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  • 文藝春秋 2026年4月号
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    【総力特集 絶対安定多数は吉か凶か】 ◎高市政権 お友達ゼロの参謀名鑑 似顔絵イラスト付き 軍師、黒幕、拡声器、信者、喫煙所つながり…… 26人をプロファイリング ◎高市総理の秘密は「文体」にあり 三宅香帆 ◎戦争を知らない高市に後藤田が語った言葉 保阪正康 【首相肝いり「重点17分野投資」にモノ申す】 ◎MADE IN JAPAN 復活の道 ・量子コンピュータ 量子は自動車を超える産業になる 森本典繁 ・先端半導体 ラピダス参入は絶好のタイミング C・ミラー ・アニメ MAPPAは創作とライツの両立を目指す 大塚学 ・音楽 Adoと学んだ欧米流ビジネスモデル 千木良卓也 ・エネルギー 日米韓は次世代原発で勝負しろ 田中伸男 ・レアアース・海洋探査 南鳥島で商業化の課題が見えた 石井正一 ◎エプスタイン「性犯罪者の実像」 英「エコノミスト」誌編集部 ◎日独カナダは核武装すべきだ M・グレーフラス M・レイモンド 「フォーリン・アフェアーズ」誌で大反響 【短期集中連載 前編】 ◎がんで生まれ変わった10人 稲泉連 原口文仁(元阪神タイガース) 梅宮アンナ(タレント) 鈴木宗男(参議院議員) 御厨貴(政治学者) 垣添忠生(日本対がん協会会長) 【追悼 落合信彦】 ◎狼の父と、猫の私 落合陽一 【気鋭の評論家による待望の連載スタート】 ◎「戦後」の正体 辻田真佐憲 ◎安青錦「師弟対談」 綱取り場所直前、熱く語り合った 安治川竜児「世界の人に応援してもらえる力士になってほしい」 安青錦新大「安治川部屋に入ることができて本当に幸せです」 ◎2026WBC 連覇のための緊急会議 吉井理人 里崎智也 五十嵐亮太 司会・鷲田康 ◎日本に戦略的思考はあるか3 垂秀夫 毛沢東の「時間を操る」知恵 ◎大成建設の天皇、大いに語る【最終回】 森功 いるだけムダな社外取締役の罪と罰 ◎クマ退治 根本的な3つの解決策 浅尾慶一郎 ◎日本の伝統 町火消 江戸の華として生きる 高柳博一 山口新次郎 ◎日本の顔 インタビュー 新垣幸子 八重山上布に色彩を甦らせるまで 【連載】 ◎飲食バカ一代! 6 松浦達也 鳥貴族 大倉忠司  ◎古風堂々83 藤原正彦 ◎日本人へ270 塩野七生 ◎ベストセラーで読む日本の近現代史151 佐藤優 ◎言霊のもちぐされ18 山田詠美  ◎ディープな地経学10 マット・ポッティンジャー ◎ゴルフ春秋14 ◎地図を持たない旅人24 大栗博司 ◎有働由美子対談87 秋元康(作詞家)……ほか

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  • 構築された仏教思想 龍樹 あるように見えても「空」という
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    1~11巻1,540~1,870円 (税込)
    ゴータマ・ブッダが説いた「縁起」の思想を、「空」という概念でもって再定義した龍樹(ナーガールジュナ)。 本書では、その生涯や主要著作を紹介するとともに、龍樹がブッダの教えを正しく継承しながら、「菩薩」として衆生の救済のために独自の論理と法――「中道」と「空」を提唱したことを詳述する。 龍樹の思想的独創性が掴める一冊。
  • 日本人が立ち返る場所
    4.3
    人と社会の在り方を問う 生き方、選挙と情動、子育て、言語と文体、病気と死、自然との対話、芸術と教養…… 二人の思想家が森羅万象を語り尽くす 日本人が今見失っているものとは何か? 令和ニッポンを生き抜くためのヒントが満載! 第一章 情念と政治 第二章 陰謀論の時代をどう生きるか? ~求められる「感情教育」 第三章 居心地の悪い社会 ~子どもの自殺を考える 第四章 言葉の身体性 第五章 自然に学び、日本人が立ち返る場所を考える 終  章 死に直面して考えたこと
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー
    4.4
    この論文が、わたしを変えた、世界を変えた。 論文のすごさ、面白さを、日本を代表する研究者が熱量高く語る。 宇宙、人体、植物、恐竜、土、火山などなど──さまざまなジャンルの最前線で活躍する19名の研究者たちが「偏愛する」論文について、思い入れたっぷりに語り尽くす科学アンソロジー。 現在の学説の基礎を作った論文、学生時代に出会った宝物のような論文、専門家以外にもその楽しさをぜひ伝えたい論文、ニッチだけれどもこだわりのポイントがすごい論文、論文が持つ功罪を噛みしめた論文など、語られる論文を通して科学という営みの本質が見えてくる。 とっつきにくく見える科学論文は、実はこんなにも面白い! それぞれの論文のすごいポイント、どう読んで何を得たかなど、一流の科学者たちが教えてくれる。論文を書く人も、読む人も、論文を読んだことがない人も、科学を愛するすべての人に。 「もう話したいことが止まらぬ」 「まさに、人間の欲求に応えている仕事と言える」 「この論文よりすごい論文を読んだこともない」 「地味な論文は、しかし挑戦的だった」 「あーこれたぶんアカンやつや」 「ゴリゴリの力業に圧倒された」 「ヒトの常識的思考パターンを凌駕できる科学者が存在する」 ――本文より
  • 25年、フリーランスで食べてます 隙間産業で生きていく
    4.0
    就職したくない、人が怖い、自分に噓をつきたくない――。そんな動機からフリーランスになって四半世紀。 コネやツテはゼロ。学歴も資格もない状態からどうやって道を切り開き、続けてこれたのか? 自由になりたい人が今、一番知りたいことを詰め込んだ、未来のためのサバイバル術! 【目次】 はじめに 究極の隙間産業としての雨宮処凛業 第1章 フリーランスのノウハウ、すべて晒します 浮き沈みにどう耐えるか/仕事が減った時、してはいけない「犯人探し」/SNSでの不評をゼロにするのは不可能/メンタルを守る方法/貧乏でも楽しく生きるコミュニティ/「いい時」こそ危険/25年、一度も締め切り破ってません/連絡が取れない人にならない/「ネタ切れ」しないための「仕込み」と「段取り」/朝起きた瞬間、脳内で原稿が完成/いろいろな顔を持つ/誰も追っていないものを追い、独占市場を作る/いろんな名前をつけられる/いつ辞めてもいい体制にしておく/苦手なことはしない、仕事に命を懸けない/金銭感覚を麻痺させない/25年間、体調不良でのドタキャンはゼロ/SNSの振る舞いについて/ライバルがいない・少ない過疎地を狙う/事務作業やお金周りのこと/印税、原稿料、講演料などギャラ関係をぶっちゃけると 第2章 フリーランスとして生きてる人たち フリーランスのデザイナー・山下陽光さんに聞く センスを見せつけるのはまさかの「値段」/古着屋閉店を決意した翌日の奇跡/大手にできないことをする/不便の中にこそチャンスが眠ってる/「やりたくないこと」の方で成功した/こだわりすぎない、というこだわり 生活困窮者を支援するフリーランス・佐々木大志郎さんに聞く 2011年、ネットカフェ生活に/フリーランスに必要なハッタリ/コロナ禍、怒濤の新サービス開発/元当事者だからこそできる支援スキームの発明/人の善意で回る経済圏/非正規の仕事は積み上がらない/フリーランスにとって大事なこと フリーランスの海外出稼ぎ・鈴木涼太さんに聞く 海外出稼ぎ、最高月収は100万円 「オーストラリアでワーホリ」という働き方/海外経験ほぼ無しでのワーホリ/3年間で1000万円貯金も夢じゃない 第3章 フリーランス、自衛の方法 フリーランス・トラブル110番・山田康成弁護士に聞く 弁護士にしかできないアドバイスを無料で/もっとも多い相談は「報酬の未払い」/労働基準法に守られないフリーランス/フリーランスも労災に加入できる/フリーランスがハラスメントを受けたら ウーバーイーツユニオン/フリーランスユニオンの土屋俊明さんに聞く ウーバーイーツに救われた/事故でアカウント永久停止!?/ユニオン結成の効果/バイト、ウーバー、イラストレーター掛け持ちの立場から 第4章 コネもツテも無しで、フリーの文筆業になるまで つきたい仕事がわからない/「自分探し」地獄の幕開け/なんでもいいからプロフィールに書ける経歴を作る/数百円でもいい、「好きなこと」で稼ぐ/競争相手が多い分野に行ってはいけない/無意識にやっていた、ピンポイント営業/とりあえず、肩書きを名乗って名刺を作る/「夢を叶える人たち」を間近で見る/「時代」や「世代」を味方につける/自分の興味・関心が向く場に入り浸る/好きなことで食べてる大人たちと出会う/「北朝鮮行こう」にふたつ返事で快諾する/「革命家になるしかない」といわれて素直に従う/取材急増、映画出演、そしてベルリン映画祭へ/それからの四半世紀 あとがき
  • 死なないノウハウ~独り身の「金欠」から「散骨」まで~
    3.9
    「働けなくなったら」「お金が無くなったら」「親の介護が必要になったら」……。「これから先」を考えると押し寄せる不安。頼る人がいなければ、最悪しぬしかないのか? そして自らの死後、大切なペットは? スマホやサブスクの解約は? この先が不安で仕方ないアラフィフが各界の専門家に取材。社会保障を使いこなすコツや各種困りごとの相談先など、人生の荒波の中で「死なない」ための無敵のサバイバル術を一冊に。
  • 沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    物価上昇にステルス増税、政財界の癒着、そしてマスメディアの機能不全…… 激動の国際社会の中で、沈みゆく「祖国」に未来はあるか!? ウチダ流「救国論」最新刊!! ここ数年で、加速度的に「冷たい国」になってしまった日本。 混迷を極める永田町、拡大する経済格差、税の不均衡、レベルが落ちた教育界など問題が山積となっている。 また、アメリカの新大統領がトランプに決まり、国際情勢も先行きが不安定である。 生活苦しい国民に手を差し伸べることのない冷たい国で、生き抜いていくためにはどうしたらいいのか……。 この「沈みゆく国」で、どう自分らしく生きるかを模索する一冊!
