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音楽の肖像
肖像画とエッセイ、詩が協奏する音楽の喜び。 以下のような谷川の言葉がこの本の魅力を語りつくしている。 「音楽は世界を隔てることなく丸ごと包み込む。僕はずっと、詩でそういう世界を作りたいと願ってきた」 * あのベストセラー『マザー・グースのうた』の名コンビが復活した! 堀内誠一が遺した素晴らしい肖像画とエッセイに谷川の詩が協奏する。カラーも満載の宝物のような一冊。 収録された作曲家は以下の人々――モーツァルト/ドヴォルザーク/ドビュッシー/フォーレ/ファリャ/グリーグ/シューマン/ショパン/ベートーヴェン/ブラームス/ガーシュイン/ミヨー/シューベルト/ムソルグスキー/ラヴェル/ハイドン/ラフマニノフ/ビゼー/サン=サーンス/バッハ/エリック・サティ/プロコフィエフ/メンデルスゾーン/グラナドス/バルトーク/ストラヴィンスキー/リスト/チャイコフスキー/(掲載順) 見開きの右ページに堀内による各作曲家の軽快なエッセイ、左ページにカラーの肖像画、そして次の見開きに谷川による全作曲家にちなんだ詩(5ページに及ぶ詩もあり、モーツァルトとバッハは複数篇を収録、書下ろしも多数)。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
まんが 星の王子さま
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「まんが」で読み直す世界的ベストセラー。 世界的ベストセラー『星の王子さま』の翻訳まんがです。 原文を読み解き、その作品世界を「まんが」として表現しました。 翻訳・文は、長年この企画をあたためていた奥本大三郎。『ファーブル昆虫記』の完訳でおなじみのフランス文学者です。今回のまんが化にあたり一般に流布されている表現をあらため、より物語世界がわかりやすい自然なニュアンスにしました。 「まんが」は、絵本作家でありイラストレーター、そして本書のデザインも担当した、やましたこうへいです。関連資料にあたっては細部の正確さにこだわり、詩情豊かな珠玉の作品となりました。 文章では読み飛ばされがちな場面も、絵があればこそ、原作者の想いに気づくことがあります。たとえば王子さまは夕陽を見ることが好きで、パイロットと砂漠の夕陽を見に行くという短い章があります。このシーンの美しさや、夕陽を浴びた王子さまの寂しさは、まんがだからこそより伝わり、理解されます。 そのほかにキツネとの哲学的な会話、砂漠から帰ってきたパイロットの日常など、文章ではなかなか想像できない、美しくも切ない新たな「星の王子さま」をお届けします。 ※この作品はカラー版です。 -
追悼奇譚 禊萩
複数の書き手に自身の怪談を託してきた一人の女性がいる。 実話怪談の影の主役=体験者 伝説のネタ元と呼ばれた故R氏の形見怪談全35話収録! 実話怪談は話の提供者なくしては存在し得ない。いわば影の主役と言えよう。 その中でも伝説と言われた女性がいる。2015年に急逝したRさんその人である。 彼女の提供する話はどれも信憑性が高く、何よりハズレがない。つまり怖い。 自ら1冊書けるほどのネタを持ちながらも頑なに筆をとらず、信頼する複数の書き手に自身の体験を委ね、託してきた彼女の怪談を没後5年を機に1冊に纏めた。 生前発表の11作、没後発表の17作に加え、これまで未発表だった形見ネタの書き下ろし7話を追加した全35話。 怪と共に生きた一人の女性を極上の恐怖とともに知っていただければ幸いである。 -
怪談標本箱 毒ノ華
