安壇美緒のレビュー一覧
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購入済み
本屋さん大賞ノミネートの
ラブカは静かにから流れて拝読
途中読むのがツラクなる描写もありましたが中々の良作
作中の時の流れが早過ぎて、終わりも登場人物の進路の
描写もなく物足りなさもありそれでいいのかも?
スーパースターのみなみの家族が一番普通
きっとこの作品に必要な書き下ろしでした
個人的には馨が1番好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私も学生のとき宮田のように勉強面で負けず嫌いなところがあったためその時を懐かしみながら読んだ。
きらきらした青春小説では決してない、薄黒い霧に囲まれた中を懸命に自問自答しながらも進む少女たちの物語です。
しかし、現実のこの時期もきらきら100%じゃないなと思う。純粋な自分の内面とは裏腹に、汚れている世界の気配を感じて疑念を抱き始める。そんな少し不気味な時期じゃないかと思っている。
自分にはない物を持っている人に劣等感を抱き、どうしたら手に入れることができるのか探し必死に掴もうとする。
宮田も奥沢も相手に嫉妬しながらもそのエネルギーを自分に向けているところが誠実で『嫉妬』という感情は割と悪いやつ -
Posted by ブクログ
ラブカは静かに弓を持つ、金木犀とメテオラと新しい作品から読み始め、このデビュー作にたどり着きました。
どの作品も登場人物の描写がすごく良くて、ほぼ全員に感情移入してしまった。そして自分自身何度も仕事で関わってきた派遣社員業界の大変さも身につまされた。
解説にも書かれていたけれども、自分が誰かを信じることで、自分が信じ得ない誰かからの善意を信じることができる。自分がほんとうに辛くて、どうしようもない時に、何の証拠がなくっても、もしかしたらこの世の誰かがどこかでひそかに自分を応援してくれてるかもしれないって呆れた希望を持つことができる。
そういうことを信じられたら、我々は生きるのが少し楽にな -
Posted by ブクログ
好きな部分共通点
登場人物に悪者がおらず人間らしさが描かれていた。主人公は自分自身に自信はないものの他人のせいにしない。真面目で誠実。何事にも手を抜いたりせず人に誠実。しっかり弱みも持っているところ、人間関係をうまく気づけない、ところに人間らしさを感じる。
テーマ
悪者って本当に悪者か?
嘘はついてはいけないと教えられるし、嘘をつくのはもちろん良くない。嘘をつかれた側の人間は嘘をつかれたという事実を知った時今まで一緒にいた全てが共有した全てが偽りのように感じてしまうし信じられなくなってしまう。
だからこそ嘘はついてはいけない。相手を十二分に傷つけるから。
けど嘘をついていた人は悪者なのか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ一度裏切ったら二度と戻らないとあったように、浅葉は梶山やかすみ達よりも裏切られた事に激怒していた。それは、師弟関係であった橘と浅葉が他の皆より固く絆が結ばれていたからこその怒りだったのだと思う。
エピローグで、全著連を辞めた橘が再び浅葉の元へチェロを習いに行っている事がわかり、この二人はすぐ信頼関係を取り戻していくのだろうと思えた。
腹の底が読めない蛇のような男の塩坪も、『戦慄きのラブカ』:敵国に潜入した諜報員が潜入先で穏やかに暮らして最期は元の仲間に殺されるという映画が好きであった為か、橘のことも処罰対象にはしなかった。
さらに、度々登場していま三船も実は潜入員だったが、橘と同じように信頼