安壇美緒の作品一覧
「安壇美緒」の「イオラと地上に散らばる光」「読楽」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
とてもおもしろかった。美しい物語だった。ぜひとも映像化してほしい!!!観たい!!!
この物語を色で表すと真っ暗闇の漆黒ではなく、深海のような黒に近が深い群青色をベースにしたイメージがあった。
主人公の橘樹は一言では表すのが難しい。会社とミカサ音楽教室、過去と現在を揺蕩っているような輪郭のない、触れそうで触れられない人間という印象。
しかし、物語後半の橘は自分のために自分の意思で会社に立ち向かう。ここで初めて橘という人間の輪郭が見えた。
私は深海で必死に静かにもがきながら、光に向かって手を伸ばす橘樹という主人公が好きだ。
浅葉先生やヴィヴァーチェの仲間たち、音楽を奏でる瞬間は深海に差す一筋の