益川敏英の作品一覧
「益川敏英」の「科学者は戦争で何をしたか」「15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「益川敏英」の「科学者は戦争で何をしたか」「15歳の寺子屋 「フラフラ」のすすめ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
GW課題図書その3。
科学の戦争への寄与に関する話。
言っていることには概ね同意で、戦争は悲惨なものであり、科学は戦争に転用されるのは良くないことであり。
更に言えば、科学者はそのリスクについてある程度敏感でないといけないのかもしれないけど。
引き続き考えていかなければいけないテーマではある。
敢えて難癖をつけるとすれば、
だからといって、「研究テーマが軍事転用されたことに対し科学者に責任の一部を追及する」のは100%間違っていて、それは、戦争を始めた政治と行政(軍政)と、そして実際にそれを使った軍隊(軍令)に100%の責任を押し付けるべきことかなー。そういうことに責任を取らせるためにそ
Posted by ブクログ
「自分の研究が社会でどんな役割を持つのか、悪用されるとすればどんな可能性が考えられるか、科学者ならばまずそのことを深く考えなければならない。」
この一文に益川氏の考えが凝縮されているように思う。
そして私たちはこの言葉を「科学者」というどこか特権的な人々へのメッセージだと受け止めてはならないのだろう。
例えば上に引用した一文は次のように言い換えることが充分に可能ではないだろうか。
「自分の『言動』が社会でどんな役割を持つのか、悪用されるとすればどんな可能性が考えられるか、『市民』ならばまずそのことを深く考えなければならない。」
おもしろい本というのは、必ずそれを「自分のこと」として読む