小説作品一覧

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  • 悪女の玉手箱 告発弁護士シリーズ
    -
    絶対不利な状況に猪狩文助が立ち向かう――奇妙な小箱を手に、老弁護士・猪狩文助のもとへ、瓜実顔の美女が現れた。中には、人の目玉と局部が! 依頼人の森本浜枝は、「開けるな」という警告文を破ってしまったのだ。実業家の夫は、失踪中。鬼の三平こと三岡署長により、浜枝は猟奇事件の容疑者として勾留される。猪狩は依頼人を救えるのか!?
  • 半村良コレクション1
    -
    1~2巻671円 (税込)
    半村良の初期の短編や中編を収録した。のちの長編のもととなるものや、サイドストーリーとして書かれたものもある。 SF作家としてスタートした著者だが、その後人情もの、時代ものなどのジャンルの小説を書き分け、高い評価を得ている。 第一部は短編でまとめられさまざまな手法でのSF。第二部の中編は伝奇ロマンが綴られる。『半村良コレクション』として刊行されていた文庫を二分冊にした。半村良マニア垂涎の作品集である
  • 平安恋うた綴り ―本日より、姫様の求婚者を謀ることとなりました―
    4.2
    ある晩、大江家の頼姫のもとを訪れた検非違使佐・常貞から求婚の歌を預かった女房の小夜は、目を疑った。なぜなら、そこに書かれていた歌はあまりにも下手だったのだ。そのひどさは、思わず歌を添削して返すという無礼な振る舞いをしてしまうほどだったのだが……。姫のわがままから童子姿をした日に、二度と来ないと思った常貞に再会したばかりか、姫への恋心を募らせた彼から、姫に送る歌の指導をして欲しいと頼まれてしまって!? 嘘と恋歌が結ぶ恋絵巻。
  • 秘書室の殺意
    -
    1巻704円 (税込)
    秋保温泉にグループ旅行に来ていた社内の小寺保子が庭園の崖から転落死した。 秘書課の神保由加と風間京子の立ち話を耳にしたことが原因のようだ。 小寺が精神的に不安定だったことはわかったが、警察でも自他殺の判断はつかなかった。 「酔いどれ探偵」深水文明は話の内容を詳しく聞くため、神保を訪ねた。 ところが、今度は神保が資料室で殴殺死体となって転がっていた。 プロローグ 第一章 みちのくの夜 第二章 庭園の女 第三章 密なる会話 第四章 逃亡の経路 第五章 非常階段の男 第六章 犯人を見た女 第七章 過去の関係 第八章 病いの真実 第九章 二人の標的 第十章 恐ろしき錯誤 エピローグ
  • 柊木さんちの絆ごはん
    4.0
    『受け継ぐものに贈ります』。柊木すみかが、そう書かれたレシピ帖を見つけたのは、大学入学を機に、亡き祖父母の家で一人暮らしを始めてすぐの頃。料理初心者の彼女だけれど、祖母が遺したレシピをもとにごはんを作るうちに、周囲には次第に、たくさんの人と笑顔が集まるようになって――。「ちらし寿司と団欒」、「笑顔になれるロール白菜」、「パイナップルきんとんの甘い罠」など、季節に寄り添う食事と日々の暮らしを綴った連作短編集。
  • みちのく銀山温泉 あやかしお宿の若女将になりました
    5.0
    祖父の実家である、銀山温泉の宿「花湯屋」で働くことになった、花野優香。大正ロマン溢れるその宿で待ち構えていたのは、なんと手のひらサイズの小鬼たち。驚く優香に衝撃の事実を告げたのは従業員兼、神の使いでもある圭史郎。彼いわく、ここは代々当主が、あやかしをもてなしてきた宿らしい!? さらには「あやかし使い」末裔の若女将となることを頼まれて――訳ありのあやかしたちのために新米若女将が大奮闘! 心温まるお宿ファンタジー。
  • お嬢様がいないところで
    5.0
    名家として政財界に広く名が知られる道明院家の可憐お嬢様は、見目麗しく頭脳も明晰。そのうえ人一倍ある好奇心の赴くまま事件に首を突っ込んでは、それがどんな難事件であっても必ず解決してしまう“お嬢様探偵”なのであった。 この物語は、とても素敵な可憐お嬢様が、関わった事件を次々と鮮やかに解決していく様を描いた華麗なる事件簿──ではなく。傍若無人で勝手気ままなお嬢様に振り回される誠心誠意お仕えする三人の男たちが、お嬢様の縦横無尽な活躍の裏で否応なしに蓄積した疲れを、とっておきの甘味で癒やす……そんな日々を描いた物語である。
  • 警視庁特殊詐欺追跡班
    4.0
    1巻770円 (税込)
    警察小説、新シリーズ始動! 嘘を騙らせるな、真実を語らせろ」を合言葉に新設された警視庁捜査2課特殊詐欺追跡班。通称・特サには行動力の片桐冴子、特殊メイクの小野千紘、武術の喜多川春奈とAIロボットがいる。 この度、上司として本郷伊都美がやって来た。だが伊都美は警視とは名ばかりの頼りない人物だった。 原野商法、手話詐欺、銀詐欺……。新手の詐欺が多くの被害者を生む中、特サの女たちは――。 第一章 特サの女 第二章 騙らせるな、語らせろ 第三章 ハンドルネーム、天下人 第四章 ビッグ・ストア 第五章 銀詐欺 第六章 二度目の潜入命令 第七章 真実の行方
  • ビール職人のレシピと推理
    3.7
    ビールで知られるアメリカの小さな町レブンワース。ドイツのバイエルン地方に似たこの町に、今年もオクトーバーフェストの開催が迫っていた。ビール職人のわたしは、別居中の夫と離婚するか悩みながらも、ブルワリー〈ニトロ〉で新作のビールの開発に精を出しているところ。そんな中、ビールをテーマにしたドキュメンタリー映画がレブンワースで撮影されることに。しかし、オクトーバーフェスト前日の夜、会場近くで映画の関係者が殺されているのが見つかって……。愉快でおいしいビール・ミステリ第2弾!
  • カメレオンの影
    3.9
    アクランド英国軍中尉は、派遣先のイラクで爆弾によって頭部と顔面に重傷を負い、片目を喪失する。昏睡から目覚めた彼は他人にふれられると暴力的になり、極端な女性嫌悪を示して看護師や精神科医を戸惑わせていた。退院後、除隊した彼はロンドンに住むが、暴力事件を起こしたことがきっかけで警察に拘束されてしまう。近隣では、軍歴のある一人暮らしの男性ばかりが自宅で殴殺されるという事件が続発しており、警察の捜す犯人像に合致しているアクランドは尋問されるが……。〈現代英国ミステリの女王〉が巧みな心理描写で紡ぐ傑作サスペンス。/解説=三橋曉
  • キリストの  最後の  一日
    -
    1巻1,650円 (税込)
    十字架にかけられ、他人の罪の身代わりとなって、復活したことで、キリストとなりました。世界の救い主という「キリスト」になったと言われてきたした。 なぜでしょうか。  その証明をしたのが、イエスと一緒に十字架につけられた二人の強盗の「ひとり」でした。その強盗の証言をここで紹介しています。   しかも、聖書の証言によれば、まだ、弟子のひとりも天国に入ってはいなかったのに、その強盗が、世界で初めて、「パラダイス」に入ったというのです。そういうことも、この本では紹介しています。
  • 三兄弟の僕らは
    3.6
    1巻1,699円 (税込)
    両親の死と引き換えに、僕らは“家族”を手に入れた――。ベストセラー「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、感動の家族小説! 平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で、両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、それまでほとんど面識のなかった母方の祖母が家にやってきた。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで気づかなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが……。生前の父と母がそれぞれ隠していた、“秘密”とは。「普通の家族」とは何なのか。中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー。
  • 一人と千三百人/二人の中尉 平沢計七先駆作品集
    3.0
    関東大震災の混乱のなか亀戸事件で惨殺された若き労働運動家は瑞々しくも鮮烈な先駆的文芸作品を遺していた。 知られざる作家、再発見 関東大震災の混乱のなか亀戸事件によってわずか三十四歳で非業の死を遂げた労働運動家・平沢計七。 彼は少年時から鉄道会社の大工場で労働現場に立ち、やがて労働組合活動に入っていったが、その短い生涯で、瑞々しくも鮮烈な文芸作品を遺していた。 短篇小説十三篇、戯曲七篇と評論・エッセイ七篇を精選し、知られざる先駆的作家に再び光をあてる。 祖国の手で打砕かるゝか、 民衆の手で打砕かるゝか 死を予想しえた若き労働運動家、 その知られざる文学的航跡。 大和田 茂 平沢は日々の労働運動や社会運動の中で、数々の軋轢、暗闘、分裂をいやというほど味わってきた。なぜ、人々は階級的憎悪をもってテロリズムに走るのか、なぜ思想のちがいや意見対立、すなわち小異を捨てて大同団結できないのか。彼にとって、革命は遼遠の彼方であった。(中略)平沢はさらに労働者の意識に下降しようとしていた。彼は指導者意識が強かったが、一方では小説、戯曲、講談などで人々の内面にわかりやすく訴えかけていこうとした。「解説」より
  • 貧乏紳士と幸運の女神
    4.0
    賭けの負けが込んだために、ロンドンの賭博場を出入り禁止になった紳士アンソニーは、スコットランドにやってきた。困窮している家計を賭けの稼ぎでやりくりしているので、勝たねばならないのだ。彼は宿の広間で行われていたカードゲームでいったん勝利をおさめるが、謎めいた美女シャーロットにあっというまに負け、なけなしの金も失ってしまう。 父を探して一人旅をしているシャーロットは、宿の部屋までアンソニーにエスコートしてもらった。そのとき彼女の評判を守ろうとして、アンソニーが自分は夫だと宿屋に言ったものだから、スコットランドの法律上では二人は夫婦になってしまった。ロンドンからアンソニーを追ってきた借金取りは、2週間後までに借金を返済しなければ妻となったシャーロットに借金を肩代わりさせるという。二人は窮地を乗り切れる!?