  • 人生に「意味」なんかいらない
    4.3
    ■私たちを息苦しくさせる「意味を求める病」を手放す 人間は「私は何のために生きているのだろう」「私は何かに役に立つのだろうか」など、 自分の生きる意味や役割について考えてしまう生き物だ。 とくに、幼少の頃から「夢を叶えよう」「誰かの役に立つ人になろう」 「一生懸命に働こう」などという甘言を浴びせられて生きてきた現代人だったらなおさらだ。 なぜなら、こうした言葉は「夢を叶えず、誰かの役にも立たず、ろくに働かない人生は失敗」という 呪いの言葉に容易に変換されしまうからだ。 だから、必死に自分の人生の意味を探し、それが見つからないと絶望してしまう。 さながら「意味を求める病」に罹ってるかのようだ。 ■しかし、本書では「人生には意味があるべきだ」とかいった言説に 普遍的だったり超越的だったりする価値はないと喝破する。 そのうえで、「人生に意味なんかなくてもいいじゃないか」「そもそも人生に意味なんてない」と主張し、 「意味を求める病」を手放す生き方を提案する。 ■目次 私が「人生に意味はない」と考えたわけ――まえがきに代えて 第1章 人生に意味はなくても楽しく生きられる 第2章 資本主義思考と意味の呪縛 第3章 本当はたくさんある意味不明な生物の形質 第4章 「無意味」への恐怖を克服しよう あとがき――意味などないけど楽しく生きよう
  • 「待つ」ということ
    3.8
    現代は待たなくてよい社会、待つことができない社会になった。現代社会に欠落しはじめた「待つ」という行為や感覚の現象学的な考察から、生きること、生きていることの意味に分け入る。臨床哲学の視点からの認識論。
  • 寝ながら学べる構造主義
    4.3
    構造主義という思想がどれほど難解とはいえ、それを構築した思想家たちだって「人間はどういうふうにものを考え、感じ、行動するのか」という問いに答えようとしていることに変わりはありません。ただ、その問いへの踏み込み方が、常人より強く、深い、というだけのことです。ですから、じっくり耳を傾ければ、「ああ、なるほどなるほど、そういうことって、たしかにあるよね」と得心がゆくはずなのです。(「まえがき」より)
  • マルクス解体 プロメテウスの夢とその先
    3.8
    資本主義をこえていく、新時代のグランドセオリー!  人新世から希望の未来へ向かうための理論。 英国で出版された話題書Marx in the Anthropocene(ケンブリッジ大学出版、2023年)、待望の日本語版! いまや多くの問題を引き起こしている資本主義への処方箋として、斎藤幸平はマルクスという古典からこれからの社会に必要な理論を提示してきた。本書は、マルクスの物質代謝論、エコロジー論から、プロメテウス主義の批判、未来の希望を託す脱成長コミュニズム論までを精緻に語るこれまでの研究の集大成であり、「自由」や「豊かさ」をめぐり21世紀の基盤となる新たな議論を提起する書である。 目次 第一部 マルクスの環境思想とその忘却 第一章 マルクスの物質代謝論 第二章 マルクスとエンゲルスと環境思想 第三章 ルカーチの物質代謝論と人新世の一元論批判 第二部 人新世の生産力批判 第四章 一元論と自然の非同一性 第五章 ユートピア社会主義の再来と資本の生産力 第三部 脱成長コミュニズムへ 第六章 マルクスと脱成長コミュニズム MEGAと1868年以降の大転換 第七章 脱成長コミュニズムと富の潤沢さ   【原書への賛辞】 自然科学に関するマルクスの手稿への詳細な検証を通じて斎藤幸平が私たちに想起させるのは、マルクスがなぜ自然と資本主義の関係が根本的に持続不可能と主張したのか、ということだ。本書は、忘れ去られていたマルクスを私たちのもとに復活させる。長らく顧みられることのなかったマルクスを手がかりに、斎藤は、「脱成長コミュニズム」を力強く主張する。この理論的なアプローチは、「豪奢なコミュニズム」という抽象的な概念を対象にするのではなく、むしろ〈コモン〉の幸福を対象にして「豊かさ」という概念そのものを再編成しようとしている。 ティティ・バタチャーリャ(共著書『99%のためのフェミニズム宣言』) 傑作。これこそわれわれが待っていた本だ。斎藤は、マルクスに基づいて「脱成長」と「エコ社会主義」のワクワクするような統合を成し遂げている。ここにポスト資本主義への転換の秘密が隠されている。 ジェイソン・ヒッケル(著書『資本主義の次に来る世界』) 斎藤幸平はマルクス思想を完結したシステムではなく、運動のなかにある思想としてとらえている。彼の「脱成長コミュニズム」という果敢な表明は、現代のエコロジカルなマルクス思想、すなわち「人新世のためのコミュニズム」への決定的な貢献である。 ミシェル・レヴィー(著書『エコロジー社会主義』)
  • 老いのレッスン
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    【人間への深い洞察から導いた、初の「老い論」】 少子化・人口減する日本、カオス化する世界、長寿化による生き方の変化―― 先行きの見えない現代において、心穏やかに生きるための12のレッスン もくじ まえがき 1「老い」を忌み嫌う時代に  Q.老いることは悪いことなのでしょうか……?  老いて、「あまりよけいなことをしない人間」になった など 2 長持ちする身体のつかい方  Q.老いると体はどう変化するのでしょうか……?  死んだはずがまだ生きている など 3 親の老いとの向き合い方  Q.老いる祖母に対して、後ろめたさがあります……  親の死に方を想像する など 4 死について考えることは生を豊かにする  Q.「供養」とは何なのか、よく分かりません……  なぜ墓参りをするのか など 5 人生は思い通りにいかないけれど  Q.人生に行き詰まった時、どうしたらよいのでしょうか……  「疑似的老人になる」という教養 など 6 人を育てる、たった一つの大切なこと  Q.年下への接し方が分かりません……  答えはシンプル「親切にする」 など 7 「ほんとうの友だち」とはなにか  Q.友だちと疎遠になり、さみしいです……  友情が語られない時代 など 8 いい人間関係のつくり方  Q.どうすれば、長く続く人間関係を築けるのでしょうか……?  大人になっても友だちはつくれる など 9 「天職」の見つけ方  Q.いまの仕事を続けていてよいかわかりません……  内定をもらって迷う学生 など 10 いまの時代に「結婚」は必要か  Q.「結婚」に意味を見出せません……  結婚は幸福になるためにするものではない など 11 子育て困難な時代で、子を持つこと  Q.子を持つことが不安です……  人類が経験したことのない、少子化・人口減 など 12 「死」という難問  Q.いずれ死ぬという現実にむなしくなります……  いずれ死ぬけれど、今ではない など あとがき
  • 大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉
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    2500年以上前から伝えられてきた「ブッダの言葉」。解決困難な苦しみや悲しみとどう向き合っていくのか、現代に生きる私たちのヒントになります。そんな心ゆさぶるブッダの言葉を大阪のおばちゃんが超訳したら? 本書は、大阪のおばちゃんたちと、僧侶であり宗教学者の釈徹宗氏による「仏教井戸端会議」をまとめました。おばちゃんたちが仏教を猛勉強し、これまで知らなかった仏教の本質をイラストとともにわかりやすく解説。さまざまな経典の中から「この言葉、めっちゃ好っきゃわ」という好みと、「この言葉、みんなに教えたらなあかんわ」というおせっかいで選りすぐったブッダの言葉を、おばちゃんたちの日常の出来事になぞらえて超訳しています。厚かましくて、会話は横滑りの連続…でも人情深い大阪のおばちゃん。失敗も笑いに変えてしまうおばちゃんの性質と行動からブッダの教えを紐解きます。笑って、ツッコんで、心がちょっと軽くなる1冊です。

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  • 自由より自在に生きるー愉快さと葛藤の哲学ー
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    ■日本を代表する思想家と、気鋭の哲学研究者による初の対談本! 本書『自由より自在に生きる』では、 思想家・内田樹さんと哲学研究者・近内悠太さんが、 いまの社会に広がる「息苦しさ」や「生きづらさ」の正体を、 身体、教育、共同体、政治、贈与といったキーワードから読み解いていく一冊です。 対談の軸にあるのは、「自由」よりも「自在」という発想。 自分の正しさや勝ち負けに居着かず、その場の理に応じて動ける状態をどう取り戻すか。 武道の身体感覚と哲学の思考を往復しながら、 現代人が失いがちな感度や判断力を、やわらかく、しかし鋭く掘り下げます。 また本書では、 ・“うんざりしたとき”こそ変化の入口になること ・苦難に耐えること自体を目的にしない修行観 ・分断や排外主義が強まる時代の空気の読み解き方 ・教育と共同体を支える「同期」「共身体」の感覚 ・私たちの社会に必要な「贈与」の視点 など、日々の実感につながる論点が豊かに語られます。 抽象的な思想の話にとどまらず、 仕事、人間関係、学び、年齢を重ねること、社会の変化への向き合い方まで、 読者それぞれの生活に引き寄せて考えられるのが、本書の大きな魅力です。 「答え」よりも、複雑な現実の中で動ける“姿勢”が手に入ります。 ■目次 ・INTRODUCTION ・PART1 愉快に生きるとは? 愉快に生きていく作法 次の行動の選択肢が限られているとき、生きづらさや息苦しさを感じる 「居着き」を取り払い、「自在」を得る 修行は「苦難に耐える」のが目的ではない 三歩進んで二歩半下がる世界 リスクを恐れない者が新しい道を見つける うんざりしたときが実はチャンス 「成長」したいのであれば、勝負にこだわってはいけない 全体の設計者がいると思い込む陰謀論 作り上げるよりも「壊す」方が魅力的に見える社会 など ・PART2 自由よりも「自在」に動く 対立し、補完し合う「自由」と「平等」 場の理に従って動く「自在」 「自由」に潜んでいる難しさ 人間の欲望の対象は〝あと少しで手が届きそうなもの? 安心感を与える〝共和的なコミュニティ? 〝一度失敗したら終わり?の現代日本 野蛮と無知と幼児性が、力を持っている現代 「清浄」と「汚物」の二項対立 など ・PART3 愉快な身体の共振 葛藤を抱え込むと、頭の容量は大きくなる 頭を大きくする機会が足りない現代教育 必要以上に「自分らしさ」を求められる現代 危険なものを察知する身体感度を高める 「身体は同期する」は心地いいもの 合気道から考える「同期」 身体的な感度を高めて感じられる「同期」 など ・PART4 私たちの社会に必要な「贈与」 「贈与」という言葉を考えてみる 贈り物には反対給付義務が生じる 自己肯定感も高めてくれる「贈与」 自分の存在自体が丸ごと贈り物 招待されたということも、有責性の一部になる など ・CONCLUSION
  • この国の同調圧力
    4.0
    日本はなぜ、 ここまで息苦しいのか? 日本人は、なぜこれほどまでに「同調圧力」に弱いのか? 私たちの心と行動から自由を奪う「見えない力」をさまざまな角度から分析し、その構造を読み解き、正体を浮かび上がらせる、現代人必読の書。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 人新世の「資本論」
    4.1
    【『新書大賞2021』第1位!大賞受賞作!!】人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。 【各界が絶賛!】■松岡正剛氏(編集工学研究所所長) 気候、マルクス、人新世。 これらを横断する経済思想が、ついに出現したね。日本はそんな才能を待っていた! ■白井聡氏(政治学者) 「マルクスへ帰れ」と人は言う。だがマルクスからどこへ行く? 斎藤幸平は、その答えに誰よりも早くたどり着いた。 理論と実践の、この見事な結合に刮目せよ。 ■坂本龍一氏(音楽家) 気候危機をとめ、生活を豊かにし、余暇を増やし、格差もなくなる、そんな社会が可能だとしたら? ■水野和夫氏(経済学者) 資本主義を終わらせれば、豊かな社会がやってくる。だが、資本主義を止めなければ、歴史が終わる。常識を破る、衝撃の名著だ。
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    3.8
    あいちトリエンナーレ2019、日本学術会議 会員任命拒否、検察官定年延長、加計学園問題……今、起きている出来事の本質を見抜くための論考集。 「百人組手で知性を鍛え、不当性に抗う訓練になる一冊」――荻上チキ(評論家) あらゆる「自由」が失われつつある中で、研究者・作家・芸術家・記者などが理不尽な権力の介入に対して異議申し立てを行う。少しでも声を上げやすい世の中になるようにと願って26名の論者が集い、「自由」について根源的に掘り下げる。 批判的思考を養うための書! 【本文より】 表現の範囲がどんどん狭まっている――ヤマザキマリ 批判精神に欠けた学者に囲まれた政府は、端的にいって災厄――藤原辰史 アーティストやタレントが政治的な発言をするたびに、猛バッシングを受けますが、彼らも市民の一人です。政治的発言をしてはならない理由がわかりません――上野千鶴子 私たち日本人は「自由は取扱いの難しいものだ」という実感に乏しいように思われる――内田樹
  • 作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草
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    代表的な古典作品である土左日記から徒然草まで、人気作家たちはどう捉え、どう訳したのか。作家ならではの古典作品への誘いとそれぞれの文学論が楽しい、大好評の古典講義。
  • 常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット
    4.0
    先の見えない時代をどう生き抜くか? 判断力、教育、政治、グローバル資本主義など「人間の生き方」をめぐりウチダ節が炸裂! キケロ、トクヴィル、カミュ、カントら古典的至言も随所にちりばめる。「AERA」連載を新書で一気読み!
