安壇美緒のレビュー一覧

  • ラブカは静かに弓を持つ

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    スパイ×音楽
    全日本音楽著作権連盟に勤務する橘樹が、大手音楽教室が著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴む為潜入する。
    その音楽教室のチェロ講師が浅葉桜太郎。

    この浅葉がとても魅力的な講師。人間としても音楽家としても。浅葉の教え子たちもとても人間的にいい人ばかり。
    精神的にも重くのしかかっていた橘の過去も、この浅葉との出会いで少しずつほぐれていく。
    でも結局はスパイ。信頼と絆が出来上がってきたのに…とグイグイ読めて引き込まれていった。

    チェロは決して派手ではないかもしれないが、重厚感があって豊かで深い音色が本当に美しい楽器だと思う。
    この作品はチェロの魅力も人との関係性もよく描かれていて、

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    2026年07月09日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    音楽×スパイがとても面白く書かれていつつ、主人公の陰の部分もありつつとても楽しめた。チェロの良さも伝わってきて、この本を読んだ後、チェロの演奏を聞きたくなった。

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    2026年07月06日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    著作権を侵害する音楽教室に潜入捜査するためチェロを習う話

    最高。潜入捜査と課題曲の戦慄きのラブカが絶妙にマッチし作品内の情景がとにかく秀逸。大変読みやすく、段々読者にも心を許す主人公の人間味が素敵。ページからチェロの音が聴こえる

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    2026年06月20日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    2023年本屋大賞2位の作品。本著者は初読みです。

    スパイ×音楽と異色の組み合わせ、JASRACとヤマハの著作物使用料徴収を巡る実話を元にしたフィクション作品とのことで、興味津々で思わず手に取ってしまいました。

    主人公の橘は、勤務先の全日本音楽著作権連盟の上司から、音楽教室の潜入捜査を命じられるところから物語はスタート。潜入の目的は著作権法の演奏権侵害の証拠を掴むこと。

    少年時代にとある事件をきっかけに習っていたチェロから遠ざかっていた橘は、嫌々ながらも任務のためチェロ講師、浅葉のもとに通い始める‥

    序盤からかなり面白い。
    橘と浅葉の師弟や、チェロ仲間との関係は、橘の過去のトラウマや他

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    2026年05月29日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    最初はスパイというあらすじの言葉だけをみて、もっとミステリーっぽいお話なのかな?と思っていた(腹の探り合いとか、バレかけて一悶着…とか)。

    実際はそんなことは一切なく、おだやかに、熱心にチェロの練習に励む主人公と先生とその仲間たちがいて。だからこそ主人公はスパイとして嘘をつき続けなくてはいけない罪悪感と、いつか終わるという恐怖に悩んで、でもチェロと向き合う日々や仲間たちとの逢瀬も楽しくて…

    橘くんが思いがけず見つけた居場所、どうか少しでも少ないダメージでふんわり落ち着いて欲しい…と思っていて、そのときがくるのがこわかった。
    結果、最悪な形でばれてしまうし、先生の気持ちも分かるけど…!!橘く

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    2026年05月24日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    独特の闇を感じる表紙に惹かれ購入したのですが、
    スパイ×音楽ってどんなものだろうという興味もあったのですが、

    主人公がスパイとして潜入する音楽教室で淡々と任務をこなしていくだけ…と思っていたけど、
    講師の浅葉という人物がこの彼の閉ざしきった壁を少しずつ崩していく…

    元々トラウマを抱え、不眠症にも悩まされていたのに、チェロという彼の中でも大きな闇が少しずつ浅葉や、周りのチェロを習っている人々と触れることにより何かが分かっていく…

    チェロという楽器はなんとなくでしか知識はなかったんですが、この小説ではそのチェロがどのように奏でられているかの描写がとても美しく想像できました。

    ここまで主人公

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    2026年05月13日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    すごく良い作品だった。
    武器はチェロ、潜入捜査官との触れ込みで大いに騙された。
    すごく心温まる物語で、橘さんの性格から会社から命じられたことはあまり向いていないように感じたが、音楽、チェロを愛する心が伝わった。
    最後に一歩勇気を出して話しかけたことで少しずつ信頼を取り戻していけるのではないだろうか。
    何かに夢中になるってことは素晴らしい!

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    2026年05月06日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    音楽小説としての美しさに加えて、組織にいる人間の二面性と葛藤や内面との反目、それに伴って築かれる暖かい人間関係はとても素晴らしかった。とてもいい小説でした。

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    2026年04月26日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    この本を読み始めてから、毎日チェロを聴いてます。
    主人公がずっと触れずに生きてきた自分の外の世界。
    自分の中の深く何も見えないくらい暗いところ(深海)に閉じこもっていた主人公が、徐々に外の世界の光に触れ、光を求めてもがきながら浮上し、やがて外の世界を知る。
    うまく言葉にできないけれど、やっと空気をすえるようになった。生きてていいんだ、そう思えるようになった。そんなイメージを感じました。
    最後、嫌な終わり方じゃなくてよかった。