  • シグマフォースシリーズ13 AIの魔女 上
    4.0
    人工超知能(Aartificial Super Intelligence )が、人類を滅ぼす。 その時が迫っている―― 世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破 ベストセラー・シリーズ最新作! 人類に福音をもたらすために開発された超AI〈イヴ〉。 それが、魔女狩りの時代から生き残る組織によって盗まれた。 目的は、大規模なサイバー攻撃―― AIが救済を求めたのは〈シグマフォース〉。 チームはただちに作戦行動に移るが、メンバーが何者かに誘拐される事態が発生していた…… 「この小説には呪いが埋め込まれている」 本書を読むだけで、身の破滅を招くかもしれない。 読み続ける場合には自己責任でお願いしたい。 ――ジェームズ・ロリンズ 〈あらすじ〉 クリスマス・イヴ、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の自宅から、恋人で妊娠八カ月のセイチャンと、同僚のモンク・コッカリスの二人の娘が拉致され、モンクの妻のキャット・ブライアントが意識不明で発見された。 事件は数日前にポルトガルで発生したアメリカ大使たちの殺害と関連があり、その裏には最新のAI(人工知能)の研究が絡んでいるらしい。 プログラマーのマラ・シルビエラは謎の男たちに追われ、自らが開発したAI「イヴ」を奪われてしまう。ペインター・クロウ司令官の指示で調査のためヨーロッパに飛んだグレイたちは、魔女狩りの時代から生き残る組織「クルシブル」による大規模なサイバー攻撃計画を知る。 そのターゲットはパリ、企みを阻止するための時間はわずかしかなかった。 ◆科学的事実から──人工知能(AI)の創造が引き起こす人類の終わり 人類の終わりという危険な脅威が間近に迫っていて、それは我々の存命中にも起きる可能性がある。 物理学者だったスティーヴン・ホーキング博士は、この来たるべき脅威を「文明が誕生して以降で最悪の出来事」と記した。 その出来事とは、本当の意味で人間に似た世界初の人工知能(AI)の創造だ。 そのような瞬間の訪れは、すでに世界の権力者たちをおののかせている。 二〇一八年二月、世界政府サミットにおいて、AIの運命について議論するために非公開の極秘会合が開かれた。 出席者はIBM、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾンからの代表のほか、ヨーロッパ各国、ロシア、シンガポール、オーストラリア、アラブ諸国の政府高官たち。 我々の存在そのものが危険にさらされているということで見解の一致を見たが、何よりも恐ろしいのは、規制や国際的な合意をもってしても自意識を持つAIに向けた進歩はもはや避けがたく、止めることができないと出席者たちが結論づけた点だ。 どのような対抗策を講じたところで「逃げ道があり」、過去の歴史が証明しているように、いかなる禁止令を出したとしても、世界の片隅でひっそりと活動している秘密の企業や組織が簡単にかいくぐってしまうだろうと見なされた。 著者について ジェームズ・ロリンズ James Rollins 1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。 以後、『ナチの亡霊』『スミソニアンの王冠』などを経て、2020年3月にアメリカで刊行された ●The Last Odyssey●〈*イタリック〉に至るまで、シリーズは十四作(『ウバールの悪魔』も含めると十五作)を数える。 歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。 「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている。
  • P+D BOOKS エイヴォン記
    4.0
    1~3巻825~880円 (税込)
    懐かしい本と、孫娘がある幸せを噛みしめる。 デイモン・ラニアン『ブッチの子守唄』、ツルゲーネフ『ページンの野』、チェーホフ『少年たち』、トルストイ『ふたりのおじいさん』など、著者の心に残った珠玉の短編を紹介する「読書日記」の体裁をとりつつ、著者夫婦が暮らす「山の上の家」にやってくる孫娘らとの平穏な日々を綴った心温まるエッセイ。 近所に暮らす〈清水さん〉が季節ごとに届けてくれるエイヴォン、バレンシア、ソニアといったバラや水仙、ヒヤシンスなどの花々が、淡々とした日常にさり気ないアクセントを与えている。 『鉛筆印のトレーナー』『さくらんぼジャム』と続く「フーちゃん三部作」の第一弾。
  • シグマフォースシリーズ13 AIの魔女【上下合本版】
    -
    人工超知能(Aartificial Super Intelligence )が、人類を滅ぼす。 その時が迫っている―― 世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部突破 ベストセラー・シリーズ最新作! 人類に福音をもたらすために開発された超AI〈イヴ〉。 それが、魔女狩りの時代から生き残る組織によって盗まれた。 目的は、大規模なサイバー攻撃―― AIが救済を求めたのは〈シグマフォース〉。 チームはただちに作戦行動に移るが、メンバーが何者かに誘拐される事態が発生していた…… 「この小説には呪いが埋め込まれている」 本書を読むだけで、身の破滅を招くかもしれない。 読み続ける場合には自己責任でお願いしたい。 ――ジェームズ・ロリンズ 〈あらすじ〉 クリスマス・イヴ、シグマフォースのグレイ・ピアース隊長の自宅から、恋人で妊娠八カ月のセイチャンと、同僚のモンク・コッカリスの二人の娘が拉致され、モンクの妻のキャット・ブライアントが意識不明で発見された。 事件は数日前にポルトガルで発生したアメリカ大使たちの殺害と関連があり、その裏には最新のAI(人工知能)の研究が絡んでいるらしい。 プログラマーのマラ・シルビエラは謎の男たちに追われ、自らが開発したAI「イヴ」を奪われてしまう。ペインター・クロウ司令官の指示で調査のためヨーロッパに飛んだグレイたちは、魔女狩りの時代から生き残る組織「クルシブル」による大規模なサイバー攻撃計画を知る。 そのターゲットはパリ、企みを阻止するための時間はわずかしかなかった。 ◆科学的事実から──人工知能(AI)の創造が引き起こす人類の終わり 人類の終わりという危険な脅威が間近に迫っていて、それは我々の存命中にも起きる可能性がある。 物理学者だったスティーヴン・ホーキング博士は、この来たるべき脅威を「文明が誕生して以降で最悪の出来事」と記した。 その出来事とは、本当の意味で人間に似た世界初の人工知能(AI)の創造だ。 そのような瞬間の訪れは、すでに世界の権力者たちをおののかせている。 二〇一八年二月、世界政府サミットにおいて、AIの運命について議論するために非公開の極秘会合が開かれた。 出席者はIBM、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾンからの代表のほか、ヨーロッパ各国、ロシア、シンガポール、オーストラリア、アラブ諸国の政府高官たち。 我々の存在そのものが危険にさらされているということで見解の一致を見たが、何よりも恐ろしいのは、規制や国際的な合意をもってしても自意識を持つAIに向けた進歩はもはや避けがたく、止めることができないと出席者たちが結論づけた点だ。 どのような対抗策を講じたところで「逃げ道があり」、過去の歴史が証明しているように、いかなる禁止令を出したとしても、世界の片隅でひっそりと活動している秘密の企業や組織が簡単にかいくぐってしまうだろうと見なされた。 著者について ジェームズ・ロリンズ James Rollins 1961年イリノイ州生まれ。1990年代後半から作家としての活動を始め、2004年に発表した『ウバールの悪魔』に登場した「シグマフォース」を、2005年の『マギの聖骨』から本格的にシリーズ化。 以後、『ナチの亡霊』『スミソニアンの王冠』などを経て、2020年3月にアメリカで刊行された ●The Last Odyssey●〈*イタリック〉に至るまで、シリーズは十四作(『ウバールの悪魔』も含めると十五作)を数える。 歴史的事実に基づきつつ、最新の研究成果や科学技術を取り入れて構成した緻密なストーリーには定評があり、アクションシーンの描写でもアメリカで一、二を争う作家との評価を得ている。 「シグマフォース・シリーズ」から派生した、元兵士のタッカー・ウェインと軍用犬ケインを主人公とする「タッカー&ケイン・シリーズ」(グランド・ブラックウッドとの共著)は、『黙示録の種子』『チューリングの遺産』の二作が刊行されている.
  • 種のキモチ
    3.0
    10歳のとき、義父がアタシを蔵に閉じ込めた。 以来、一歩も外に出たことがない。暗闇の中 で続く、飢えと渇きと孤独。 20年後、新月の 夜にアタシの体に「ある変化」が――。つい に〝アタシ〟の存在に気付いた少年が、禁断 の扉を開ける! 少年が見たものは、絶命し た女と、大量の黒い花。その「種」が音もなく 世界を侵食し始め……。悲劇の幻想ホラー。
  • じっと手を見る
    3.7
    富士山を望む町で暮らす介護士の日奈と海斗 はかつての恋人同士。ある時から、ショッピ ングモールだけが息抜きの日奈のもとに、東 京の男性デザイナーが定期的に通い始める。 町の外へ思いが募る日奈。一方、海斗は職場 の後輩と関係を深めながら、両親の生活を支 えるため町に縛りつけられる。自分の弱さ、 人生の苦さ、すべてが愛しくなる傑作小説。
  • くちなし
    4.1
    直木賞候補&第五回高校生直木賞受賞の傑作短篇集 別れた男の片腕と暮らす女。運命で結ばれた恋人に会うと体に咲くという花。幻想的な世界がリアルに浮かび上がる繊細で鮮烈な短篇集。 解説・千早茜 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚
    3.6
    ここは万両百貨店外商部。お客様のご用命と あらば、何でも(殺人以外)承るのが外商の仕 事。今日も「激レア犬を飼いたい」「娘を就職 させて」「愛人と妻が鉢合わせしないマンショ ンを」と無理難題が舞い込んでくる。ある日、 顧客の物件探し中の根津は、無理心中した家 族の噂を耳にするが、事件の陰に何故かトッ プ外商・大塚佐恵子が――。お仕事イヤミス!
