【感想・ネタバレ】踊りつかれてのレビュー

あらすじ

誰かが死ななきゃ分かんないの?

首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。
ひっそりと、音を立てずに爆発したその爆弾は時を経るごとに威力を増し、やがて83人の人生を次々と壊していった。
言葉が異次元の暴力になるこの時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。ほんの少し時を遡れば、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。
彼らを追いつめたもの、それは――。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今日はじっくりとこの本を読もうと決めて、1ページ毎じっくりと読んだ。
全人類この本を読んで欲しいと思う。
私もSNSはやっているが、特に投稿することはなく、人の投稿を読むぐらいしかしていないが、自分の身分を隠してあることないこと言うくせに、自分の個人情報が漏れたら騒ぐなんて、想像がつきすぎて怖い現代だと思う。
あまりにも入口が広いので、自分の言葉が人への凶器にならないよう、全員が理解しないといけないと思う。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

前半(特に音楽関係のところ)はなかなか話が進まず、読み進めるのに苦労した。しかし、後半は一気に読めた。
SNSについて考えさせる小説、ということになるのだろうか。誹謗中傷を書き込む人には是非読んでほしいと思うが、彼らに限らず、現代を生きる全ての人、SNSを利用する全ての人に「想像力」が求められているのだと思う。他人を貶して今だけ、自分だけが楽しければいい、そんな人間が増えていまいか。相手の心の痛みを想像する力を我々はなくしてしまったのではないか。
それがSNSに原因があるのかはわからないが。

後半は面白かったし、SNSについて考える機会になった点でも読めてよかった本。だから、星5つ……かというとちょっと迷う。長すぎる感があるから。この本、せっかく手にしても途中で読むのをやめてしまった人が結構いるのではないだろうか。それくらい長い(ページが進まない)。じゃあ、星4つか? 迷うところだが、5つにしておく。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

じゃあ理想的なネットやメディアの在り方はどんなものなのかと思い考えたが全然答えが出ない
誹謗中傷や他人への攻撃が0になったらそれはそれでクソつまらなく無価値になると思う
だからといって放置して良い話かと言われると全然そんな事はない
良い感じにしてくれっていうのが本音だが、それが出来たら苦労しないよな

自分に出来ることは色んな人生があるという事を常に念頭に置いておくことだけやな

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

しんどい。腹立つの、しんどいわ。
「罪の声」の塩田武士氏らしい悲惨な被/加害者の惨状が臨場感溢れる文章で書かれていて目を覆いたくなる程に人間の悪意が凝縮されている。

実際、奥田美月の様に悲惨な生い立ちの有名人は居ないかもしれない。しかしマスコミや記者、パパラッチに人生を壊された有名人は実際に数多くいる。それに加えてSNSで誹謗中傷を受け、人生を終わらせた人もいる。この作品はただのフィクションではないし、限りなくノンフィクションに近い作品で多くの人が読むべきだと思う。(しかし悲しい事にSNSで誹謗中傷するような人間にはそもそも小説を読む力がない気も···)

「独白」の章は特にキツイ。
一人の人間が壊れていく過程が鮮明に描かれている。幻覚の様な物が見え始め、疑心暗鬼に陥っていく。そして430Pの罵詈雑言の羅列は悍ましささえ覚える。

今作は警鐘だけでなく弁護士が人間関係を洗っていく刑事物の様なパートがあって面白かった。読んでいて「お、ここに繋がるのか。」と驚く部分もあり面白かった。

瀬尾さんのセリフで忘れてはならないので「匿名性というのは悪意の免罪符ではなく、人間の成熟度をシビアに測る物差しだ」という文章。今を生きる全ての人が持ってないといけない感覚だ。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

SNSがない方が、人は幸せになれるのでは?と思う。近年、スポーツ選手や芸能人への誹謗中傷が酷すぎて、見ていられない。
SNSはもうやめた。なくても困らないことが分かった。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

正しさとは何か?
表現の自由とは何か?
完璧な正解はあるのだろうか?
ネット上で自由に表現できる現代
自分が発言する事で誰も傷つけてないと
いう事はないと思う。だからこそ自分の発する言葉に責任持つ必要があるし、その覚悟のない人は公に言葉を発してはいけないのではないか?
ゴシップを流す者それを楽しむ者が共存する事で嘘の世界が作られ誰かが傷ついていてもそれは自分とは関係のない人だからと
何事もない様に過ごせるそんな日常を送っているだろう事に皆んな気付いていないと思う。
本当に難しいテーマではあるけどこの作品は多くの人に読んでもらって、自分なりの正しさを見つけて欲しい

