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生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ、辿りついた夜の公園で、衝撃の光景に目を見張る――そこでは十代の子ども達が、壮絶な殺し合いを繰り広げていた。
夜の公園では、殺されても生き返ること。ここに集まるのは、現実世界に馴染めない子ども達であることを、陽向は知る。夜の公園とは。彼らはなぜ殺し合うのか。
殺し合いを通し、陽向はやがて、彼らの悩みと葛藤、そして自分の心の闇をあぶりだしていく――。
「初めて見るはずなのに、自分もかつて、ここで誰かと夜な夜な会っていた気がしてくる。この作品の壊れ方が、僕は好きです」(佐野徹夜)/「研ぎ澄まされた直球の青春小説。ぶつかり合うことを忘れた人々へ。僕たちにはこの物語が必要だ」(松村涼哉)
「生きること」を問いかける衝撃の青春小説に、佐野徹夜、松村涼哉、大絶賛!!
衝撃と感動の問題作、第26回電撃小説大賞「隠し玉」デビュー!
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Posted by ブクログ
『15歳のテロリスト』著の松村涼哉さん推薦の持田冥介さん著『僕たちにデスゲームが必要な理由』の概要と感想になります。
概要です。
僕が両親と三人で話したのは、いつ以来だろうか。また今日も僕は、夜の公園で殺し合う二人を眺めていた。実際に命が奪われることはなく、夢の中の出来事とも感じられる試合は痛さも強さも感じない。特に理由もなく試合を眺めに、今日も多くの子どもたちが公園に集っている。
感想です。
『15歳のテロリスト』と似た印象を感じつつ、辻村深月さんと似た子どもたちの息苦しさを丁寧に描いた本作は隠れた良作ですね♪
心の奥底に眠る気持ちが具現化するといった若干のSF要素も含めて、テンポ良く読みやすい1冊でした♪
Posted by ブクログ
生き辛さを抱える高校生の水森陽向は、真夜中に辿り着いた夜の公園で、殺し合いを繰り広げる子供達を見る。夜の公園では殺されても生き返り、集まるのは現実に馴染めない子供達。
彼らはなぜ殺しあうのか。殺し合いを通し、陽向は彼らの、そして自分の悩みや葛藤を知ってゆく。
うーん……、これはもう読み返したくないなぁ……。
これは別にこの本が小説としてどうとかではなく、ある登場人物の境遇が自分とかなり重なってしまって勝手に抉られただけです。もういい大人なのにこんなショック受けるとは予想外でした。殺し合い云々はおいておいても、心をさらけ出せる場所、ぶつかり合える人は必要ですね。でないと大人になってもこんな状態になってしまう。
日中それぞれの問題に直面し、不満や生き辛さを抱える彼らは、夜の公園でのデスゲームを通して自分を見つめなおしていく。デスゲームを通して知るのは、きっと他人との関わり方。押し殺していた自我や不満や希望を、行動や言葉にかえる方法なのかもしれません。
少しぼんやりとした終わりではありますが、きっとみんないい方向に向かっていけるだろうという希望があります。
デビュー作という事で、文章の技巧的には少し拙いのかもしれない。でも、それが逆に小学生から高校生の間という登場人物たちと重なってなんというか「生」っぽくて良いと思いました。
多分ですけど、作者さんもかなりお若い方なんじゃないのかな。デスゲームなんてタイトルについていますけど、繊細な感性で書かれた、壊れやすくて優しい話です。
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