  • 注文の多い料理小説集
    3.9
    小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ とびきり美味しいアンソロジー。 うまいものは、本気で作ってあるものだよ―― 最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス…… おやつに金平糖はいかがですか? 物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。 「エルゴと不倫鮨」柚木麻子 「夏も近づく」伊吹有喜 「好好軒の犬」井上荒野 「色にいでにけり」坂井希久子 「味のわからない男」中村航 「福神漬」深緑野分 「どっしりふわふわ」柴田よしき 【本書登場の逸品たち】 塩むすびと冷たい緑茶 ハルピンのイチゴ水 全粒粉のカンパーニュに具を挟んだサンドイッチ きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁 生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー 食堂のカレーライスと福神漬 星屑のような白い金平糖
  • 捌き屋 伸るか反るか
    4.0
    東和地所の専務から企業交渉人・鶴谷康に持 ち込まれた相談は、関西の大京電鉄が社運を 賭ける夢 ゆめしま 洲開発事業を巡るトラブル処理。万 博会場に決まり、カジノ誘致も噂される夢洲 は、鶴谷の盟友、極道の白岩光義に言わせれ ば「税金の墓場が大阪の金庫に化けよる」宝の 山。仕事を請けた鶴谷もいつしか血で血を洗 う利権争いの渦中に巻き込まれていた……。
  • ぼくときみの半径にだけ届く魔法
    3.9
    売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立 つ美しい少女・陽を偶然撮影する。難病で家 から出られない陽は、日々部屋の中で風景写 真を眺めていた。「外の写真を撮ってきて頂 けませんか?」という陽の依頼を受け、仁は 様々な景色を届けることに。写真を通して少 しずつ距離を縮めるふたり。しかしある出来 事がきっかけで、陽が失踪してしまい……。
  • 愛の宿
    4.0
    もし、あの夜、あのホテルに泊まらなければ――。 ある夜、ラブホテルに偶然泊まり合わせた男女の性愛の営みを、官能と情念の名手が描き出す短編集。 京都の繁華街にひっそりとたたずむラブホテル。土曜日の夜、逢瀬を楽しんだカップルたちは、翌朝、思わぬ理由でホテルに足止めされる。 不倫、初体験、出会い系、元恋人との再会……、それぞれの理由で身体を重ねた女と男だが、予期せぬ展開に本音と嘘が露わに……。 解説・逢根あまみ ※この電子書籍は2016年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 咲ク・ララ・ファミリア
    3.5
    62歳になる父から突然聞かされた再婚話。そ れを機に、バラバラだった四姉妹が集うこと に。母が若い男と駆け落ちした後、結婚して 早々に家を出た長女、代わりに家庭を支え続 けた次女、引きこもりの三女、お調子者の四 女。それぞれが、互いに言えぬ秘密を抱えて いた。そこに再婚相手が現れて……。家族っ てやっかい。でも、だから家族は愛おしい。
  • 紅い砂
    3.8
    政府の圧政や麻薬組織の犯罪が続き、難民流 出が絶えない中米の小国コルドバ。米国は政 府と麻薬組織の対立を激化させ、新たな指導 者を擁立する計画を秘密裏に立てる。指揮を 任されたのは米国陸軍の元大尉ジャディス。 かつてコルドバ難民を死なせ、虐殺者の汚名 を着せられた男だ。次々と試練が降りかかる 中、腐敗した国を再建することができるのか。
  • プリズン・ドクター
    3.9
    奨学金免除の為しぶしぶ刑務所の医者になった是永史郎。患者にナメられ助手に怒られ、憂鬱な日々を送る。そんなある日の夜、自殺を予告した受刑者が変死した。胸を搔きむしった痕、覚せい剤の使用歴。これは自殺か、病死か?「朝までに死因を特定せよ!」所長命令を受け、史郎は美人研究員・有島に検査を依頼するが――手に汗握る医療ミステリ。
  • ぷろぼの 人材開発課長代理 大岡の憂鬱
    3.8
    1巻850円 (税込)
    変態リストラ部長にこの世の地獄を! 会社を食い物にする極悪人に、ボランティア仕置き人が鉄槌を下す痛快エンターテインメント。 業界大手のパシフィック電器は、人事部労務担当部長の江間を中心に大規模なリストラを進行中。江間の極悪な追い込みに、ついに自殺者が出てしまう。 クビ切りを押しつけられた課長代理の大岡は耐えかねて、三国が代表を務めるNPOで、「プロボノ」として社会貢献活動をすることに救いを求める。 江間の悪辣な行状を知った三国は義憤にかられ、江間を「嵌める」べくハニートラップを仕掛けた。しかしこれは、三国が仕掛けた罠の序章にすぎなかった……。 「ぷろぼの」とは、「公共の利益のために(pro bono publico プロボノ プーブリコ)」という意味のラテン語。 解説・村上貴史 ※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 緋色のメス 完結編
    3.0
    鹿児島の離島で病院長を務める外科医・佐倉 が見初めたのは国境なき医師団の看護師・智 念朝子だった。患者に真摯に向き合いなが ら、海外を飛び回る彼女への思いを募らせる が、自身も病に蝕まれてしまう。佐倉は外科 医の当麻鉄彦に救いを求めるのだが……。朝 子との関係もこれで終わるのか? ミリオン セラー「孤高のメス」の著者が描く永遠の愛。
  • たゆたえども沈まず
    4.4
    19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画 商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で 浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの 前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇 跡の出会いが〝世界を変える一枚〟を生んだ。 読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜 持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。
  • 幸せのプチ
    4.3
    「キミはもしかして、大切な人を亡くした経験があるのかい?」 昭和40~50年代の景色の中で語られる、涙腺決壊必至の物語。 若い日の罪が眠る、懐かしい町・琥珀。 当時と変わらない喫茶店「青猫」で僕は、この世でもっとも聞きたくない最悪のひと言を聞いた。 彼女と通った銭湯、名物コロッケサンド、赤い公衆電話、サンダーバードのプラモデル、そして妖精のような白い犬。 昭和40、50年代を舞台に繰り広げられる、ひとりひとりの切実な人生模様。追憶と感動の連作集 文庫化で大幅に修正加筆! ※この電子書籍は2016年11月に日本経済新聞出版社より刊行された単行本の文庫版を底本としています
  • ブルーネス
    4.3
    1巻1,001円 (税込)
    〈津波監視システム〉は実現できるのか? はぐれ研究者たちの情熱溢れる理系エンタメ! 「津波監視システムの実現に手を貸して欲しい」。 東日本大震災後、地震研究所を辞めた準平は、学会で異端視されている武智に誘われる。 海洋工学や観測機器などのエキスパートだが個性が強すぎて組織に馴染めない“はみ出し者”たちと、準平は前人未到のプロジェクトに挑むか……。 研究者の情熱ほとばしる科学エンタメ! 解説・巽好幸(神戸大学海洋底探査センター教授・センター長) ※この電子書籍は2016年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています
  • 鮪立の海
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    三陸海岸の入り江にある港町「仙河海」。 大正十四年にこの地に生まれた菊田守一は、「名船頭」として名を馳せた祖父や父に憧れ、一人前の漁師になることを夢見ていたが、戦争がはじまり、守一が乗っていた船は海軍の徴用船にされてしまう。グラマンの機銃掃射、米軍潜水艦からの攻撃で船は大破し、父は大けがで漁師を引退、兄は海の藻屑と消えたが……。 大正~昭和の激動の時代をひたむきに生き抜いた人々と日常を描いた感動巨編! 解説・土方正志 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 夜景が見えます
    -
    1巻275円 (税込)
    男性にとっての酒場の本質を穿つようでもあり、一篇のファンタジーのようでもある 駅の東の端、もっとも店が少ない出口から出て、人通りの少ない道を歩き、たどりついた十字路の一角にある四階建てのビル。その二階にパール・ノワールという小さなクラブがあります。各テーブルには店の女性が一人、その女性たちはホステスという言葉が似合わない、会話ができる才能を持った女性たちが選ばれています。その店の店長である中津川恭介と、一人で店に来ている客、榊原雄三との会話で物語は進み、店の秘密のサービスが明らかになります。男性にとっての酒場の本質を穿つようでもあり、一篇のファンタジーのようでもある不思議な物語です。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『くわえ煙草とカレーライス』(河出書房新社)、『窓の外を見てください』(講談社)などがある。
  • クラウドガール
    3.8
    刹那にリアルを感じる美しい妹・杏と、規律正しく行動する聡明な姉の理有。容姿も性格も対照的な二人は、小説家の母に対しても、まったく異なる感情と記憶を持っていた。姉妹にしかわかりえない濃密な共感と狂おしいほどの反感が招く衝撃のラストとは? (解説:綿矢りさ)
  • もういちどベートーヴェン
    4.0
    累計127万部突破の大人気シリーズ! 岬洋介が挫折し、別の道へ進もうとしているときの物語です。2006年。法曹界入りした天生高春は、ピアノ経験者のようだがなぜかクラシック音楽を避ける岬洋介とともに、検察庁の実務研修を受けていた。修習の一環として立ち会った取り調べの場に現れたのは、絵本作家の夫を刺殺したとして送検されてきた絵本画家の牧部日美子。日美子は犯行を否認しているが、凶器に付着した指紋という動かぬ証拠が存在する。取り調べが打ち切られようとしたそのとき、岬が突如ある疑問を投げかける……。『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
  • ハッチとマーロウ
    3.6
    ママが突然卒業宣言!?双子たちが大奮闘!  青山七恵が温めてきた懐かしくて新しい物語。  「ママは大人を卒業します!」とシングルマザーで小説家の母親が突然の宣言。  11歳の誕生日に大人になることを余儀なくされたハッチとマーロウ。お料理ってどうやって作るの?お洋服、何を着ればいいの?双子に個性って必要?私たちのパパって誰なの・・・・?少しずつ目覚めるふたりの自我と葛藤。二人の12歳までのコミカルでシビアな1年間を優しい視点で紡ぎ出す。 奮闘するかわいい双子の日常が、大変だけど、楽しくって愛おしい。  結末に知るママの子供への思いに涙。双子が交わした将来の小さな約束に心揺さぶられる。  TBS「王様のブランチ」、日経新聞、毎日新聞、VERY、Oggi、など多数のメディアで大絶賛。中学入試でも多数の学校で採用されるなど大人も子供も必見の書が待望の文庫化。思っている以上に子供って大人、大人だって本当は、まだまだ子供、そんな微妙な内面を鮮やかに描ききる。  かつて子供だった大人へ、これから大人になる子供達へ贈りたい、感動の物語。全編を飾るイラストは、大人気イラストレーター・田村セツコさん。 文庫版解説に東直子さん。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『ハッチとマーロウ』 の文庫版となります。
  • 忘れられた花園 上
    4.1
    1913年オーストラリアの港、ロンドンからの船が着き、乗客たちが去った後、小さなトランクとともに名前すら語らぬ身元不明の少女が取り残されていた。少女はオーストラリア人夫婦に引き取られ、ネルと名付けられ、21歳の誕生日の晩に、その事実を告げられた。時は移り、2005年、オーストラリア、ブリスベンで年老いたネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が自分にイギリス、コーンウォールのコテージを遺してくれたのを知る。なぜ? ネルとはいったい誰だったのか? 茨の迷路の先に封印された花園があるそのコテージは何を語るのか?
