すぎるし、暗すぎる。

    0
    2024年06月30日

騙し絵の牙 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す