安壇美緒のレビュー一覧

  • イオラと地上に散らばる光

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    イオラの視点が何ひとつ描かれないまま終わり、それが今の世の中だということにちょっと目を背けたくなるけれども、よほど気をつけていないと誰でもイオラになりうるしイオラを生み出してしまいうる。

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    2025年11月29日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    凄く楽しみにしていた本書
    期待感が高か過ぎて
    個人的なハードルが上がってしまったかも。

    すべて、ハッピーエンドではないが、
    まぁ、現実的なほぼハッピーエンド。

    主人公と講師の浅葉さんとの
    音楽教室を通じての交流と葛藤
    また、音楽教室でのチェロ仲間との
    微妙な関係

    どっぷりではなく、
    罪悪感を持った中での仲間意識。

    また、三船さんやかすみちゃんとの
    何か進展がありそうでスカす感じ。

    ベタじゃない物語に
    共感が持てました。

    弓を使う弦楽器は、
    引いたことがないけど、
    少し触ってみたい。

    バイオリンはうるさ過ぎるので、
    チェロ、いいかも。

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    2025年11月22日
  • イオラと地上に散らばる光

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    ネタバレ

    現実としてある、現代社会そのものだと感じた。
    他人に起きた出来事を娯楽として、ただただ消費する人々。どのような出来事でも、人々に注目されるのであれば、手段を選ばずコンテンツを制作する人々。

    他人の投稿や動画を見て時間を消費する。無駄であることは理解していてもやめられない。刺激を求めている。バズっている出来事を知らずにはいられない。一瞬で変化する時代の流れに置いていかれたくない。
    芸能ゴシップであっても、事件であっても、自分には無関係のことでも、何もかもが人々のたった少しの時間を消費し、脳に刺激を与えるためだけのコンテンツとなってしまう。きっとそれは事実でもそうでなくてもなんでもいい。拡散され

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    2025年11月20日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    チェロをベースにした小説は初めてだった。音楽と再生がぴったりはまっていて私もまた楽器を始めたいなと思った。

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    2025年11月19日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    良かったです。心にキズを抱える主人公がチェロ教室を通じていい感じに上向いところにスパイがバレてハラハラしたけど、最後にまた戻ってこれてホッとしました。学生時代に楽器をやっていたので、またやりたいなと思ってしまった〜

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    2025年11月11日
  • イオラと地上に散らばる光

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    前作「ラブカは静かに弓を持つ」が本屋大賞2位そして新作、待ちに待ってました。今作は前作に比べてまったく違った趣きの作品だと思います。SNSを駆使した現代のミステリーと感じました。イオラが抱っこひも抱えたまま夫の上司を刺した。何ということであろうこれからの展開が気になってしょうがない、テーマが現代社会の暗闇という感じがします。
    あなたも読んでこの異色作を何か感じで下さい。

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    2025年11月05日
  • 金木犀とメテオラ

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    バチバチに発露する女子中高生達の感情を描写した青春小説。青春小説だからといって、明るく楽しく、ではなく、嫉妬や自己証明のための苦悩など、この年齢特有の苦味のある感情がメインに来る物語。

    一筋縄では行かない人間関係。容易にわかりあう展開じゃないからこそ読み応えがありました。結末は、登場人物達にとってはようやく始まったといえる地点なのでこの先も読みたい!と思うけど、書かないからこその余韻であり、伝わるものがあるということなんだろうな。

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    2025年10月23日
  • 天龍院亜希子の日記

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    ネタバレ

    主人公田町譲の描写が生々しくてリアリティある。
    著者の安壇さんって男性なの?ってネットで調べてしまった。女性でした。なんでこんなに生々しく書けるんだ。凄い。

    解説の方も言っていたけど、天龍院亜希子とマサオカが直接物語に絡まないこの構成がいい。終盤とか絡んできたら個人的にはだいぶしらけたと思う。

    マサオカのモデルは清原さんなのかな?清原さんの事は応援しているから、マサオカを応援している田町により感情移入できました。

    佐藤陽平の話も好き。彼の自分の中に波があるっていう所は物凄くよく分かる。私もそうです。
    くたびれた服の所も良かった。こういう風に思える田町くんは優しくて魅力的です。

    解説もい

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    2025年07月17日
  • 天龍院亜希子の日記

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    人材会社勤務27歳男性の何気ない日常を覗き見したような小説。誰しもが日々生きていくなかで、湧きでる小さな希望や絶望の繰り返しが丁寧に描かれていて、自身にとっては共感性の高い作品だった。
    とくに印象的なのは佐藤陽平との出来事だ。実際自分の身に起きたらかなり精神的にきそうな一件である。リアルで虚しく痛々しいエピソードだが、これが物語に絶妙なスパイスを加えてくれている。
    キーパーソンとなる早夕里の父だが、主人公が慕う理由が読者にも違和感なく伝わってくる。2人の会話だけ特別に温度を持って響いてくる気がした。その筆力の高さが流石だと思った。
    また個人的には筆者が女性ということもあり、登場人物の女性たちの

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    2025年03月04日
  • 金木犀とメテオラ

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    すごく好きなかんじ!