  • ガラスの虎たち
    -
    ノスタルジックでやるせない傑作ミステリー。 1978年12月、バルセロナの貧困地区で一人の少年が殺された。それから37年後、二人の男は偶然再会した。一人は人生の成功者として、一人は人生の落伍者として。彼らは幼い頃に親友として同じ団地で過ごし、12歳の時に罪を犯して、まわりの大人の思惑で離ればなれとなっていた。そしてその再会から、全ての歯車が狂い始めた……。 『死んだ人形たちの季節』『ある自殺』のベストセラー作家が、友情とは? 贖罪とは? 家族とは? を問う、ノスタルジックでやるせない、スペイン発傑作ミステリー。
  • ちいさな国で
    3.8
    アフリカにあるちいさな国、ブルンジ。仲間たちとマンゴーをくすねたり、家族でドライブしたり、少年ギャビーは幸せな日々を送っていた。 しかし、初の大統領選挙をきっかけに民族対立が激化し、内戦が勃発する。親戚や知り合いが次々と消息を絶ち、平穏な生活は音を立てて崩れていく……。 フランスで活躍するアフリカ生まれのラッパーが、自らの生い立ちをもとにつづった感動作! 高校生が選ぶゴンクール賞、Fnac小説賞、第24回日仏翻訳文学受賞作。解説/くぼたのぞみ
  • 光速文芸部
    -
    1巻220円 (税込)
    片桐優実は九院(くいん)高校の一年生。 小説家志望の彼女は、今日も部室でキーボードを叩いている。 孤独癖があり、いつもクールを装う彼女。 だが、謎めいた男子部員の言動にはいつも内心で翻弄されている。 さらに容姿端麗の同級生からも言い寄られ、クールな顔を保つのもひと苦労だ。 またクラスメイトとの確執もあり、彼女の周囲の人間関係はねじくれ気味。 「どうせ無限地獄なら、もっと速く駆け抜けたいわ」 疲れた彼女がため息をつく。 その時、男子部員の高柳錦司が見せてくれる「作品」とは? 「そうだ今日は読んでほしいものがある」――。 個性的なキャラクターと「日常の謎」の積み重ねの果て、彼女は誰も知らない世界を目の当たりにする。 予想不能の展開が待ち受ける青春ミステリ小説。
  • 裏切りの代償
    -
    1巻220円 (税込)
    信じていた。なにもかも。それなのに――。恨みの連鎖。どん底のなかでみえた光と影。ノンを愛している。愛されたかった。浅はかな計略に飲み込まれていった。ドラッグとタブーなセックス。復讐劇のはじまり。その結末で告げられる真実。直樹は復讐のために生きた。
  • 私の彼氏は吸血鬼(吸血鬼はお年ごろシリーズ)
    4.0
    大好きな彼氏に振られた。それもひどい方法で。傷心の女子高生、岡野栄江の周辺で血なまぐさい事件が起こり始める。正統派吸血鬼クロロックと娘のエリカは事件の解明に乗り出すが……。我は復讐のためによみがえれり。そんな怪しげな落書きを、“クロロック商会”のトイレの鏡に見つけて……? ほか「マドモアゼルと吸血鬼」「吸血鬼と眠りを殺した男」を収録。新装版シリーズ、第22弾!
  • 意識のリボン
    3.5
    母親を亡くした二十代の「私」は、「絶対に長生きするからね」と父に誓ったのに、交通事故に遭ってしまう。激痛の嵐の中、目を開けると二メートルほど下に自分の身体を見下ろしていて……。表題作ほか、姉妹、妻、母親――様々な女たちの視線から世界を切り取り、人生を肯定するあたたかさを感じさせる。著者新境地の全八編の短編集。
  • 人びとの季節
    -
    見ず知らずの家出娘をやさしく見守るパン屋の夫婦。グミの木のある寺で子供に戻る、痴呆症の老人。離れ離れの3人の継母と結婚式で再会を果たす花嫁。あふれる愛情、微かな胸の痛み、ささやかな幸せ。――何気ない夫婦の会話、隣人たちとのふれあい。そんな日常のひとこまが生んだ小さなドラマの数々を、等身大で描く。心にしみる優しさと、温かな想いが息づく珠玉の24編。
  • 天龍院亜希子の日記
    3.9
    【第30回小説すばる新人賞受賞作】人材派遣会社に勤める田町譲・27歳。ブラックな職場での長時間勤務に疲れ果て、プライベートでは彼女との仲がうまくいかない。なんとなく惰性で流れていく日常。そんな平凡な男の日々を勇気づけるのは、幼い頃に憧れていた野球選手と、長らく会っていない元同級生が書く穏やかな日常のブログだった――。
  • 【復刻版】雪銀館事件
    -
    この作品は過去に『幻創文庫』で連載されていた小説の復刻版です。 今回、いるかネットブックス編集部のご協力もあり再出版できました。 復刻版第一弾は探偵小説です。あえて「ミステリ」ではなく「探偵小説」。 探偵小説家の青年が長野県山奥にある雪銀館で起こる連続殺人事件に挑みます。 舞台は陸の孤島、吹雪の山荘。探偵小説の推理を駆使して殺人鬼のトリックを暴きます。 古き良き探偵小説の物語にラノベ文芸風の切れ味がある作品です。
  • えどさがし(新潮文庫)
    4.0
    1巻605円 (税込)
    時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!? 手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声! 事件に巻き込まれた仁吉の運命は――表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝。
  • 無きが如き
    -
    原爆投下から30数年後、〈女〉は長崎を訪れた。坂の上の友人の家で、人々と取り止めのない話を交わしながら、死んでいった友たちや、14歳で被爆した自らの過去を回想する。日々死に対峙し、内へ内へと籠り、苦しみを強いられ生きる、被爆者たち。老い。孤独。人生は静まり返っているが、体験を風化させはしない。声音は、低く深く響く。原爆を凝視する著者が、被爆者の日常を坦々と綴る名篇。
  • 笛師
    -
    厳しい世襲の笛師の世界――笛師・飛田家の後継者・清浩は、伝統のかたちを解せず、サラリーマンになり、チロルの高峰グロース・ベネディガーに遊ぶが、霧にまかれて遭難した。清浩は、父の作った竜笛を吹き始める……。幕末から現在までという激動する社会に、伝統を追究し続けた人々と、その変転を描きあげた、名作長編。
  • 証拠崩し 告発弁護士・猪狩文助
    3.0
    最強の老弁護士、伝説のデビュー戦! ――愛人との心中未遂で、娘を死なせた母親。血塗(ちまみ)れの凶器を前に、男殺しを認めた温泉旅館の女主人……。被告人には、必ず事情があるものだ。証拠を固めた検察や厳罰を下そうとする裁判長を向こうにまわし、「無実」を主張する猪狩(いかり)が繰り出す荒業の数々。口は悪いが人情家、弁護士猪狩文助、無名時代の逆転法廷ドラマ!
