人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)

1,870円 (税込)

9pt

【戦争と選民ファシズムの時代が到来。「世界の終わり」を生き抜くための羅針盤!】

★50万部超のベストセラー『人新世の「資本論」』続編!!

資本主義が招いた気候崩壊。そこから世界は極度の欠乏経済へ。奪い合いの不安のなかで、他者を切り捨てる「選民ファシズム」が蔓延し戦争も次々と勃発する。破滅への行進をどう止めるのか? 気鋭の経済思想家が、その秘策を提示する!

【各界が絶賛!】
■落合陽一氏(メディアアーティスト)
久しぶりに赤線を引きながら唸った。反論したい箇所ほど面白い、稀有な本。
■三牧聖子氏(国際政治学者)
飽くなき技術革新が人類を救う――
そう囁くテック・エリートが造る「ノアの方舟」にあなたの席はない。普遍的な人類の救済へ、ラディカルな希望をつなぐ書。
■國分功一郎氏(哲学者)
「暗黒社会主義」の衝撃。この絶望的な提案が、私たちの大きな希望になる!
■柄谷行人(思想家)
資本主義の暴走による諸システムの崩壊により、少数の富裕層以外は地獄のような苦境に追いやられ始めているという著者の絶望を私も共有している。本書が提言する、新たなる「計画経済」「プロレタリア独裁」の行方を見守りたい。

【おもな内容】
・気候崩壊によって世界は欠乏経済へ
・なぜ、戦争が止まらない時代になったのか?
・「選民ファシズム」にどう対抗するのか?
・テック・エリートたちは「世界の終わり」にどう適応しようとしているのか?
・欠乏と格差を固定化させるテクノ資本主義
・不安の悪循環を逆回転させ、「破局」の時代を共に生き抜くための切り札とは?

【目次】
はじめに――未来はファシズムだ!
第1章:気候崩壊による恒久欠乏経済
第2章:テクノ資本主義で進むファシズム
第3章:「世界の終わり」と加速主義
第4章:計画経済が全体主義を連れてくるのか
第5章:「ハイエクの呪縛」を解くために
第6章:デジタル社会主義は可能か
第7章:ハイエクの盲点と「緑の戦時経済」
第8章:晩期マルクスの独裁論
第9章:エコロジー独裁への道
第10章:暗黒社会主義という希望
おわりに――名もなき者たちの「黙示録」

【著者略歴】
斎藤幸平 (さいとう・こうへい)
1987年生まれ。経済思想家。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy によって「ドイッチャー記念賞」を歴代最年少で受賞。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で「新書大賞2021」を受賞。同書は19言語に翻訳され、世界的ベストセラーとなった。

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人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前作はまだまだ理想主義的で「本当にできるかな」という違和感があった。そして、それから10年。状況は予想以上に急速に悪化している。だからこその「暗黒社会主義」というインパクトのある言葉を使っているんだと思ったが、そこまで怖いものではなかった。斎藤さんはやっぱり根が優しくて、善意ベースで社会を組み替えよ

    0
    2026年06月09日

    Posted by ブクログ

     衝撃の前作、「人新世の資本論」から5年。

     人類に残された時間は少ない。そして人類が取れる気候対策とは?

     このあと気候変動との闘いは経済にも影響してくる。否応なく対応していかなくてはならないという意味で戦時経済に突入していく。そこには、強力に国や経済を統率する、独裁も必要になる、と予言する。

    0
    2026年06月07日

    Posted by ブクログ

    ベストセラーの「人新世の資本論」では脱成長論が提唱され、いきすぎた資本主義に歯止めをかけることで、暮らしにゆとりを戻したり、気候変動を抑制する道が示されていた。

    新書で50万部以上売れるまでに社会を盛り上げたが、むしろこの5年で地球環境は超えてはならない1.5℃上昇にも達してしまい、もう取り返しの

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    刺激的だ。問題意識は共有できる。環境危機とテクノファシズムの到来だ。ハイエクとの対決、マルクスの独裁論が見せ場だ。理念や視点はわかる。しかし、計画の解決がAI的なのが楽観的に感じる。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    斎藤幸平氏は、若き天才だと思います。斎藤氏のどの書籍も、棺桶に片足を突っ込んでいる(もしかして両足かも)老人の知性に刺激的に語りかけてくれます。本書籍は、今現在の危なかしい社会の流れに立ち、資本主義に対極する社会を、希望の工程をみさせてくれました。ポンコツな老人にならないように再読したいと思います。

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    「黙示録」とは新約聖書の「ヨハネの黙示録」に由来し、最終戦争(ハルマゲドン)を経て神に選ばれた者だけが楽園を得るというキリスト教終末論を指す。斎藤氏がこの言葉を現代に重ねるのは、気候危機と格差の極端な深化が、まさに「選ばれた超富裕層だけが生き延びる世界」として現実味を帯びてきたからだ。
    気候変動によ

    0
    2026年05月13日

    購入済み

    非常に良い。

    非常に良いが、夢も希望もない。まあ、人生なんてそんなものだから良いのだが。世界、社会に対する分析は鋭い。未来に対する提言も正しいと思う。読むべきだ、しかし勧める気にはならない。世界、社会の不都合な事実、真実を直視しないまま、生きるのもまた人生だからだ。私は成るようにしか成らん、と言う諦観とともにこの

    #タメになる #ダーク

    0
    2026年04月14日

    Posted by ブクログ

    恐るべしテクノ資本主義。一つ一つの論点は納得。米の権力の暴走見てると下からのコミュニズムの重要性、強く感じるも同時に無力感と絶望感も。手遅れにならないうちにコモンの再生に微力でも取り組まないと、ディストピア世界が現実に。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    前作を読んでから5年。当時から脱成長コミュニズムを訴えていた背景には、立ち止まることを知らない資本主義のまま突き進んででいけば、環境破壊と格差問題は悪化するばかりとの危機感からだった訳だが、5年間歯止めはかからずにきてしまったのが現実。
    とはいえ、終盤に紹介のあった2026年1月に民主的社会主義者ゾ

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    自分の理解では、かつて生産力が足りないために、欠乏していた社会が、いまは生産力がありすぎて、地球環境破壊している。
    生産力を上げるために資本主義は有効だったが、温暖化を促進している要因になっているので、逆に生産力を抑えなければならない。
    今であれば社会主義的なアプローチが有効ではないか、ということ。

    0
    2026年05月27日

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