拳の声が聞こえるか

拳の声が聞こえるか

小説・文芸
2,310円 (税込)

11pt

言葉は喉の奥でつっかえ、想いは胸の底で燻る。東京の片隅で、影のように生きる青年・五十嵐遼馬。その人生を変えたのは、ボクシングだった。寡黙な青年は拳を交わし、生きた会話の喜びに目覚めていく。やがて立ちはだかるのは、悪霊に憑かれた異国のチャンプ――これぞ王道の灼熱、青春小説の名手がブッ放す魂の拳闘小説!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    拳の声が聞こえるか
  • タイトルID
    :
    2169723
  • 電子版発売日
    :
    2026年03月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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拳の声が聞こえるか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ボクシングのお話。面白かった!
    岩井圭也の小説を読むのは5冊目。どれもテイストが違いすぎてビビる。次はどんな世界に連れていってくれるのか楽しみになってきた。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    ボクシングを知らない、興味がない…そんな醒めた気持ちで読み始めたが、何時しか《須郷ボクシングジム》の一員に。仲間に恵まれ、成長してゆく遼馬に安堵しながらも、著者の人間味溢れる筆力に、首尾惹き込まれた。胸が熱くなる一冊。

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    感動した!!
    凄いよかった!
    読み終わって・・・ボーっとしている。
    今年読んだもので一番かも・・・・?
    ボクシング・・・・
    週末には、井上尚弥VS中谷潤人・・・
    華やかな試合もいいが、
    血気盛んな若者のデビュー戦とか、
    負ければ引退、といった、
    必死な戦いを会場で観戦したい・・・と思う。
    ゴチソウサマでした。

    0
    2026年04月28日

    Posted by ブクログ

    大満足の五つ星作品だった。
    岩井圭也作品というと人間の優しさを基調にした作家と認識していたが、本作のように熱い心をぶつけてくる作風に驚いた。
    特に試合のシーンの痛さを表す描写は素晴らしく、宛ら試合会場に隣接しているような臨場感に溢れていた。
    愚直なまでにボクシングに取り組む五十嵐遼馬の生き方は、確かな歩みで力を付けていく過程でもあり、読者も彼の応援を否が応でもしてしまう。
    本当に心を熱くする素晴らしいスポーツ小説だった。
    でも、いい人の廣瀬は負かせないでほしかった。

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    素晴らしかったです。冒頭から、もう完全に主人公の遼馬を応援しながら一気読みでした。母親以外に対して言葉が出てこない遼馬が出会ったボクシングという居場所。イージーなハッピーエンドになってないのも岩井さん巧い。最近あまりにも仕事が大変過ぎて心がまいっていたので、読んで勇気をもらいました。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    岩井圭也さん作品なので
    手に取りました。

    主人公は恐らく場面緘黙症で
    声を出す能力はあるし
    家庭では話せるのに
    外では言葉が出てこない。
    辛い子供時代を過ごし
    ひっそりと影のように生きている青年、遼馬。

    そんな遼馬がボクシングと出会う。
    「話せなくてもボクシングは出来るから」
    その言葉に支えられ
    地道な努力を積み重ねて
    遼馬の人生が徐々に徐々に変わっていく。

    ボクシングの知識はあまりなくとも試合の臨場感がすごくて、手に汗握りながら一気読み。

    ボクシングは拳による対話。
    こう書くととてもスマートでかっこいいー感じだけど、
    そこは血みどろで、倒されてもすぐ起き上がり、敗ける恐怖、死ぬかもしれない恐怖にもがき苦しみながら辿り着ける場所でした。

    しかし拳による対話なら
    サクチャイだけでなく
    対戦相手の廣瀬や小磯の事も
    もっと掘り下げて欲しかったかも。

    愚直に努力する遼馬が報われるラストがなんとも爽やか。

    勝ち敗けではない。
    どう戦ったか。
    全力を尽くせたか。
    「ぼくはここにいる」と思えたか。

    派手な大勝利などなくても
    静かな感動がしばらく余韻を引く。
    岩井圭也さん。やっぱり好きだなぁ。

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    どこにいても誰といてもひとりぼっち。そんな主人公は対戦相手と拳で向き合い、自分の存在を確認するためにリングにあがる。
    ボクシングのことがまるで分からないけど、ボクサーのストイックな様子が美しいと思った。
    本書を読みながらポテチをつまみ、気づけば一袋完食していた自分の何百倍も美しい。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    ボクシングが持つ圧倒的な臨場感と、手に汗握る熱量がそのまま本の中から伝わってくるような傑作だった。ボクシング観戦が好きな自分にとっても、リング上の緊迫感や駆け引きの描写はリアルそのもので、終始引き込まれた。
    物語の芯にあるのは、コミュ症気味で生きづらさを抱えていた主人公の成長譚だ。言葉でうまく自分を表現できない彼が、リングという四角いジャングルの中に自分の「確かな居場所」を見つけ、ひたすら愚直に突き進んでいく。その姿を見て、単なる身体能力だけでなく、一つのことを泥臭くやり続けられること自体が、何よりも尊い「才能」なのだと強く実感させられた。
    言葉を超えて、拳と拳のぶつかり合いを通じて相手と深く「対話」していく楽しさや歓び。不器用な人間たちが放つ、静かだが熱い情熱に魂が揺さぶられる一冊。

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    ボクシングは全く興味がなく、知識ゼロにも関わらず、元プロボクサーの知人が二人いる。
    一人は王者のベルトを持ち、一人は早々に引退して専門職として働いている。
    彼らとボクシングの話をしたことはあまりない。
    けれども、ボクシングから離れた二人はとても活き活きとしているし、誰よりも他者への気遣いのできる人達だ。そして、暴力をとても嫌う。

    ボクシングをはじめとした格闘技をする人達は、どんな思いで挑んでいるのか、長年疑問だった。
    単に殴り合いが好きで、血氣溢れるのかと思いきや、私の知り合いの元ボクサー達はとてもそんな様子でなかったから…

    本書を読んで、当たり前ではあるけれどボクサー達が様々な思いで挑んでいることを知った。
    言葉が話せなくても、対戦することで相手と対話するという発想は驚きだったし、常に全力で試合に望む姿は誰にでもできることではないと思う。
    様々な事情を抱えながら、自分自身と闘い続ける彼らだから、ほんとうの強さを手にすることができたのだろう。

    プロボクサーであり、生命をかけて闘う彼等が手にする収入があまりにも少ないことも驚きだった…
    ランカーであっても副業をしないと生活できないなんて、プロと言えるのだろうか。
    お金のためでない何かのために、身を削る努力しているプロボクサー達。
    その何かを大切にできる強くて優しい人だけが、プロとして活躍できるのだろうな…




    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    岩井圭也さんの作品はバラエティに富んでいていつも楽しくて拝読している。
    今回は人と話すことが極端に苦手な青年がボクシングと巡り合い、ジムの仲間に認められ、ジムに自分の居場所を見つけ、成長していくストーリー。
    ボクシングのことはあまり詳しくないが、遼馬の心の叫びが聞こえてくるようで、リングで戦う遼馬の姿に胸が熱くなった。遼馬には「高矢さんに出会えて本当によかったね。」と声をかけたい。

    0
    2026年05月12日

拳の声が聞こえるか の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    拳の声が聞こえるか
  • タイトルID
    :
    2169723
  • 電子版発売日
    :
    2026年03月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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