禍き宝石か、花の如き怪。 人柱の水路と無縁仏に挟まれた借家 歴代の彼女5人を殺した牛革の魔法円 全国から採話した恐怖実話! 昆虫や鉱石の標本の如く、全国から採話した怪と不思議をコレクションした戸神重明の怪談標本箱。 ●線路の上を飛ぶ透明な生首。人身事故との関係は…「山手線の朝」 ●橋を渡ったそこは異界。原因は車内で交わしたとある会話に…「横浜の二本の橋」 ●排ガス自殺の車を発見した郵便局員。中で死んでいたのは偶然にも同業者で、そこから凶事が…「第一発見者」 ●人柱を立てて完成した水路と無縁仏に挟まれた借家。棲んだが最後、住人は…「水門近くの家」 ●歴代の彼女が5人死んでいるという男。原因は最初の彼女の形見…「毒ノ華」 他、妖しい光を放つ空恐ろしき実話、全37篇収録! -
手繰り怪談 零レ糸
微かな違和感を辿った先に見えた「怪」と「恐怖」! 牛舎の脇に放置された車の下から乳児の腕がぷらんと生えている。 覗く度に数は増えて…(「車の下の腕」より) 元ホスト、薬の売人、デリヘル嬢、テレビ局AD、植木職人、コスプレーヤーにSE…。 人に会うたび、怪を訊く。そこで掴んだか細き糸を手繰り寄せ、闇に沈んだ糸先に在るものに目を凝らす。本書はそうした丹念な作業のもと綴られた実話怪談である。 ●栃木の山中の廃墟探検。そこで起きた悪夢の一部始終…「廃村旅行」 ●娘が描く父の絵には角が生えている。父には心当たりが…「パパの似顔絵」 ●散歩中に見かける牛舎の脇の車。車体の下から漏れる光に誘われ覗き込むと、乳児の腕が…「車の下の腕」 他、公募実話怪談大会「怪談マンスリーコンテスト」で頭角を現した新星が綴る万華鏡の如き全47話! -
奇譚百物語 鳥葬
鴉は男の胸のうえに爪を立て、その顔めがけて何度も嘴を―― 「鳥葬」より 世界中から怪異が群がる、丸山百物語! 世界各地に散らばる多様な怪談奇談を蒐集する丸山政也の百物語シリーズ最新刊! ●著名な観光地で視た居るはずのない怪人物の正体…「落水荘」(7話) ●白昼の公園で目撃した凄惨な光景…「鳥葬」(15話) ●旅先で友人が唐突に発したフランス語、その恐ろしい意味とは…「寝言」(26話) ●憎しみの果てにおこなった悍ましい行為の因果…「ダーツボード」(54話) ●失踪した妻の霊が現れる隣家に隠された恐ろしい秘密…「紫陽花の咲く家」(75話) ●異国の片隅で身に降りかかった奇妙な心霊体験…「モニュメント」(96話) ――など群がる怪異99話を収録! -
北縁怪談
北海道怪談最新作! 「なんてもんに話しかけてんだ!あれは人間じゃねえぞ」 函館の公園には最恐の霊がいる… 「G稜郭公園から来た女」より 人気・実力NO.1!怪談師・匠平、怪談文庫初の単著! メディアやイベントで大活躍中、怪談ライブバー〈スリラーナイト〉専属怪談師・匠平が札幌から凍てつく恐怖を引っ提げて怪談文庫に初登場! ●室蘭のイタンキ浜で体験した血も凍る恐怖、土地に染み付いた因縁とは…「イタンキ浜の記憶」 ●札幌のとあるマンションを舞台に語られる衝撃の事故物件奇譚…「中央区円山のMマンション」 ●スリラーナイトで著者本人が実際に体験した恐ろしい怪奇現象…「深夜の店に響く怪音」 ●姉が突然変調を来たした原因は函館の史跡公園にいた悪霊の仕業…「G稜郭公園から来た女」 ――など北海道各地の怪異譚を収録。 北の大地が誇るガチ怖怪談師の恐怖をご賞味あれ! -
黒いニットのタイ
