配信予定・最新刊

作品一覧

  • ダニーさんの ちゃぶだい
    NEW
    -
    1巻1,980円 (税込)
    イスラエル生まれのダニー・ネフセタイさんは子どものころ国を守るために戦闘機のパイロットになるのが夢でした。3年間の徴兵で空軍に入りましたが、その夢を叶えることができずに旅にでます。そして立ち寄った日本の公園で驚きの体験をします。公園には今まで「敵」と思っていた国々の人が多くいて、その人たちと自然に楽しく話をすることができたのです。「敵」と教えられた人は同じ人間だと気づいたのです。その後日本で暮らすようになったダニーさんには段々と気づきが多くなっていきました。そのひとつはずっと戦争をする自分の国、しかし暴力は何も解決することはできない、話し合いこそが大切だとの気づきでした。そして本職は家具を作る職人ですが、平和を唱える活動を始めたのです。 絵本を通して平和のあり方を考えます。そのキーワードは丸いちゃぶ台。角のないちゃぶ台は誰とも同じスペース、同じ距離で接することができるのです。
  • くまと かきの み
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    この絵本は、2017年7月5日に九州北部豪雨で被害を受けた 福岡県朝倉市杷木志波 (はきしわ) ・平榎 (ひらえのき) 地区が舞台になっています。 著者が現地の方との出会いを通じ、滞在し、子ども達や地域の方々と語り合い、その中で物語が生まれていきました。 人は生きていく中で、思いもよらない不安や絶望・突然の痛みに出会うことがあります。一人ではどうにもならないと感じてしまうこともあるでしょう。 そんなとき、だれかとの「出会い」に支えられ、新しい物語が紡がれていく。そしてまた新しい出会いが起きる。まるで星を辿り、航海をするような。 くまとかきのみの物語を通して、ともに寄り添い、感じ合あうことを改めて、あなたと分かち合いたいと思っています。 この物語があなたを支える心の杖となりますように。
  • 私は十五歳
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。
  • ちいさな しまの とりの おはなし
    -
    1巻1,870円 (税込)
    今、日本で絶滅に近い固有の鳥ってご存じですか?それが小笠原諸島に生息しているオガサワラカワラヒワなのです。日本で11番目の新種とされていますが、同時に絶滅寸前であることも分かりました。 本土のカワラヒワと比べると体は小さく、くちばしが大きいのが特徴です。 1995年頃から年々減少傾向を示し、母島列島でも近年急速に数を減らしています。まずこの現状をより多くの人たちに知ってもらいたいと思い絵本を作りました。
  • きみが うまれた ひ
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    この絵本は子どもが生まれるときに控え室で待っていた著者が、期待と不安の気持ちの中で綴った文章、成長の記憶や匂いが消えてしまわないようにそっと瓶にいれるような気持ちで書いた文章が元となっています。生まれた直後に子どもに聴覚障害があるとわかりました。「聴こえないのであれば、絵や文で伝えることができるのでは」と思い絵本にした1冊です。この絵本がひとりひとりの心にそっと手を差し伸べることができれば、と願っています。

ユーザーレビュー

  • きみが うまれた ひ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついつい思春期の子どもにイライラばかりの日々。
    3人とも大きくなってすっかり小さい頃のことを思い起こすことも減りました。
    この本読んだら3人それぞれの生まれた日や小さい頃のことを思い出しました。
    元気で行きていてくれるだけで幸せなんだよな〜。

    0
    2025年04月06日
  • 私は十五歳

    Posted by ブクログ

    「仮放免」を知っている日本人がどれだけいるか。でも、もしかしたら、世界では「アパルトヘイト」並みに「Karihomen」が知られているのかもしれない。当の日本人が知らないだけで。
    私はなぜか仮放免制度のことを知っていた一人でしたが、この文章が15歳の少女の作文であるという事実を知り、何の落ち度もない子どもたちの「不運」と、この絵本が世に出ることの意義を思いました。あれだけの反対があっても入管法が改悪されたのですから、ちょっとやそっとのことで現状が改善されるとは思えませんが、この本を手に取る人が増え、話題になり、空気が変わったら、ひょっとするとが起こるかもしれない。できるだけ多くの方に手に取って

    0
    2024年09月11日
  • きみが うまれた ひ

    Posted by ブクログ

    読みながら目頭が熱くなりました。
    表紙の内側に作者の言葉があって、聴覚障害があるお子さんが生まれた時、絵や文で伝えられればいいなぁ、とこの絵本を描かれたそう。
    これを読むと子供が小さかった時に、もっと抱っこしてやればよかったかなぁ、叱らなければよかったなぁと反省ばかりしてしまいます。
    久しぶりに心に残る絵本でした。
    父親、母親に向けた絵本ともいえるでしょう。

    0
    2024年04月01日
  • きみが うまれた ひ

    Posted by ブクログ

    NetGalleyにて。
    息子が産まれてからまだ2年も経って
    いないのに、もうすでに懐かしい。
    とても優しい気持ちになれる。

    日常の育児でいっぱいいっぱいな自分を
    原点回帰させてくれる作品だった。
    イラストも可愛くて癒された。
    これは手元に置いておきたいかも…。

    息子が産まれたときのこと思い出して泣けた。
    あー、尊い。

    0
    2024年11月19日
  • きみが うまれた ひ

    Posted by ブクログ

    あの頃の小さい赤ちゃんだった子どもを思い出して、じーんと来た。
    自分が嫌になるくらい、大変なこともあるけれど、子どもの愛おしさはそれ以上。

    著者のお子さんに聴覚障害があり、「聴こえないのであれば、絵や文で伝えることができるのでは」という絵本に込められた想いを知ると、子どもへの愛が、さらにじんわりと胸に沁みてくる。

    0
    2024年10月22日

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