忘れられた花園 上

忘れられた花園 上

小説・文芸
999円 (税込)

4pt

1913年オーストラリアの港、ロンドンからの船が着き、乗客たちが去った後、小さなトランクとともに名前すら語らぬ身元不明の少女が取り残されていた。少女はオーストラリア人夫婦に引き取られ、ネルと名付けられ、21歳の誕生日の晩に、その事実を告げられた。時は移り、2005年、オーストラリア、ブリスベンで年老いたネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が自分にイギリス、コーンウォールのコテージを遺してくれたのを知る。なぜ? ネルとはいったい誰だったのか? 茨の迷路の先に封印された花園があるそのコテージは何を語るのか?

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忘れられた花園 の一覧

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 忘れられた花園 上
    999円 (税込)
    1913年オーストラリアの港、ロンドンからの船が着き、乗客たちが去った後、小さなトランクとともに名前すら語らぬ身元不明の少女が取り残されていた。少女はオーストラリア人夫婦に引き取られ、ネルと名付けられ、21歳の誕生日の晩に、その事実を告げられた。時は移り、2005年、オーストラリア、ブリスベンで年老いたネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が自分にイギリス、コーンウォールのコテージを遺してくれたのを知る。なぜ? ネルとはいったい誰だったのか? 茨の迷路の先に封印された花園があるそのコテージは何を語るのか?
  • 忘れられた花園 下
    999円 (税込)
    2005年、オーストラリアのブリスベンで祖母ネルを看取ったカサンドラは、祖母からイギリス、コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した。1975年にネルはなぜそのコテージを買ったのか? ネルの遺したノートと古いお伽噺集を手にカサンドラはイギリスに渡る。今はホテルとなった豪壮な屋敷の敷地のはずれ、茨の迷路の先にコテージはあった。建物の手入れを進めるうちに彼女は、蔓植物に埋もれ、ひっそりと忘れられていた庭園を見出す。封印されていたその花園は何を告げるのか? ネルとはいったい誰だったのか? 屋敷の秘密とは?/解説=川出正樹

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忘れられた花園 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ※上下巻の感想です。

    オーストラリアの港に、英国からの船が到着した。ヒューとリルという優しい二人の元ですくすくと育ったネルは、二十一歳の誕生日に、自分が船に取り残された少女であることを告げられる。自身の死の間際、孫のカサンドラにとある遺産を残す。「その意図を理解することを願って」と綴られたメモ。カサンドラは、ネルの正体を求めて彼女が持っていたコーンウォールのコテージに向かう。イライザ・メイクピース、彼女の本を片手に。

    「言いよどむナサニエルの口に、人差し指を押しあてた。言葉は封印された。」
    「”知らない場所でひとりぼっちで過ごす夜がどんなに恐ろしいものか、ちゃんとわかっっているからね”」

    『秘密の花園』を彷彿とさせる作品。お屋敷が出てくる作品は自分の中の「少女」的な感情が揺さぶられてお気に入りのものが多いのですが、こちらも例に漏れずかなり好きです。翻訳の言葉選びも素敵で、特に過去の描写がかなりロマンチックで堪りません。

    皆、幸せを求めただけだったにも関わらず、全ては失われてしまった。真実を知っているのは、美しい花園だけなのだ──。

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    屋敷とか貴族とか、そういうゴシックな雰囲気が好みだった。
    謎は色々出てくるけど、ミステリーというよりは一族の歴史を知るような面白さ。長いけど、無駄な話で引き延ばされてるわけではないのでどんどん読み進められた。

    0
    2025年03月21日

    購入済み

    時代毎のストーリーが面白い

    5~6個の時代毎に進むストーリーがそれぞれに面白い。電車移動の際の暇つぶしで購入したのに、読むのを止められず読み進んでしまいます。登場人物は少なく、無駄に遠回りさせるような展開もないので、満足感がすごいです。良い作家さんを見つけました。

    #切ない

    0
    2023年07月15日

    Posted by ブクログ

    オーストラリア出身でイギリス在住の作家「ケイト・モートン」の長篇ミステリ作品『忘れられた花園〈上〉〈下〉(原題:The Forgotten Garden)』を読みました。
    「ダフネ・デュ・モーリア」の後継者… 21世紀の「ダフネ・デュ・モーリア」… 等々のキャッチコピーが気になり、読んでみることにした作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。
    名前もわからない少女をある夫婦が「ネル」と名付けて育て上げる。
    そして2005年、祖母「ネル」を看取った孫娘「カサンドラ」は、祖母が英国、コーンウォールにコテージを遺してくれたという思いも寄らぬ事実を知らされる。
    なぜそのコテージは「カサンドラ」に遺されたのか? 
    「ネル」とはいったい誰だったのか? 
    茨の迷路の先に封印された花園のあるコテージに隠された秘密とは?