  • 殺人者が目覚める朝
    -
    およそ弁護士のイメージとはほど遠い、すりきれたワイシャツ。手垢で黒光りした、寝巻の紐のようなネクタイ。20年以上にもなろうかという、着古したヨレヨレの背広。塗りの剥げたステッキ……。これが、法廷荒らしの異名をもつ、弁護士・猪狩文助の昨日までの姿だ。装いも新たに復活した、いまの彼の姿は?
  • 悪を駆け抜ける男
    -
    38歳、もっか独身の辣腕弁護士・来栖悟郎は、行きつけのクラブのニューフェイスのホステスに魅かれ、土地問題の相談に乗るが、その矢先、難事件が起こる。彼女の魅力の前には、暗躍する暴力団もものかは、敢然と立ち向う来栖。ところが、意外な事実が隠されていた。男女の心理の綾をからめた、長編ミステリー。
  • 加賀金沢殺人事件
    4.0
    1巻682円 (税込)
    金沢の名勝・兼六園で、雪に埋もれていた女性の刺殺体が発見された。黒百合を口にくわえて死んでいたのは、加賀友禅老舗の一人娘だった。 捜査が始まった矢先、容疑者のひとりだった寺の住職が、口に黒百合をくわえた姿で死体となって見つかった。 事件を憂えていた金沢中央署の婦人警官・住之江沙代の前に、警視庁の宮之原警部が現れる。 金沢独特の事情と文化を知る沙代は、相棒として捜査協力をすることに。 歴史と伝統の街で繰り広げられる、哀しい事件の結末とは?
  • 絆 走れ奇跡の子馬
    4.0
    拓馬の家は福島県南相馬の競走馬生産牧場だ。2011年3月11日、東日本大震災の津波で牧場は壊滅。愛馬シロは子馬を産み落とし事切れた。恋人も失った拓馬に唯一残された希望である子馬は「リヤンドノール(北の絆)」と名付けられる。競走馬として成長して迎えた日本ダービー。拓馬の、福島の思いを背負うリヤンは奇跡を起こすのか。伝統の祭、相馬野馬追の地を舞台に描く、人と馬の祈りの物語。
  • 7デイズ・ミッション 日韓特命捜査
    3.4
    国家の威信を懸けた七日間が始まる! 隅田川で見つかった死体は、韓国の麻薬王・インチェルだった。彼の組織に兄を殺された韓国のエリート女刑事・ジヒョンは、インチェルの日本での目的を解明すべく、七日間の期限付で来日する。一方、警視庁の新人刑事・陽平は、上層部から韓国側に日本の捜査の邪魔をさせるなとの“特命”を受け、空港で彼女を出迎えた。初対面から衝突する二人だったが、やがて事件の背後に潜む陰謀に気づき……。著者会心のノンストップ警察小説。『7デイズ』を改題。
  • 鵜野森町あやかし奇譚 猫又之章
    3.7
    1~2巻699~720円 (税込)
    杉田智和氏(声優)絶賛! 「奇跡の価値を決める前に、この物語を読んで欲しい。」 エブリスタ「現代ファンタジー×切ない」部門第1位!(2019年3月24日調べ) 少年が出会ったのは、言葉を喋る不思議な猫と笑顔を忘れた少女……それぞれの“心”を取り戻すまでの、ひと夏の物語。ある事情で空手部を休み続けている男子高校生・朝霧夢路。嵐の日、彼は実家の神社に倒れていた霊獣・猫又のサクラを助ける。サクラを居候させることになった夢路は、ひょんなことから無口な同級生・日野咲と交流するようになるが、サクラは咲から「陰の気」を嗅ぎ取った。時を同じくして、鵜野森町には異様な雨が降り続け――。心に傷を負った少年少女と猫又が織り成す、感動の青春小説。
  • おちこぼれ退魔師の処方箋 ~常夜ノ國の薬師~
    3.8
    退魔師の家系に生まれた咲楽。 しかし彼女には退魔の才能がなく、代わりにあやかしなどの『魔者』を癒す力を持っていた。 だが魔者を癒すこととは、彼女の中に穢れを取り込むこと。 穢れを取り込みすぎた彼女に救いの手を差し伸べたのは、同じ人間ではなく常夜ノ國で医者をしてる魔者・鴉だった。 不思議な契約関係で結ばれたふたりの優しくも切ない人情物語。 互いを必要とし結んだ契約…それはただの互恵関係なのか。
  • 妖ファンタスティカ 書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー
    値引きあり
    4.0
    「夢みる力」を復活させんと、想像力の可能性に挑んだ13編の書下し作品を、ぜひお楽しみあれ! ●巻頭言より 去る三月に本書と同じ「操觚の会」同志諸氏の協力で伝奇時代小説のアンソロジー「伝奇無双」(戯作舎)を電子書籍で上梓したが、その僅か一ケ月後にさらなる伝奇時代小説のアンソロジー「妖ファンタスティカ」をこうして紙媒体で刊行できるのは、伝奇ルネサンスを提唱した者として望外の歓びである。支持して下さった皆様にお礼申し上げる。 伝奇ルネサンスなる言葉に初めて接した方も多いと思うので、まず伝奇ルネサンスとは何かを手短に説明しよう。 伝奇ルネサンスとは一言で言えば作家の想像力を無限大にまで広げんとする企みである。 かつて國枝史郎・角田喜久雄・吉川英治らの働きで伝奇小説は時代小説の代名詞にまでなった。 (中略) しかし万人がメディアとなり、読書が娯楽の王座を退いた現在、伝奇は過去のコンテンツと化したかにも見える。夢想も荒唐無稽も破天荒も過去の概念と成り果てたかのようだ。いつの間にか作家も読者も「夢見る力」を信じなくなり、想像力の可能性を語ることを躊躇うようになってしまったのだろうか。 否。「夢見る力」は失われたのではない。そこにあるものが見えていないだけなのだ。 伝奇ルネサンスとは「夢見る力」を復活させるための試みである。それは崇拝する者を失って深い眠りに就いた物語の神々を復活させんとする十九世紀の魔術結社「黄金の夜明け」団の儀式にも似ている。 その意味で伝奇ルネサンスを「魔術」と呼んでもいいだろう。奇しくも本アンソロジーの参加作家は十三名。中世ヨーロッパで魔女集会に集った者たちの数である。 されば宣言しよう。 ここに伝奇は甦り「夢見る力」はこれより大なる復活を遂げん、と。
  • アンカー(スクープシリーズ)
    4.0
    視聴率が低迷し始めたTBNの報道番組『ニュースイレブン』。そのテコ入れとして、栃本という男が関西の系列局から異動してきた。一方、これまで幾つものスクープをものにしてきた番組の名物記者・布施は、なぜか十年前に町田で起きた大学生刺殺の未解決事件に関心を寄せていた。この件の継続捜査を、警視庁特命捜査対策室のベテラン刑事・黒田が担当することを知った布施は、いつものように黒田へ接触を図る。テレビ報道の本質とは? 事件の奥に潜む意外な真相とは? 大人気スクープシリーズ第4弾!!
  • 懐かしい人びと
    5.0
    勤め先の上司にほのかな恋心を抱いた子持ちの女性。定年を迎えた日に、別れた妻に花束を届け、感謝の気持ちを伝えた男。子供たちがいなくなった家で、インコをかすがいに生きる老夫婦――。さらにボタンを掛け違えてしまった嫁と姑や、孤独ゆえに心を寄せ合う隣人同士など、日常生活の中の何気ない一コマを描いた物語が、渇いた心にしみわたり、忘れていた人生の記憶を呼び覚ます。切なく、心温まる人間ドラマが満載された本書。読み進めるうちに、なぜか心の澱みが洗い流されたような気持ちになるのは、著者の端正な筆致ゆえか。生きることに疲れていても、本書を開くと、いつでもやり直しがきくような気がする。内海隆一郎の世界は、こんこんと湧く泉のごとく涼やかでありながら、その実、明日へのエネルギーに満ち溢れているのである。生きていることが、いとおしくなる24篇。解説は詩人で文芸評論家の安宅夏夫氏。内海文学の真髄を語り尽くしている。
  • 新・しゃばけ読本(新潮文庫)
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 病弱だけれども、優しくて知恵の働く若だんなと、彼を見守る不思議で愉快な妖(あやかし)たちが、お江戸に起こる難事件珍事件を解決! 大人気しゃばけシリーズのガイドブックが登場です。物語紹介から妖と人物解説、作者&絵師の創作の秘密にも迫ります。巻末に絵本『みぃつけた』を特別収録。初心者からマニアの方まで、シリーズの魅力を楽しみ尽くすための豪華な一冊。『しゃばけ読本』増補改訂版。
  • けさくしゃ(新潮文庫)
    3.7
    1巻825円 (税込)
    腕っぷしは弱いが、見た目は役者と見紛うばかりのいい男。柳亭種彦は二百俵取りのお殿様で、暇を持て余す趣味人だ。その読み手を楽しませる才能を見込んだ版元の山青堂は、彼の戯作で一山当てようと目論む。渋々ながらも書き始めた種彦。すぐに戯作の虜になるが、世に出した作品がその身を危うくする……。実在した流行作家の若き姿と、本を愛おしむ仲間たちとの痛快な活躍を描く。(解説・新井見枝香)
  • ちょちょら(新潮文庫)
    3.9
    1巻825円 (税込)
    間野新之介は、兄の自刃を受けて、多々良木藩の江戸留守居役を引き継いだ。先輩の留守居役たちにしごかれながら、幕府と藩の橋渡し役として、接待や付け届け、情報戦に明け暮れる日々。そんなとき新之介は、多大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報を得る。困窮する藩のため、何としてでもこれを逃れたい――。兄の死の謎や思い人の運命に悩みつつ奔走する、若き藩士の痛快奮闘記。(解説・立川談四楼)
  • 僕の相棒はIQ500のスーパーAI 名探偵AI・HARA
    5.0
    スマホを拾ったら、名探偵!? になっちゃった。 公園のゴミ箱に捨てられていたスマホの中の謎の少年。彼の名はディティ。サラサラの白い髪、イケメンでIQ500のスーパーAIだ。 勉強も運動も平均以下、内気な小学6年生の相原浩太は、彼との思わぬ出会いから、2人で1人の〈名探偵AI・HARA〉として、街の怪事件に挑むことになる。 2人は、次々と怪事件を起こす「謎仮面・ブルーローズ」のトリックを見破ることができるのか?そして、ブルーローズの正体は!?
