作品一覧

  • 私は十五歳
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。
  • イミダス 現代の視点2021
    4.0
    日本の「現在地」を俯瞰する! 現代用語事典として1986年に刊行が始まった「情報・知識事典imidas」は、現在はオピニオンやコラム、エッセイを掲載するウェブサイト「情報・知識&オピニオンimidas」として運営されている。本書には最近の掲載記事から24本を厳選して収録。執筆陣にはジャーナリストや弁護士、研究者、活動家など幅広い分野の専門家が集結している。新型コロナウイルス、政治経済、環境、労働、教育、差別、ハラスメント、全体主義……。日々に流されがちな問題の一つ一つを掘り起こしてみれば、私たちがいま、さまざまな局面で岐路に立っていることがわかるだろう。日本の現在地を俯瞰し、一歩先の未来を読み解くための一冊。

ユーザーレビュー

  • 私は十五歳

    Posted by ブクログ

    「仮放免」を知っている日本人がどれだけいるか。でも、もしかしたら、世界では「アパルトヘイト」並みに「Karihomen」が知られているのかもしれない。当の日本人が知らないだけで。
    私はなぜか仮放免制度のことを知っていた一人でしたが、この文章が15歳の少女の作文であるという事実を知り、何の落ち度もない子どもたちの「不運」と、この絵本が世に出ることの意義を思いました。あれだけの反対があっても入管法が改悪されたのですから、ちょっとやそっとのことで現状が改善されるとは思えませんが、この本を手に取る人が増え、話題になり、空気が変わったら、ひょっとするとが起こるかもしれない。できるだけ多くの方に手に取って

    0
    2024年09月11日
  • イミダス 現代の視点2021

    Posted by ブクログ

    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。

    0
    2023年04月29日
  • イミダス 現代の視点2021

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世の中のことにとても疎いので読んでよかった。


    印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」


    コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
    p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バーベキューをする人も、同じ社会で暮らす仲間として尊重するということ…せめて糾弾したり排除したりしないということ…自分たちの安全のためにどうしても行動を変えてもらう必要があるならば、その人の人権や生活が損なわれないよう、民主的な手続きを守りながら、理性的にお願いするということ
    p17〜18 社会を民主的

    0
    2021年03月06日

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