【短編小説の航路】喋ることが中心なら、食べ物はフライドポテトだけで十分。 ライターの西野晴彦は、ビーンという空豆を模したようなカウンターのある、バーのような、しかしそうではない店のオーナーで出版社も持っている米沢光太郎から、小説を書かないかと誘われています。ビーンで彼に付いた吉川久美子もまた、米沢から誘われて、この店で働き、この後は米沢の出版社に勤めることになると言います。西野が久美子に渡す黒いニットのタイに合わせるシャツの色、フライドポテトに付けるソースの色、コーヒーの色、スパムと目玉焼きの色、西野が目にする色彩が、BLTサンドのイメージとなってひとつの物語が生まれます。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。文筆家。大学在学中よりライターとして「マンハント」「ミステリマガジン」などの雑誌で活躍。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。著書に『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『メイン・テーマ』『日本語の外へ』ほか多数。近著に『コミックス作家 川村リリカ』(中央公論新社)、『彼らを書く』(光文社)などがある。 -
ヒゲとナプキン
大反響のnote連載、待望の書籍化! 女として育てられ、現在は男として生きるイツキ、28歳。勤務先の旅行会社には「過去」は告げていない。2歳上のパートナー女性、サトカはイツキを愛しつつも、出産への思いを募らせていく。職場、恋人、両親…。社会や家族と生身で向き合った先に、イツキは光を見出せるか。 600万部ベストセラー『五体不満足』で世間の「ふつう」を問い直した著者が、いま一番伝えたいLGBTQの物語。男とは、女とは、そして家族とはなんだろう…。読者の価値観を根底から揺るがすnote連載、待望の書籍化! 「僕たちは何を怖がり、何を守り生きているのか――改めて考えてほしいです」 りゅうちぇる絶賛!! 【編集担当からのおすすめ情報】 「ヒゲとナプキン」は著者の乙武洋匡氏が、古くからの知人であり、現在はLGBTQムーブメントの旗振り役でもある杉山文野氏(NPO法人「東京レインボープライド」共同代表理事)の協力を得て、ともに作り上げた小説です。 著者は、あとがきで杉山氏についてこう綴ります。 <長い時間をかけて、何度も話を聞かせてもらった。友人として知っていたつもりでいたことが、決してすべてではなかったことを思い知らされた。彼の苦悩は、友人にもそう簡単には吐露できないほど複雑で、深いものだった。だからこそ、この苦悩と、社会の仕組みの理不尽さを世間に伝えなければとの思いがより強くなった> 杉山氏から託された思いを筆に宿した本作品は、すべての方々に読んでもらいたいと切に願います。 -
ファーブル君の妖精図鑑
特別奨学金までもらって進学した美術大学を中退し、母親の地元で働くことになった遠野真亜梨は、移動の電車の中で不思議な青年に出会った。社内の盗難事件の容疑者にされていた彼は、全身黒づくめので、虫眼鏡、虫取り網に胴乱を持ち、昆虫学者ファーブルのような出で立ちだった。刑事から、彼の持ち物であるスケッチブックを間違って渡された真亜梨はそこに記されていた観察記録に目を奪われた。そこには聞いたことのない生き物が、未来の死体の周りでスキップすると書かれていた……。不思議なもの達が生息する村で真亜梨とファーブル君のペアが謎の事件を解決する。 -
愛に殺された僕たちは
恋人に貢ぐために、義理の母から保険金殺人の標的にされている高校生・灰村瑞貴。 父親の身勝手な愛情により虐待され、殺される瞬間をただ待つだけの少女・逢崎愛世。 歪んだ愛に苦しむ彼らが見つけたのは、連続殺人の予定が記された絵日記だった。 共犯関係になった二人は、絵日記を利用して殺人鬼に親たちを殺させる計画を立てる。 しかし、愛を憎んでいた瑞貴は、愛世に対して生まれたある感情に気づいてしまい――。 彼らが選択する結末とは? 真実の愛を問う衝撃の青春小説。 -
大凶ちゃんと太陽くん