  • 沈む日本とカオス化する世界
    -
    1巻1,100円 (税込)
    戦後日本モデルの限界と、カオス化する世界秩序の中で、沈まないための「日本再生論」 統治コストを嫌う権力が中産階級を壊し、人を信じる制度は監視へ傾く。役に立たない人を排除する空気のなかで、言葉を失った社会はさらに統治しやすくなる。画面に奪われた身体感覚と共感に寄りかかる政治が「改革」を空洞化させ、単純な物語が人と社会を傷つける。世界では同盟の前提が揺らぎ、安保を他国に委ねてきた日本に選択が迫られる。コモンが痩せた国で、何を守り、どこに居場所をつくるのか。複雑さに耐える知性への招待。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • ゼロからの『資本論』
    4.3
    コミュニズムが不可能だなんて誰が言った? 『資本論』は誰もがその存在を知りながら、難解・長大なためにほとんど誰もが読み通せない。この状況を打破するのが斎藤幸平――新しい『資本論』解釈で世界を驚かせ、『人新世の「資本論」』で日本の読者を得た――、話題の俊英だ。マルクスの手稿研究で見出した「物質代謝」という観点から、世界史的な名著『資本論』のエッセンスを、その現代的な意義とともにていねいに解説する。大好評だった『NHK100分de名著 カール・マルクス『資本論』』に大量加筆し、新・マルクス=エンゲルス全集(MEGA)の編集経験を踏まえて、“資本主義後”のユートピアの構想者としてマルクスを描き出す。最新の解説書にして究極の『資本論』入門書!
  • 荒天の武学
    4.1
    武術において想定外は許されない。不意の事態に際して、最適な答えを常に求められるのが武術本来の在り方だ。その精神は危機の時代、先の読めない荒天の世にこそ真価を発揮する。現代思想家・内田樹は合気道七段の武道家でもある。その内田が注目するのが中国武術韓氏意拳の光岡英稔。光岡は十一年にわたるハワイでの武術指導歴を持ち、きれい事ではない争闘の世界を歩いてきた。本書は二人の対話を通じ、護身、闘争という狭い世界にとどまらない、武術に秘められた荒天の時代を生き抜くための知恵を提示する。【目次】はじめに 「弱い武道家」という立ち位置から 内田 樹/序章 武運ということ/第一章 荒天を生きるための武術/第二章 荒天型武術の学び方/第三章 達人はフレームワークを信じない/第四章 荒天を進む覚悟/おわりに きれい事では済まない状況を如何にきれいに解決できるか 光岡英稔
  • コモンの再生
    3.7
    知の巨人が語り尽くす、日本への刺激的処方箋 いつの間に、日本はこんなに生きづらい、貧しい国になってしまったのか? なぜ、こんなにデタラメな政治がまかり通る世の中になってしまったのか? その答え、実は「コモン」ですべて説明できるのです。 AIによる大量失業、富の一極集中、アンチ・グローバリズム、人口減少による高齢化と過疎化…… いよいよ限界を迎え、音を立てて軋んでいる資本主義。 その背景には、昔はどこにでもあったコモン(共有地)の喪失がある。 今こそ分断を超え、新しい共同幻想を立ちあげるときだ。 絶望の果てに光を見出す希望の書。 巻末に文庫版特別付録として、東京大学大学院准教授・斎藤幸平との対談「心地よい、新しいコモンについて語ろう」収録! 21世紀の新たな「囲い込み」を警戒せよ! そこには、ディストピアしかない──。 ・西部劇「シェーン」は「コモンの消失」という悲劇を描いていた ・「貧困は自己責任」と切り捨てる心理 ・「青年」も「旦那」も消え、子どもおじさん・おじいさんが出現 ・「一罰百戒」で委縮するテレビ局や大手メディア ・ディープ・フェイクの時代を生き抜くために ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か
    4.2
    【新書大賞2013第4位】 日本経団連の調査によると、日本企業の人事担当者が新卒採用にあたってもっとも重視している能力は、「語学力」ではなく、「コミュニケーション能力」です。ところが、その「コミュニケーション能力」とは何を指すのか、満足に答えられる人はきわめて稀であるというのが、実態ではないでしょうか。わかりあう、察しあう社会が中途半端に崩れていきつつある今、「コミュニケーション能力」とは何なのか、その答えを探し求めます。(講談社現代新書)
  • 反知性主義者の肖像
    4.0
    〈本書は、単行本『コロナ後の世界』(2021年 文藝春秋刊)を文庫化にあたり改題したものです。〉 「生きている気」がしなくなる国で 陰謀論、他者への悪意、排外主義……社会の病毒をえぐり再生への道筋を示す処方箋。文庫化企画として森本あんりさんとの対談を掲載。 なぜ日本は”生きている気”がしない国になったのか。「自分は正義を執行している」と信じる人は時にとてつもなく残酷になれる。尖った言葉が蔓延する社会で「親切」であることの意味を問う言葉の処方箋。『コロナ後の世界』を改題し、文庫化特別企画として『反知性主義』『不寛容論』の著者、森本あんりさんとの対談を収録。 単行本 『コロナ後の世界』2021年12月 文藝春秋刊 文庫版 2025年12月 文春文庫刊 ※文庫化にあたり改題 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 高校生と考える日本の問題点 桐光学園大学訪問授業
    3.3
    「いまの日本の指導者にいる大人たちの中に、君たちの将来の幸福なんて考えている人間はほとんどいません」―内田樹 豪華講師20人が、中高生に向き合いながら、日本の問題点を語り尽くした白熱1800分! この社会の仕組みはいつまで続くのか? わたしたちはどうやって現代を生き抜くべきか? 文学・社会学・歴史・科学・芸術・政治などさまざまな分野から考えます。 豪華講師が、中高生に向き合いながら、日本の問題点を語り尽くしました。 この社会の仕組みはいつまで続くのか? 白熱1800分!
