感情タグBEST3
塩田武士さんの小説にある歪み。
今回も遺憾なく発揮されており、一気読みしていまいました。
「罪の声」「デルタの羊」「歪んだ波紋」と読んでいますが、未知の領域へ丁寧な取材がなされたと感じるわざとらしくない文章に好奇心が止まらず、読み進めることが出来ました。
映画の登場人物相関図を見るとかなり内容が変わ...続きを読むっているようですが、それはそれとして楽しみたい!
Posted by ブクログ 2024年04月19日
映画は未見。ほんと面白い。何気ない一行が伏線だったりして、エピローグまで「そうきたか」「そうだったのか」「ここでこの展開か」ということばかり。塩田武士作品を続けて読んで行こうかと思う。
Posted by ブクログ 2024年02月17日
エピローグ無しでも、ミドル世代の悲哀の物語として十分成り立つが、エピローグがあることにより、グッと奥行きが広まっている。
この物語と同じような場面に遭遇したことがあり、感情移入しながら読むことが出来た。
Posted by ブクログ 2023年11月29日
エピローグを読むまでタイトルがしっくりこなかったが読んで納得。
血の繋がりより精神の繋がりが強いんだなと改めて思った。
そんな関係を私も家族や周りの人と築いていきたい。
Posted by ブクログ 2023年10月01日
凄く面白かったです
雑誌や週刊誌、新聞も電車で読んでる人見なくなりましたね。みんなスマホばかり見てる。
そんな世の中でも何とか紙の媒体を残そうと奮闘する編集長の物語でした。
社内の派閥争いに巻き込まれながら自分の大切なものを守ろうとする姿に共感を感じました。
でも、エピローグだけ別モノですね。
ま...続きを読むさか、あそこまでするなんて。
また、そんな過去から来てたなんて。
読書しながら、頭の中はもちろん大泉さんでした。
Posted by ブクログ 2023年06月09日
すっごい面白かった。
自分自身映像制作の仕事をしていたから
作家とのやりとり、会議の雰囲気なんかがイメージしやすかった。
速水がとても魅力的で、速水みたいにみんなに愛される仕事人に憧れてたんだよなーと思い出させてくれた。
Posted by ブクログ 2023年05月18日
最後の落ちがスゴいみたいな触れ込みで、映画の番宣見てもどんでん返しをあからさまに押してるんだけど、落ちは全く気にしないでいい。
中盤の主人公の奮闘ぶり、まさしくそこに人間がいるような。
人間を書くってこういうことかと理解できる作品。
主人公の実在感がすごい。
テンポのいい、会話。ほんの数行でクス...続きを読むッとさせられたり、テンポが凄くいい。
最後の落ちがペースアップして、急に終わりに向かって展開していくので、消化不良になりがちな気がするが、それまでのすったもんだが最高なのである。
Posted by ブクログ 2022年11月01日
なかなかの熱い本で、正直、体力使いながら読みました。
でも!
最後の最後、
ここまで読んできて良かった!
そう思うとともに、
この本に出会い、
そう思うひとがこれから一人でも増えればいいなと思いました。
Posted by ブクログ 2023年02月11日
映画の予告編で、騙されてしまった。(映画と原作とは違うらしいが…)そして想う。「騙し絵」とは「牙」とは。速水は誰を騙したのか、と。
「あいつは騙し絵みたいなもんや」「みんな認めたくないんや。速水輝也に裏の顔があったことを」と語る。しかし、本当に”裏”なのか、騙したのかと疑問に思う。きっと、編集者と...続きを読むして作品を作り上げたい、だけの気がする。それが、今の出版社では実現できなかっただけに過ぎない。
ネットが社会インフラの中心になった今、既存の業種、企業は須らく転換期を迎えている。出版もTVもきっとそうなのでしょう。単に活字離れや出版不況、デジタル対応だけでなく、何のために出版社があるのかを問われている。その答えの一つを速水が提示した、と。
「利益も大切だが、出版社には読者におもしろいものを届けるという使命があるはず」速水が語る。不況と嘆くより、大人が本を読まなくなった理由を、本を読むような工夫を、もっと、考えるべきではないでしょうか。ネットを使って。
最後に、解説のページで、「俺なら、もうちょい」と語る場面がある。思い入れがあるせいかもしれないけど、役者さんの奥深さを実感した。映画を観損なって、残念です。
Posted by ブクログ 2024年03月03日
いやー、モデル大泉洋、見事です。
大泉さんが頭の中で四苦八苦しながら動くさまがありありと浮かんできました。
ラストに向けて読む手が止められず、最後は読者も騙されたなと。この感じ、映画アフタースクールを観たあとの感じによく似てる。
若手作家が亡くなったあとの葬儀のシーンが妙に心えぐられて読んでて辛...続きを読むかった。
Posted by ブクログ 2024年02月25日
読み終えたあとに、タイトルの意味が分かる。小説のあとに映画を観たけど全然違う印象でした。小説の方がリアリティに出版社の存続の危機を描いていた気がします。映画版は、大泉洋さんのキャラを生かした作品に仕上がっています。文字だけでキャラクターの性格や表情、緊張感を描く小説の言葉選びに感服です。原作がある映...続きを読む画は、監督がその作品をどのように捉えたのかを描写してるのかな?とも考えさせられました。
