愛の宿

愛の宿

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

4.0

もし、あの夜、あのホテルに泊まらなければ――。
ある夜、ラブホテルに偶然泊まり合わせた男女の性愛の営みを、官能と情念の名手が描き出す短編集。

京都の繁華街にひっそりとたたずむラブホテル。土曜日の夜、逢瀬を楽しんだカップルたちは、翌朝、思わぬ理由でホテルに足止めされる。
不倫、初体験、出会い系、元恋人との再会……、それぞれの理由で身体を重ねた女と男だが、予期せぬ展開に本音と嘘が露わに……。

解説・逢根あまみ

※この電子書籍は2016年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    愛の宿
  • タイトルID
    :
    745709
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年04月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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愛の宿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    5人の女と1人の男目線で描かれる情愛を通した「人の弱さ」の話であったように思う。

    単純に1〜10で人の心を強弱つけるとしたら、6から上が強いと言うことになるのだろう。
    だとするとこの世界の人たちは1か2だと感じた。でもすべての話を通して見上げるように読んでしまった。

    嘘の女も、初の女も、悔の女も、買の男も、母の女も、愛の女も。

    明らかに少数派の人たちを眩しいと感じた。それが花房観音氏が描く上品な色気やどこか既視感を覚える描写故なのかはわからない。

    6人に共通することは、総じて褒められるような人たちではないということ。人格者でもなければおよそ等身大でもない。が、読み終えたときこの6人を責める気持ちや卑下する気持ちは自分の中になかった。

    ただ達成感というには霞がかかったような気持ちと、胸の奥を握られたような焦燥感にも似た気持ちがあった。

    「桜色の、ほどよく上品で、うるさくなく、少女趣味一歩手前のピンク」

    これは舞台のラブホテルの内装を描写した一文だ。この文が一番強く印象に残った。自分の中でこの本を表す一文だと感じた。
    ここから先は自分の目で確かめてほしい。
    大したレビューじゃないが参考までに。

    0
    2020年10月27日

    Posted by ブクログ

    ラブホテルから始まる様々なストーリーが描かれた作品。登場人物一人一人に共感するところがあった。短編集で読みやすかった。「愛の宿」でこの一冊のネタバレがあり、ゾクッとした。

    0
    2020年04月19日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに官○小説的なものを読みました。内容も一つ一つ、充実していました。女性作家が描く○能小説は、結構深い!

    0
    2023年05月23日

    Posted by ブクログ

    花房観音『愛の宿』文春文庫。

    ラブホテルを舞台に様々な男女の姿を描いた6編から成る短編集。全ての短編が「もし、あの夜、あのホテルに泊まらなければ ーどうなっていた……」という後悔とも取れる一文から始まる。ラブホテルで女性の死者が出たことから、多くの男女が足止めを食らうという特異なシチュエーションが面白い。様々な男女の姿と各々の未来が垣間見える。

    『嘘の宿』。ラブホテルで不倫を重ねる男女。将来、男と一緒になることを夢見て来た独身の女と巧みに女の騙しながら関係を続ける妻子ある男……

    『初の宿』。初体験を迎える19歳の女の子と2つ歳上の男。男の初体験の相手という歳上女性に嫉妬する女の子。初めての相手に抱くのは幻想か……

    『悔の宿』。44歳の既婚の女性が同級会で再会したのは初体験の相手。盛り上がった勢いでラブホテルに行き、体の関係を持つが……良い思い出は心の奥に仕舞っておいた方が良い。

    『買の宿』。出会い系サイトで知り合った女子大生とラブホテルに入った34歳の素人童貞。意外にも救いのある物語だった。

    『母の宿』。冒頭で死んだ女性について詳細が明かされる。前の4編とは異なり、ラブホテルの経営者の女性の物語が描かれる。経営者の女性の過去と事件をきっかけに広がり始める未来……

    『愛の宿』。完結編。ラブホテルで死んだ女性の真相が全て明かされる。

    本体価格700円
    ★★★★★

    0
    2020年05月08日

    Posted by ブクログ

    3.9 ラブホテルを舞台に描かれるセックスがテーマの連作短編集。セックスはしなくても生きていけるが、セックスに捕らえられる人々の生き方が浮かび上がる。性を題材にこれほど読ませる作家はあまりいないな。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    タイトルそのまんまですが、なぜか愛を感じないのがいい。女性目線だからこそ成り立つ一冊なのか。ワケありもいろいろ。最終話でキッチリ締めくくられるとは思わなかった。

    0
    2023年01月15日

    Posted by ブクログ

    もし、あの夜、あのホテルに泊まらなければ。ラブホテルで女の死体が発見され、捜査のため足止めされる不倫関係の男女、大学生どうし、同窓会で再会したかつての恋人どうしなど。それぞれの関係、人間模様がラブホテル(愛の宿)を通し描かれている。愛とは、セックスとは、一体何なんだろう。

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     もし、あの夜、あのホテルに泊まらなければーーの冒頭からはじまる短編六つ。
     ここでいう、「あのホテル」はラブホテルのことを指している。本編において舞台となるのは、京都の繁華街にあるとあるラブホテル。セックスという、おおっぴらには外でできない行為を、ほかにする場所がないという事情、つまり不倫、援交、未成年といった、さまざまな理由を抱えた人が、それでもセックスをするために利用する場所である。
     そこで、ある夜、女が死んでいた。その事情聴取のため、ホテル利用者は全員、翌日夕方までホテルからでられない。
     みんな、後ろめたい理由があって、ラブホテルを利用している。配偶者に嘘をついているもの、親に嘘をついているもの、関係を偽っているもの、身分を偽っているもの。その嘘が、「現実にかえれない、ホテルからでられない」ことで強制的に剥がされていく様子がみえました。セックスという行為の意味は何だろう、と考えさせられた作品でした。

    0
    2020年05月17日

愛の宿 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    愛の宿
  • タイトルID
    :
    745709
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年04月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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