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    2026年04月23日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    話自体は重いが、過去をそこまで引っ張らずスイスイ読めてよかった。最後ハッピーエンドなのも個人的にはかなり良い。浅葉先生が真っ直ぐすぎる点や、主人公がけじめつける所も良き

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    2026年04月20日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    著作権侵害の証拠を集めるためのスパイに任命されて音楽教室に生徒として潜入する、著作権管理団体に所属する主人公の葛藤など。著作権云々というより、身分を騙り、人を騙すことへの苦悩が主なテーマか。過去の出来事や周辺の人間関係を巧みに混ぜてくることで主人公の心理に寄り添わざるを得なくなる。テーマ的に正体も後で絶対バレるんだろうなと思い、読む手が止まらなくなった。締め方も良く、読んでよかったと思える小説だった。(最初の方はクソつまんねえなって思っちゃったけど)

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    2026年04月19日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    友人にハードカバーの方を貸してもらい読んだがあまりにも良すぎたため文庫本の方を購入。文庫本限定のショートストーリーと解説も良かった

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    2026年04月17日
  • 金木犀とメテオラ

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    心の鬱屈や嫉妬や挫折が繊細に描写されていてとても良い小説を読んだ。明暗は正に表裏一体で心に落とす影が濃くなるのだと思う。

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    2026年02月18日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    音楽関係の小説が本当に大好きな自分だけど
    今作も変わらず大好きな1冊になりました。

    表紙にスパイって書いてあるから音楽とどんな関係があるのかと思ったけど、意外な展開で惹き込まれました。
    深い深海から徐々に浮上していく物語。
    音楽と先生と生徒、そして仲間達の関係性を通して
    主人公の変化を読み進めるうちに少しずつ感じられるのが、読んでいて楽しかったです。

    1冊を通して、人間関係や信頼とは何なのか
    深く考えさせられました。とても面白かったです。

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    2026年02月08日
  • イオラと地上に散らばる光

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      「リスキー」の担当者たちが、人をPVやコンテンツとしてしか見られなくなっていく過程が本の世界とは思えなかった。
     彼らにとって重要なのは、事件の真相や被害者・加害者の痛みではなく、どれだけネットが沸くか、どれだけシェアされるかという点だけで、そうした情報を操ることが暴力であることに無自覚である。そして、常に新しい刺激を投入し続けなければ忘れ去られるという恐れから、次々と新しい物語を捏造したり加工し続けたりと必要に迫られる。
     彼らが心をなくすほどに、記事は読者の欲望を満たすものとなり、彼らの罪悪感も仕事の成功として誤認される感じが、すぐ隣で起きているような気がして、ずっしりと重みを感じた。

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    2026年01月11日
  • 金木犀とメテオラ

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    学生時代って…側から見るとめちゃくちゃキラキラしてるんですよね、楽しそうで楽しそうで。
    だけど、笑顔の裏に色んな気持ち隠してたり、人間関係苦しんだり、ほんと、波瀾万丈。
    私あんまり一気読みしないんですが、これは後半止まりませんでした!

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    2025年09月13日
  • 天龍院亜希子の日記

    購入済み

    ラフかは静かに

    からの流れで拝読
    何だか清々しく文章が流れていきました。

    少し新鮮
    電車書籍だと90%位の文面が1番素敵

    誰かに応援してもらいたいとは思いませんが
    気付かれなくても応援したい人を応援は
    し続けてもいいんだな。

    #スカッとする

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    2025年07月18日
  • 金木犀とメテオラ

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    思春期の不安、孤独、人と比較してしまうこと自分らしさの狭間で苦しむ。
    親に精神的に捨てられた主人公のプライドと不安。
    劣等感や嫉妬、人を信じたい気持ち等細やかに描かれている。
    残念なことがひとつ。
    亡くなった母親との関係がもっと書かれていたらよかった。
    無関心な父親に対して、亡くなってもまだなお佳乃を支配する母とはどんな人間だったのだろう。そこをもう少し知りたかった。

    それと、変わりかけた佳乃と叶、もう少し先まで読んでみたかった。

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    2025年05月11日
  • 金木犀とメテオラ

    購入済み

    本屋さん大賞ノミネートの

    ラブカは静かにから流れて拝読

    途中読むのがツラクなる描写もありましたが中々の良作
    作中の時の流れが早過ぎて、終わりも登場人物の進路の
    描写もなく物足りなさもありそれでいいのかも?

    スーパースターのみなみの家族が一番普通
    きっとこの作品に必要な書き下ろしでした

    個人的には馨が1番好き。

    #エモい #萌え

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    2025年03月17日
  • 天龍院亜希子の日記

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    第30回小説すばる新人賞受賞作。人はふいに分かり合えたと感じたり、裏切られたり、思いもよらないものに救われたりする。そんなささやかな、しかし深く刻まれる経験を、ごく自然に書き出した作品。タイトルからは想像できない内容にもかかわらず、読み終わってみるとこのタイトルしかないと思わされる不思議。賞レースのことやどんな作品と競ったのかは知らないが、本作が受賞するような新人賞はすてきだ。

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    2025年03月03日