仏滅の日は会社を休みたい! 不運に愛された大凶体質のOL、暗野静香は超ネガティブ思考。人前でのパフォーマンスは大の苦手……なのに、運悪く四年に一度の大規模な社内コンペを任されてしまう。 絶望する彼女に手を差し伸べたのは、同じ部署の先輩である大陽寺照。笑顔の貴公子と名高い彼は、幸運はじける超ポジティブ男! 性格が真逆の彼に拒否反応を示す静香だったが、彼の笑顔に秘められた理由を知るうちに、だんだんと気持ちが変化してきて――? -
BKBショートショート小説集 電話をしてるふり
芸人BKB衝撃の作家デビュー作は、世にも奇妙な“超短編”小説集! 「Bばなな K感心 Bびっくり! 彼はいつも少しだけ哀しい、別の世界を見ているんだね」――吉本ばなな 作品投稿サイト「note」で大反響を呼んだ、“すぐ読めて、もう一度読み返したくなる”BKBのショートショート(超短編小説)が待望の書籍化! SNS上でも話題沸騰の表題作ほか、note投稿作品を厳選し、さらに書き下ろし5作を加えた全50作品を収録。 著者によるセルフレビュー付き! 恋愛、ミステリー、SF……思わず涙しちゃう感動作から、クスッと笑えるブラックコメディまで、多彩なジャンルで魅せる大どんでん返しの連続が、読者の予想を裏切り続ける! 発行:ヨシモトブックス 発売:ワニブックス -
ママさん探偵 律子の事件簿(4)
律子が勤めている桐村探偵事務所に、「新しくできた公園で二時間過ごしてほしい」という奇妙な依頼が舞い込んだ。依頼人の坂田省吾は悪人ではなさそうだが、どことなく様子がおかしい。愛娘の佑香と一緒にその公園に向かうと、二歳くらいの男の子と二十代前半に見える若い母親がいた。そのとき、近くの民家から悲鳴が聞こえて……。(「第一話 奇妙な依頼」) 子供連れならではの潜入調査とキラリと光る推理力。ベビーカーを押しながらの異色探偵・律子の活躍を描いたライトミステリ。電子オリジナルの連作短篇集。 ・第一話 奇妙な依頼 ・第二話 切られた桜 ・第三話 フェイク ・第四話 つながり ・第五話 ひっつき虫 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『黒いシャッフル』『鈍色の家』(光文社文庫)『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)などがある。 -
ブラッククイーン
古書店経営者3代目・本郷瞬は、訪れた顧客の相談事を一緒に解決をめざす。以下の3作収録! 「ブラッククイーン」 本郷は知り合いの占い師、村上里絵に相談を持ちかけられた。占いブースを出店したショッピングセンターにあるアパレル店ラミーで津山店長が業務用手帳を盗まれたという。 「伝えてほしい」 本郷は歯科の待合室で隣り合わせた営業員の東本から以前にあった珍事件について質問される。 「1859年の奇蹟」 本郷は毒島の患者でアメリカ船員のカーチスが持参した日記を読み下す。そこには南北戦争前夜の時代の人々の生と、女性教師アーニーが遭遇した奇蹟が記されていた。 -
椰子・椰子(新潮文庫)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 妊娠中のもぐらと一緒に写真をとったり、町内の縄文人街を散歩したり、子供たちを折りたたんで押入れにしまったり、中くらいの災難に見舞われ一時乳房等の数が二倍になったり。奇想天外でヘンテコで不気味な出来ごとが、次々と繰りだされる日常を、ごく淡々と送る女性の、ユーモラスな春夏秋冬。一足踏みいれたらきっととりこになる、とっぷりと心地よい「椰子・椰子」ワンダーランド。 -
乙女
古都・鎌倉にある、選ばれた者だけが通えるといわれる全寮制「桜の宮女学院」に、なぜか入学することになった風子。時間が止まったままのような、レトロで不思議な空気が漂う世界で、浮世離れした級友たちと過す甘美な12ヵ月――。そして次々とふりかかる試練を乗り越えながら、風子に隠された出生の秘密と入学の理由が明かされていく。その謎を解く鍵は、「秘密の花園」で出会った上級生・凪子が握っていた!? -
