ユーザーレビュー 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ イ・ギホ / 斎藤真理子 チェ・ミジンはどこへ ナ・ジョンマン氏のちょっぴり下に曲がったブーム クォン・スンチャンと善良な人々 私を嫌悪することになるパク・チャンスへ ずっと前に、キム・スッキは 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ ハン・ジョンヒと僕 あとがき 全編を通して迫ってくるリアルな"恥"とやるせなさ。読み進め...続きを読むながら私小説に近い作風なのかな?と思っていたので、あとがきが沁みた。 Posted by ブクログ 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ イ・ギホ / 斎藤真理子 表紙とタイトルでほっこり系短編集なのかと思いきや、恥、羞恥心について胸を突かれるような物語たちだった。圧倒された。 Posted by ブクログ 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ イ・ギホ / 斎藤真理子 「イ・ギホの短編小説は一見とっつきやすいものが多い。だがその芯は意外に固い」と訳者解説にもあるとおり、とぼけたユーモアの漂う平易な文体でつづられていながら、厳しい倫理的な問いを突きつけてくる物語ばかり。それはこの短編集において作者が自分自身を、ひいては男性性を突き放す姿勢を貫いているからだと思う。 ...続きを読む「チェ・ミジンはどこへ」が特に良かった。電話越しの彼の非難の言葉は忘れられそうにない。 Posted by ブクログ 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ イ・ギホ / 斎藤真理子 とても面白かった! 不甲斐なくて、情けなくて、矛盾に満ちていて。ほんと、ダメ男を描かせると巧いなあ、この人。パワフルな不甲斐なさが可笑しい。 セットになっている『私を嫌悪することになるパク・チャンスへ』と『ずっと前に、キム・スッキは』は、シーラッハのようだとも思った。 何かしてあげたいと思って...続きを読むいるのに何も出来なかったり、こんなことしたら情けないと思うのにやってしまったり、人はだれでも矛盾を抱えている。完璧な人などいない。 矛盾やダメさを見ないふりしないで、向き合うこと。 不可能だと気づくこと。確かに、そこからしか始まらないよね。 Posted by ブクログ 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ イ・ギホ / 斎藤真理子 著者曰く「平凡な日常に起きた予期せぬ出来事」を集めた短編集。どの短編も一筋縄では話は進まず、そこに様々な想いをめぐらすことができた。面白かった。 Posted by ブクログ イ・ギホのレビューをもっと見る