ラストは愛に溢れていて良かった

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

ネット上での誹謗中傷に対する問題提起から、そういえば昔こんな事件あったんじゃなかったかしら?って事件、昭和の懐かしい歌番組まで盛りだくさんの内容で引き込まれました。

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

すごい面白かった。
生々しくて、心に響いた。

物語とは別で、こういう訴えは、本当に社会に浸透して言って欲しいと思う。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

冒頭の「宣戦布告」で、殴られたような衝撃を受けた。
83人の話しが、この本に全部書かれるのかと、ある種の恐怖を感じた。

「他人の不幸は蜜の味」
というように、ひとは自分より不幸な人を見ると、自分はまだ幸せだという安心感に浸ると思う。
自分自身が思うように生きてない人ほど、嫉妬と羨望で、知らず知らずに成功した人の粗探しをするだろう。
それが自分の身近な人であれば、なおさら強く思うかもしれない。

アイドル全盛期の時代は、週刊誌やメディアが、売り上げや視聴率の為になんでもありだった気がする。
でも現在は、一人の人間の一言で、ネットを介して一気に広がる。
ネットは便利だが、使い方で、凶器になる。
「匿名」という仮面で、何でも言える。

個人のプライバシーをどうやって守るか、芸能人は半公人なのか、その家族や職場や、あらゆる人が巻き込まれる。

弁護士になった奏の生き方、考え方が、とても丁寧に書かれていてある意味成長物語になっている。
そして、かなりのキーマンだ。

瀬尾の奥田美月、天童ショージに対する思いの深い部分を奏がじっくりと調べていくところは、どんどん引き込まれていった。

人と人との縁、時には悪縁もあるだろうが、
けしてあきらめずに生きていれば、良縁に巡り合える。
「一番強いのは、諦めない人だ」
とあるように、美月の歌を愛する心、守ろうとする瀬尾の心が成功に導いた。

ラストでのタオルを投げるシーン、ジーンときて泣けた!
すべてのストーリーが一つにまとまった!

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

SNSが身近になりすぎて、テレビの前で独り言のようにとか、ちょっと身内や仲間内にウケ狙いで呟く感覚で、SNSに投稿してしまっているのだと思うけど、責任のない一言で見た人がどれだけ不快に思ったり傷つくか改めて考えさせられる作品。
早急に対策必要だと思う。

作品は心ない投稿をきっかけに自殺してしまった芸人と嘘ばかりの内容の週刊誌のせいで芸能界から姿を消す事になった歌手の復讐をすべく、投稿した83人の個人情報が全部晒されて、逆に自分たちが標的になってしまうところから始まる。晒した側の瀬尾を弁護する立場から情状酌量の情報を集めるため瀬尾の知り合いに当時の話を聴きながら、どんどん瀬尾や被害者の人となりがわかってくる内容。面白いけど何故か読んでも読んでもページが進まず、結局2週間ぐらいかかってしまった。今までで最長では?
少し苦しくなる内容もあったけど、読んで良かったと思う。今悪意のこもった投稿をしようとしてる人に読んでほしい。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

これは良い本。深い。すごい(←語彙力w)
多面的かつ骨太なエンターテインメント。時代やメディアリテラシーへの示唆に富み、それでいて存分にヒューマンドラマでもあり、さらに昭和・平成・令和の「芸能史」的な側面もある。どの要素も中途半端にならずにきちんと描き切っている。というか、これらの要素が全部きちんとまとまって大きな太い糸になってるのがすごい。あらすじから想像していたのは「SNSにおける誹謗中傷へのアンチテーゼがテーマの作品」って感じだったけど、そんな単純な話じゃなかった。
この著者の作品は「存在のすべてを」というのも読んだことがあるが、テーマは全く違うものの、それと似た読後感も感じた。社会派、骨太な切り口に見せつつ、その出来事の背景にはその渦中にいた人々の営みや感情が乗ってることを重んじていて、読み進めると軸足はむしろ極めてパーソナルなドラマにあるとわかる感じ。分厚いし、テーマ的にちょっと難しそうかなと躊躇してしまうが、読み始めるとのめり込んで止まらなくなる魅力がある。今回もまさにそうだった…。素晴らしい良書!