  • 時空を翔ける中将姫
    -
    当麻(たいま)曼荼羅から発して浄瑠璃などに変奏され、薬まで生み出した中将姫の物語。そこには人々のどんな信仰や営みが息づいているか。名所化した説話の里の様態から読み解く。
  • 超短編集サファイア・シルク・ライムストーン
    -
    1巻990円 (税込)
    神秘で華麗で陰惨で不可思議な、珍しい超短編集。
  • 気象兵器の嵐を打ち払え(上)
    3.0
    巨星墜つ。カッスラー逝去、追悼の最新作発売! 気象兵器を操る巨悪に立ち向かえ。「NUMAファイル」シリーズ第10弾! 【あらすじ】 インド洋を漂流する焼けただれた船が発見された。水温調査をしていたNUMA(国立海中海洋機関)の双胴船だった。 サルベージと真 相究明にモルディブへ向かったオースチンらNUMA特別出動班は、船体の燃え滓の中に異常な物体を大量に見つける。 顕微鏡を覗いてみれば、まるで微小な“機械”のようにも見えるが、これは……。 出動班の面々は手がかりを求め、電子の神と称されるエンジニアにして環境保護主義者のマルケッティのもとに急ぐが、彼らはそこでさらに大きな脅威を目撃することになる。
  • 【現代語抄訳】二宮翁夜話 人生を豊かにする智恵の言葉
    2.0
    1巻1,300円 (税込)
    二宮金次郎(尊徳)。その存在を知ってはいても、いったい何をし、何を語った人か、いまや知る人は少ないだろう。しかし、二宮金次郎こそ、ある意味では日本の道徳の結晶ともいうべき存在なのである。戦時中の日本の修身の教科書について、戦後に厳密な調査を行った占領軍でさえ、二宮金次郎は「中庸、節倹、勤勉の精神に富んだ日本最初の民主主義者」だと評価した。しかし、それすら今では忘れられている。時には厳しい父の言葉のように、時にはやさしい祖父の言葉のように心にしみこんでくる珠玉の教えの数々。これを読み進めるうちに、われわれ日本人がしっかりと伝えてきた人の生きるべき道を、自分の胸に響かせることができるはずである。こんな生きる智恵と滋味にあふれた話を読みたかった。こういう話を語り継ぎたかった。そう思える一冊である。ともすれば現代の我々が忘れてしまいがちな、本物の処世訓が、いま読みやすい現代語新訳でよみがえる!
  • スガリさんの感想文はいつだって斜め上
    3.7
    1~3巻1,320円 (税込)
    感想文の天才スガリさんと直山先生が読書感想部を立ち上げた。名作文学を斜めからぶった切り巻き起こる事件を解決する。エブリスタ小説コンテストW受賞の著者がおくる青春ミステリー誕生!
  • 兄の終い
    4.2
    1巻1,540円 (税込)
    一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。 憎かった兄が死んだ。 残された元妻、息子、私(いもうと) ――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。 「わたくし、宮城県警塩釜警察署刑事第一課の山下と申します。実は、お兄様のご遺体が本日午後、多賀城市内にて発見されました」――寝るしたくをしていた「私」のところにかかってきた1本の電話。それは、唯一の肉親であり、もう何年も会っていなかった兄の訃報だった。第一発見者は、兄と二人きりで暮らしていた小学生の息子・良一君。いまは児童相談所に保護されているという。いつかこんな日が来る予感はあった。金銭的にも精神的にも、迷惑ばかりかける人だった。二度目の離婚をし、体を壊し、仕事を失い、困窮した兄は、底から這いがることなく、一人で死んだのだ。急なことに呆然としている私に刑事は言った。「ご遺体を引き取りに塩釜署にお越しいただきたいのです」 兄は確かに優しいところもある人だった。 わかり合えなくても、嫌いきることはできない。 どこにでもいる、そんな肉親の人生を終う意味を問う。 遺体を引き取り、火葬し、ゴミ屋敷と化している兄のアパートを整理し、引き払う。そして、何より、良一君の今後のことがある。兄の人生を終うため、私(いもうと)、元妻(加奈子ちゃん)、そして息子(良一君)の5日間の修羅場が幕を開ける。
  • ショパンゾンビ・コンテスタント
    3.5
    1巻1,595円 (税込)
    音大を中退した小説家志望の「ぼく」、同級生は魔法のような音を奏でるピアニストの卵。その彼女の潮里に、ぼくは片想いしている。才能をもつ者ともたない者。それぞれが生身のからだをもって何百年という時間をこえ体現する、古典を現代に生き継ぐことの苦悩と歓び。才能と絶望と恋と友情と芸術をめぐる新・青春音楽小説!
  • ヤクザときどきピアノ
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    「『ダンシング・クイーン』が弾きたいんです」――『サカナとヤクザ』『ヤクザと原発』などの潜入ルポで知られる52歳のベストセラー・ライターが、今度はピアノ教室に?! 校了明けに観た1本の映画が人生を変えた。憧れていたピアノをいまこそ弾きたい。譜面も読めない「俺」が、舞台でABBAを演奏するまでの1年と少しの軌跡。
  • 嫁ぐ日 狸穴あいあい坂
    3.3
    元火盗改方与力の祖父と麻布狸穴町で暮らす結寿が、八丁堀同心の妻木道三郎とともに、界隈で巻き起こる事件の謎を解き明かす大人気シリーズ。妻木への初恋を胸の奥にしまい、御先手組の小山田家へ嫁いだ結寿。やがて夫の万之助と心を通わせあい、娘の香苗が誕生。ところが、予期せぬ出来事が婚家を襲う。辛い別れを経て狸穴町へ帰った結寿。懐かしい人々との穏やかな毎日が始まるかと思いきや、かつてのように、妻木とともに様々な事件の解決に走り出すことに。押し込み騒動、花魁殺し、子攫い……。罪に苦しむ人々の心を解きほぐすうちに、結寿自身の心にも変化の時が訪れて――。
  • となりのヨンヒさん
    3.9
    もしも隣人が異星人だったら? もしも並行世界を行き来できたら? もしも私の好きなあの子が、未知のウイルスに侵されてしまったら……? 同性愛、フェミニズム、差別と情報統制――マイノリティからのまなざしを受け止めつつ、人々の挫けぬ心を繊細に描く、「いま」と未来の物語。切なさと温かさ、不可思議と宇宙への憧れを詰め込んだ、韓国SF短編集全15編。
  • 弁護士ダニエル・ローリンズ
    4.3
    ソルトレイク・シティの刑事弁護士ダニエルは、元夫の再婚が決まり、連日二日酔い出廷中。そんなある日、麻薬密売容疑をかけられた知的障害のある黒人少年の弁護依頼が。未成年なので簡単に不起訴処分に持ち込めるかに思えた。だが、いざ調査を進めてみると、少年は誰かに利用されたとしか思えないのに、何故か検察も判事も実刑判決にする気満々で……酔いどれバツイチのお人好しモテ美人弁護士が社会の闇を吹き飛ばす!
  • 世界でいちばん虚無な場所
    3.5
    いざ、人類の闇へ――。 「死」「無し」「世界の終わり」──。悲しい地名には何があるのか? 世界じゅうの<虚無な場所>をのぞき込む、旅行ぎらいのためのガイドブック。 「絶望山(Mount Hopeless)」「虐殺島(Massacre Island)」など、知られざる虚無スポット24か所をガイドブック形式で紹介。それぞれの場所の歴史や興味深いエピソードをユーモアとペーソスをまじえて綴り、大の旅行ぎらいである著者による旅エッセイも掲載。さらに詳細な地図や、日本からのアクセス・総費用など、役に立つ旅情報もてんこ盛り。巻末には、全144か所掲載の「世界の「虚無な土地」リスト」を収録。 世界で話題の旅Instagram(@sadtopographies、フォロワー10万人超え)の著者による、虚無な時代のための旅行書です。#虚無場所

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  • 最悪の館
    3.7
    不眠症に悩まされるイーデンは星空の鑑賞で有名なダークスカイ・パークを訪れる。死んだ夫が生前、結婚記念日に予約していたのだ。だがゲストハウスには別のグループも宿泊することに。そしてその夜、殺人が……ディーヴァー&クリーヴス絶賛のフーダニット!
