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2005年、オーストラリアのブリスベンで祖母ネルを看取ったカサンドラは、祖母からイギリス、コーンウォールの崖の上にあるコテージを相続した。1975年にネルはなぜそのコテージを買ったのか? ネルの遺したノートと古いお伽噺集を手にカサンドラはイギリスに渡る。今はホテルとなった豪壮な屋敷の敷地のはずれ、茨の迷路の先にコテージはあった。建物の手入れを進めるうちに彼女は、蔓植物に埋もれ、ひっそりと忘れられていた庭園を見出す。封印されていたその花園は何を告げるのか? ネルとはいったい誰だったのか? 屋敷の秘密とは?/解説=川出正樹
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Posted by ブクログ 2021年01月27日
今まで出会った中で一番美しい本だった。
きらきらとした粒子のように溢れてくる言葉が、
脳内で麗しい躍動感を湛えた映画のようにうつり、
また光あふれる絵画のように映り込んでくる。
そこかしこに張り巡らされた布線を
一つ一つ丁寧に絡め取っていく心地よさはミステリーとしての読み応え充分。
それに加え、...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月28日
いやあ、楽しい読書でした。
子どものころ読んだイギリスのお話みたいな部分と、ハーレクインみたいな部分。
「秘密の花園」の作者、バーネット夫人もちゃんと出てきます。
推理小説として考えると物足りない。
ネルの正体は、割と簡単に想像がつきます。
けれどイライザの悲しいまでに切ないローズへの友情。或い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月30日
オーストラリア出身でイギリス在住の作家「ケイト・モートン」の長篇ミステリ作品『忘れられた花園〈上〉〈下〉(原題:The Forgotten Garden)』を読みました。
「ダフネ・デュ・モーリア」の後継者… 21世紀の「ダフネ・デュ・モーリア」… 等々のキャッチコピーが気になり、読んでみることにし...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月27日
秘密を先に読んだけど、建て付けとテイストは共通している。祖母が道半ばだった自分探しの旅を孫が引き継ぐ話で、20世紀初頭のパートは、ダウントン・アビーを想起する情景たっぷり。3つの時代の独立したストーリーが交互に語られ、それぞれが上手に絡み合い、読んでいても違和感ない。挿入される童話も効果的で素晴らし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月29日
1913年オーストラリア。英国から着いた船にたった1人で名前すら言わぬ少女が乗っていた。少女はオーストラリア人夫婦に引き取られネルと名付けられた。1900年ロンドン。孤児のイザベラは弟と2人でケチで意地悪な夫婦の下で過酷な仕事を強いられていた。ある日立派な馬車がイザベラを迎えに来た。ずっと探されてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月26日
イギリスから船でオーストラリアに渡り、一人置き去りにされた少女。いったい彼女は何者で、何が起きたのか。過去と現在を行きつ戻りつしながら、過酷な運命に翻弄される一族の秘密が解き明かされていく。
時代を大きくさかのぼりつつ語り手が何度も変わるため、人物関係を頭のなかで整理するのにひと苦労。それでも、と...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月07日
ゴシックミステリーというジャンルらしい
イメージより地味な読み心地ではなく
サスペンスフルで
次々とページをめくってしまう。
途中で真相に気づいてしまったが
それでも最後まで引っ張られる
解説によるとやや荒さもあるみたいだけど
綺麗にまとまって面白かった。
他の本のあらすじをよんでみると
こうい...続きを読む
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