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序章の宣戦布告がネット文章をものすごく再現していてものすごい引き込まれてしまった。
第1章の加/被害者たちも、ある日突然ネットの炎上の火の粉が現実の自分を燃やし始めて、焦る人間の心理描写がとてもよく表現されていた。
これからどんな展開を見せていくのだろうとかとワクワクしながら読み進めていったけど、弁護士の奏が瀬尾の人生を辿り始めたあたりで、ん?なんか思っていたのと違うな…という感想を抱き、奥田美月の過去話になり、最後のラストを迎えて、やっぱり思っていたのと違う物語だったな、という感想に至りました。

ネット炎上や週刊誌のやりすぎた報道については、後半に行くにつれてなりをひそめ、最後はなんか瀬尾政夫のエモ話みたいになったな、という印象。
ちょっと美談に過ぎないか?という印象があって、あまりラストは引き込まれなかったので星4。

加害者たちがみんな最初は天童ショージに好意的な印象を持っていたのに、それがクルッと反転して悪意に染まって暴走していく様はよく書けていたし。要するに私はこういう悪意の暴走とか加害者心理とかその後どうなったとかそういう話を期待してたのに、どんどん瀬尾政夫の過去話になっていっちゃったので期待はずれに感じたんだな。奥田美月が超人すぎるのもちょっと現実離れし過ぎじゃないかな?とも思うし。

あと、天童ショージに対して「でも、不倫してるし…」っていうのが読んでてずーっと小骨みたいに引っかかっていて、それが自分でも意外だった。ショージの妻が出てきて色々話してたり、独白を読んでも「でも、不倫してるし…」って思ってしまう。この気持ちはなんなんだ?なんでそんなに不倫に厳しいんだ自分!と自分に困惑してます。

私的には罪の声の方が面白かったなと思いました。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

『個人で発信できるようになった』ただそれだけ

本当にそれだけなのになんでこんなに勘違いしている人たちがいるだろう…

10年ほど前からこの勘違いは熱を帯び始めて
コロナ禍で越えてはならないラインを超えてしまいそのまま今に至るような気がする

せめて、この本を読んだ人たちだけでもこの思いを旨にこれからの社会を生きていかなければならないと思う

読んでほしい人には届かないような気がしていてそれがもどかしい

それにしても、この小説を連載していた週刊誌の関係者たちはちゃんとこの小説を読んでいるのだろうか?

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

面白かった。この作者は人物の描き方が秀逸だ。衝撃的な犯行声明の後、その反響が次々と起きている中、早々に犯人が特定されたのは最初は意外に思ったが、読み進めるうちに登場人物達それぞれの物語が展開して行くところに引き込まれた。人物達へ感情移入しきった後に読むラストシーンはとても感動的だった。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

SNSの誹謗中傷や週刊誌の報道によるイメージ暴落などによって 命を絶った芸人 天童と歌手 美月。匿名の安全圏から有名人を狙撃するスナイパーたちを許さない、と彼らの個人情報を晒した瀬尾と、逮捕された彼の弁護することになった久代が追う被/加害者の人生。

この方の小説は罪の声ぶりかな。罪の声はあまり好みじゃなかったけれど、この小説は好きだったし余韻が長い。感想(雑)を残すまでに2日もかかってしまった。

SNSで誰かの誹謗中傷をしたり、SNSだけじゃなくてリアルでも芸能人のゴシップを嬉々として話す人たちの気持ちは本当に全く分からない。その時点で寂しい可哀想な人ではあるけど…。
だから晒されて当然とも、あなたも全てを失えばいいとも思わないような、、本当は願っていたような。
ただこの小説はそういう人を批判しているというよりは、その無自覚な暴力の数々が自分の大切な人を追い詰めたという 社会構造に対する静かな諦めと怒りが胸にせまるものがあった。

匿名の誰かが人を傷つけることが容易になって可視化されてしまった社会で、もちろん善意も伝えることは出来るとはいえ、より多くのインプレッションを稼いで飛躍的に膨らんでいくのは悪意の方で…。やり切れないな。
瀬尾や、瀬尾の人生を中心として天童や美月に関係する人々の話を追っていく久代の視点があったことで、そんな社会だけど 対面で築いた深い関係や積み重ねた時間が誰かを救う屋台骨になることもあるよね、という希望も感じた。

大切な人たちが、すごいスピードで消費されていくことに疲れた。なんでもかんでも無関係の他人が自分の物語のように乗っかって話題にして踊るような恥ずかしい態度が軽蔑されないなんて嫌だ。
もうこんな時代は踊りつかれた。でも、きっと大切な人たちには深い関係を築いて支えてくれる人がいるよね、いて欲しいな。


