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Posted by ブクログ
寂れた寒村を舞台としておどろおどろしい内容だが、文体が平易で大変読みやすいミステリ。
人形館を併設した旅館。村に住むのは過去の事件が祟って減少し現在は数十人。登場人物以外の住民の描写は無い。
27年前に行方不明となった父を探す新進作家が予約なしで宿泊する。人形館の人気のため旅館にはそれなりに客が来て存続している。不可解な事件、トリッキーで凄惨な事件が過去から現在へ。
ミルンから横溝、島田荘司。様ざまなミステリ要素をアクロバティックに積み上げた一作。探偵役は一人といえず悪く言えば素材寄せ集めのごった煮。よく言えば万華鏡か。基本は物理トリックで2時間サスペンス仕様の血の因習が絡んでいく。
駐在はいてもバス停は遠いらしいし郵便局がない(!)。空き家だらけとか、集落の様子はもう少し書いてほしかった。小売店が無くても郵便局はあるのが本来の国内仕様。ポストもないとすれば稀有。大体の物が手に入る隣町は歩いて行ける距離らしいので集落が正しいかも。
Posted by ブクログ
27年前にフラリと出て消息を経っていた依井直之の父。その父から直之宛に突然葉書が届く。どうみても失踪当時に書かれたものらしい。しかし投函されたのはつい先ごろ。父の行方と葉書の謎を解くために直之は単身で、Y県の沙華姿(さかしな)へと赴く。
その村には27年前に凄惨な殺人事件が起きていた。まるでその事件を示唆するような短歌が書かれた葉書が、宿として間借りしている<水車>の娘・仁内結姫届く。謎を解き明かそうとしている直之にもやがて魔の手が忍び寄る。
派手で、とても綺麗な殺人事件(笑)
雪の上に紫の薔薇の花びらが散ってて、その上に生首ですもの。美しい〜。(勿論、雪密室)
まぁ、ちょっと考えれば犯人も絡んだ人間関係も読めるが、これは楽しくサラサラと読める。
人形が空中を飛んだり、幽霊(か?)が出たり、見立て殺人だったりと要素はふんだんにある。
そこら辺りの設定が往年の横溝文学に匹敵するので好きだな。
それと、何を置いても一尺屋遥が個人的に好みだっ!!
この男いいなぁ〜。一尺屋シリーズがあと数本あるようなので探すべし。
内容はどうでもいい。一尺屋に会いたい(笑)
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小説・文芸
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