  • 現代霊性論
    4.1
    イマドキの暮らしに霊なんて関係ない? いいえ、人間の営みと“スピリチュアル”は切っても切れないものなんです。タブー、占い、カルトと霊のつながりとは。新宗教から靖國まで現代における宗教の役割とは何か。霊的であることは、畏れを知ること――内田氏と釈氏の掛け合いがグルービーな面白すぎる宗教漫談! (講談社文庫)
  • 戦後民主主義に僕から一票
    4.5
    1巻990円 (税込)
    雑誌・新聞掲載原稿、解説、講演を大幅加筆修正、書下ろしを加え、未来の日本がどのような変化を遂げていくべきか、日本の根幹を創る「民主主義」「政治」「憲法」「教育」の4項目について論じる、内田イズムが詰まった1冊。 戦後民主主義の価値観はどのように生まれ、どのような変遷をたどったのか? 「戦後民主主義」の含意は、さまざまであるが、日本国憲法に示された主権在民、平和主義、基本的人権の尊重、また教育基本法が背景にあることには誰しも異論がないだろう。占領下に生まれた戦後民主主義はこれからどこへ向かうのか? 日本の国の根幹を支える「民意」の反映は、もう失われてしまったのか? 道徳的「インテグリティ」が欠如する政治、日本社会が「株式会社化」する民主主義、沈黙の憲法制定過程問題、貧して鈍して劣化する教育。 日本の未来を創るうえで最重要となる4大イシューを取り上げ、日本を代表する論客が日本のイディオクラシーを批判するとともに、この国の未来を問う。
  • 下流中年 一億総貧困化の行方
    3.0
    ◆介護離職、非正規スパイラル、引きこもり、ワーキングプア……他人ごとではない中年のリアルな危機! ◆巻頭対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏 『「生きづらさ」について』から8年、「生きづらさ」はどう変わったか ◆「ロスジェネ世代」はどこに行ったのか? 団塊ジュニア世代(71年~74年生まれを中心に前後数年の間に生まれた世代)は、 就職氷河期と重なり、「ロスジェネ」と呼ばれたが、彼らは今や40歳を超える中年となった。 「中年フリーター:氷河期の非正社員ら、歯止めかからず273万人に」というニュースが流れたが、 まさに彼らが非正規労働を続けざるを得ず、新たな問題となっている。 ◆人は、どのようにして社会のレールから転落するのか。 また、這い上がるためのスキルとは、どのようなものなのか ◆いまは社会に関わりを持てている“働き盛りの”中年世代であっても、 突然、転落するかもしれないリスクは誰もが持っている。 それどころか、真面目で、他人の痛みを理解できる優しい人ほど“社会のレール”から外れやすく、 抜けられなくなることが多い。 1日に10時間以上働いても、月に10万円余りにしかならない実態にあえいでいる働き盛りの世代も多い。 職場で苦しみ孤立する人がいても、かつての会社が家族のように守ってくれた終身雇用の時代と違い、 激しい商品開発競争の中で、上司も同僚も自分のノルマに追われる。 職場で我慢していても支援などの相談窓口へ行っても、気合論や精神論ばかり説かれて、 「しんどい」などと弱音を見せると、精神科への受診を勧められる。 若年者や高齢者と違って、働き盛りとみなされる中高年世代には、 セーフティーネットがほとんど用意されていないことも、 こうした“地獄”からいつまでも抜けられなくなる要因にもなっている。
  • 月の小屋
    3.8
    1巻550円 (税込)
    38歳になった彼女は、断固として12月24日からお正月休みをとることに決めた。 不思議な摂食障害を描く表題作ほか。 <もくじ> 母の夢、オセチアの夢 石鹸 逡巡、あるいは骨の記憶について 詰めもの そうじする人 小屋 <著者紹介> 15年の海外生活を経て、現在津田塾大学勤務。 主な著者『オノババ化する女たち』『昔の女性はできていた』『きものとからだ』他
  • 経済成長という病 退化に生きる、我ら
    3.9
    この金融危機は我々に何を問いかけているか。2008年夏、一瞬にして祭りは終わった。新自由主義とはなんと薄っぺらいものだったのか。表層的な原因分析や処方箋を超えて、いま考えるべき危機の本質とは? (講談社現代新書)
  • 戦後70年 歴史と未来
    1.0
    戦後70年間の日本経済を振り返れば、敗戦で焼け野原になった国土の復興に始まり、高度成長を経てバブルの発生と崩壊を経験、現在に至る。GDPは世界第2位まで大きくなり、1ドル=360円で始まった為替レートは70円台まで上昇、日本の経済力を世界に示した。しかしバブル崩壊以降は長引くデフレや人口減少などに苦しみ、かつての勢いはない。70年間の歴史を検証するとともに、今後30年の展望も示し、日本経済のあり方を考える。  本書は週刊エコノミスト2015年8月11・18日合併号で掲載された特集「戦後70年 歴史と未来」の記事を電子書籍にしたものです。
  • IT時代の震災と核被害
    3.8
    ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会に参画する飯田哲也氏や、ツイッターのフォロワー18万人を誇るジャーナリストの津田大介氏など、注目の論者ばかりです。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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  • IT時代の震災と核被害 【第一部】初動 電子版分冊1
    -
    『IT時代の震災と核被害』分冊版第一部です。ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフーなどの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべくお送りします。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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  • アイヒマンと日本人
    3.8
    「まじめ」を隠れ蓑にした「思考停止」の罪――― 1942年1月20日、「ユダヤ人問題の最終的解決」を話し合う政府合同会議が、 ベルリン郊外のヴァン湖畔で開かれた。いわゆる「ヴァンゼー会議」である。 国家保安本部長官ハイドリヒ親衛隊大将など錚々たる幹部が出席した同会議に、 事務方として参加していたのが、アドルフ・アイヒマンである。 アイヒマンは、支配地域で増え続けるユダヤ人を負担とみなし、 効率よく殺害する計画策定で大きな役割を果たした。 そして、戦後は南米に逃亡するも捕えられ、イスラエルでの裁判の結果、 死刑に処せられた。 本書は、法廷で「命令に従うしかなかった」と述べ、自らを正当化した アイヒマンの生涯を追い、従順さが内包する危険性について警鐘を鳴らす。 上位者の命令に対して従順な国民性を持つ日本人こそ必読。
  • 朝からロック
    3.6
    人気バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカルの著者は、音楽家として社会の問題に向き合い続けている。その思い、音楽を届ける喜び・苦悩、日常の出来事、心に残った言葉、生前交流のあった坂本龍一氏のことなどを、研ぎ澄まされた感覚でつづった一冊。
  • アジア辺境論 これが日本の生きる道
    3.9
    アメリカ、欧州で排外的な政治勢力が台頭する中、ロシア、中国の影響力が日増しに拡大している。米ソ対立の冷戦終結から四半世紀経ち、世界各地に複数の覇権の競合関係が生まれている。はたして、その狭間で日本が生き残るためには何が必要なのか? そのカギは日・台・韓の連帯にあり。アメリカとの一方的な従属関係を見直し、中国、ロシアなど、スーパーパワー間にある中小民主主義国家同士の協力関係の構築はいかにして可能か。世界史レベルの地殻変動と戦後の平和国家的な国のあり方を蹂躙する近年の日本の政策を目の前に、リベラルの重鎮ふたりがその理路を提示する。 【目次】はじめに 日本・韓国・台湾連携の夢 ――これがボクらの生きる道 内田 樹/序章 問題提起 ――自由主義はなぜこれほど脆かったのか/第一章 リベラルの限界 ――「モビリティー」に無力化された自由主義/第二章 ニッチな辺境国家が結ぶ新しいアジア主義の可能性/第三章 アジアの連携を妨げる「確執」をどう乗り越えるか/第四章 不穏な日本の行く末 ――たどり着けるか「日本の生きる道」/おわりに アジア辺境の「虚妄」に賭ける ――これがみんなの生きる道 姜尚中/主要参考文献
  • 明日は我が身と思うなら
    3.0
    自分の健康、国の行く末、自然災害に環境問題……数え上げたらきりがない将来の不安がある一方、蔓延するのは精神論や、不合理な対策に妄想ばかり。どうしても心配が尽きぬというのなら事実とデータで解説しよう。 【目次】 1 明日の「自分」 2 明日の「日本」 3 明日の「地球」 4 明日の「世間」 5 今日の「生活」
  • 「頭がいい」に騙されるな
    3.5
    日本のGDP値はドイツに抜かれ4位に——。これに限らず、近年の日本の「凋落」はとどまるところを知らない。そして政権与党の裏金問題が噴出した政治も、官僚の意見を垂れ流すだけのメディアも旧態依然で、まったくアップデートされていないのではないか。天才を殺し、国民を地獄に突き落とし、自己保身しか考えていない「秀才エリート」たちの大罪を告発! そして「本当に頭がいい」とはどんな人たちなのか——。池田清彦氏が忖度なしに語り尽くす。
  • 新しい戦前 この国の“いま”を読み解く
    4.1
    「新しい戦前」ともいわれる時代を“知の巨人”と“気鋭の政治学者”は、どのように捉えているのか。日本政治と暴力・テロ、防衛政策転換の落とし穴、さらには米中対立やウクライナ戦争をめぐる日本社会の反応など、戦後の転換期とされるこの国の今を読み解く。
  • アホの極み 3・11後、どうする日本!?
    3.8
    テレビ「ほんまでっか!?」などでお茶の間にもおなじみの生物学者池田清彦教授の週刊朝日連載の人気エッセイが、新たな書き下ろしを加えて、単行本化。3・11降の日本の社会のあり方、生き方を鋭く問う。脱原発へのエネルギー論、騙されていた環境論、憲法改正、経済破綻、橋下行政など、混迷を極める政治・経済へ提言、楽しい昆虫話…など、日々の出来事を独自の視点でタイムリーに綴る。

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  • 「あまのじゃく」に考える 時流に流されず、群れをつくらず、本質を見失わず
    4.3
    「声の大きい人」にだまされてはいけない。みんなが「正しい」と言うことは、一度疑ってみる――ひねくれ者でも、嫌われ者でもない、“知的なあまのじゃく”こそが、今一番必要な人たちだ。言葉で「考え方ひとつ」というのは簡単だが、実際にはどう考えればよいのか。そもそも考えるとは何か。「これからの生き方を、どう思考するか」のヒントを示す。◎今、ぼくたちに必要なのは「問いを立てる力」◎「こうすれば、ああなる思考」から離れる◎身のまわりに「アンダーライン」を引き続けよう◎自分の頭で「誰も考えたことのないようなこと」を考えるには◎“自虐”は高度な頭の使い方である◎自分の“限界”を知ることでわかること◎満ち足りている人、いつも欠落を抱えている人◎一人の“職人”として働く◎ぼくたちが本当に考えていくべき「生存戦略」とは ……etc.
  • 雨宮処凛が見る世界:生きづらい女性たち
    -
    20年以上「生きづらさ」や格差・貧困問題の解決に取り組んできた作家・活動家の雨宮処凛(あまみや・かりん)氏が、この国の女性たちの「この10年」(2012~2021)の記録を留めた書。根底から日本社会のあり方を変えた東日本大震災と原発事故、高橋まつりさんの過労死事件、女子受験者の一律減点問題、「#Me Too」運動、コロナ禍で苦しむ人々──当事者に寄り添い続けた雨宮氏がさまざまな社会問題を読み解く。月刊誌『第三文明』の好評連載「作家・雨宮処凛が見る世界」から厳選した原稿を電子書籍化。
  • 雨宮処凛の活動家健康法 「生きづらさ」についてしぶとく考えてみた
    -
    マウンティングや弱いものがさらに弱いものを叩く構造…この社会に蔓延する「生きづらさ」に対し、独自の立ち位置で発言・行動を続ける雨宮処凛。「なぜ?」を山ほど抱えるオッサン編集者が稀代のアクティビストに素朴なギモンを投げかけ、ゆるくて強い「戦略」を聞き出した。
  • (あまり)病気をしない暮らし
    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    誰だって病気になって医者の世話にはなりたくはない。でも病気にならずに 一生を過ごすなんて、よほどの幸運に恵まれないかぎり不可能なお話。 それでも「できるだけ病気にならないライフスタイル」を教わりたい、 という世間様の要望に応えて、ナニワの病理学教授が書いた 「(あまり)病気をしない暮らし」の本。 病気とはなんだろう、といった素朴な疑問から、呼吸、食事、ダイエット、 お酒、ゲノムと遺伝子、がん、感染症、そして医学や研究についての雑談まで、 肩の凝らない語り口で解説。 『こわいもの知らずの病理学講義』で人気爆発、ナカノ先生による究極の健康本。 ただし、飽食しかり深酒しかり、体に悪いと言われるようなことに限って したくなるのが人情であるゆえ、病気にならないライフスタイルの実践が、 本人にとって幸せかどうかは不明ですので、その点ご容赦のほど。
  • いい加減くらいが丁度いい
    3.5
    バカが物言うネット社会、他人の恣意性の権利を縛る法律やルール、首相が平気でウソをつく国、老人や弱者に幸せのない未来――70歳をすぎ、定年を迎え、今や立派な老人になったからこそ分かる「言ってはいけない本当のこと」を直言。世の欺瞞に流されず、毎日をダマシダマシ生きるための、ものの見方や考え方のヒント伝える「人生の処方箋」。 ボケ老人の行方/LGBTと日本社会/人は何に騙されるのか/ふるさと納税/ファンタジーを真面目に信じる人たち/自動車の未来/家事力と主婦の脳/真贋と希少性について/定年を迎えて昔のことを振り返る ほか
  • 生きさせろ! 難民化する若者たち
    4.2
    フリーター、パート、派遣、請負......不安定化する若者たちの労働現場。そのナマの姿を、自身も長年フリーターとしてサヴァイブしてきた著者が取材した渾身のルポルタージュ。この国の生きづらさの根源を「働くこと」から解き明かす宣戦布告の書!!

