安壇美緒のレビュー一覧

  • イオラと地上に散らばる光

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      「リスキー」の担当者たちが、人をPVやコンテンツとしてしか見られなくなっていく過程が本の世界とは思えなかった。
     彼らにとって重要なのは、事件の真相や被害者・加害者の痛みではなく、どれだけネットが沸くか、どれだけシェアされるかという点だけで、そうした情報を操ることが暴力であることに無自覚である。そして、常に新しい刺激を投入し続けなければ忘れ去られるという恐れから、次々と新しい物語を捏造したり加工し続けたりと必要に迫られる。
     彼らが心をなくすほどに、記事は読者の欲望を満たすものとなり、彼らの罪悪感も仕事の成功として誤認される感じが、すぐ隣で起きているような気がして、ずっしりと重みを感じた。

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    2026年01月11日
  • 金木犀とメテオラ

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    学生時代って…側から見るとめちゃくちゃキラキラしてるんですよね、楽しそうで楽しそうで。
    だけど、笑顔の裏に色んな気持ち隠してたり、人間関係苦しんだり、ほんと、波瀾万丈。
    私あんまり一気読みしないんですが、これは後半止まりませんでした!

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    2025年09月13日
  • 天龍院亜希子の日記

    購入済み

    ラフかは静かに

    からの流れで拝読
    何だか清々しく文章が流れていきました。

    少し新鮮
    電車書籍だと90%位の文面が1番素敵

    誰かに応援してもらいたいとは思いませんが
    気付かれなくても応援したい人を応援は
    し続けてもいいんだな。

    #スカッとする

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    2025年07月18日
  • 金木犀とメテオラ

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    思春期の不安、孤独、人と比較してしまうこと自分らしさの狭間で苦しむ。
    親に精神的に捨てられた主人公のプライドと不安。
    劣等感や嫉妬、人を信じたい気持ち等細やかに描かれている。
    残念なことがひとつ。
    亡くなった母親との関係がもっと書かれていたらよかった。
    無関心な父親に対して、亡くなってもまだなお佳乃を支配する母とはどんな人間だったのだろう。そこをもう少し知りたかった。

    それと、変わりかけた佳乃と叶、もう少し先まで読んでみたかった。

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    2025年05月11日
  • 金木犀とメテオラ

    購入済み

    本屋さん大賞ノミネートの

    ラブカは静かにから流れて拝読

    途中読むのがツラクなる描写もありましたが中々の良作
    作中の時の流れが早過ぎて、終わりも登場人物の進路の
    描写もなく物足りなさもありそれでいいのかも?

    スーパースターのみなみの家族が一番普通
    きっとこの作品に必要な書き下ろしでした

    個人的には馨が1番好き。

    #エモい #萌え

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    2025年03月17日
  • 天龍院亜希子の日記

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    第30回小説すばる新人賞受賞作。人はふいに分かり合えたと感じたり、裏切られたり、思いもよらないものに救われたりする。そんなささやかな、しかし深く刻まれる経験を、ごく自然に書き出した作品。タイトルからは想像できない内容にもかかわらず、読み終わってみるとこのタイトルしかないと思わされる不思議。賞レースのことやどんな作品と競ったのかは知らないが、本作が受賞するような新人賞はすてきだ。

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    2025年03月03日
  • 『ラブカは静かに弓を持つ』ロングセラー記念ガイドブック(試し読み付)

    購入済み

    知らなかった裏側

    私はラブカは静かに弓を持つが好きでこの本を見たのですが作品ではわからない物語の裏側を見ることができて面白かったです

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    2025年02月25日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    私も学生のとき宮田のように勉強面で負けず嫌いなところがあったためその時を懐かしみながら読んだ。
    きらきらした青春小説では決してない、薄黒い霧に囲まれた中を懸命に自問自答しながらも進む少女たちの物語です。
    しかし、現実のこの時期もきらきら100%じゃないなと思う。純粋な自分の内面とは裏腹に、汚れている世界の気配を感じて疑念を抱き始める。そんな少し不気味な時期じゃないかと思っている。
    自分にはない物を持っている人に劣等感を抱き、どうしたら手に入れることができるのか探し必死に掴もうとする。
    宮田も奥沢も相手に嫉妬しながらもそのエネルギーを自分に向けているところが誠実で『嫉妬』という感情は割と悪いやつ

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    2025年02月23日
  • 天龍院亜希子の日記

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    日常的なささいな出来事を描いているだけなのに、何故か面白くて共感できる。日常も捨てたもんじゃないね。

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    2024年10月07日
  • 金木犀とメテオラ

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    解説がなんか…合ってるのかな?
    私にとって、この小説の真髄は最後の短編にあった。
    天才と天才とが、互いの良さ醜さを目の当たりにしながら、人それぞれの持つ弱さを知っていく。そんな傍らで息をする凡人が何を思いどう生きるか、ただハッピーエンドを迎えるのではないところがたまらなく好きだった。
    テーマ自体はよくある青春小説、と思いきや、とても生々しく綺麗な物語。タイトルと装丁に惹かれて買った本だが、正解だった。文体も読みやすく素敵だった。

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    2024年09月22日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    意図したわけではないけど親に苦しむ系の話を続けて読んでいる。
    解決も折り合いもつくものではないので、そこはやはり苦しいな。

    嫉妬の裏にある圧倒的憧憬が、とても響いた。
    学園メンバーにも救われた。
    残りの日々とこれから先も、彼女らに金の雨の景色がたくさん降るといいな。

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    2024年02月25日
  • 天龍院亜希子の日記