Posted by ブクログ 2023年11月03日
映画はまだ観ていないが、頭の中で速水のキャラクターが大泉洋さんの表情や仕草で動いていくくらいピタッとハマっていると感じた。
至る所に伏線が張ってあって、映画を観た後に再度読み返したい。
映画の「騙し絵の牙」を見た後で、原作は少しストーリーが少し違っているらしいと知り読んでみた。
いや少しどころじゃなくて全然違ってる。というか主役級の数人を除いて登場人物も違うし展開する話も力点も結末もなにもかも違う。どちらもそこそこ面白かったのでこれでもいいけれど、映画の改変の大胆さとそれにもかかわ...続きを読むらずに原作のテイストを残している点に驚く。
Posted by ブクログ 2023年10月03日
表紙も中表紙も大泉洋の写真があるが、そうでなくても話を展開していく軽妙な台詞は彼がそのまま喋っているかと感じるほどピッタリかも。出版社と作家の話は手前味噌か自虐ネタかというところだが、笑えるストーリーとテンポよく進む展開で楽しめる。編集者は自らヒーロー願望があるんだろうなあとか、作家もストーリー捻出...続きを読むは大変なんだとか。
エピローグで小説の雰囲気が変わるが、これも最初からの狙いだったのだろう。映像化を最初から意識していたのだろう小説は思ったより楽しかった。
Posted by ブクログ 2023年09月24日
同じサラリーマンとして出版業界の実情が知れるのは純粋に面白かった。
また誰にでも二面性はある。
仕事の自分、家族といる自分。彼女といる自分。友達といる自分。
輝く一面がある分影もより暗くなるんだろう。
個人的に最後の速水の過去の部分は若干の無理矢理感は感じたかな。
Posted by ブクログ 2023年07月05日
大泉洋を主人公にあてがきたした小説。先に同名の映画を視聴し、痛快で大どんでん返しの凝った内容だったため、小説を手に取った。
内容は映画とは全く異なっているので、小説としてどんどん読み進めていける。
大泉洋をイメージしながらも、もっていたモノマネ上手な人たらしの大泉洋、ということだけでなく、裏の顔も掘...続きを読むり起こして描かれていて楽しめた。
Posted by ブクログ 2023年06月04日
出版業界や編集者の仕事について理解が深まった。
大泉洋をイメージした主人公キャラクター、ユーモアがあり、仕事に熱い人柄に好感を持てる。
最後の締めくくりも良かったなぁ。
小説家を応援するためにもっと本読もう。
Posted by ブクログ 2023年05月12日
数年前に映画で見てしまったので、期間を空けてようやく手を出した。
結論、映画とは全く別作品!
大泉洋さんをモデルにしているのに、この人生を歩ませるんだ!と思ってしまう。
読書好きとして、もっと世の中に読書の娯楽が広がらないかなと思った。
Posted by ブクログ 2023年05月11日
表紙はともかく中表紙と最終ページに大泉洋さんのカラー写真ページがあって、やけに大泉洋を推してくるなーと思ったら、大泉洋さんのために書かれた小説なんですね。びっくり。
人たらしの才のある主人公・速水輝也が人脈と機転で自らが編集長を勤める雑誌を廃刊から救う、的な話かと思いましたが、最後はいい意味で予想を...続きを読む裏切られました。
久しぶりに睡眠時間を削って読み終えた本でした。
Posted by ブクログ 2023年04月30日
小説を愛し、物語を作ることが宿命のような男の話。
斜陽産業である出版業界の変化にあらがっていくような話かと思ったら、タイトル通り、「このままでは終わらないだろうな」というところからの急展開。エピローグで語られる速水の過去が、これまでの速水の行動や思考を裏付けていく。
大泉洋をアテレコして書かれたと...続きを読むいうだけある。計算してふざけ、真面目と愛嬌を行ったり来たりする主人公はまさに大泉洋。普段はあまり映像化された作品を観たいと思わないんだけど、この作品は映像化された作品を観てみたいと思った。
Posted by ブクログ 2023年02月11日
確かに騙されましたが、全く騙された感じがしない
憎らしくない、爽快かつ温かい、というか熱い
小説については勝手に好きなようにキャスティングして読むことがたまにある
この作品は俳優ありきの主人公ということで、なにそれめちゃめちゃ面白いじゃんってなりました
出版を受けてみたいから勉強と思って気軽に手...続きを読むに取ったらちゃんと感動もさせてくれる
作家さんの取材力、知識量半端ないと思いました。
Posted by ブクログ 2022年12月30日
もしも大泉洋が出版業会に生きてたら....の正解のような物語。
企業ドラマはやっぱり面白い!仕事に生きる大人はかっこいい!誰しも騙し絵的な2面性は、それぞれの%が違うだけであると思う、深い。
Posted by ブクログ 2022年11月17日
どんでん返しは、最後の最後にありました。
「騙し絵の牙」・・・タイトルの通りだった~!!