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  • 生き地獄天国 ――雨宮処凛自伝
    4.5
    プレカリアート(不安定層)問題について運動、執筆し、注目される著者の自伝。激しいイジメ体験→ビジュアル系バンド追っかけ→自殺未遂→新右翼団体加入→愛国パンクバンド結成→北朝鮮、イラクへ→右翼をやめてから現在に至るまで。息苦しい世の中で死なないために。
  • 生きづらさについて考える【毎日文庫】
    4.0
    「自分が機嫌よくいられる場所」を見つけよう 「最悪の時代」を生き抜くためのウチダ流哲学 【本書の内容】 特に今の若者たちはほんとうに厳しく、生きづらい時代を生きていると思う。 僕が10代だった1960年代は明るい時代だった。 米ソの核戦争が始まって世界が滅びるのではないかという恐怖が一方にはあったが、そんなことを日本人が心配しても止める手立てもない。 「どうせ死ぬなら、今のうちに楽しんでおこう」という半ばヤケクソの、ワイルドでアナーキーな気分が横溢していた。 だから、自由で、民主的で、いろいろな分野で次々とイノベーションが起きるとても風通しのいい時代だった。 それに比べると、今の日本の社会はとても風通しが悪い。息が詰まりそうだ。 誰もが「生きづらさ」を感じている。世界は移行期的混乱のうちにあり、あらゆる面で既存のシステムやルールが壊れかけているのに、日本の社会はその変化に柔軟に対応できず、硬直化している。 当代きっての思想家・内田樹が、この国の閉塞感の原因を解きほぐし、解決のヒントを提示する。 巻末に「あとがき リーダビリティとは何か」を加え、待望の文庫化!
  • 「生きづらさ」について~貧困、アイデンティティ、ナショナリズム~
    3.8
    多くの人が「生きづらさ」をかかえて生きている。これは現代に特有のものなのか? 不安定な労働や貧困、人間関係や心の病など、「生きづらさ」を生き抜くヒントを探っていく。
  • 生きているとはどういうことか
    4.5
    あるものが生物か無生物か、私たちは直感的にわかる。ところが「生物とは何か」を定義しようとすると、きわめて難しいことに気づく。生物には、物理化学法則とは別の「生きもののルール」があるからだ。それはどういうものか。本書は、生物の起源、発生、進化、免疫、性、老化と死といった生命現象から、「生物とは何か」を解く試みである。生きものとは、ものすごくしたたかで案外いい加減である。それがわかるとき、きっと世界が違って見える(はずだ)。
  • 生きながらえる術
    4.0
    生存、表現、探求――人間の営みの本質とは何か。その果実としての形はどんな味わいなのか。今を良く生きるための哲学エッセイ。モノの形の味わい、生きることの難儀さ、芸術の偉力、考えることの深さ。多面体としての人間の営みとその様々な相に眼差しを向け織りなされる思索。日常を楽しみ味わいながら生きるための技法を、哲学者が軽やかに、しかも深く語るエッセイ80編余を収録。
  • いきなりはじめる仏教入門
    3.4
    仏教について何も知らない哲学者が、いきなり仏教に入門!? 多様な知見を手がかりに、「悟りとは何か」「死は苦しみか」など、仏教の根源的なテーマについて丁々発止の激論を交わす。刺激的な仏教入門!
  • 生きのびろ! 生きづらい世界を変える8人のやり方
    3.0
    プレカリアートたちの生存への思いを代弁した、宣戦布告の書「生きさせろ!」から3年......雨宮処凜が、これからお金がなくても生きのびていく方法をさぐるため、「タダに近いお金で世界を変える」8人に取材を刊行。個性際立つ8人の口から出てきたのは、等身大の、「世界の変え方」だった! 読むだけで気が楽になる一冊。

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  • 生きベタさん
    値引きあり
    3.0
    「生きるのヘタ会?」を主宰する漫画家の細川貂々さんと、 如来寺住職で相愛大学教授の釈徹宗先生。 生きベタな二人が、これまでの人生で編み出してきた、 心の荷物を降ろす方法を、そっと公開! こんな生きづらさ、抱えていませんか? ◎他人の気持ちが分からない ◎人づきあいが苦手 ◎完璧にしないと気が済まない ◎過去の失敗がフラッシュバック 序章  「生きづらさ」感じていませんか? 第1章 筋金入りの「生きベタさん」~貂々さんの場合 第2章 こじらせ上手~釈先生の場合 第3章 日本人の3割は「非定型発達」 第4章 生きベタさんが集まる「生きるのヘタ会?」 第5章 家族との人間関係~ツレさんのこと、ちーと君のこと 第6章 生きづらさを軽くする手立て 第7章 仏教から「生きづらさ」を考える
  • 「移行期的混乱」以後
    5.0
    1巻1,430円 (税込)
    人口減少の主要因とされる「少子化」はなぜ起きたのか?そもそも少子化は「問題」なのか?問題であるとすれば、誰にとってのどのような問題なのか?日本の家族形態の変遷を追いながら、不可逆的に進む人口減少社会のあるべき未来図を描く長編評論。「経済成長神話」の終焉を宣言し、大反響を呼んだ『移行期的混乱』から7年後の続編にして、グローバリズム至上主義、経済成長必須論に対する射程の長い反証。
  • 移行期的乱世の思考 「誰も経験したことがない時代」をどう生きるか
    3.8
    1巻1,699円 (税込)
    世界は今、「お金とテクノロジー」に支配されきってしまった感がある。そんな中で、著者の省察では、「日本は、誰も経験したことがない時代」に突入した。どういうことかというと、まず、人口が減少を始めた。このことは、経済という観点から見れば、右肩上がりの経済成長は見込めないということを示し、したがって、日本としては、「経済成長のない未来」を考える必要に迫られた。また、その経済成長にともなって運営される筈の、民主主義ということにも、見直しをせざるを得なくなった。さらには、いつになったら解決するのかわからない、「フクシマ」という問題を抱え込んだ。これらはいずれも、「解き難い問題」であり、それを含んだ未来を我々はいかにして肯定的に考えてゆくべきなのか。これまでの著者の問題意識を総覧した、「平川克美への入門書」というべき一冊である。

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  • イスラームから見た西洋哲学
    3.5
    キリスト教を中心とした西洋哲学がイスラームの世界ではどのように解釈されてきたのか、それがイスラームの哲学にどう影響を及ぼしてきたのかを、イスラーム法学者がわかりやすく解説。
  • イスラーム 生と死と聖戦
    3.8
    絶え間ない緊張が続く、中東イスラーム諸国をとりまく情勢。「イスラーム原理主義」すなわち「過激」「危険思想」というイメージが再生産されるなか、本来は唯一神・アッラーの存在こそが、人間の人間による支配と国家の暴走、対立を食い止める秩序になりうると著者は説く。国境を越えて勢力を拡大する「イスラーム国」への評価も踏まえながら、ムスリムたちの死生観をわかりやすく解説する、必読の一冊。東京大学先端科学技術研究センター准教授・池内恵氏の解説付き。【目次】序章 イスラームとジハード/第一章 イスラーム法とは何か?/第二章 神/第三章 死後の世界/第四章 イスラームは政治である/第五章 カリフ制について考える/終章 「イスラーム国」と真のカリフ制再興/解説――自由主義者の「イスラーム国」論~あるいは中田考「先輩」について 池内 恵
  • イスラームとの講和 文明の共存をめざして
    3.7
    イスラームへの無理解と差別に根ざした欧米社会における軋轢。混迷を深める中東情勢。「文明の衝突」への憂慮から、これまで諸宗教や世俗主義者間の対話が様々な所で行なわれてきたが、現状を見る限り「対話」は残念ながら現実の紛争を止める力にはなりえなかった。イスラームと欧米の原理は、もはや「お互いを理解し合い、共約することは不可能である」という前提に立ち、これ以上の犠牲を避け、共存をめざすために「講和」を考える段階に来ているのではないか。中東研究の第一人者とイスラーム学者が、イスラーム法をふまえ、その理路と道筋を世界に先駆けて語り合う。【目次】はじめに 「文明の衝突」を超えるために 内藤正典/序章 世俗主義とイスラームの衝突/第一章 難民/第二章 新覇権主義時代の到来/第三章 講和という方法/第四章 日本がイスラーム世界と向き合うために/補遺 イスラーム法の講和規定について 中田 考/おわりに 西欧の「普遍理念」という偶像の時代の終焉 中田 考
  • イスラーム入門 文明の共存を考えるための99の扉
    -
    イスラーム教徒(ムスリム)が少ない日本では、その教え自体になじみが薄い。よくわからない一方で、日々の報道を通じ中東の戦争や、欧州のテロ事件、難民といった言葉でイスラームのイメージが形作られています。世界のムスリムの人口が16億人を超えると言われる今、無益な文明の衝突を減らすには、相手のロジックを知り考えることが何よりも大切なはずです。本書は、日本人イスラーム法学者が、「ムハンマド」「スンナ派」など、99のトピックでイスラームの教えと歴史をやさしく概説し、その多様性と共存への可能性へと目を開く一冊です。【目次】序 理解はできないけれども共存するために知っておくべきイスラームのこと/第一章 法の宗教/第二章 イスラームの下の暮らし/第三章 イスラーム人物伝/第四章 イスラームと現代/コラム 近代日本のイスラーム理解1 大川周明/コラム 近代日本のイスラーム理解2 井筒俊彦/あとがき/著者選 イスラームをさらに知るための文献リスト/資料 イスラーム関連年表
  • イスラームの論理
    4.0
    現代世界が直面しているテロの背景には、やむを得ない実力行使の側面がある。けれど、そもそもイスラームは本当に好戦的なのか。激しい攻撃にさらされてもなお、信仰者を増やし続ける魅力はどこにあるか。イスラームを貧困と暴政に陥れた“真犯人”は誰なのか。日本人がイスラームを理解することはできるのか―。日本人研究者、信仰者としてイスラームを30年以上見つめてきた第一人者が、イスラームの深奥を明らかにする。異文化を知ることは、自文化を知ることである。そこに立ち現れる日本の姿とは。【電子書籍オリジナルまえがき付き】
  • イスラームの論理と倫理
    4.3