気持ち的には瀬尾の行為には肯定的だけど、それを認めたら私刑を認めることになってしまうな。私人と公人の区別は、公共性とは…。
SNSの気持ち悪さって、匿名の一般人という私人が、公共空間で悪意ある発信を出来るところなんだよね。
公共の場で発信しているのに、そこに影響力を持つことを競い合っている人たちがいるのに、それでも私人として守られるべきなのか、私には分からない。

そんなところに幸せはないし、そんなところでの共感が自分を満たすことなんてないのに。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

大切な2人を奪ったSNSの誹謗中傷に、差し違える覚悟で行動を起こした瀬尾。多くを語らない瀬尾を知るため、奔走する久代弁護士。この物語は現代の問題提起をしている。だが、簡単には変わらないでしょう。
少し長いが、瀬尾の起こした行動の深い理由が、分かって納得した。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

読み応えのある一冊。

身近にあるSNS。SNSによって誹謗中傷を書き込む人たち。欲求不満解消なのか、変な正義感からなのか、ただ暇つぶしなのか…。
その誹謗中傷によって対象者の人生が狂わされることが本当にあるのだということを知らなければならない。

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

人気ということで読んでみた。

不倫をしてSNS等で叩かれて自殺した芸人、週刊誌の記者に暴言を吐いた録音テープが暴露されて表舞台から姿を消した人気歌手、その2人に関わりのあった男性が、2人を追い込んだ人たちの個人情報をさらして、訴えられて裁判になる。その弁護士の立場から過去にあったことを明らかにしていく。

現実にありそうな、なかなか重い内容だった。ネット上で顔が見えないと、本当に誤った正義感を振りかざす人がいる。誰でもが発信できる便利な世の中になったが、人を自殺にまで追い込むことがあると心して、発信する必要があると思った。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

「正しさ」なんてあってないようなもん
正しいと思っていた「客観性」は、あくまで自分の主観であって、「考えた」という自分軸の事実によって正当化されることの危険性を認識した相手への尊重を持って、客観的に考えた上で「対象と向き合う」ことが大事なんかなという感想を持ちました
(わかりにくい言い回しすみません

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

印象に残ったことは、大きく三つある。

一つ目は、冒頭から突きつけられる言葉、
「誰かが死ななきゃわからないの」。
この一文が出てきた時点で、「あ、これは只者じゃない作品だ」と直感した。
読み始める前からワクワクしつつ、同時に気持ちが引き締まるような感覚を覚えた。

二つ目は、読み進めるうちに、登場人物たちのイメージが具体的な人物と自然に結びついていったこと。
私の中では、
•瀬尾政夫 → 津田健次郎
•奥田美月 → 久保史緒里
•天童ジョージ → 髙比良くるま

というキャスティングが浮かんだ。

中でも特に強く結びついたのが久保史緒里。
彼女が落日で演じていたキャラクターと、本作の奥田美月が重なって見えたからだ。
貪欲に、自分の夢を追い求める姿勢がとても似ている。

瀬尾政夫は、声や雰囲気を含めたビジュアルのイメージが津田健次郎そのものだった。
天童ジョージについては、あえて言うなら令和ロマンのくるま。
最近の人気若手芸人に重なる要素が多く、だからこそ妙にリアルに感じられた。

それだけ本作の登場人物たちが、「どこかに本当にいそう」と思えるほど、細かな設定まで作り込まれているということなのだと思う。

三つ目は、世相を強く反映した物語であるという点。
昭和から平成、令和へと時代が進む中で、「発信」という行為がいかに一般化し、同時に人を攻撃する凶器にもなってきたのか。
その弊害を、この物語は真正面から描いていると感じた。

SNSに苦手意識があり、利用頻度も低い自分の立場からすると、
SNSでの言動が原因となり制裁を受ける作中の人々に、正直スカッとする部分もあった。
とはいえ、SNSによる問題は個人のリテラシーだけの責任ではない。
仕組みを作る企業や、その構造で利益を得る存在がいるという「構造そのもの」が、諸悪の根源なのだとも常々思っている。

作中で描かれる、SNSをきっかけにした一連の出来事も、
きっとこれから先も形を変えながら循環し、発生し続けていくのだろう。
そう冷静に俯瞰してしまう自分がいた。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

読みごたえのある作品でした。伏線回収があまりにも素晴らしく巧みすぎて私は星を減らしてしまった。(私がひねくれてるから仕方ない。)

