安壇美緒のレビュー一覧

  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    全著連に勤務している橘樹が、塩坪という上司からの命令で町の音楽教室「ミカサ」にスパイとして2年間潜入するお話。
    チェロと橘との間には何があったのだろう…ときになる描写から始まる。最初は命令の為に重い体を動かしてミカサに向かうが、2年という長い期間ミカサのチェロ講師浅葉桜太郎と過ごすうちに橘の体調と心境に変化が起こり始める。
    最初のうちは気が付かなかったものがだんだんとミカサのおかげで橘の人生が良い方向に向かっていることに気が付く。自分と相手を騙し続けて嘘で塗り固めていくこのスパイ行為に疑問を抱き、このままチェロを弾き続けたいという橘の気持ちが読んでいて凄く伝わってきた。自分が居続けたいと思って

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    2025年12月27日
  • イオラと地上に散らばる光

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     なんと言うか現代の闇を表現した物語なのかな。情報の洪水の中、取捨選択をするのは自分自身。踊らされるのも静観するのも。そして何も知らないのにわかった気になることのズレ。読後がなんとも言えない気持ちになりました。

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    2025年12月15日
  • #ホラーゲーム実況中

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    品田遊さんの「マーダー・ミステリー・リプレイ」が好きだったなー。
    ホラーゲームは実況で見るのが一番好き。

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    2025年12月08日
  • イオラと地上に散らばる光

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    ワンオペ育児で追い詰められた母親が、赤ん坊を抱っこ紐で帯同したまま、夫の上司を刺した事件をWEB記事に載せたリスキー編集部の岩永。

    事件の異常さと母親の名前にインパクトがあったせいか、イオラ事件としてSNS上でイオラ擁護派と否定派で論争が過熱する。
    盛り上がりが続くよう新たなネタ探しに奔走する岩永だが…。



    イオラ事件のことを詳細に突っ込んでいく内容かと思っていたが、岩永が家庭持ちで彼こそワンオペ育児に疲弊している妻を助けることが無いという、なんとも嫌な奴だった。
    彼の最後を想像すると怖くなった。


    WEB記事にも旬があり、次々と新しいネタが出てくるわけで、それは秒での戦いなのかもしれ

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    2025年12月07日
  • イオラと地上に散らばる光

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    ワンオペ育児に疲れはてた母親が夫の上司を刺す。
    なんて衝撃的な事件だろう。
    ショッキングなニュースに沸くSNSが、今の時代を表していてなんだか切なくなった。
    岩永の一見愛想のいい感じもすごく怖かったし、ウェブニュースの新鮮さにばかり追う姿も痛々しい。

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    2025年12月05日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ネタバレ

    ゲーム実況関係ある? って話がちらほら。短編集だから設定も掘り下げられていないし、怖い表現もまったくなく……、肩透かしを食らった気分。でも読みやすい物語ばかりだし、ちょっとした読み物には十分です。
    それにしても恐山さんって擬音が好きだよねぇ。

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    2025年11月23日
  • 天龍院亜希子の日記

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    小説すばる新人賞受賞作。

    タイトルの天龍院亜希子が、回想にしか出てこない。その点は「桐島、部活やめるってよ」と似てるなと思った。

    人材派遣会社勤務の27歳、田町譲。
    父が倒れて遠距離になった、別れかけていた彼女の早夕里。
    会社の同い年の中途同期、巨乳のふみか。
    美人な先輩で子育て時短中の、岡崎さん。

    人材派遣のリアルな現場描写と、女性との、そして女性同士の関係を描いていて、純小説寄り。
    漫画やアニメやタレントなどの名前をガンガン出していくサブカル的な書き方は軽快さを感じつつも、やや違和感があった。
    ちょくちょく出てくる比喩が気になった。

    馬場先生の「自分が知り得ない誰かからの善意を信じ

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    2025年11月22日
  • イオラと地上に散らばる光

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    ネタバレ

    この小説に、イオラの視点は出てこない。

    だとしたら、「散らばる光」は誰なのか。
    Agoraに愛想を尽かした女性ユーザー達だろうか。

    イオラ事件を取り上げた岩永を軸に、物語は進む。
    家庭で、仕事で、彼は自分が自分より弱い者をコントロールすることを愉しむ。
    それは、岩永よりも強い者が、彼を愉しむ道具として扱っているのと同じ構造で。

    強い者が弱い者を痛ぶることで、自分の存在を絶対的なモノだと勘違いする。

    そんな構造に諦めを抱いたのが「散らばる光」であり、その先頭にいたのがイオラなのかもしれない。

    正直、イオラと同じ結末を、岩永の妻が繰り返すのではないかと思って、読んでいた。
    けれど、彼女は

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    2025年11月22日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ホラーゲームを実況中の短編アンソロジー。