    〈下〉
    祖母から英国コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した孫娘「カサンドラ」は、祖母「ネル」の書き残したノートと謎めいた古いお伽噺集を手に英国に渡る。
    「ネル」はなぜ遠い地にコテージを買ったのか? 
    「ネル」はいったい誰だったのか? 
    今はホテルとなった豪壮なブラックハースト荘、その敷地のはずれ、茨の迷路の先にあるコテージの手入れを進めるうちに、「カサンドラ」は封印された庭園を見出す。
    そしてブラックハースト荘の秘密とは……? 
    解説=「川出正樹」

    *第3回翻訳ミステリー大賞受賞作
    *第1位 第3回 AXNミステリー「闘うベストテン」(2011年)
    *第7位『ミステリが読みたい!2012年版』海外篇
    *第8位〈週刊文春〉2011ミステリーベスト10 海外部門
    *第9位『このミステリーがすごい!2012年版』海外編

    ●数々の書評から

    魔力に満ちた一冊――ニューキャッスル・ヘラルド
    最後の最後に明かされる真実。驚愕の真相とはまさにこのこと――カーカス・レビュー
    読者を別世界に誘う壮大で豪奢な作品――NYデイリー・ニュース
    「モートン」は読者を時に驚かし、時に当惑させ、そして徹底して楽しませてくれる――スター・テレグラム
    あざやかな筆致、堪能すること間違いなしの作品――デイリー・エクスプレス
    「ダフネ・デュ・モーリア」の完璧なまでの後継者――ル・フィガロ
    -----------------------

    2008年(平成20年)に発表された作品で、「ケイト・モートン」の長篇第2作目にあたる作品です、、、

    舞台はオーストラリアそしてイギリスのロンドンやコーンウォール、時代は1800年代終盤から2005年と、舞台と時代を行きつ戻りつしながら、空間的にも時間的にも大きな広がりをの中で、自らの、そして祖母の出自の謎を解き明かす物語… 面白かったです。


    第1次世界大戦前夜の1913年、オーストラリアの港で、ロンドンから着いた船の乗客が去ったあと、たったひとり取り残されていた少女を港の職員が見つけ、自宅に連れ帰ることに… 小さな白いトランクと少女、トランクの中身はわずかな身の回り品と、お伽噺集『少年少女のための魔法のお伽話集』が一冊、、、

    名前も思い出せないらしいこの少女を連れ帰った職員は、妻とふたりで彼女を「ネル」と名づけて育てることに… その後、妹たちが生まれ、長女として明るく育った「ネル」が21歳になった夜、父親は彼女に真実を告げる。

    「ネル」は、自分が何者であるのかがわからないという驚愕から、心を閉ざし、人が変わったようになってしまう… 時は流れ2005年、祖母「ネル」を看取った孫娘「カサンドラ」に、祖母の友人が驚くべき知らせを持ってくる。

    「ネル」が彼女にイギリスのコーンウォールにある小さなコテージを遺してくれたというのだ… なぜ、祖母はそんなコテージを持っていたのか? いつ手に入れたのか? 祖母の遺したノートと、かたみの古びたお伽噺集を手に、彼女はコーンウォールを訪れる、、、

    コテージは、今はホテルとなった豪壮な館・ブラックハースト荘の敷地のはずれ、崖の上にあった… そして、そこには茨の迷路と、閉ざされ忘れられた花園が……。

    「カサンドラ」の祖母「ネル」はいったい誰だったのか? 「ネル」はブラックハースト荘とどんなつながりがあったのか? 幾重にも重なる謎を解き明かすことはできるのか!?


