プリズン・ドクター

プリズン・ドクター

小説・文芸
826円 (税込)

4pt

奨学金免除の為しぶしぶ刑務所の医者になった是永史郎。患者にナメられ助手に怒られ、憂鬱な日々を送る。そんなある日の夜、自殺を予告した受刑者が変死した。胸を搔きむしった痕、覚せい剤の使用歴。これは自殺か、病死か?「朝までに死因を特定せよ!」所長命令を受け、史郎は美人研究員・有島に検査を依頼するが――手に汗握る医療ミステリ。

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プリズン・ドクター のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『あらすじ』がだいぶ雰囲気を外していることだけが残念。きちんとした、そしてしんどさのにじむ社会派ミステリー。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    どうして人は罪を犯してしまうのか。
    その心情や背景が淡々として物語れるなかにも感情の熱さがあって、引き込まれるように一気に読んだ。

    わたしは子どもが集まる施設で働いていて、子ども同士が殴った殴られたみたいな場面に毎日のように接しているんだけど、殴った子に「人を殴ってはいけません」と叱ったところで、なんの解決にもならないという事例を多く見ている。
    殴った子には本人なりの理由があって、それは許されざるべきものであっても、その子にとっては正義だったりする。その気持ちを話してもらって、それについて一緒に考えていかないと、殴るという行為はやめられない。その子にとって問題解決の方法が「殴る」しかないから。殴ったほうが感情が高ぶって泣いていたりすると、この子も苦しいんだなって思う。社会の中でうまく生きていくのは難しい。

    本作に出てくる主人公は「罪を犯した人」がなぜそうするに至ったかに丁寧に向き合う医師で、その工程はしみじみと心を打つ。
    丁寧さというのは時に不器用に映るもので、まわりにはなかなか理解してもらえないものなんだけど、でもそれが大切なんだろうな…と、わたしも丁寧にまわりと向き合っていこうって思わせてもらえた。

    そんな風に考えさせてくれるいい本でした。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    短編の連続で面白かった。刑務所内ミステリー。主人公が矯正医官で、プライベートも大変で気持ちを寄せやすい。父親と、恋人とこれからどうなるのか、続編が楽しみ。90

    0
    2021年04月24日

    Posted by ブクログ

    刑務所内の医師(矯正医官というらしい)の話。刑務所内の病問題、薬問題に立ち向かうだけでなく、彼らの心の病にも寄り添いながら、自分の母親の介護や恋人、仲間との絆もありながら、しぶしぶやってた仕事から本職に向かって成長していくストーリー。まさにプリズンドクター!面白かった。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    岩井さんの割と初期作品かな?未読でした。刑務所に勤務する若きドクターのお話。こちら映像化できるのでは?と思うほど、わかりやすくとても良かったです。…とはいえ、ちょっと設定やエピソード盛り過ぎかな?とも思ったかな…

    0
    2026年07月06日

    Posted by ブクログ

    最近、医療刑務所で働くお医者さんの小説を立て続けに読む機会があり、こちらも、その流れで知りました。奨学金返還免除を目的で、刑務所医務官として働く主人公。
    ミステリー、刑務官としてのドキュメンタリー、恋愛、介護問題ともりだくさんで楽しめました。
    いや、友達は大事にしないといけないですねぇ。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    刑務所内で働く医者。
    公私共に巻き起こる心の葛藤と成長が描かれている。
    認知症を患う母との関わり方や受刑者との関わり方。
    医師という立場を通して向き合うことで人と人の繋がりも生まれる。
    良本。
    決して他人事とは思えない、ともすれば自分も受刑者になってしまうかもしれない親の介護問題。
    理想と現実が違うからこそ苦しいんだよね。
    思い出がたくさんあるから、嫌いになれないんだよね。
    何かしらの気づきをこの本から貰える。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    ちょっとずつ読み進めている岩井さん
    気づけば11冊目です





    今回は刑務所のドクターの話


    刑務所にも医者がいるんですよね
    主人公の史郎は奨学金免除のため刑務所で働いています。



    普通の病院とは勝手が違い、使える薬や予算には制限があります
    また患者はもちろん受刑者で、薬を得るために詐病は日常茶飯事
    自分はここにいるべきではないという思いもある中、向き合うべきは病だという思いで患者と接していきます。


    医療ミステリの連作短編となっております。
    普段想像していなかった仕事だったのもあり興味深く読めました。
    刑務所での病との向き合い方が新鮮でした
    少しずつ熱くなっていく史郎が結構よかったです。周りの人たちもよかったな


    終盤は結構驚かされました。
    なんとなくまだモヤモヤも残ります(-_-)


    それにしても認知症の介護の大変さを改めて感じました、、、





    まだまだ読んでない作品はたくさんあります╰(*´︶`*)╯♡
    のんびり読んでいこうと思います




    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    岩井圭也さん応援書店で購入した作品。
    「夜更けより静かな場所」の巻末に掲載されていて、読みたくなり手に取った。

    奨学金免除のため、しぶしぶ矯正医官になった是永史郎が、受刑者たちの病の奥にある‪”‬‪罪”‬に迫る医療ミステリ。

    刑務所内での医療について、全然知らなかったことを知れて勉強になったし、興味深かった。
    診断の前に詐病かどうかの判断が必要だなんて…矯正医官って大変な仕事だな。
    もちろん刑務官たちも。

    本書にはいろんな受刑者が登場するが、私は第1章に登場する受刑者がとても印象的だった。
    病が罪を犯させる。
    私も持病の発症タイミングによっては、彼のような人生を歩んでいたかもしれない。
    症状を誰にも理解してもらえない辛さや孤独感、ようやく自分の病の原因がハッキリし、信頼できる先生に出会えた喜びにはすごく共感した。
    矯正医療の意味についても考えさせられた。

    史郎が受刑者と彼らの抱える病に向き合っていく中で、自らの心境を変化させていく様もよかったし、史郎と友人たちの連携が不可能を可能にし、真実を解き明かしていく展開も胸熱だった。
    中でも美波のまっすぐさが私はとっても好きだった。

    医療ミステリ、今まであんまり読んでこなかったけれど私は結構好きなジャンルだな。
    最近ドラマで観ている「天久鷹央の推理カルテ」も面白いので、原作を読んでみたい気もするけれど…冊数がかなり多いので躊躇しています( ..)՞

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ


    大変な苦労をしてきた史郎と母の博子。
    だからこその史郎の暖かさ、正義感なんだと思う。

    いずれにしても、認知症の介護は大変だ。
    史郎のような対応は私には出来ない。。。

    頭脳明晰なだけではなく、優しさもあり
    ちょっと抜けている?所もあり、安心して物語に身を委ねて没頭出来た。
    彼の人生が今までの苦労以上に幸せなものになりますように。
    願わくば、史郎先生の更なる活躍と、幸せの日々をまた読みたいです!

    0
    2025年04月23日

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