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Posted by ブクログ 2019年10月28日
カミュについて語ったタイトルになってる論考を読みたくて買う。
反抗、を、ためらい、と読み替えるとこにやっと納得。
カミュとかそのことを読んでていつも違和感のある、反抗とかの厳しい言葉と内容のあいまいさ。
ためらい、だ。
感情を失った理念を批判するペストはまさにこれだろう。人間らしいためらいを忘...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月29日
著者のデビュー作です。「なぜ私は戦争について語らないか」「なぜ私は性について語らないか」「なぜ私は審問の語法で語らないか」「それではいかに物語るのか―ためらいの倫理学」という4つのテーマのもとに、著者が雑誌などに発表した論考が収録されています。
「あとがき」で述べられている、「自分自身の正しさを雄...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月01日
今までの内田さんの著作の中で1番時間をかけて読んだ。「戦争論」についてに共感というか、ああだから私はこういうことに言及するのが嫌いだし言及してる人間をテレビやTwitterやらで見るのが大嫌いだったのかとすっきりした。まぁデビュー作から首尾一貫してるから最早感想書くのが難しいんだけど、嫌いな人の好み...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月23日
内田先生のデビュー作。内田作品はこれまでちょうど10冊読んだが、なぜかデビュー作だけはスルーしていた。内田先生自身が述べているが、先生は専門外(たとえば本作品では性)の問題も積極的に俎上に載せ、それを私のような素人にも実に分かりやすく捌いて提供してくれる。その手並みは理路こそ入り組んでいるものの実に...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月03日
ためらいの倫理学―戦争・性・物語―
内田樹21冊目
初期の本ということもあり、やや難しい感じがした。特にレヴィナスについては、難しいと思うことが多かった。印象に残ったところは“私は知性というものを「自分が誤りうること」(そのレンジとリスク)についての査定能力に基づいて判断することにしている。平たく...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月25日
著者はかなり風変わりだとは思うが大学の教授ではあるので、書いてることの半分ぐらいは良く分からないし、4分の一ぐらいはまったく分からない。のこり4分の一はまあ、納得できる話である。
結論として「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性よりも、自分の愚かさを吟味できる知性のほうが、私は好きだ」という...続きを読む
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