    1880年代から1913年に至る時間内では名門「マウントラチェット家」にまつわる物語が、主に一族の女主人と娘、そして当主の姪「イライザ」の視点から描かれ、1975年前後の時間内では「ネル」によるロンドンとコーンウォールでのルーツ探しが描かれ、2005年前後の時間内では「ネル」の死後、白トランクは孫「カサンドラ」へと受け継がれ、彼女は祖母の謎を解くべく渡英して謎を解き明かそうという姿が描かれ… という3つの物語が、1つの物語として編み込まれていく展開が愉しめました、、、

    「ネル」が辿り着いた真実… 「カサンドラ」が辿り着いた真実… それは、ちょっとだけ違う部分もあるのですが、読む側は全ての真実が理解できる展開となっており、モヤモヤ感がなくスッキリとした読後感が味わえました。

    凶悪な殺人事件やトリックを活用した盗難事件は起きず、自分のルーツを探るという地味なテーマにも関わらず、最初から最後まで読者の興味を惹きつける展開でしたねー

    「ネル」は誰と誰の子どもだったのか?

    「ネル」の本当の名前は?

    誰が何の目的で「ネル」を屋敷から連れ出したのか?

    なぜ、その人物は「ネル」をオーストラリア行きの船に乗せたあと消えてしまったのか?

    なぜ、その後、誰も「ネル」を捜しにこなかったのか?

    全ての謎が解けたときのスッキリ感は、何とも言えませんでしたね… ホントに面白かったです。

    0
    2023年06月30日

    Posted by ブクログ

    亡くなった祖母が残した手がかりをもとに、祖母の出生の謎を追う孫が主人公のミステリー。
    孫が祖母と暮らすことになった理由がわかったときは、ひとりの母として、何とも言えない気持ちになりました。
    過去と現在のエピソードが次々に語られるたびに、真相に近づいたり、謎が深まったり…
    上巻のラストの文章は、読み終わったあとに読むと「あぁ…」とため息が出てしまいました。

    0
    2022年11月09日

    Posted by ブクログ

    親と自分との関係が突然変わってしまうこと。親から突然置き去りにされること。そのような体験は、子供にとって「生きる世界の底が抜け」、世界との接点を失うような体験。そんな女性(たち)が、自らのルーツを探ることで、世界との繋がりを取り戻そうとする物語。

    0
    2022年08月09日

    Posted by ブクログ

    港に残された少女ネルと
    ネルを看取ったその孫カサンドラ
    そしてネルの持っていた本の作家イライザ
    他にもいますが主人公の各時代が切り替わりながら進む(目次には西暦と場面の文字、これだけで面白そうな雰囲気がある)

    ネルとは何者なのか?
    なぜこんなことが起きたのか?
    スラスラと引き込まれて、各時代で似たような場面でリンクしたり、時間差で登場人物のつながりが明かされたり
    作者の連続技がすごい。

    ひとまず感想は下巻にて
    登場人物が多いのがややつらい

    0
    2019年04月04日

    Posted by ブクログ

    タイトルにひかれて購入。

    最初は時代が行ったり来たりな上に、登場人物もいろいろ出てきて、頭を整理するのに必死。上巻を読み終えるころにようやく登場人物と時代がリンクしました。

    0
    2017年07月06日

    Posted by ブクログ

    ゴシック色があるところが、モーリアの後継と言われるところなのかな?
    モーリアの方がより、「怖い」感じする。堅い、とでも言おうか。
    この作品が柔らかく感じるのは現代があるから、身近に感じるからかもしれない。

    いずれにしろ、楽しく読みました。予想通りのところと、予想を裏切るところとあり、どっちだろうどっちだろうと先が気になって。

    0
    2017年07月05日

    Posted by ブクログ

    ケイト・モートン2作目。
    最初に読んだ「湖畔荘」と全く同じように、年代の異なる物語が並行して進んでいく。
    登場人物も多く、その関係性を把握するのにエネルギーを使いすぎて上巻はあまり楽しめなかった。
    舞台はオーストラリアとイギリス。
    地理的には遠く離れているが、オーストラリアはイギリスの植民地だったので歴史的なつながりは深く、心理的な距離は近いのだろう。2国の文化的背景はとても興味深い。
    謎が解決されるであろう下巻に期待したい。

    0
    2026年03月12日

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