なるかわしんごのレビュー一覧
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「仮放免」を知っている日本人がどれだけいるか。でも、もしかしたら、世界では「アパルトヘイト」並みに「Karihomen」が知られているのかもしれない。当の日本人が知らないだけで。
私はなぜか仮放免制度のことを知っていた一人でしたが、この文章が15歳の少女の作文であるという事実を知り、何の落ち度もない子どもたちの「不運」と、この絵本が世に出ることの意義を思いました。あれだけの反対があっても入管法が改悪されたのですから、ちょっとやそっとのことで現状が改善されるとは思えませんが、この本を手に取る人が増え、話題になり、空気が変わったら、ひょっとするとが起こるかもしれない。できるだけ多くの方に手に取って -
Posted by ブクログ
ネタバレ元イスラエル兵士が旅をして日本を訪れる。そして、それまで「敵」と教えられてきた国の人たちと出会い、同じ人間だと気づいたことから生まれた絵本。
「教育」は、洗脳になる。そう教えられてきたら疑うことは難しい。
異なる価値観に触れるゆとりがあるといい。できるなら一度は生まれた場所を出て、全く違う場所で暮らす時間をもちたいものだ。
絶対的な自信をもち決して過ちを認めない政治指導者たちと彼らに盲目的に従う人たちの声が轟き、エコーチェンバーでかたくなになる人が増えている現代だからこそ、自分が間違っているかもしれないという疑いを持つ謙虚さと柔軟性を大事にしたい。 -
Posted by ブクログ
大雨で家が壊れてしまったくまと、仲間の元に帰りたい柿の実。
ところが柿のふるさとも大雨でなくなっていました。
わんわん泣くかきを落ち着かせるため、くまは自分の懐に抱きしめて、一緒に眠りにつきます。
二人の新しい家は見つかるのでしょうか。
柔らかいタッチで描かれた優しい絵だけれど、同時に大雨で崩れてしまった山の被害も写実的に描かれ、このバランスが絶妙。
この絵本の元になったのが、2017年に起きた九州北部、朝倉市杷木志波(はきしわ)・平榎(ひらえのき)の大雨被害。
悲惨な被害に負けずに、復興を成し遂げようとする人たちの諦めない気持ちが、くまとかきのみの旅に重なります。
あとがきのページにあ