花を運ぶ妹
東南アジア放浪の果てにヘロインの罠にはまり、インドネシア・バリ島で投獄された画家・哲郎。兄の逮捕を知ったカヲルは単身バリ島へ飛ぶ。現地領事館も麻薬犯罪には及び腰で助けにはならない。裁判は混迷を極め、官憲によるフレームアップで哲郎は極刑を言い渡されるかもしれない。不慣れなアジア的な混沌の中で、果たして妹は兄を救うことができるのか……。交錯する生と死、西欧とアジア、絶望と救済。バリ島の濃密な空気の中で繰り広げられる舞踏劇、魔女ランダと怪獣バロンの戦いは永遠に続く。真の救いとは何かを問いかける長編小説。毎日出版文化賞受賞の傑作。 -
向日葵のある台所
学芸員の麻有子(46歳)は、東京の郊外で、中学二年生の娘・葵とともに、穏やかに暮らしていた。そんな折、麻有子の姉・鈴子から「母が倒れたので引き取って欲しい」と電話があった。母とも姉とも折り合いが悪く、極力関わらないようにしてきたのに――。姉の勝手な振る舞いにうんざりしつつも、受けざるを得なくなってしまう。小さい頃から、何かにつけて麻有子の行動を否定してきた母と暮らすのは、やはり自分の心が許せない。しかし、「いったん引き受けて、やはり居心地が悪いと自主的に戻ってもらおう」という葵の提案のもと、絶縁状態だった母親との生活が始まった。すると、今まで知らなかった葵の一面も新たに見えてきて――。「家族」という見えざる檻は、思い出までも閉じこめてしまうのか。 -
芦屋ことだま幻想譚
ハウスキーパーの北村茜は、芦屋にある大きな日本家屋の家に派遣された。 そこに住んでいるのは変わりもの小説家・蘇芳望だった。 彼のところで働き始めて数日経った朝、最近近所で起きているボヤ騒ぎのことで警察がやってきた。 実は蘇芳は副業で“言霊遣い”をしており、暴走した言霊(言禍)が巻き起こす事件を解決していた…! ファン文庫大人気シリーズ『神様のごちそう』の著者が描く、現代ダークファンタジー開幕! 言霊が具現化し禍(わざわい)を引き起こす―― -
コンビニであった泣ける話
本書は日々の生活で疲れているあなたに、一粒の涙を届けるために作られました。 収録されているのは、(悲しいのではなく)感動して泣ける短編が12編。そこには、あなたの好みのストーリーがきっと見つかります。 本書では「コンビニ」にまつわる、出会いや別れのエピソードを掲載しました。 【掲載エピソードの一部】 「ツバメのヒナが巣立つ頃」 勤務先のコンビニで見つけたツバメの巣。ヒナを見ていたお客さんと話が弾み…。 「夢の止まり木」 シンガーソングライターを目指す圭吾から、コンビニで買い物を頼まれる明梨。 「拝啓、海向こうのあなたへ」 波止場のコンビニで働く麦。常連の月子から、海外で永住することを告げられて…。 「明るい窓際」 コンビニの雑誌コーナーによく来る少年。でも立ち読みするわけでもなく…。 「こんにちはありがとうごめんなさい」 友達ができない僕が応募した、コンビニのアルバイト。ここでも、僕は浮いていた。 【執筆陣】 微糖でも甘すぎる/朝来みゆか こんにちはありがとうごめんなさい/一色美雨季 仮面屋留別録/小野崎まち 宇宙人のパワーストーンを握りしめながら、 ボクはずっと、コンビニの駐車場でキミを待っているよ/貴船弘海 明日をはじめるための夜/楠谷佑 ひみつポスト/杉背よい 一人でこっそり/天ヶ森雀 拝啓、海向こうのあなたへ/遠原嘉乃 夢の止まり木/ひらび久美 灯りのともるあたたかなお店/猫屋ちゃき 明るい窓際/溝口智子 ツバメのヒナが巣立つ頃/矢凪 -
新訳 リア王の悲劇