    イスラームは、穏健で寛容で民主的な、平和の宗教か? かたや男性・イスラーム法学者にしてイスラム教徒=中田考。かたや女性・イスラム思想研究者にして非イスラム教徒=飯山陽。ともにイスラームを専門としつつも、立場を異にする二者が交わす、妥協を排した書簡による対話。 IS、トルコ・クルド問題、アフガニスタン中村哲氏殺害、ハラール認証、イラン情勢、コロナ禍の影響……。同じトピックを論じても、これだけ世界の見方が違う。はたして日本人は、イスラームをどれだけ理解しているか? 神の前の自由・平等? 人が獲得した自由・平等? 誰も教えてくれなかった、イスラーム世界の真実をめぐる、火花を散らす対話の記録。 「20年以上前に初めて出会った時から今に至るまで、中田先生は私にとって、全く分かり合うことのできない異質な他者です。中田先生だけでなく、私は日本の中東イスラム研究業界に属する多くの研究者と、ほとんど全く分かり合うことができません。(…)私はこの往復書簡を通して、中田先生と分かり合おうとも、中田先生を説得しようとも全く思いませんでした。私の目的は、ひとつにはもちろん、それぞれのテーマについての分析を提示することですが、もうひとつは中田先生と私の議論が徹頭徹尾嚙み合わないことを読者の方々によくよくご覧いただき、その上で、なぜこうも嚙み合わないのかについての理由を明らかにすることです。」(飯山陽 まえがきより) 「人文社会科学の他の分野と比べても職業的専門家の絶対数が圧倒的に少なくマーケットも小さいイスラーム研究が学問の名に値するものに成長するためには、どんなにレベルが低く誤解と偏見に満ちていようとも、イスラームを理解できない人、理解しようとも思わない人にさえも広く読まれる作品ができるだけ多く生み出され、流通することが不可欠だと私は信じています。(…)本書ができるだけ多くの読者の目に留まり、読者の中からたとえ一握りほどの数であったとしても、本書に書かれたことの背後にある「誰の目も見たことがなく耳が聞いたともなく心に浮かんだこともない」(預言者ムハンマドの言葉)広大で深淵な世界を垣間見、彼らに続こうと志す者たちが現れることを願ってやみません。」(中田考 あとがきより) 【目次】 第一書簡 あるべきイスラーム理解のために 第二書簡 イスラム国をめぐって 第三書簡 トルコ、クルド問題について 第四書簡 タイのイスラーム事情 第五書簡 中村哲氏殺害事件をめぐって 第六書簡 ハラール認証の問題 第七書簡 イラン/アメリカ関係の深層 第八書簡 コロナウイルス禍がもたらしたもの 第九書簡 トルコのコロナ対応をめぐる考察 最終書簡 インシャーアッラー それぞれの結語として
  • 一億総貧困時代
    4.0
    性的虐待の果て、父親の子どもを産んだ女性。長年の介護生活の果て、両親とともに死のうと川に車で突っ込み、娘だけが生き残った「利根川一家心中事件」。介護離職から路上へ、そして支援者となった男性――。ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない「貧困/自己責任大国」日本の現実とその構造を、さまざまな「当事者」たちへの取材を通して、平易な言葉であぶり出す。疲弊する個人と社会に、今、どんな処方箋がありうるのか。<貧困問題>を10年以上にわたりさまざまな角度から追ってきた著者による、いままさに、切実な1冊。超格差・超高齢化社会の中で、今後、必然的に<弱者>となる多くの私たちは、どう生き抜くことができるのか? 奨学金、ブラック企業、性産業、そして原発事故や外国人労働者問題など、現代のこの国に潜む、あらゆる「貧困」に斬り込んだ渾身の一冊。
  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~
    4.0
    感染症界のエースであり今注目の医師・岩田健太郎氏が、「本当の意味で時間を上手に使うための考え方」を紹介する。“プライオリティー・リストは作らずに、今、この瞬間の自分の状態に耳をすまし、他者のまなざしに規定されずに、最もやりたいことをする”――なぜ、それが時間をうまく使うことにつながるのか、そしてそれを可能にするためにはどうしたらよいのか。限りある時間を削り取り、慈しみながら生きる方法を伝える。【光文社新書】
  • 一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ
    4.2
    経済のグローバル化で新自由主義的な思考が跋扈するなか、日米で会社経営の経験を持つ著者が、会社や組織、働く理由や評価、仕事におけるプロセスとゴールとは何かなどを通して、「戦略に踊らされてはいけない」と問いかける啓蒙の書。「なぜ働くのか」と思慮しているビジネスマン、必読! ※本書は『ビジネスに「戦略」なんていらない』(洋泉社新書y、2008年6月21日初版発行)を改題し、加筆・修正したものが底本です。
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教
    4.0
    「ユダヤ教、キリスト教、イスラームの神は同じ」「戒律を重んじるユダヤ教とイスラームのコミュニティは驚くほど似ている」「千年以上にわたって中東ではユダヤ教、キリスト教がイスラームのルールに則って共存してきた」。なのに、どうして近現代史において衝突が絶えないのか?本書は、日本ではなじみが薄い一神教の基礎知識を思想家内田樹とイスラーム学者中田考がイスラームを主軸に解説。そして、イスラームと国民国家、アメリカ式のグローバリズムの間にある問題を浮き彫りにし、今後の展望を探る。【目次】序 レヴィナシアン・ウチダ、ムスリム中田先生に出会う 内田 樹/第一章 イスラームとは何か?/第二章 一神教の風土/第三章 世俗主義が生んだ怪物/第四章 混迷の中東世界をどう読むか/第五章 カワユイ(^◇^)カリフ道/補遺 中東情勢を理解するための現代史 中田 考/跋 未だ想像もできないものへの憧憬 中田 考
  • 一神教と戦争
    4.0
    なぜキリスト教徒は戦争に強いのか? なぜキリスト教圏とそこから派生した世俗国家が覇権を制しているのか? そして、西欧とイスラームの衝突の思想的な原因はどこにあるのか? 本書は、この大きな「なぜ?」に答えを提示している。西欧思想に通じた社会学者とイスラーム学者による、互いの立場に妥協せずに展開されるスリリングな対話からは、紛争の時代を見通す智慧が見えてくる。一神教とその社会、そして戦争の関係を考察する文明論の決定版。【目次】はじめに 橋爪大三郎/第一章 戦争観の違い イスラームvsキリスト教/第二章 ナショナリズムと戦争/第三章 キリスト教徒はなぜ戦争がうまいのか/第四章 ヨーロッパのシステムは普遍的なのか/第五章 核の脅威と国際社会/第六章 イスラームは国際社会と、どのように調和するのか/第七章 破滅的な核戦争を防ぐ智慧を持てるか/おわりに 中田 考
  • 一神教と帝国
    3.5
    オスマン帝国の終焉から100年 日本は「帝国」の智慧に学べ 紛争と閉塞を生む「国民国家」の限界を超えるために 第1次世界大戦後、西欧列強が「国民国家」を前提とし中東に引いた国境線。それが今なお凄惨な戦争の原因になっている。そのシステムの限界は明白だ。 トルコ共和国建国から100年。それはオスマン帝国崩壊100年を意味する。以来、世俗主義を国是とし、EU入りをめざしたトルコ。だが、エルドアン政権のもと、穏健なイスラーム主義へと回帰し、近隣国の紛争・難民など国境を超える難局に対処してきた。ウクライナ戦争での仲介外交、金融制裁で経済危機に直面しても折れない、したたかな「帝国再生」から日本が学ぶべきこととは? 政治、宗教からサブカルチャーまで。ひろびろとした今後の日本の道筋を構想する。 ◆目次◆ プロローグ 「帝国」をめぐる、新しい物語を探して 内田樹 第1章 現代トルコの戦国時代的智慧に学ぶ 第2章 国民国家を超えたオスマン的文化戦略を考える 第3章 東洋に通じるスーフィズムの精神的土壌 第4章 多極化する世界でイスラームを見つめ直す 第5章 イスラームのリーダーとしてトルコがめざすもの 第6章 日本再生のために今からできること エピローグI トルコに学ぶ新しい帝国日本の転生 中田考 エピローグII 明日もアニメの話がしたい 山本直輝
  • 5つの戦争から読みとく日本近現代史
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    戦後70年、いま「日本の戦争」を学び直す! 膨大な史料から明らかになる「自慢」でも「自虐」でもない5つの戦争の真実とは。世界は日本と「あの戦争」をどう評価したのか――日本の近現代史を気鋭の論者がわかりやすく総覧する一冊。
  • 偽りの戦後日本
    3.3
    1945年の「敗戦」を認められない日本人は、戦後日本という欺瞞の構造をいつまで放置し続けるのか――。原発、基地問題から安倍政権の本質まで、独立なき「永続敗戦」の現実を直視する日欧の論客が語りあう。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 遺伝子‐親密なる人類史‐ 上
    4.1
    19世紀後半にメンデルが発見した遺伝の法則とダーウィンの進化論が出会ったとき、遺伝学は歩み始めた。ナチス・ドイツが優生思想のもと行なった民族浄化という負の遺産を背負いながら、ワトソンとクリックによるDNA二重らせん構造の発見を経て、遺伝学は生命科学そのものを変貌させてゆく。 『がん―4000年の歴史―』でピュリッツァー賞に輝いた著者が、自らの家系に潜む精神疾患の悲劇を織り交ぜて語る遺伝子全史。
  • 「井上ひさし」を読む 人生を肯定するまなざし
    -
    【戦後日本社会の抱えてきた問題、実に大きい問題が、たとえば天皇の戦争責任が問いかけられている――大江健三郎】【東日本大震災で私たち劇作家が何より痛感したのは、井上ひさしさんの不在なんです――平田オリザ】【井上ひさしが生きていたら、その目には、この日本の状況がどう映っていただろう。――没後10年。いまこそ読み直したい、井上ひさしの文学。】大人気テレビ番組「ひょっこりひょうたん島」の脚本をはじめ、岸田國士戯曲賞を受賞した『道元の冒険』、直木賞受賞作となった『手鎖心中』、さらには日本SF大賞や読売文学賞に輝いたベストセラー小説『吉里吉里人』など、多彩な活躍を見せた作家・井上ひさし。本書は、井上に共鳴する人々が、生前の交流を明かしながら、その作品を論じる初の論考集。井上に刺激を受けながら創作活動を行ってきたと明かす作家・大江健三郎をはじめ、国内外から評価の高い劇作家・平田オリザなど、錚々たる創作者がそのメッセージを読み解く。
  • 今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義
    4.4
    資本主義が地球を包み込み、圧迫させ、ついには人間を窒息させてしまう現代社会。「包摂」という概念からマルクスの思想を読む決定版!