  • セヘルが見なかった夜明け
    3.8
    工場の同僚に恋をし、デートに出かけた女性と、その家族の悲劇「セヘル」。刑務所の屋根に巣をかけた雀の妻の勇ましさと夫の情けなさをコミカルに描いた「我々の内なる男」。スポーツカーが大好きな掃除婦が通勤中にデモに出くわす「掃除婦ナっち」。1冊の傑作小説を通して、都会で暮らす娘が疎遠になっていた父の秘密に触れる「歴史のごとく孤独」。中東の伝統的価値観や情勢に翻弄されながらも日々の生活を営み、夢や思い出を抱きつづける人びとの美しさを、 政治犯として勾留中の著者が紡ぎだす短篇集
  • 円城寺士門の謎解きディナー~浪漫亭へようこそ~
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    時は大正。北の港町・函館で、西洋文化に憧れを抱きながら勉学に励む貧乏学生・大吉は、類い稀なる美貌と資産を持つ実業家・円成寺士門と出会う。火事で下宿先をなくし困っていた大吉は、士門が経営する洋食レストラン「浪漫亭」で住み込みの下働きをすることに。上流階級の世界を垣間見れると有頂天の大吉だったが、謎解きを好む士門と共に様々な騒動に巻き込まれ…!? 不貞をめぐる夫婦問題から、金持ちを狙う女怪盗…次々と舞い込んでくる謎を、凹凸コンビが華麗に解決する!
  • 365日、君にキセキの弥生桜を。
    5.0
    就活で連敗続きの女子大生・唯。ある日、帰りの電車で眠り込み、桜の海が広がる不思議な『弥生桜』という異次元の町に迷い込んでしまう。さらに驚くことに唯の体は、18歳に戻っていた…。戸惑う唯だが、元の世界に戻れる一年に一度の機会があることを知り、弥生桜で生活することを決める。外の世界に憧れる照佳や、心優しい瀬界たちと、一年中桜が咲く暖かい町で暮らしながら、唯は自分自身を見つけていく。決断の1年が経ち、唯が最終的に選んだ道は…桜舞い散る、奇跡と感動のストーリー。
  • ウソつき夫婦のあやかし婚姻事情~旦那さまは最強の天邪鬼!?~
    4.6
    とある事情で恋愛偏差値はゼロ、仕事に生きる玲央奈。そんな彼女を見かねた従姉妹が勝手に組んだお見合いに現れたのは、会社の上司・天野だった。しかも、彼の正体は『天邪鬼の半妖』ってどういうこと!? 「これは取引だ。困っているんだろ?その呪いのせいで」偽の夫婦生活が始まったものの、ツンデレな天野の言動はつかみどころがなくて……。「愛しているよ、俺のお嫁さん」「ウソですね、旦那さま」これは、ウソつきな2人が、本当の夫婦になるまでのお話。
  • 神様のまち伊勢で茶屋はじめました
    3.0
    「ごめん、別れよう」――6年付き合った彼氏に婚約破棄された葉月。傷心中に訪れた伊勢でベロベロに酔っ払ったところを、怪しい茶屋の店主・拓実に救われる。拓実が淹れる温かいお茶に心を解かれ、葉月は涙をこぼし…。泣き疲れて眠ってしまった翌朝、目覚めるとなんと“神様”がみえるようになっていた…⁉ 「この者を、ここで雇うがいい」「はああ⁉」神様の助言のもと葉月はやむ無く茶屋に雇われ、神様たちが求めるお伊勢の“銘菓”をおつかいすることになり…。
  • ロマンスドール
    3.8
    一人のラブドール職人と、彼が一目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いたタナダユキの初オリジナル小説。型破りな設定と衝撃的な展開の中で、男女が強く惹かれ合い、そして時間とともに変わっていく感情と関係を繊細に描いた物語は、2008年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されるやいなや、多くの話題と共感を呼んだ。その傑作小説がこの度、原作者であるタナダユキ自らが脚本・監督を手掛け映画化された。主人公・哲雄に高橋一生、哲雄の妻を演じるのは蒼井優。変わりゆく男女の感情をリアルに映し出す、美しくも儚い大人のラブストーリー。
  • 恐怖実話 怪の残響
    -
    この男は、触れてはならぬ禁忌を炙り出す―― 現場・資料を徹底調査!心霊現象の裏に隠された恐怖を覘く! 徹底的な資料蒐集や現地取材によって怪異をリアルに掘り起こすルポルタージュ怪談の旗手・吉田悠軌が綴る怪奇実録最新作! ・丹沢の山中で目撃した浮世離れした異形の姿とは…「芥子色の女」 ・奥多摩のキャンプ場近くで耳にした不可解な異音、調査を進めるとおぞましい猟奇殺人事件との繫がりが…「左手と髪」 ・酒場で出逢った謎の老人が語る在りし日の強烈な恐怖体験――業と恨みが導く暗鬱な真実「奈落」など35篇の怪奇譚を収録。 昏い陥穽に響く音は亡者の嬌声か、それとも生者の悲鳴か……。 著者について 吉田悠軌 (よしだ・ゆうき) 怪談サークルとうもろこしの会会長。 怪談の収集・語りとオカルト全般を研究。 著書に「怖いうわさ ぼくらの都市伝説」シリーズ、『恐怖実話 怪の残像』『恐怖実話 怪の手形』『恐怖実話 怪の足跡』『うわさの怪談』『日めくり怪談』『禁足地帯の歩き方』『一行怪談』『怪談現場 東海道中』など。 月刊ムーで連載中。オカルトスポット探訪雑誌『怪処』発行。 文筆業を中心にTV映画出演、イベント、ポッドキャストなどで活動。
  • 憑依怪談 無縁仏
    -
    黎明期より活躍する怪談バーリトゥーダー・いたこ28号 怪異の渦に魅入られたこの男が解き放つ衝撃の初単著! 数々の怪談イベントやネット配信番組で活躍する〈怪談ソムリエ〉こと、いたこ28号が満を持して書き上げた渾身の一冊。 ・自らが大学時代に体験した怪異譚を綴る恐怖備忘録…「みている」 ・廃墟で目撃したおぞましい落書きの思いがけぬ恐怖の伝播…「らくがき」 ・同僚を悩ます陰惨な悪夢が、何の因果か此方の脳内に侵食してくる…「いどうする」 ・心霊スポットに向かった男が遭遇した数奇な音、そして目にした恐るべき光景…「ガリッ」 ・駅にいた頭の中を操る謎の男、電車内に肌の色が変わる者がいる…など日常に紛れ込む“ヤツら”の目撃談を纏めた地球外生命奇譚!…「カレラハスデニイル」ほか全33話の怪談を収録。 著者について いたこ28号 大阪府出身。自称怪談ソムリエ、またはガチ怪談からエロ怪談まで何でもアリな怪談バーリトゥーダー。 TV番組、DVD作品、書籍、トークライブ等、各メディアで活動を展開中。 共著として『現代怪談 地獄めぐり 無間』があるほか、「北極ジロ」名義で『「超」怖い話 超-1 怪コレクション』シリーズで執筆し、超-1/2010最優秀作品賞受賞。
  • 南の鬼談 九州四県怪奇巡霊
    -
    摩崖仏の祟り、幻の駅舎、鰐塚山の発光体、死の禁足地… 大分、熊本、宮崎、鹿児島、九州4県で目撃・体験された戦慄の怪異譚! 【大分県】 ・当主が岩肌に掘った自作の摩崖仏を拝んでから始まる不幸の連鎖。障りを逃れるにはある儀式が…「決まりごと」 ・佐伯市に移住してきた男性は隣家の老女からある物を預かる。だが、その後不思議なことが…「鶏」 ・なぜか何度も国道十号線に出てしまい、抜けらない。その理由とは…「国道十号線」 ・別府市のトレッキングコースを探索中見つけた湯だまり。その時、背後から声が…「そこにある」 【熊本県】 ・部屋に現れた祖母の霊。彼女はしきりにひとつの質問をしてくるのだが…「海ば、見たね?」 ・偶然出会った高校時代の同級生を八代市まで乗せてあげた。以来、車の調子がおかしくて…「混む道」 ・心霊スポット巡りの帰り道、植木の道路沿いに忽然と現れる古い駅舎。駅名すら刻まれていないそれは…「断片」 【宮崎県】 ・ニシタチから少し離れた場所にある霊の出るアパート。灰色の影の正体はいったい何なのか…「目を疑う」 ・仔犬を追いかけるうちにたどり着いた高千穂町の坂道の先の神社。そこで出会った老人は奇妙な予言をする…「坂道の先に」 ・町民から何かがよっついちょる(寄り憑いている)と忌避される西都市の一家。興味本位で覗きに行った男は得体の知れぬ何かを見る…「山間に沿う」 【鹿児島県】 ・民家のウッドデッキに放置された赤ん坊の姿。一瞬で消えたそれは…「予想もしない」 ・友人と海沿いをドライブ中に見えた謎の光。途端に気分が悪くなり運転を変わってもらうが、その後とんでもないことが…「海沿い」 ・島津氏の血を引くと言われるとある一族のみに伝わる禁足地。訪れると必ず禍が…「遠い親族」(鹿児島県) ……他、心霊から神仏、河童、謎の飛行物体まで恐ろしくも奥深い、摩訶不思議な南の実話奇譚! 著者について 久田樹生 Tatsuki Hisada 作家。実話怪談蒐集家。徹底した取材に基づくルポルタージュ系怪談を得意とするガチ怖の申し子。 代表作に『犬鳴村〈小説版〉』、『「超」怖い話ベストセレクション 怪恨』、『怪談実話 刀剣奇譚』(竹書房文庫)など。 冬の「超」怖い話シリーズ及び恐怖箱アンソロジーの執筆メンバーとしても活躍、共著近刊に『「超」怖い話 子』、『恐怖箱 怪書』がある。
  • 「弩」怖い話ベストセレクション 薄葬
