指宿昭一のレビュー一覧

  • 私は十五歳

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    「仮放免」を知っている日本人がどれだけいるか。でも、もしかしたら、世界では「アパルトヘイト」並みに「Karihomen」が知られているのかもしれない。当の日本人が知らないだけで。
    私はなぜか仮放免制度のことを知っていた一人でしたが、この文章が15歳の少女の作文であるという事実を知り、何の落ち度もない子どもたちの「不運」と、この絵本が世に出ることの意義を思いました。あれだけの反対があっても入管法が改悪されたのですから、ちょっとやそっとのことで現状が改善されるとは思えませんが、この本を手に取る人が増え、話題になり、空気が変わったら、ひょっとするとが起こるかもしれない。できるだけ多くの方に手に取って読んでいただき、そして誰か1人にでも、レビューでも、何か発信していただきたいと思います。
    かく言う私は諸事情でまだ文章の音読しか聞いていない状態です。作文を絵本化するにあたり、絵の構成は相当考え抜かれたとのことです。早く購入してきちんと読みたいです。
    出版元イマジネイション・プラスの作品ページも是非お読みください。

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    2024年09月11日
  • イミダス 現代の視点2021

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    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。

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    2023年04月29日
  • イミダス 現代の視点2021

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    ネタバレ

    世の中のことにとても疎いので読んでよかった。


    印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」


    コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
    p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バーベキューをする人も、同じ社会で暮らす仲間として尊重するということ…せめて糾弾したり排除したりしないということ…自分たちの安全のためにどうしても行動を変えてもらう必要があるならば、その人の人権や生活が損なわれないよう、民主的な手続きを守りながら、理性的にお願いするということ
    p17〜18 社会を民主的に保ちたいのであれば、…個人の自由や権利に制約を課すことには、極めて抑制的でなければならない。同時に、私たちは制約を課したり課されたりすることに、常に抵抗感と違和感を保たなければならないのであって、絶対に慣れてしまってはいけない。…多くの権利者にとって、市民の人権を容易に制限できる状況は、とても都合がよいものだから
    p21 民主社会の強みの一つは、多様な背景を持つ多様な人々が存在するがゆえに、大きな社会問題が生じた際にも多方面から無数の解決法が自由に試みられることにある。そうした解決法には、優れたものも、ダメなものもあるだろうが、ダメなものは次第に淘汰され、優れたものが採用されていく。それがイノベーションの基本的な力学だ。
    映画作家 想田和弘


    集団行動が生み出す独特の高揚感は、集団を統率する権威と結びついたとき、ファシズムへと変貌する
    p267 権威に従属することによって人は行動に伴う責任から解放され、社会的な制約から「自由」に行動できるようになる…こうした治外法権的な状況がいったん成立すると、これを維持・強化しようとする動きが服従者の側から自発的に出てくる。それは人びとが自分の行動の責任を指導者にゆだね、その命令を遂行することにのみ責任を感じはじめるという、状況的義務への拘束が生じるためである。
    甲南大学教授 田野大輔

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    2021年03月06日