  • イミダス 現代の視点2021
    4.0
    日本の「現在地」を俯瞰する! 現代用語事典として1986年に刊行が始まった「情報・知識事典imidas」は、現在はオピニオンやコラム、エッセイを掲載するウェブサイト「情報・知識&オピニオンimidas」として運営されている。本書には最近の掲載記事から24本を厳選して収録。執筆陣にはジャーナリストや弁護士、研究者、活動家など幅広い分野の専門家が集結している。新型コロナウイルス、政治経済、環境、労働、教育、差別、ハラスメント、全体主義……。日々に流されがちな問題の一つ一つを掘り起こしてみれば、私たちがいま、さまざまな局面で岐路に立っていることがわかるだろう。日本の現在地を俯瞰し、一歩先の未来を読み解くための一冊。
  • インターネット赤ちゃんポストが日本を救う
    -
    親の虐待や育児放棄を理由に国で擁護している約4万5000人の児童のうち、現在約7割が児童養護施設で暮らしています。国連の指針によると児童の成育には家庭が不可欠であり、欧米では児童養護施設への入所よりも養子縁組が主流を占めています。本書ではNPOとしてインターネット赤ちゃんポストを運営し、子どもの幸せを第一に考えた養子縁組を支援してきた著者が国の制度である特別養子縁組を解説。実親との親子関係を解消し、養親の元で新たな成育環境を獲得することができる特別養子縁組の有効性を、マンガと文章のミックスで検証していきます。
  • インフルエンザ なぜ毎年流行するのか
    4.5
    集団接種の限界か、生活環境の変化ゆえか――。 インフルエンザをはじめ、医療が発達しても 感染症のパンデミックから逃れられないのはナゼなのか。 世間では意外と知られていない感染症のウソ、本当を探る。
  • ウソが勝者となる時代
    3.7
    武器としてのウソと言いがかり SNSや動画サイトの大衆化によって、ウソは権力者たちの 「新しい武器」として使われるようになった。 そして、放たれた大量のウソは、信じ込んだ人々を巻き込んで「言いがかり」となり、 ターゲットにされた人を濁流の中にのみ込む。二〇二四年の兵庫県知事をめぐる問題では、 こうした攻撃によって関係者が自殺するという悲劇を生んだことは記憶に新しい。 もはや正論が通じない時代にあって、我々には為す術がないのだろうか? 本書では、過去から現代にいたる数多くの事例を研究分析しながら、問題の構造を検証する。 そこから明らかになる対処法とは――。 [目次] 第一章 ウソと言いがかりの帝王 ドナルド・トランプ 《一期目の大統領就任前から問題視されていた「トランプのウソ」》 《「ファクトチェック」でトランプのウソに抵抗した米国メディア》 《大統領選での敗北を認めず合衆国議会議事堂への突入を煽ったトランプ》 《二期目に入りエスカレートする「ウソを根拠にする言いがかり」》 《破壊的なウソと言いがかりが創り出す「野蛮な王国」》 第二章 日本国内でも跋扈し始めたウソと言いがかりの使い手たち 《街頭とネット動画を舞台に言いがかり攻撃を展開した立花孝志》 《「でっちあげ」との決めつけから一転「興味がない」》 《精神にダメージを与える「集団的言いがかり攻撃」の恐ろしさ》 《自殺した元県民局長にも「ウソに基づく言いがかり」を続けた立花》 《「群衆心理」の高揚感や結束感で消失する「倫理のタガ」》 第三章 ウソと言いがかりが引き起こした戦争の数々 《「リメンバー・ザ・メイン!」を合言葉に始まった米西戦争》 《米軍のベトナム軍事介入の口実とされた「トンキン湾事件」》 《「大量破壊兵器を隠している」との言いがかりとイラク戦争》 《言いがかりでウクライナに侵略したプーチンの「特別軍事作戦」》 《日本軍の「言いがかり」で始まった「満洲事変」や「第一次上海事変」》 第四章 歴史歪曲と差別の正当化にも使われるウソと言いがかり 《ナチスのホロコーストの出発点だったユダヤ人差別の言いがかり》 《関東大震災後の虐殺を招いた「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマ》 《ウソと言いがかりで正当化される日本軍の捕虜と市民の虐殺》 《沖縄県民やアイヌを標的とする民族差別と踏みつけの言いがかり》 《過去の歴史的反省をウソや言いがかりで攻撃する人間の心理》 第五章 「ウソと言いがかりが勝つ時代」に社会はどう対処すべきか 《世界で進行する「ウソと言いがかり」のビジネス化》 《ウソと言いがかりの常習犯に見られる「歪んだ全能感」》 《「国や社会を守る」という大義名分でなされる差別や言いがかり攻撃》 《人はなぜ物事を「勝ち負け」で理解する思考に誘導されるのか》 《「ウソが勝者となる時代」をいかにして乗り越えるか》
  • ウソとマコトの自然学 生物多様性を考える
    -
    昆虫類のすさまじいまでの減少の理由とは。田舎の里山を保全するための現実的な方策はどこに。メディアと政治のコトバと化した「生物多様性」擁護・懐疑両派の怪しげな言説を問いただし、イキモノと日本各地の自然環境の実像について興味深い事実を数多く紹介しながら、自然を守る本当の手だてを視野広く述べた秀作。
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    3.3
    「人生にはいろんなことがあるよねって僕は読んでてホッとしました」 ──内田樹 ★ほしよりこの楽しいイラストに、 柴田元幸×内田樹による〈特別対談〉も収録! ひとはいつだって、それぞれの現実を生きている ◎スリに遭い、大事な写真がなくなった!でもある日、郵便受けを開けたら……(「写真」) ◎死のうと思った。二歳の息子と車に乗ってエンジンをかけたそのとき……(「死のトンネル」) 「あるある」から「まさか!」まで、どこかの誰かの身に起きた、本当にあったストーリー。 ポール・オースターが呼びかけ、全米から体験談が寄せられた『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。 いきいきとアメリカの姿を描き出した、感動のプロジェクトを日本でも。
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    4.1
    泣いた、笑った、驚いた! 今回も、日本全国からとっておきの“嘘みたい”な話が集まりました。選者・内田樹、高橋源一郎両氏の琴線に触れた実話145編に、田原総一朗、横尾忠則、立川談春、三浦大輔、小泉武夫、近藤聡乃、山崎ナオコーラ、横塚眞己人氏、計8名の「あの人の『嘘みたいな本当の話』」も特別収録。 『きょうの猫村さん』で大人気・ほしよりこさんのたのしいイラストも満載です!!
  • 内田樹による内田樹
    4.2
    多数の著作から選ばれたベストワークス 内田樹の思想を知り、辿る上で欠かせない著作十一作を著者自らが解説する。 現在の日本と世界の問題を解くために重要となる一冊。 100冊を超える著書・翻訳書を刊行してきた著者。 自作自註の講義でとりあげられた『ためらいの倫理学』『先生はえらい』 『レヴィナスと愛の現象学』『街場の中国論』『日本辺境論』『「おじさん」的思考』 『昭和のエートス』『下流志向』などを論じる中で生まれた新たな思考が飛翔する一冊。 巻末に著者・翻訳者リストを収録。
  • 右翼と左翼はどうちがう?
    3.3
    右翼と左翼。命懸けで闘い、求めているのはどちらも平和な社会。なのに、ぶつかり合うのはなぜか?テロ、革命の歴史や、天皇制、戦争についての認識のちがいなど、両方の活動を経験した著者ならではの視点で噛み砕く!原発、領土問題、ヘイトスピーチなど近年起こった社会問題について書き下ろした「終章」を新たに収録。
  • EXIT
    4.0
    1巻550円 (税込)
    友だちが死にました。たくさん薬を飲んで、自殺なのか事故なのかはいまだにわからないのですが、死んでしまいました。その子は24歳の女の子で、普段からリストカットや過食嘔吐やオーバードーズをしていました。それで、自分で自傷系のホームページを作って、そこでそういうことを告白していました……。若者たちの孤独とそこから生まれる狂気。この「時代」が生み落とした問題小説。

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  • SDGsの大嘘
    3.8
    「脱炭素」は欧州のペテン! “環境ビジネス”で丸儲けしている人々の正体 世はまさにSDGsブーム。 「よりよい未来をつくるために」と掲げられ、政府やマスコミも手放しで礼賛する17の達成目標はどれもご立派なものばかりだが、その一つひとつを科学的に検証していくと、欺瞞と矛盾に満ちた「大嘘」であることがわかる。 このままだと「地獄への一本道」を突き進むことになるというのに、日本人はいつまでこの茶番を続けるつもりなのか? 拗(す)ね者の生物学者が忖度(そんたく)なしに語りおろす、SDGsの知られざる真実! 〇世界の貧困を加速させる「高級牛ステーキ」 〇人口を減らさない限り「資源の争奪戦」は終わらない 〇SDGsはグローバル資本主義を続けたい欧州の免罪符 〇枯渇しつつある水産資源を中国が食べ尽くす 〇実はエコではない「太陽光発電」と「風力発電」 〇「CO2の増加が地球温暖化の原因」という大嘘 〇利権のためには科学的ファクトも「無視」する日本人 〇「塩害」知らずでサステイナブルだった日本の水稲栽培 〇実は地球にも環境にも優しい遺伝子組み換え作物 〇「地熱発電」と「エネルギーの地産地消」が日本を救う 【本書「はじめに」より抜粋】  先ほど触れたように、利益を得るのはほんの一握りの連中だけで、世界のほとんどの人たちは利益を奪われて貧しくなる。SDGsという矛盾に満ちた「絵に描いた餅」を実現しようとすることで、この世の中は確実に今よりも悪くなる。  それなのに、国連が垂れ流すこの「嘘」を鵜呑(うの)みにした政府やマスコミの大キャンペーンのせいで、ほとんどの人々はSDGsというのは素晴らしいものなのだと信じて疑わず、その目標に少しでも貢献できるように頑張っている。  人々の「いいことをしたい」という善意につけ込んで、騙(だま)しているという意味では、かなり悪質だ。(中略)  「環境を守らなければならない」という人々の善意につけ込んで、この説を後押しする政府機関や企業は、国民から多額のカネを搾り取っているが、多くの国民はいまだに「いいことに加担している」と思い脳内にドーパミンが出て、騙され続けている。  私くらいの世代の者は、どうせこの先もたいして長くはないのだから、この茶番につきあわされてもさして実害はないかもしれないが、未来のある若者や子供たちからすれば、とんでもない話だ。  だから、あと50年も生きねばならないあなた方に、SDGsも人為的地球温暖化論も基本的にはまったく同じで、反対しづらい善意のスローガンを並べているだけで、「地獄への一本道」になっている事実について考えてもらいたいと切に思う。 2022年5月池田清彦
  • 絵でわかる感染症 with もやしもん
    4.2
    これは事件だ! 夢のコラボがついに実現!感染症界のエース・岩田健太郎先生 × 菌漫画の金字塔・もやしもん ・わかりやすい!が止まらない。最強タッグによる別格のおもしろさ! ・感染症に立ち向かう際に、知っておくべきことを厳選して解説しました。 ・一般読者・学生はもちろん、医療関係者にも最適です。 ・感染症が流行しやすい冬にピッタリの「一家に一冊!」の必携書。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ
