安壇美緒のレビュー一覧

  • 天龍院亜希子の日記

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    あなたの『苗字』は、『すごい苗字』ですか?

    天皇陛下以外、日本人なら誰もが持つのが『苗字』です。そんな『苗字』は10万、30万というおびただしい数にのぼるとも言われています。お隣の韓国では280程度しかないと聞くと、この国の『苗字』の多さに驚きもします。

    そんな『苗字』で多いのが”佐藤”、”鈴木”であるというのは多くの方が知るところだと思います。このレビューを読んでくださっているあなたも”佐藤さん”、”鈴木さん”である確率が高いというわけですね。一方であまり聞かない『苗字』というものも当然にあり得ます。そんな珍しい『苗字』をまとめたサイトさえも存在します。私たち人間が人と人とのコミュニケー

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    2023年01月30日
  • 天龍院亜希子の日記

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    「鬼龍院花子の生涯」?と誰でも連想するだろうけど、でもって著者自身がそこから思いついたタイトルだと言ってるけど、このタイトルでこのストーリーって、その違和感がそれだけで何だか妙な存在感。

    ストーリーは、少ぅしブラック目の派遣会社に働く社員(スタッフを派遣する側の役割の人)の何てことない日常なんだけど、何と言うか、、、沁みる。

    静岡の彼女のご両親と主人公とのやり取りが特に好き。

    表紙の絵は、単行本の線路の写真の方が納得感が高い気がする。

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    2022年06月28日
  • 天龍院亜希子の日記

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    「鬼龍院花子の生涯」みたい・・・。
    でもそれはタイトルだけで、内容はまったく違ってとってもおもしろかった。
    田町くん、いいな。

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    2021年09月08日
  • 天龍院亜希子の日記

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    ドラマチックな展開があるわけでもないのに、読んでいて楽しく、ページをめくる手がとまらない、そんな小説だった。
    人はそれぞれ違うことを考え悩み生きている。周りの人がどんなことを思いながら生きているかなんて、結局のところわからない。自分以外の人が自分のことをどんな風に思って生きているのか。知った気でいるだけで、まわりがどう思ってるかなんて自分の想像の範疇でしかない。
    自分の気持ち次第な所もあるように思う。だけど、その自分の気持ちをつくるのにも、周りの人達との出会いやかかわりが大切なのだとも思う。
    生きるヒントを伝えてくれるようなそんな本だった。読んでよかった。

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    2020年08月14日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    音楽とスパイという一見相容れない要素を組み合わせた、少し変わったスパイ小説でした。

    物語の冒頭でまず感じたのは、主人公があまりにもスパイに向いていないという違和感だった。
    過去に楽器を弾いたことがある、ただそれだけの理由で音楽教室に潜入し、録音によって情報を集める任務を負わされる。
    本来であれば適性を考慮して人選するはずのスパイ活動に、この主人公が選ばれたことには無理があり、物語の最初はどこか腑に落ちない感覚が残った。

    しかし物語が進むにつれ、その違和感こそが、この小説の核なのだと感じるようになった。
    主人公は当初、感情を排し、スパイとして任務に徹する存在だった。
    ところが音楽教室で浅葉先

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    2026年01月03日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    全著連に勤務している橘樹が、塩坪という上司からの命令で町の音楽教室「ミカサ」にスパイとして2年間潜入するお話。
    チェロと橘との間には何があったのだろう…ときになる描写から始まる。最初は命令の為に重い体を動かしてミカサに向かうが、2年という長い期間ミカサのチェロ講師浅葉桜太郎と過ごすうちに橘の体調と心境に変化が起こり始める。
    最初のうちは気が付かなかったものがだんだんとミカサのおかげで橘の人生が良い方向に向かっていることに気が付く。自分と相手を騙し続けて嘘で塗り固めていくこのスパイ行為に疑問を抱き、このままチェロを弾き続けたいという橘の気持ちが読んでいて凄く伝わってきた。自分が居続けたいと思って

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    2025年12月27日
  • イオラと地上に散らばる光

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     なんと言うか現代の闇を表現した物語なのかな。情報の洪水の中、取捨選択をするのは自分自身。踊らされるのも静観するのも。そして何も知らないのにわかった気になることのズレ。読後がなんとも言えない気持ちになりました。

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    2025年12月15日
  • #ホラーゲーム実況中

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    品田遊さんの「マーダー・ミステリー・リプレイ」が好きだったなー。
    ホラーゲームは実況で見るのが一番好き。

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    2025年12月08日
  • イオラと地上に散らばる光

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    ワンオペ育児で追い詰められた母親が、赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま、夫の上司を刺した事件をWEB記事に載せたリスキー編集部の岩永。

    事件の異常さと母親の名前にインパクトがあったせいか、イオラ事件としてSNS上でイオラ擁護派と否定派で論争が過熱する。
    盛り上がりが続くよう新たなネタ探しに奔走する岩永だが…。



    イオラ事件のことを詳細に突っ込んでいく内容かと思っていたが、岩永が家庭持ちで彼こそワンオペ育児に疲弊している妻を助けることが無いという、なんとも嫌な奴だった。
    彼の最後を想像すると怖くなった。