人当たりの良い主人公。嘘くさい笑顔の裏の、したたかさ。豪胆さ。その裏まで覗けば見える、脆くて人間くさい部分。最後の数ページで、主人公の速水という人物のイメージがひっくり返って、思いがけず読後感の良い一冊でした...続きを読む。
Posted by ブクログ 2022年11月13日
表紙が大泉洋の写真、章の最初も大泉洋の写真。
「きっと、映画化されたからなんだな。表紙は二枚重ねになってるんだろう」と思った。
しかし、あの塩田武士が大泉洋を当て書きした小説とわかりびっくり。最初から映像化が計画されていたのかと。
映画はまだ見ていないが、主役の速水が大泉洋だということは想定で...続きを読むきるので、ストーリーも追いやすい。
出版業界の不況、小説を世に送り出す大変さ、小説家は一朝一夕に生まれてこないことなど、感覚的にはわかっているが、中の人が小説にして書くと余計わかりやすい。
映画はNetflixで観られるようなので観てみることにする。
大泉洋さんと被らせ最後まで楽しく読ませていただきました。
最後の大逆転は気持ちよかったのですが、道中スカッとする事が少なかったので、途中途中騙している速水の姿が欲しかったです。
映画のキャスト陣も最高ですので期待しています。
Posted by ブクログ 2024年03月21日
大泉洋に当て書きをしたということで興味を持って読んだ本。
最初の方はあれをしてこれをして誰々が出てきてと情報が多い感じがしていまいち情報が頭に残らなくてどうしようと思ったけれど、中盤頃からはそんなことも無くなって読みやすくなった。
ものまねだとか人脈を大事にして広げていく感じとかが自分がイメージする...続きを読む大泉洋ではいはいわかるってなったけど、会社に翻弄されたり、不倫してたりの闇の部分はなるほど作者にはこういう面も浮かぶのかと思うとおもしろかった。
そして最後に色んなひとを欺くようにして独立し、その裏にあったものが告白されることで、人たらしにも葛藤とかがあるという人らしさ的なものを感じた
Posted by ブクログ 2024年01月10日
映画と全然違った展開。
終盤尻すぼみな感じだったのは置いといて、出版業界の切実な現状が描かれていた。
やっぱり本は電子書籍より紙が良い。
電子書籍は本じゃなくただのデータ。
Posted by ブクログ 2024年01月07日
映画はまあまあだった。
前から読みたかったのだけど、やっと読めた。
私の中の大泉洋のイメージとは全然違っていて少し読みにくさが
出来てしまったかな…
Posted by ブクログ 2023年11月06日
速水が大泉洋にぴったり。
出版業界のリアルな内情。
普段の様子と家庭での生活のギャップがなんだかリアルだった。
今まで読んだ著者の本とはちょっと印象が違う感じ。
Posted by ブクログ 2023年10月19日
表紙に大泉洋さんの写真があったので思わず買ってみた一冊。
大泉洋さんのファンではないが
出版社の話
なんか想像と違った
ミステリーと言えばミステリーな話かもしれないが、もっとガチガチなミステリーな話だと思ってた。
出版業界の事がよくわかりました。
雑誌がなくなりオンラインになるってのは悲し...続きを読むい
自分が読んでる雑誌や漫画が紙でなくスマホやタブレットでしか読めないとなったら多分読まない。
デジタル化して便利な部分もあるが、やっぱり紙の方が馴染みがあるし、読みやすい。
大泉洋さんをあてがきした話
確かに冗談やモノマネとか周りを楽しくさせる所は大泉洋さんだと思ったが、裏の顔や真剣な所は大泉洋さんのイメージがないなと感じた小説でした。
大泉洋さんの事はよく知らないが
Posted by ブクログ 2023年02月19日
「人たらし」が印象に残り 面白かったです
速水の地道な努力(語学力)やコミュニケーションの高さ信頼関係が生まれ強者!
大きな紙面を一枚一枚めくりながら色々な情報を楽しめる雑誌が好き。お気に入りの雑誌が廃刊になり驚いた時もあり 時代の流れを感じます。
Posted by ブクログ 2022年12月24日
これ、半分ズルい笑❗️
僕の場合、小説を読む時なるべく映画化されていないものを読むようにしてます。なぜならキャストを見てしまうと人物像が固定されてしまうからですが、この本、至るところに大泉洋の写真がいっぱい笑笑
これほど人物像の固定を強要されて本を読んだの、初めて、ですっ❗️笑笑
Posted by ブクログ 2022年11月07日
大泉洋さんをイメージした主人公ですね!
読んでて、ホントに大泉洋だ!と納得
編集者達のやり取りは生々しかったり、コミカルにボケを入れたり楽しく最後は驚かされたが
正直もっともっと騙しあいの話と思ってしまっていたので…厚みのある本にしては…まだ始まらないのか?…となってしまった…