ためらいの倫理学 戦争・性・物語

ためらいの倫理学 戦争・性・物語

704円 (税込)

3pt

ためらい逡巡することに意味がある。戦後責任、愛国心、有事法制をどう考えるか。フェミニズムや男らしさの呪縛をどう克服するか。原理主義や二元論と決別する「正しい」おじさん道を提案する知的エッセイ。

...続きを読む

ためらいの倫理学 戦争・性・物語 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月28日

    カミュについて語ったタイトルになってる論考を読みたくて買う。

    反抗、を、ためらい、と読み替えるとこにやっと納得。
    カミュとかそのことを読んでていつも違和感のある、反抗とかの厳しい言葉と内容のあいまいさ。

    ためらい、だ。

    感情を失った理念を批判するペストはまさにこれだろう。人間らしいためらいを忘...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月29日

    著者のデビュー作です。「なぜ私は戦争について語らないか」「なぜ私は性について語らないか」「なぜ私は審問の語法で語らないか」「それではいかに物語るのか―ためらいの倫理学」という4つのテーマのもとに、著者が雑誌などに発表した論考が収録されています。

    「あとがき」で述べられている、「自分自身の正しさを雄...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年08月01日

    今までの内田さんの著作の中で1番時間をかけて読んだ。「戦争論」についてに共感というか、ああだから私はこういうことに言及するのが嫌いだし言及してる人間をテレビやTwitterやらで見るのが大嫌いだったのかとすっきりした。まぁデビュー作から首尾一貫してるから最早感想書くのが難しいんだけど、嫌いな人の好み...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月23日

    内田先生のデビュー作。内田作品はこれまでちょうど10冊読んだが、なぜかデビュー作だけはスルーしていた。内田先生自身が述べているが、先生は専門外(たとえば本作品では性)の問題も積極的に俎上に載せ、それを私のような素人にも実に分かりやすく捌いて提供してくれる。その手並みは理路こそ入り組んでいるものの実に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月02日

    前に読んだ2冊とも内田樹さんの名前が出てきた為,読んでみた。内田さんの発する言葉にただうなずいた。自分が思っていたり悩んでいるようなことを言葉にしてくれたような。
    20代残りわずかな期間に出会えたことに幸運を感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月22日

    ためらいの美学がここにある。

    二つの価値観の間で揺らぎ続けることは耐え難いけれど、
    一つの考えに着地して安心するよりもずっと誠実で知的だと思う。

    常にわが身を省みる姿勢。
    それがぼくの理想だ。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月13日

    よし、、カミュを読もう。となりました。
    内田さんの文章を読むと、次に何を読もうか(何について自分は知らず、何について知っている人になりたいのか)という視点が得られるという効能があるように思います。
    早速書店でカミュの「異邦人」「ペスト」を手に取りました。楽しみです。

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月03日

    ためらいの倫理学―戦争・性・物語―

    内田樹21冊目
    初期の本ということもあり、やや難しい感じがした。特にレヴィナスについては、難しいと思うことが多かった。印象に残ったところは“私は知性というものを「自分が誤りうること」(そのレンジとリスク)についての査定能力に基づいて判断することにしている。平たく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月05日

    初めての書籍化文書らしいのですが、基本的な態度は後年のものと変わらず。
    相変わらずの「そう、そうなのよ!」感。
    学術的な文章はそれなりに分かりにくいけど。

    0

    Posted by ブクログ 2015年01月25日

    著者はかなり風変わりだとは思うが大学の教授ではあるので、書いてることの半分ぐらいは良く分からないし、4分の一ぐらいはまったく分からない。のこり4分の一はまあ、納得できる話である。
    結論として「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性よりも、自分の愚かさを吟味できる知性のほうが、私は好きだ」という...続きを読む

    0

ためらいの倫理学 戦争・性・物語 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

内田樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す