作品一覧

  • 人生のちょっとした煩い
    3.9
    1~3巻700~880円 (税込)
    村上春樹翻訳・至高の女性作家の第一作品集。アメリカ文学の伝説はここから始まった! 村上春樹と、アメリカ文学の生きた伝説、グレイス・ペイリーのコラボレーション。 「ペイリーさんの小説は、とにかくひとつ残らず自分の手で訳してみたい」と村上氏は語る。キッチン・テーブルでこつことと書き継がれた、とてつもなくタフでシャープで、しかも温かく、滋味豊かな短篇集。巻末にデビュー当時を語ったエッセイと訳者による詳細な解題付き。世紀を超えて輝く傑作10篇収録。 ※この電子書籍は2005年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ユーザーレビュー

  • 人生のちょっとした煩い

    Posted by ブクログ

    『最後の瞬間の〜』を意図せず先に読みました。スノッブな人とかエリートとかにはない、人間の逞しさが感じられて、やっぱり私はこの著者の作品が好きです。

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    2016年01月29日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

    Posted by ブクログ

    最初はタフな(登場)人物達だな、と読んでいてちょっときつかったのですが、だんだんそれが気持ちよさに変わりました。読んだ後、気持ち良く鍛えられて、自分まで少しタフになれたような感覚になれました。

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    2016年01月29日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

    Posted by ブクログ

    男は「生きる」が、女は「生活」する。
    だから男のやるバカは笑えるけど、女のやるバカは本気で、ときにイタイ。
    それが主婦だったりすると生活感が圧倒して本気度がいや増ししちゃって。
    この本に出てくる女のひとたちは、みんな必死に生活をしながら、一途に本気のバカをやっている。
    それがなんともかなしくておかしく、書き手の目線の密着度のせいかあはれにまで到達してしまっている。
    意外なことにわたしはそんな女性が好きなんだなあと気付かされてしまった。
    何度も読み返す。泣き笑い笑い泣き。

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    2009年10月04日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

    Posted by ブクログ

    現存するアメリカ人作家のなかで、最も敬意を抱かれているグレイス・ペリー。最初はかなりかじりにくい文章で(逆に噛めば噛むほど滲みでてくるのですが)、もちろん物語としての面白さは確実です。

    0
    2009年10月04日
  • 最後の瞬間のすごく大きな変化

    Posted by ブクログ

     村上春樹の翻訳は柴田元幸直系というか、基本的にシンプルに読みやすいものというイメージがある。本作は短編集ということで、お前も読みやすそうだと思って手に取った。そうだろ?
     しかし本作の原文は難解ともいえる文体だそうで、村上春樹の翻訳もそれに呼応してかすらすらとは読みにくい感じにはなっている。
     ところがやはり非凡な視点を持った短編集である。お前みたいに骨のある小説が読みたいやつはぜひ手に取るがいい。

    0
    2019年12月26日

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