引退を決意した古代ブリテンの老王リア。財産分与のため三人の娘に自分への愛を競わせるが、美辞麗句を嫌う三女コーディーリアに激怒し勘当する。だが長女と次女の結託により、自らも嵐の中へ閉め出されてしまう。全てを奪われたリアは絶望の旅の途上、欲望と裏切り、飢えと苦しみ、真の忠誠と愛に気づくが――。シェイクスピア四大悲劇の中で最も悲劇的と言われる傑作。改訂版の全訳に初版の台詞、徹底解説を付した完全版! 【目次】 新訳 リア王の悲劇 詳注 クォート版にあるが、フォーリオ版で削除された台詞一覧 クォート版になく、フォーリオ版で追加された台詞一覧 『レア王年代記』、トルストイ、オーウェルについて 訳者あとがき -
世俗の詩・民衆の歌 池田彌三郎エッセイ選
懐かしの童謡、唱歌の世界。歌でたどる都市の風俗――折口信夫の高弟にして、日本芸能研究の重鎮である著者の歌と言葉をめぐる軽妙なエッセイの数々。小学生時代と重なる大正期、その時、口ずさんだ童謡や唱歌を記憶のなかから甦らせ、都市の風俗と言語生活の変遷をたどり、宝塚少女歌劇から戦後の歌謡曲まで、そこに息づく庶民の心を読み解く。軍歌の一方的排斥に異を唱え、歌詞のなかの言葉遣いへの辛辣な評言も著者ならでは。 ◎「文学の歴史の叙述にも、文学作品そのもの、あるいは作者の歴史に対して、読者の歴史が書かれなければならないように、歌の場合にも、それを聴き、習い、歌った、つまり与えられた側の歴史が書かれてもいいと、わたしはかねて思っていた。わたし達のまわりにあるものは、それを制作して与えてきた側の記述が多く、それを聴き、習い、歌った側の記述がほとんどないからである。それには、わたしはかなり不満であった。」<「あとがき」より> -
『天使の爪 新装版』上下合本
脳移植によって生まれた麻薬取締官・神崎アスカは、美しくも脆弱なマフィアの女の肉体と、元刑事の強靱な精神を併せ持つ。ある日、麻薬取締部が突然の襲撃を受ける。ロングコートだけをまとい乗り込んできた全裸の女は、一人を射殺し、犯罪者の引き渡しを要求して立てこもった。交渉人に指名されたアスカは、かつての同僚で恋人の古芳とコンビを組み、無事、人質を救出。だがそれは、壮絶な闘いの幕開けにすぎなかった。事件の裏で、最高軍事機密ともいえる奇跡の脳移植者の存在を狙い、ロシアとアメリカの魔の手が伸びつつあったのだ。アスカ捕獲のためにロシアが送り込んできたのは、もう一人の脳移植者“狼”。驚異の肉体に凶暴な精神を宿す“狼”は、異常な執念でアスカに迫る。日露米の情報機関、犯罪組織の思惑が入り乱れ、街に銃弾の雨が降り注ぐ……。 ※本電子書籍は「天使の爪 上 新装版」「天使の爪 下 新装版」 の2冊を合わせた合本版です。 -
『天使の牙/天使の爪 新装版』シリーズ完全版【全4冊合本版】
覚醒剤に替わり、日本全土を脅かすようになった新型麻薬「アフター・バーナー」。元締である「クライン」を牛耳る君国辰郎の愛人・神崎はつみが逃亡した。極秘指令を受けた女性刑事・明日香は、はつみとホテルで接触するが、ヘリからの銃撃を受けはつみもろとも瀕死の重体に。だが、奇跡は起こった。脳移植により、脳死したはつみの体に明日香の精神が宿ったのだ。――『天使の牙』 脳移植によって生まれた麻薬取締官・神崎アスカは、美しくも脆弱なマフィアの女の肉体と、元刑事の強靱な精神を併せ持つ。最高軍事機密ともいえる奇跡の脳移植者の存在を狙い、彼女にロシアとアメリカの魔の手が伸びつつあった。アスカ捕獲のためにロシアが送り込んできたのは、もう一人の脳移植者“狼”。驚異の肉体に凶暴な精神を宿す“狼”は、異常な執念でアスカに迫る。日露米の情報機関、犯罪組織の思惑が入り乱れ、街に銃弾の雨が降り注ぐ。――『天使の爪』 ※本電子書籍は「天使の牙 上 新装版」「天使の牙 下 新装版」 「天使の爪 上 新装版」「天使の爪 下 新装版」の4冊を合わせた合本版です。
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