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    その家は何かがおかしい…謎の箱、連鎖する死の結末は? 呪われた血族と家の間取り、 元祖・家系怪談の傑作がついに復活!!! 「超」怖い話四代目編著者・加藤一が2004年に始めた伝説のソロワークシリーズ「弩」怖い話。 今なお傑作の呼び声高いそのシリーズ1、2巻から最恐怪談を厳選、後日談とともに収録した待望のベスト版が登場! ●謎の溺死をとげたウナギ捕りの名人。川でいったい何が…「深く潜る」 ●会社の用意した2Kのアパート。だがそこには先住者が…「あんた誰だ」 ●一人娘を嫁に貰う条件として出された妻の実家での同居。夫だけに襲いかかる怪異、仏壇裏に隠された謎の箱、義親は何を隠しているのか…「香津美の実家」 ●自殺の前に誰かを訪ね、何かを託す。不気味な連鎖の果てに待つものは…「新婚の部屋」 ●「香津美の実家」と「新婚の部屋」、一連の忌まわしき事件の衝撃の後日談!…「あの話の続き」 ほか、怪異の起きた家の詳細な間取りを再現した元祖家系怪談が再臨! 著者について 加藤一 Hajime Kato 1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。 人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』4代目編著者として、冬版を担当。 また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。 主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』シリーズ、『「極」怖い話』シリーズ、『「弩」怖い話』シリーズ(以上、竹書房文庫刊)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。
  • 許されない恋に落ちて
    -
    2018年RITA賞受賞作家が描くミステリアスな男性とのホットな恋! 弟を殺されたマティアスと、その事件の容疑者ケイラ。出会ったとたん恋に落ちたふたりは…… 表沙汰にできないトラブルの解決を職業とする“調停者(フイクサー)”のマサイアスは、実弟の殺害事件の容疑者が立件を逃れ、ケイラという偽名でウエイトレスをしていると知る。店を訪ねると互いにひと目で惹かれ、キスを交わしてケイラのアパートメントに向かうが、部屋は何者かによって荒らされていた。怯えるケイラを守ると即座に約束するマサイアス。だが彼の正体を知ったケイラは、不信感でいっぱいになり……禁断の恋に揺れる男女を描くシリーズ第2弾! 原題:The Enforcer
  • ネコばあさんの家に魔女が来た
    4.1
    第4回カクヨムWeb小説コンテストキャラクター文芸部門 特別賞受賞! 「しゃべっても、しゃべっても、誰にも届かないの」 窮屈だったわたしの日々に突如現れたのは、ありのままの私を認めてくれる、マジョでした。 娘を案じるあまり過干渉気味な母親、杓子定規な態度の担任。 日常に息苦しさを感じるユキノは、高校に行けずごはんを食べることもままならない。 だけど、自分と向き合いながら楽しく日々を過ごす自称“魔女”たちと過ごすうちに 心の中で絡まっていた気持ちが、少しずつほどけはじめる。 巻末にレシピ付き。
  • 光の国へ
    -
    1巻880円 (税込)
    戦後間もない時代を生きた少年達の苦悩と迷いを繊細に描く短編集。 ある日父が寺を開くと言い出した。反発する隆は、僧侶は継がないと家を飛び出すが――。少年が抱く父への複雑な思いと将来の不安を細やかに描いた「光の国へ」。児童相談所で交錯する、少年たちの苦悩と現実を捉えた「ある夕べ」など、若かりし日の繊細な心情を静かな筆致で綴った珠玉の短編集。

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  • 猫はこう語った
    5.0
    1巻880円 (税込)
    人間と猫が対等に互いの「現状と未来」を語り合う。 2018年9月上旬、10歳の少年が首相官邸に送ったメールをきっかけに、K大学獣医学部「いぬねこ研究室」の猪狩一夫は、政府から猫の実情調査を任される。一夫と猫たちとの交流が深まるにつれて明らかになる、人間に対する猫の本当の気持ちとは。

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  • ヘアーハウスアシハラ
    -
    1巻880円 (税込)
    美容室を舞台に、人間の弱さと優しさを繊細に描いた物語。 性別が判定できない身体で生まれた芦原颯海は、いじめを乗り越えて美容師となり、母親が経営する「ヘアーハウスアシハラ」を受け継ぐ。辛い経験をしたからこそ、他人の弱さや劣等感をも優しく包み込む颯海の魅力に触れ、周りの人たちの生き方や考え方にも変化が生まれる――。「普通とは何か」「個性とは何か」を問いかける一冊。

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  • ケアハウス物語 ~ケアハウスうららの人々~
    -
    1巻1,056円 (税込)
    ケアハウスうららの個性豊かな登場人物たちが織り成す人生模様 ケアハウスは社会の縮図 元看護師でポケットティッシュカバー作りに精をだす有村マツエ、勝気で姐御肌の工藤タカコ、伊達男の黒田亮平……。ケアハウスうららの住人それぞれに入居に至る背景があり、彼らの間に友情、恋愛、諍いが巻き起こる。笑って泣けるストーリー。

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  • 邪馬台国への道 若き卑弥呼との出逢い
    -
    1巻1,056円 (税込)
    今なお多くの謎が残されている古代日本。 史実をもとに精細に描かれた、小説で読む弥生時代。 紀元二世紀末、九州北西部に位置する伊都国を追われた翔たちは、 さまざまな人たちに助けられ、時には奴隷にされながらも吉野ヶ里、 朝鮮半島、洛陽と移動していく。数年後に故郷へと戻ると、両親は 弥馬斗(やまと)へと連れ去られた後であった。 追いかけるように吉備へと向かった翔は、一人の少女・小夜と出会う。 古代日本の情景を精細に描く、歴史小説。

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  • LOVE理論【無料お試し版】
    無料あり
    4.3
    1巻0円 (税込)
    女性からも「使える!」と絶賛された、男のための恋愛マニュアル。「義務教育に、恋愛を!」をモットーに、 恋愛に悩める老若男女を正しい恋愛へと導く熱血体育教師・水野愛也が独自に展開する恋愛理論、それが「LOVE理論」。 女が本当に求めている優しさを解説した「うわっつらKINDNESS理論」、出会いを増やすために知っておかなくてはならない 「日本代表理論」、そして、女の心と体の秘密を書いた「DK(ディープキス)心変わり理論」などなど、恋愛のあらゆる場面で 使える理論が満載。 「笑える!」のに「実際使える!」恋愛のノウハウを説いた実用書にも関わらず、最後は感動もあり、女性からも支持・絶賛。

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  • ドリトル先生アフリカへ行く
    4.0
    本書は有名なヒュー・ロフティングのドリトル先生シリーズの100周年改訂新版(Centenary Edition) です。 ロフティングの子息とSimon & Schuster Children's Books が1作目「THE VOYAGES OF DOCTOR DOLITTLE」、2作目「THE STORY OF DOCTOR DOLITTLE」の2点の100周年改訂新版を発売しました。 原書のユーモアや面白さはそのままに、現代の見地から見ると問題のある表現などを改めており、翻訳も、児童書の訳者としても実績のある金原瑞人先生が現代の目でも読みやすく訳してくださっています。 子供にドリトル先生を読んでほしいが、昔風過ぎてとっつきにくい抄訳ではなく完全版がよい、表現が気になるといった方にも 楽しんで読んでいただけると思います。 またユニバーサルスタジオがロバート・ダウニー・ジュニアを主演として映画版「ドクター・ドリトル(原題:Dolittle)」を公開する予定です。(アメリカでは1月17日、日本では3月20日予定) 【あらすじ】 人間の医者だったドリトル先生は、飼っていたオウムのポリネシアから動物語を習い、動物の医者になった。 すっかり評判になったある日、ツバメが運んできた便りから、アフリカの猿たちの間で疫病が流行っていることを知り、動物たちと共に 助けに出かけることに…。
  • 次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気【電子限定特典付き】
    4.3
    【電子限定特典 書き下ろしショートストーリー「花見編」付き】 心の声が聞こえる少女と本音が言えない優等生の恋の行方は――。 出会いに笑い、ラストは号泣! 「小説家になろう」発、異能ラブコメ×青春小説! 【ストーリー】 ある秘密を抱え、家族と離れて暮らす高校1年生・石崎鏡花は、特待生に選ばれるために入った風紀委員会で、眉目秀麗にして校内一の優等生・深見先輩に衝撃を受ける。なぜなら、鏡花の秘密とは「他人の心の声が聞こえること」。そして深見の心の中では、初対面のはずの鏡花への、異常な愛の叫びが渦巻いていたのだ。全力で接触を回避し続けようとする鏡花と、冷静沈着を装いながら、内心でとんでもない妄想を繰り広げる深見。2人のすれ違いの行方は……。 【目次】 プロローグ 第一章 春 第二章 夏 第三章 秋 第四章 冬 エピローグ
  • 同じクラスに何かの主人公がいる【電子限定特典付き】
    3.6
    同じクラスの神宮寺は、何かの主人公らしい。授業中に突然「なっ……!? このエネルギーは……!?」と叫んで教室を飛び出し、次の日は包帯ぐるぐる巻き。しかもその翌日には大怪我がすっかり完治するときた。たぶん世界の平和か何かを守ってるんだろうけど、モブの僕には知ったこっちゃない。触らぬ主人公に祟りなし――のはずが、「なぁ二宮、ちょっといいか?」アイツと〈友達〉になった途端、非日常が僕の平凡な毎日を容赦なく侵食してきて!? 【電子書籍限定特典】書き下ろしショートストーリー「七不思議編」収録。

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