    WEB記事にも旬があり、次々と新しいネタが出てくるわけで、それは秒での戦いなのかもしれ

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    2025年12月07日
  • イオラと地上に散らばる光

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    ワンオペ育児に疲れはてた母親が夫の上司を刺す。
    なんて衝撃的な事件だろう。
    ショッキングなニュースに沸くSNSが、今の時代を表していてなんだか切なくなった。
    岩永の一見愛想のいい感じもすごく怖かったし、ウェブニュースの新鮮さにばかり追う姿も痛々しい。

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    2025年12月05日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ネタバレ

    ゲーム実況関係ある? って話がちらほら。短編集だから設定も掘り下げられていないし、怖い表現もまったくなく……、肩透かしを食らった気分。でも読みやすい物語ばかりだし、ちょっとした読み物には十分です。
    それにしても恐山さんって擬音が好きだよねぇ。

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    2025年11月23日
  • 天龍院亜希子の日記

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    小説すばる新人賞受賞作。

    タイトルの天龍院亜希子が、回想にしか出てこない。その点は「桐島、部活やめるってよ」と似てるなと思った。

    人材派遣会社勤務の27歳、田町譲。
    父が倒れて遠距離になった、別れかけていた彼女の早夕里。
    会社の同い年の中途同期、巨乳のふみか。
    美人な先輩で子育て時短中の、岡崎さん。

    人材派遣のリアルな現場描写と、女性との、そして女性同士の関係を描いていて、純小説寄り。
    漫画やアニメやタレントなどの名前をガンガン出していくサブカル的な書き方は軽快さを感じつつも、やや違和感があった。
    ちょくちょく出てくる比喩が気になった。

    馬場先生の「自分が知り得ない誰かからの善意を信じ

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    2025年11月22日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    癒されるお話でした。スパイ×音楽という設定が珍しくて良かった。ラブカって何だろうと思ってたので知れて良かったです。

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    2025年11月09日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    こういう誰も死なないスパイ?ものってありそうでなかなかない
    予想に反して面白かった
    スパイ?関連のところはボリュームあるけど、もうちょっと音楽の描写がほしかった。

    やっぱ音楽題材にしてるものだとどうしても「蜜蜂と遠雷」を思い出してしまう。

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    2025年11月01日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ホラーゲームを実況中の短編アンソロジー。

    今は、ゲーム実況などを経験している人は多いのかもしれない。
    だがゲームも好きではなく、ましてや実況などとてもじゃないが見ることもましてや参加するなど無理なわけで…
    だがホラーだと、どういう感じなんだろうかと読んでみたが、ゲームというのが頭にあるからだろうか、怖さを感じることがなく、どちらかと言うと不気味さの方が強かった。
    見るのをやめれば…ということが可能なので入り込めなかったのかもしれない。

    ○マーダー・ミステリー・リプレイ(品田遊)
    姥蜘蛛に喰われる無限ループ

    ○CIUDAD(波木銅)
    生配信中に消息を絶ったバーチャルYouTuber

    ○メ

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    2025年09月18日
  • 金木犀とメテオラ

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     これまでの憎しみや劣等感を、あっけなく手放すなあと思った。でもきっかけなんてそんなもので、本当は、手放したくて仕方がなかったものを手放せるきっかけを待っていたのかもしれない。

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    2025年07月31日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    星3.5
    中学、高校という多感な時期を過ごす女子の心理描写がとても上手に表現されていた。
    何となく斜に構えている宮田、完璧に振る舞う奥沢、どちらの気持ちも「うんうん、良く分かる。」と頷いてしまった。
    メインの2人以外に登場する子や教師たちもさもありなんというキャラクターで、学校の雰囲気の描写なども「あぁ、女子校だぁ〜」という雰囲気が良く出ていた。

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    2025年02月22日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    北海道の中高一貫の女子校を舞台に、優等生の宮田と美人の奥沢を主人公にした青春もの。最初は名作かなと期待したのだが、まあ普通かな。母が死に父から東京から寮へ投げ込まれた屈折した宮田はいいとして、母とその愛人を嫌う奥沢がひどい目に会ったりしないかと心配しながら読み進んだが、総じて悪い人が出てこなくてよかった。

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    2025年01月13日
  • 金木犀とメテオラ

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    2人の秀才少女が、自らと向き合い家庭環境を恨みながら、お互いを羨んで過ごした中高時代のお話。

    この年頃の女の子の解像度が非常に高いので、読みやすかった。
    一方で、お互いを認めまいとしつつ交わった時に何かが生まれる、そんな関係性が好きなので、もっと見たかったなと思ってしまった。そうなった途端にリアリティが薄れるのにね。読者ってわがままだ。

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    2024年10月03日
  • 金木犀とメテオラ

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    中学生ぐらいの時に読んでたらものすごく刺さっただろうと思う。笑
    こういう本をある程度大人になっても読んで…いいんでしょうか…?と思っちゃうくらい憧れる〜。

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    2024年09月15日