朱色の化身
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朱色の化身

891円 (税込)
623円 (税込) 12月11日まで

3pt

80万部突破『罪の声』を超える圧巻のリアリズム小説!

「聞きたい、彼女の声を」 「知られてはいけない、あの罪を」

ライターの大路亨は、ガンを患う元新聞記者の父から、
辻珠緒という女性に会えないかと依頼を受ける。
一世を風靡したゲームの開発者として知られた珠緒だったが、突如姿を消していた。

珠緒の元夫や大学の学友、銀行時代の同僚等を通じて取材を重ねる亨は、
彼女の人生に昭和三十一年に起きた福井の大火が大きな影響を及ぼしていることに気づく。

「実在」する情報をもとに丹念に紡いだ社会派ミステリーの到達点。

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朱色の化身 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これも一気に読んでしまった。インタビュー形式が大部分で、登場人物も多いため、もう一度読み返さねば。
    珠緒さんと年齢が近いので(こんなに辛くはなかったけど)就職後の描写は懐かしささえ感じた。珠緒さんは一切登場していないのに、インタビューで彼女の性格が肉付けされていくのが、見事でした。
    でも珠緒さんもお

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    ★-1としたのは登場人物が多すぎて頭の整理が追いつかなかったからでストーリーの完成度の高さは満点であることを先に弁明します。
    塩田さんの作品はどれも罪≠悪を描いていて物事を一側面で捉えてはいけないという教訓じみた想いを抱かせてくれるのですが、本作はその点がとても色濃く描かれています。
    罪のベースにあ

    0
    2024年09月13日

    Posted by ブクログ

    序章 湯の街炎上/第一部 事実/第二部 真実/
    終章 朱色の化身

    父に頼まれ行方が分からなくなった女の事を調べ始めた亨。
    多くの取材を重ねてわかってきたことは………

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    久々の塩田さん〜

    な〜んか切ないな…
    やりきれん感満載。
    大火事を契機に、揺れる女性の人生というか生き様…
    それが、三代も…
    今でも、男女平等といわれながらも、まだまだやのに、こんな前の時代の女性なんか、振り回されて生きて行くのかな。それも男によって。
     不倫、
     離婚、
     アルコール依存症、
     

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    さすがは元新聞記者と思わせるほどの緻密な取材力、圧倒的なリアリティが文章から伝わってきました。時代に翻弄された一人の女性を軸に様々な
    物語が始まる。福井県の芦原温泉、雄島を舞台に
    ある家族の壮絶なる一代記が繰り広げらる。

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    序章として昭和31年福井県芦原大火から始まる。
    大火の描写は作者が実際に取材し、得た情報のままであるらしい。

    時を経て令和の世、失踪した謎の多い女性を記者である男性が時代を遡りながら探ってゆく。

    取材の返答の話し言葉中心で展開され、読みやすいが、登場人物と証言や調査で明らかにされることが各々で生

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    辻珠緒。

    関わった人間の証言を読み進めるも、捉え所のないよく分からない人物としての印象が強くなっていく。
    この女は一体、何者なのか?なぜ失踪したのか?それが気になってほぼ、一気読みに近かった。
    そして浮かび上がってくる様々な角度から見た、珠緒の表情と過去の因縁。

    因縁は、珠緒だけに限らずその母、

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    なぜか分からないけど大きなどんでん返しがあると思いながら読み進めてしまった、、、
    細部を誤魔化しながらの書き方なので、何かあるんだろうなと。

    0
    2025年03月13日

    Posted by ブクログ

    1人の女性を探すため、インタビュー形式で話が進んでいくので割と読みやすかった。
    インタビューを通して"辻珠緒"の色々な面が見えてくる。
    実在に起こったことを基にしているのですごく見応えがあった。

    0
    2024年08月04日

    Posted by ブクログ

    私だって「存在の全てを」を読みたい
    読んで待ちます、塩田さん、7作目
    デビュー10周年作品っぽい
    新たな手法で描き出す「リアリズム小説」とのこと

    フリーライターの主人公が、元新聞記者の父親から一人の女性の行方を託される
    その女性の行方を探す事は、彼女の人生をたどる事になった
    彼女に関わったあらゆる

    0
    2024年06月20日

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