    自然豊かなど田舎にできた新興の中高一貫の女子校の一期生たちのお話。

    はたから見たら凡人離れしている突出して優秀な少女、宮田と奥沢。
    それぞれ意識して、互いに相手を羨んで反発しているけど、その実どちらも劣等感や大きな悩みを抱えて苦しんでいる。

    二人が相手も色々あるんだって気付くのに、変に距離が縮まったりしない感じが良い。

    まわりの凡人?な少女たちも、キャラが立っていて魅力的。
    ちょっとうざい子はいても、すごい嫌な奴っていうのいなくて、結局ずっと同じメンバーでつるんでいるの微笑ましい。
    誤解されやすい宮田が「こいつはそういう奴」って、排除されることなく受け入れられてい

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    2024年11月21日
  • 金木犀とメテオラ

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    中学の時の塾の先生に勧められてから数年が経ち、最近友達が貸してくれて「そういえばタイトル聞いたことあるな〜」と思いながら読み始めた。

    自分自身、可愛い制服や美しい校舎に惹かれて北海道の端にある女子校に憧れを抱いていた時期があったので、この本の舞台設定にはとてもときめいた。

    宮田や奥沢が、自分には持ちえないものを持っているという点で特別な関係として描かれるのでは無く、同じクラスの程よい距離感の間柄として描かれるのがリアルで良かった。
    進学校だと半強制的に自分の将来を考えて大人に伝えなくてはならない時が来るし、そういう時にこれまで育ってきた環境や容姿など、自らが選択出来ない自己を形成する要素に

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    2024年11月08日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    「隣の芝生は青い」どんなに完璧に見える人でもその人なりに悩みがあったり必死に取り繕っていたりする。お互いに対していろんな思いがある二人が合唱の発表会で通じ合うシーンは心に響いた。

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    2024年10月15日
  • 天龍院亜希子の日記

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    社会人が抱える仕事やプライベートに関わる普遍的な悩みを幅広く描いた小説。
    ただ、それぞれの悩みに100点の回答をくれる社会人のバイブル的な作品、ということは全くなく、誰しも65点くらいのところで納得させて生きてるんだと思わせてくれる社会人のお守り的な作品。

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    2024年09月18日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    北海道の進学校に、東京から進学した子。
    地元で優秀と言われてきた子。
    いろんな背景をもっている生徒たち。

    お互いライバル視しながら、
    羨ましがりながら、成長していく、
    青春の1ページ。

    大どんでん返しなどはないですが、
    よんでて楽しくなる作品でした。

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    2024年06月21日
  • 天龍院亜希子の日記

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    どんなに仕事がつらくても毎日会社に行かなきゃいけない。平凡な生活のなかに見つける一つの希望。
    それは、かつて少しいじめた天龍院亜希子が毎日幸せそうに生きていること。

    じゃなくてふみかだろ。
    同期で毎日顔を合わせて同じ苦労を味わい、話も合うし巨乳、仕事終わりは居酒屋で愚痴りエッッッなことまで...。
    もうタイトル『俺とふみかのオフィスラブ』だろこれ。希望に満ち溢れてるだろ。
    どこで何してるか分からない人の日記とかどうでもいいだろ。

    天龍院亜希子はブログを消した。
    この世のどこかで誰かが応援してくれる「呆れた希望」なんて求めていなかった。
    マサオカは社会復帰すら怪しい。

    天龍院亜希子とマサオ

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    2024年02月13日
  • 金木犀とメテオラ

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    学生時代ってこんな感じだったか…ってきらきらの青春真っ盛り!ではない現実的な心情が描かれていた。奥沢のように外から与えられるイメージのとおりにふるまうこともある。宮田のように過去の栄光にすがって自分が一番だって思う気持ちもわかる。
    奥沢と宮田の直接的な発言ではなく周りの様子から、彼女たちの葛藤や心の内が伝わってくる。仲が良いし楽しくても、みんなが繕って青春の空間を作り上げている感じ…あるなぁ。それでも最後、前を向こうとする二人の描写はとてもよかった。

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    2024年02月03日
  • 金木犀とメテオラ

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    なんだかわからないけれど、すごく泣きそう。

    北海道の中高一貫の女子校一期生で、ツートップの成績を誇る宮田と奥沢。
    豊かな環境で育ちながらも無愛想でトラウマを抱える宮田と、愛想が良く美少女かつ優等生ながら家庭環境に秘密を抱える奥沢。
    成績がよく、類稀な才能を持つ2人だが、その中身はとても不安定で歪。

    一方で2人と一緒に過ごすみなみや馨といった女の子たちは、2人と比較すると一般的で秀でたところがない自覚しているものの、人格が安定していて思いやり深い。
    彼女たちもすごく魅力的で、特に宮田のまわりに2人がいてくれてよかったなと思った。

    正直最後まで人に心をずっと開いていないのは奥沢の方で、彼女の

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    2024年01月28日
  • 金木犀とメテオラ

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    一見幸せそうに見える人にも悩みがあるってあたりまえの事なの忘れがちだよね。皆それぞれ何かに苦しめられて生きている。
    登場人物達の抱えている苦しみは何も解決されていないけどその方がリアルなのかもしれない。でもやっぱり小説の中でぐらい幸せになって欲しいから続編希望。

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    2024年01月04日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    年明けに素敵な小説を読むことが出来た。
    宮田と奥沢、学年のツートップの目線で話が続いていく。青春小説ではあるのだけど、この2人が最後まで仲良くはならないし、この先も仲良くなることはないのだろう。主人公が2人いて、お互いほぼ会話もない。少し異様な状況だが、ずっと存在は意識していて、でも深い関わりは無い人というのは結構いる。そして、そんな人の言葉ほどきっかけを与えてくれるし、忘れられない。
    相手の弱さを見て、自分の状況を受け入れていけるようになるのは見方によっては薄暗い感情が湧きそうだけども、互いにとても前向きで気持ちが良い。
    みなみがなぜ宮田とつるんでいるのかがさっぱり分からなかったが、スピンオ

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    2024年01月04日
  • 金木犀とメテオラ

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    2人の17歳以降の話が見たくなってしまった。心のもやもやが解決しているように思えて、まだまだ解決してないと思う。続けほしい!!!

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    2023年12月30日