    3.8
    1巻935円 (税込)
    「悪人正機」「愚者になりて往生す」に代表されるように、浄土真宗の開祖・親鸞の教えは逆説に満ちた革新的なものである。ゆえに市井の人々だけでなく、近代日本の多くの知識人を魅了した。『歎異抄』に収められた親鸞の言葉と、苦悩と矛盾に満ちたその生き方から、現代を生きる私たちへのヒントを探る。師・法然との邂逅にはじまる「親鸞思想をさらに深く知る」ための特別章を加筆。
  • NHK「100分de名著」ブックス 維摩経 空と慈悲の物語
    -
    「100分de名著」で2017年6月に放送され、大好評を博した『維摩経』がついに単行本化。特別章「空だからこそ」を加筆。 大乗仏教の経典の中でも異彩を放つ存在である『維摩経(ゆいまぎょう)』。そこで説かれる内容は、仏教の「そもそも」を見つめ直す視点や、世俗と世俗に関わることを肯定し、しかし執着や分別心から己を解き放ち生き抜くことを説くものだ。 著者は仏教思想の大転換点として『維摩経』の解説を行い、「空」と「慈悲」という仏教思想の両輪を、そこに見る。また、維摩という在家の老人による、「困難を抱える人びとが苦しんでいる限り自分の幸せはないという他者性を重んじた考え方」は、極めて今日的な示唆を与えてくれるとする。 特別章として、仏教の本質でもある「空」思想への理解を深める論考を、『維摩経』の関係を示しながら付す。 執着を捨て、思い込みを捨て、生きやすい自分になろう―― 在家の仏教信者・維摩(ゆいま)老人が名だたる仏弟子たちを、快刀乱麻を断つが如く“論破”する! そして二項対立の罠ものりこえ、いつしか深遠な思想に辿り着く。 「こんなに面白い仏教経典があったのか!」と瞠目させられる、知的興奮の一冊。 〈目次〉 はじめに 第1章 仏教思想の一大転換 第2章 「得意分野」こそ疑え 第3章 縁起の実践・空の実践 第4章 あらゆる枠組みを超えよ! ブックス特別章 空だからこそ 読書案内 おわりに
  • 「NHKから国民を守る党」の研究
    3.8
    2019年7月の参議院議員選挙において、一人の新人参議院議員と一つの新たな国政政党が誕生した。 立花孝志議員(当時: 51)と、NHKから国民を守る党である。 立花とN国党の選挙戦略は今までの政治の常識からかい離しており、 支持者以外の一般市民やメディアに大きな衝撃を与えた。 本書では、無視できない大きさになったN国党について、 なぜN国党がここまで伸び、国会で議席を獲得するまでに至ったのかについて正しい知識を提供し、 ユーチューブというテクノロジーを利用して日本の民主主義が生み出したN国党という現象に対してどう対抗していくか、 そして今後出てくるであろうN国党的政治から、どのように自由主義・民主主義を守っていくのかについて、 同じユーチューバーである「えらいてんちょう」氏が分析して示していく。 はじめに 自由主義・民主主義を守るために 第一章 立花孝志の正体とN国党の誕生 第二章 ユーチューブと立花孝志 第三章 N国党を他のカルト団体と比較する 第四章 N国等党は今後どうなっていくのか 第五章 N国党のロジックを党員が激白 終わりに 知性と良心を取り戻すために
  • エピジェネティクス 新しい生命像をえがく
    3.7
    1巻1,056円 (税込)
    ゲノム中心の生命観を変える、生物科学の新しい概念「エピジェネティクス」。遺伝の影響でもない。DNAの突然変異でもない。分子レベルのごくわずかな化学的変化が、目をみはる不可思議な現象を引き起こす。自然の妙技と生命の神秘。世界中のサイエンティストが熱い視線を注ぐ、いま一番ホットな話題を楽しく語る。

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  • 演技と演出
    3.9
    自分を把握し、他人とイメージを共有する、画期的な演劇入門! 現代演劇の旗手が公開する芝居のメカニズム台詞を自然体で話すコツとは? 俳優陣と演出家がイメージを共有する方法とは? 演劇的な感動はどうやって起きるか? 世界に広まる平田メソッドをわかりやすく説く。(講談社現代新書)
  • 演劇入門
    4.1
    若き天才が全て明かす「芝居作りの技術」。シェイクスピアはなぜ四世紀にわたって人気なのか? 日本で対話劇が成立しづらいのはなぜか? 戯曲の構造、演技・演出の方法を平易に解説する画期的演劇入門書! (講談社現代新書)
  • 老いと死の流儀
    3.3
    「人生の意味」から解放されれば楽になる 78歳の生物学者が語る “老いと死”の本当の話 「老い」を否定的に考える人も多いが、加齢に伴う身体の衰えや病気はそもそも「仕方のないこと」。だからこそ、抗うのではなく受け入れて、今の自分にとってちょうどいいことを無理なく適当に楽しむ。『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家"池田清彦が、「老い」と「死」の正体を生物学的、社会的観点から解き明かし、「適当」に生きて「自然に」死ぬための最適解を伝える一冊。 ●人間の「本来の」寿命は38歳 ●長生きのカギは「食べすぎないこと」 ●健康診断は過剰なストレスの元になりかねない ●「定年」は社会が押し付ける老いの象徴 ●「今を楽しく生きる」ことこそが本当の終活 ●知らなかった楽しさに出会える贅沢 ●死ぬ能力はより良く生きるための能力
  • 老いの空白
    4.3
    人生における〈空白〉として捉えられてきた〈老い〉.しかし超高齢化時代を迎え,〈老い〉に対する我々の考え方も取り組み方も変化を余儀なくされている.〈老い〉を問題とする現代社会の有り様にむしろ問題はないか?「日常」「アート」「顔」など身近な問題を哲学的に論じてきた第一線の哲学者が,現代社会の難問に挑む.

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  • 狼少年のパラドクス ウチダ式教育再生論
    3.9
    1巻1,500円 (税込)
    独特の発想と軽妙な文章でファンの多い著者の教育論をまとめた一冊。学力低下から教育格差、大学の倒産、私立小学校まで、ニッポンの教育の現状を独自の感性で鋭くえぐる。学力低下は日本人全員が同罪、路頭に迷う高学歴失職者たち、上野千鶴子って誰ですか、石原慎太郎の粗雑な文章、早稲田の受験生をなめたパブリシティ、いまの二十歳は半世紀前の十五歳、1966年の日比谷高校生など。

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  • お経で読む仏教
    3.5
    この1冊で、仏教が一望できる! その中身についてはほとんど知らないのに、誰もが法事などで一度は聞いたことのある「お経」。本書はこのお経を5つ、時代順に読んでいく。すると、「お経のエッセンス」「ブッダの教え」「仏教の変遷」が一気に理解できる。『スッタニパータ』『涅槃経』から『ミリンダ王の問い』『維摩経』『阿弥陀経』まで。「NHK100分de名著」での分かりやすい解説で人気を誇る著者が、自身が惹かれた仏典をもとに仏教の「いろは」を整理、初心者でも理解できる道を照らす。「縁起」「智慧」「慈悲」「念仏」――押さえておくべき仏教の言葉に込められた「不変の知恵」をひも解くことで、その知恵を自分に引き寄せて生きていけるようになる1冊。
  • 教えて! 校長先生 「才色兼備」が育つ神戸女学院の教え
    3.0
    140年の伝統を誇るミッション・スクール、神戸女学院は「秘密の花園」である。最難関校の一つなのに、大学合格実績を非公表というミステリアスさ。「日本一美しい」と評され、都会の喧噪から隔絶したキャンパス。大学の音楽学部生がパイプオルガンを奏でる毎朝の礼拝。外国語教育で鍛えられたOGたちは、グローバルに活躍。思春期の女子を伸ばす秘訣がここにはある。中高の林校長と、著名な内田樹名誉教授がその教育力のヒミツを初公開。
  • 教えて、釈先生! 子どものための仏教入門
    4.0
    仏教ってなんだろう? テレビでもおなじみの釈先生がやさしく子ども達との対話形式で教えてくれます。 知ってるようで知らない、日本人との深い関わりがある仏教 釈先生の子どもたちへのレッスンで面白いほどよくわかって、ありがたい、親子で楽しめる仏教入門 細川貂々さんのかわいい仏教イラストもたくさん! みなさんは『仏教』と聞いてどんなことを思い浮かべますか? 遠足や旅行で見た大仏や仏像? ツルッパゲのお坊さん? 何を言っているのかわからないお経? 「仏教なんて、わたしとは関係ない」「宗教はこわい、近づきたくない」と思っている人もいるかもしれませんね。 ところで、『がまん』『上品』『ナイショ』がもともとは仏教の言葉だって知っていましたか? わたしたちが当たり前のように使っているものは、仏教やいろいろな宗教から生まれた言葉や習慣だったりするのです。仏教だけではなく、さまざまな宗教が生活に溶け込んでいます。 お正月にはたくさんの人が神社におまいりして、お盆にはお墓参りをして、クリスマスにはにぎやかにお祝いをします。 ただひとりの神さまを信じている外国の人たちからすると、とても不思議なことだそうですが、『いろんな宗教と仲良くできる』――それが日本人のいいところなのです。 みなさんも、なかよく話すことはできるけど、どんな子なのかよく知らない、というお友だちっていませんか? 日本人にとって、仏教や宗教は『そういうお友だち』なのです。(本文 「はじめに」より) 第一章 仏教ってなぁに? 第二章 天国か地獄か――行き先はポイント制? 第三章 おとなりさんにはナゾがいっぱい 第四章 お墓には不思議がいっぱい 第五章 ブッダってだれのこと? お経ってなぁに? 第六章 死んだらどうなるの? 第七章 お葬式のアレコレ 第八章 お坊さんの仕事 第九章 日本人流、宗教との付き合い方
  • 「おじさん」的思考
    4.1
    こつこつ働き、家庭を愛し、正義を信じ、民主主義を守る……。「日本の正しいおじさん」たちが心の支えとしてきたモラルや常識が棄て去られてしまった現代、「おじさん」たちは何を指針に生きれば良いのか。最も信頼できる論客が、今こそ「正しいおじさん」の功績を讃え、思想体系を整備し、成熟した大人として生きるための思考方法を綴った、知的参考テキスト。解説は平松洋子(エッセイスト)。
  • 「おじさん」的思考【2冊 合本版】
    -
    「おじさん」的思考 こつこつ働き、家庭を愛し、正義を信じ、民主主義を守る・・・。「日本の正しいおじさん」たちが心の支えとしてきたモラルや常識が棄て去られてしまった現代、「おじさん」たちは何を指針に生きれば良いのか。最も信頼できる論客が、今こそ「正しいおじさん」の功績を讃え、思想体系を整備し、成熟した大人として生きるための思考方法を綴った知的参考テキスト。 期間限定の思想 「おじさん」的思考2 「女子大生」を仮想相手とし、成熟した生き方をするために必要な知恵を伝授。自立の意味とは? 人が仕事をする理由とは? なぜ官僚は無責任なのか? 希望を失った若者の行方は?・・・あらゆる社会問題を自らの身体感覚と知に基づき、一刀両断。話題書『「おじさん」的思考』に続く、大人になるための必読参考テキスト続編。 ※本電子書籍は『「おじさん」的思考』『期間限定の思想 「おじさん」的思考2』を1冊にまとめた合本版です。

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