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北海道東端の港町で行われる水産加工の夏季アルバイトに参加した秀吾は、六人の男女と宿舎に泊まりこみ仕事に励んでいた。しかしある晩、アルバイトの男の一人が遺体となって見つかる。通報しようとした秀吾だが、「警察を呼ばないで」とバイト仲間の一人に懇願され携帯電話を奪われる。秀吾は異議を唱えるが、他のアルバイト達もみな警察を呼ぼうとしない。どうやらこの宿舎にいる者達は、それぞれ人に言えない秘密があるようで……。一夜のうちに次々と見える世界が反転する傑作サスペンス!
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Posted by ブクログ
岩井圭也さん 2冊目 7人の男女が季節バイトで北海道に集まった。 そのうちの一人が死んでしまう。 みんな過酷な状況と誰にも相談できない環境に居て読むのが辛かったし、償いとか未練とか自分を責めていて常にダークな印象。 向き合うだけ無駄な問題もあるし、百人いたら百通りの正解があっていい。 白!か黒!じゃ...続きを読むなくてグレーももちろんなければ生きてけないよ。
季節バイトの北海道にてバイトリーダーが謎の死を遂げた後に各々の秘密がどんどん明かされていく構成。どの人物にも感情移入できるし没入感もすごい。 今年上半期1かも。
岩井圭也さん作品を読むのは4作品目 今回はミステリーサスペンスの趣きだった。 『この夜が明ければ』 先ず目次頁の演出にドキッとする。 読後改めてデザインにも注目してみると、種明かしになっていることに気付く。 未読の方は、是非注目してみて欲しい。 物語は北海道の港町で季節バイトに参加した男女7名に...続きを読む巻き起こる、ある一夜の出来事が舞台。 年齢も経歴も様々で、偶然に出会った男女が、 期間限定で共に働き、寝食も共にする。 見知らぬ土地での開放感あり、 かすかな恋の予感あり、 な〜んて淡いムードは、 バイト仲間の一人の遺体が見つかったことで一変! それぞれの知られざる顔が徐々に明らかになり・・・ 男女7人の目線を転々と変えながら進むので、一夜の出来事でありながら、その濃度の濃さに驚かされる。 次第に暗くなる夜の描写と、閉ざされた環境下で繰り広げられる心理戦とが相まって、深く静かな岩井圭也さんワールドにどんどん溺れていくようだった。笑 一人ずつ正体が明らかになっていく中で、それぞれの過去に思いを巡らして、やり切れない気持ちになった。個人的には、亮が受けてきた不遇な環境に一番憤りを感じた。 この夜が明ければ・・・ この夜が明けた先に、 明るい未来は待っていないかもしれない。 それでも、その道を選んだことが人の弱さでもあり、 逆を言えば、それこそが生きていくための強さなのだとも思った。 読者への問題提起のような内容だったが、見通しの立たないラストだけは、モヤモヤ感が残ってしまった。 まぁ、それでも岩井さん作品らしい没入感で、今回もどっぷり溺れました♪
ドラマを見ているような感じで、盛り沢山な内容を楽しめた。個人的には亮さんの過去が辛くて…。 とても読み応えのある1冊でした。
面白かったです!北海道に行く用があり、積読本の中から北海道舞台の本作片手に飛行機に乗り込みました。正直、北海道感はそんなに無い作品でしたが、内容はとても面白かったです。期間限定のアルバイトに集まる7名の人物達。その中の1人が謎の死を遂げる。他殺か自殺か。警察に通報をしたがらない残りのメンバー。謎、秘...続きを読む密が徐々に明かされていく様がとても面白い。人は大なり小なり秘密や色々な過去を抱えて生きているものです。逃避は未来に進む為の一歩。状況や事情によっては、逃げることは必ずしも悪ではない、そんな気付きを与えてくれる作品だと思いました。読みやすくて人物描写もとても上手く描かれています!
登場人物たちの背景が見え始めると先が気になって一気に読めた。自分がもしこの立場だったらと考えると途方に暮れるような問題を抱えた人ばかり。だけど今もどこかで同じような問題に直面してる人がいるんだろうなと考えさせられる。 シュウみたいな自分が一番正しいと思う気持ちは自分にも多少あるから気をつけないといけ...続きを読むないな。
登場人物みんなが抱えてる秘密が現代でも誰かしらが抱えてるように思えるもので...みんな苦しい過去を生きてきたんだな...って思った。みんなの秘密が暴かれていくシーン、そんなに辛い過去があったんだって心苦しくなりながら読んでた。ルールを守るのは確かに大事だけど、必ずしもそれが正解じゃないっていう彩子さ...続きを読むんのセリフは刺さったな。自分がもしそんな立場に立ったらどうするかなって思う。とにかく一気に読んだし、面白かった。
各章で語り手になっていない人物がほとんどいない作りになっており、結末の予想がつきづらかったです。 それぞれが抱える過去がどれもつらく、全員幸せになってもらいたいと思いました。
季節バイトに集まった7人のうち、1人が遺体で見つかる。犯人捜しのミステリに進むのかと思いきや、意外な方向に。 先が気になって一気に読んだ。 踏み出した明るい場所に待つものが、本当に夜明けなのかは分からない。 ただ、過去への執着やしがらみから抜け出し、意志をもって踏み出す一歩こそが、自分を変えていくの...続きを読むだと感じた。
書店で見つけて衝動買いしました。北海道が舞台というのが気に入って。読み始めたら、止まらなくなりました。あっという間の350ページでした。次どう展開するのかが待ちきれなくなります。
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この夜が明ければ
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岩井圭也
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