司凍季の作品一覧
「司凍季」の「悪魔の水槽密室~「金子みすゞ」殺人事件~」「からくり人形は五度笑う」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
えっとこれ、なにげに凄いのじゃなかろうか…。
一尺屋シリーズの一編であるのだけれど、それまでの作品にあったミステリらしいミステリとしての枷をはずして、作者自身の方向へ歩き出しているように思われる。
(ここで、ミステリとはなんぞやとか、ミステリの地位がどうだとか、そんなことに拘るつもりはない)
それでいて、ミステリとしての出来もとても良い(物理的トリックとしては不満に思う向きもあるだろうが、たぶんそこはもうこの作品の本質ではない)。
近作の『地獄螢』を読むと、もうミステリからは離れていくのかな、という気もするのだが、ぜひこの作者ならではの「ミステリ」を書き続けてほしいものだ、と願う。
Posted by ブクログ
絶対ありえねぇーーー!!という水槽密室。
【ねぇねぇ、目張りしても水流れるよね? とか、部屋一杯にするには何時間かかるんだ? とか素で思う。風船持ってるのも笑えるし……。】でもまぁ百歩譲って出来る、とするならば視的にこれは綺麗だろうな。インパクトあるし。
しかし微妙に笑えるんだよなぁ。手であるものを開けちゃうし。まぁ、確かに開くちゃー開くよなぁ。そーゆー地方だからなぁ。実際に見たことあるし。
今回の一尺屋は食って無かったかな?純ちゃんからかってたけど(笑)
これは犯人はわかりやすいね。消去法とれるから。
何はともあれ、薔薇を抱えた一尺屋には一度お会いしたいです。
Posted by ブクログ
瀬戸内に浮かぶ流島の海辺で首から上をマネキンに置き換えられた惨殺死体を見つけた男は、その場に女を残し警察へ連絡をしに行く。再び現場に戻った男は、マネキンの首が髑髏に置き換えられている事実に愕然とし、残した女もまた事切れていた事に呆然とする。
ところがその惨殺死体の被害者は、同時刻、愛媛県松山市の自宅で何ものかに襲われ重傷を負っていた。海を挟んだ20キロも離れている場所に被害者はどうやって移動したのだろうか……?
45年前の事件とリンクさせていく様にこの作家の持ち味が出てる感じ。
でもまぁ、同時刻に同一人物が別の場所には存在するはずないので、そこら辺りを考えて読んでゆけば犯人は浮かび上がって