    今は、ゲーム実況などを経験している人は多いのかもしれない。
    だがゲームも好きではなく、ましてや実況などとてもじゃないが見ることもましてや参加するなど無理なわけで…
    だがホラーだと、どういう感じなんだろうかと読んでみたが、ゲームというのが頭にあるからだろうか、怖さを感じることがなく、どちらかと言うと不気味さの方が強かった。
    見るのをやめれば…ということが可能なので入り込めなかったのかもしれない。

    ○マーダー・ミステリー・リプレイ(品田遊)
    姥蜘蛛に喰われる無限ループ

    ○CIUDAD(波木銅)
    生配信中に消息を絶ったバーチャルYouTuber

    ○メ

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    2025年09月18日
  • 金木犀とメテオラ

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     これまでの憎しみや劣等感を、あっけなく手放すなあと思った。でもきっかけなんてそんなもので、本当は、手放したくて仕方がなかったものを手放せるきっかけを待っていたのかもしれない。

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    2025年07月31日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    星3.5
    中学、高校という多感な時期を過ごす女子の心理描写がとても上手に表現されていた。
    何となく斜に構えている宮田、完璧に振る舞う奥沢、どちらの気持ちも「うんうん、良く分かる。」と頷いてしまった。
    メインの2人以外に登場する子や教師たちもさもありなんというキャラクターで、学校の雰囲気の描写なども「あぁ、女子校だぁ〜」という雰囲気が良く出ていた。

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    2025年02月22日
  • 金木犀とメテオラ

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    ネタバレ

    北海道の中高一貫の女子校を舞台に、優等生の宮田と美人の奥沢を主人公にした青春もの。最初は名作かなと期待したのだが、まあ普通かな。母が死に父から東京から寮へ投げ込まれた屈折した宮田はいいとして、母とその愛人を嫌う奥沢がひどい目に会ったりしないかと心配しながら読み進んだが、総じて悪い人が出てこなくてよかった。

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    2025年01月13日
  • 金木犀とメテオラ

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    2人の秀才少女が、自らと向き合い家庭環境を恨みながら、お互いを羨んで過ごした中高時代のお話。

    この年頃の女の子の解像度が非常に高いので、読みやすかった。
    一方で、お互いを認めまいとしつつ交わった時に何かが生まれる、そんな関係性が好きなので、もっと見たかったなと思ってしまった。そうなった途端にリアリティが薄れるのにね。読者ってわがままだ。

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    2024年10月03日
  • 金木犀とメテオラ

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    中学生ぐらいの時に読んでたらものすごく刺さっただろうと思う。笑
    こういう本をある程度大人になっても読んで…いいんでしょうか…?と思っちゃうくらい憧れる〜。

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    2024年09月15日
  • 金木犀とメテオラ

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    タイトルに物凄く惹かれて手に取る。
    北海道の中高一貫校で生活する主人公や
    その周りの友人たち。
    日々葛藤する姿に少しハラハラし、だけど瑞々しくもあり心の中でエールを送る。

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    2024年09月08日
  • 金木犀とメテオラ

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    二人に共感した
    二人とも強い思いを抱えながら努力しているのをみて、こうはなれないと思いつつも自分はなぜか共感して…時々泣きそうになった。特別でありたい、特別であるはずだと思う宮田に特に共感した
    ただ、部分部分は面白かったものの、深く印象に残ることはなく。よくも悪くも日々を描いてるなって印象だった

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    2024年07月28日
  • 金木犀とメテオラ

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    どんなに優秀に見える人でも弱みや人に知られたくない秘密を持っていて、それを隠して一生懸命生きているんだと思った。
    最後のみなみの描写が人間味があってとても良かった。

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    2024年06月20日
  • 金木犀とメテオラ

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    主人公の2人は家庭環境のせいで心に闇をかかえていて、青春小説のようでこれは殺人事件とかミステリーに発展するのか、と思いつつ読み進めていったら結果いいお話でした。後半なんとか2人とも幸せになれ!と願いながらページをめくりました。個人的にはお友達のみなみちゃんが最高です

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    2024年06月02日
  • 金木犀とメテオラ

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    04月-08。3.0点。
    北海道の新設女子中学・高校、二人の優等生が。一人は父との折り合い悪く、母の死去後に受験したピアノの上手い娘、もう一人は地元で特待生になった娘。互いを意識しながら、互いにコンプレックスを抱え。。。

    読みやすく、面白かった。最後の章がイマイチ意味がわからなかったかな。

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    2024年04月17日
  • 天龍院亜希子の日記

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    読みやすい。こんな仕事もあるのねと思ったり。主人公に感情移入できないとよくわかんないまま終わっちゃうかな。

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    2024年01月13日