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    ラブカは静かに弓を持つ、金木犀とメテオラと新しい作品から読み始め、このデビュー作にたどり着きました。

    どの作品も登場人物の描写がすごく良くて、ほぼ全員に感情移入してしまった。そして自分自身何度も仕事で関わってきた派遣社員業界の大変さも身につまされた。

    解説にも書かれていたけれども、自分が誰かを信じることで、自分が信じ得ない誰かからの善意を信じることができる。自分がほんとうに辛くて、どうしようもない時に、何の証拠がなくっても、もしかしたらこの世の誰かがどこかでひそかに自分を応援してくれてるかもしれないって呆れた希望を持つことができる。

    そういうことを信じられたら、我々は生きるのが少し楽にな

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    2023年02月19日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    過去に傷を負った青年が、チェロを再開したことで人間関係を築き、壊し、また築こうとする物語。不器用だけれど誠実な主人公の姿に、共感と羨ましさを感じた。

    主人公は著作権団体のスパイとしてチェロ教室に通う。しかし任務として関わるうちに、本気でチェロと向き合い、そこにいる人たちとの関係や居場所を大切に思うようになっていく。だからこそ、仕事のために嘘をつき続けなければならない葛藤が苦しい。

    誰かを守るために任務を貫く人も、会社に背いて自分の気持ちを選ぶ主人公も、どちらが正しいとは簡単に言えない。ただ、相手を傷つけ、欺いてしまった事実だけは残る。「正しいかどうか」ではなく、「自分は何を選び、何を捨てる

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    2026年05月24日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    どう着地するのか?予想していた展開とは違う、でもあっ、なんだかいいと思える結末に着地したところに、このストーリーの良さがあるのかも。仲間、裏切り、でも仲間。音楽がつなげた仲間が、橘樹を支えてくれているのかもしれない。逃げずに自分から切り離してしまったものを、また手繰り寄せたからこそのハッピーエンド。読後感がすごく良いストーリーだった。

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    2026年05月11日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    背が高く、モデルか俳優かと思われるような整った顔立ちの主人公橘くん。
    就職先が優良企業であることからきっと名のある大学を出てもいると思われる。
    家族とは疎遠、飲みにいく友人はなく、趣味もない。
    幼少期からトラウマを抱えて悪夢に、不眠に悩まされている。

    こんな孤独な若者が実際いるのかな、いるのであれば悲しいことだなと思ったのだけれど、自分の新卒時代のことをふり返れば、仕事以外は疲れ切ってほとんど家にいたことを思い出す。
    微熱が下がらず毎日ふらふらしながら仕事をしていたことも。

    橘くんが少しずつ再生し、変わっていくことが楽しめます。

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    2026年05月10日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    趣味で音楽をやっている人間としては共感する場面が多かったです。ブランクから再開したあと初めて人前で弾いた時の事とか、音楽仲間との集まりの楽しさとか。音楽著作権問題も気になるところ……。ストーリーは、後半いろいろ動き出す部分がハラハラしておもしろかったです。

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    2026年05月08日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    静謐な水底に身を沈めるような読書体験だった。ラブカは静かに弓を持つは、「スパイ」と「音楽」という一見相容れない要素を交差させながら、人が他者と関わることの痛みと救いを、これ以上ないほど繊細に描き出している。

    物語の核にあるのは、任務として人を欺くことを強いられる主人公の葛藤だ。信頼を得るほどに、その信頼を裏切る行為の重さが増していく。この構造は非常にシンプルでありながら、読み進めるほどに逃れがたい圧力として胸に積もっていく。派手な展開や劇的な事件に頼ることなく、内面の揺らぎだけでここまでの緊張感を持続させる筆致は見事というほかない。

    特筆すべきは音楽描写の豊かさだ。チェロの音色は単なる情景

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    2026年05月03日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    私は楽器ものに弱いのだろうか。面白かった。いつか何か趣味を持ちたい。音感はないのだけど憧れる。身分を隠して潜入調査をしているのに、イヤイヤ仲間に入り、情に絆されて、仕事を辞めて、みんなの優しさに引き込まれていく。なーんて水戸黄門みたいな正義の幸せなんだろう。こういうのが好きなんだ❤️

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    2026年05月02日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    面白かった。
    スパイ✖︎音楽という見たことない融合。主人公の心の居場所を登場人物たちの心でときほぐし見つけていく物語。テンポも良く読みやすく、何より浅羽先生のキャラが立っててすごく好きだなぁ。エンタメなのに、深海のような暗さもあって全体のトーンが深くて好きだった。心に染み入る素敵な物語でした。

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    2026年04月10日
  • イオラと地上に散らばる光

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    いつだったかの新聞の書評を読んで購入。
    実社会を投影するようなSNS時代のネットメディアと炎上による波及、それによる社会への影響、自己肯定感とは?など、色々な要素を複数の人物を通じて訴えてくるような内容でした。
    読み進めていくと、自分自身の中にも確実に根付いてしまっている、親世代から受けてきた、男らしさのめんどくささ、性差を区別ではなく差別的に捉えてしまう部分が自身の中に浮き彫りになり、更に自分が苦手なタイプの登場人物が何人も出てきて、不快感が押し寄せてきました。
    ただ、不快感がこれだけ出ても、違和感ではないあたり、自分自身の中にもこの登場人物達と共通する部分があるからこそなのかもしれないと思

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    2026年03月31日