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

『誰かが死ななきゃ分かんないの?』(帯)
誰かが死んでも分からないよ、きっと。
SNSの誹謗中傷は、自己肯定の投影なのではないかと思う。

ちょっとしたことでも、世間を煽る記事を書く。
それに踊らされた人たちは、色んなヒレをつけてネットの海に投げる。
一度誰かの目に触れたものは、瞬く間に広がっていく
情報が武器とはよく言ったものだ。
言葉が、情報が、人1人簡単に傷付けて葬っていく。

すごく、今の時代を切り取った話だと思った。
だからこそ、今にこそ読むべき本だと思った。

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2026年02月09日

mii

ネタバレ 購入済み

今だからこそ読んでほしい作品

これは本当に多くの人に読んでほしい作品。
プロローグの言葉が強すぎて序盤で挫折しかけましたが、そこを乗り越えたらあとはぐんぐん読まされました。

SNSがテーマの作品なので、きっと多くの方に刺さるはず。
実際私も、SNS黎明期の頃にSNSがどういうものかをきちんと理解できておらず、人を傷つける使い方をしてしまったことがあります。ものすごく反省したし、事が起こってはじめてSNSの危うさを学び、もう2度と同じことはするまいと誓いました。
ですが、記憶というのはどうしても風化するものです。劇中で主人公の久代さんが懸念しているように、喉元過ぎれば痛みは薄れ、また同じことを繰り返してしまうということは、実際あると思います。私も何度か同じ轍を踏みかけました。

気軽に発言ができてしまいますが、そこが世界という大舞台であり何億人という人々の視線が自身に向いているんだという事を常に心に留め置かねばいけません。誰だって人前で立つのは緊張するものです。そういう緊張感を持ってSNSに向かい合うべきだと改めて深く心に刻みました。

気づきと教訓を与えてくれる点では素晴らしい作品ですが、裁判以降の美月のエピソードがちょっと冗長だった印象。壮絶な過去でしたが、前半のSNSへの教訓でめちゃくちゃ釘が刺さったので、そこで切り上げても良かったかなぁと。でも瀬尾と美月と天童の関係性が紐解かれる様はドラマティックでよかったです。ヒューマンドラマとしてすごく密度が高く、読み応えがありました。

#深い #ドロドロ #ダーク

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

SNSなどで見た短い情報だけで白黒を判断し、正しさは常に揺れ動くものなのに自分が間違っているかもしれないとも考えず、身勝手な正義を振りかざして承認欲求を満たす醜悪さ。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

SNS時代の安易な悪意を拡散する人々
とそれに翻弄される人々
その背後にある苦しくもまっすぐ生きる人々
それを丁寧に描く

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

特に序盤はパンチがあって、引き込まれた。

SNSを使っていて、特に自分の考えを発信するタイプの人は前半だけでも読んでほしい。そもそも、匿名の場で人をバッシングするような人は、この本を勧められたとしても読もうと思ったり、「自分はなんでことをしていたんだ!」なんて気づきにつながるようなことはないのかもしれないけど。。。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

長かった。SNS時代に読むべき話だなと思った。何か事件があったとしても、そこには何らかの背景があるしその背景を読める人間でありたいなと思った。長い割にミステリー程の衝撃が、天童と美月の繋がりを知っても感じられなかったからこの評価。みんな読んだ方がいいのは間違いないけど、この本を読む人はそんな事しなさそう。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

SNS時代に全ての人におすすめしたい本。
だが、本当に読んでほしい人達は、この本に出会うことは無い…と感じてしまう。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

この物語には色々なことが詰め込まれていたと思う。やはり匿名で発信することができるSNSは人を死に追い込むのだと改めて思った。匿名の恐ろしさ、発信した側も自分が叩かれて初めて叩かれていた側の気持ちが分かるのだなと思った。自分は違うと思ってはいけない。誰しもが気をつけなければならない。また、芸能人はキラキラとした職業に見えるが、いつも人に見られている分、一般人以上に傷つくことがあるのだと思った。これは物語に過ぎないが、この物語は実際に起きているからリアルに描かれているのだ。今後このようなことが起こらないことを願いたい。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

読みながらしんどかったけど最後のシーンで少し救われた
あと事務所の3人のやりとりが微笑ましくて読書中の癒しだった

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

迫力のある内容、ボリュームも凄い
「匿名性」は悪意の免罪符ではありません。人間の成熟度をシビアに測る物差しです。
天ちゃん、死んじゃうダメだよ。
久代さんの成長、瀬尾さんの優しさ、覚悟が印象に残りました

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2026年02月12日

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