田野大輔の一覧
「田野大輔」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧
2023/09/29更新
ユーザーレビュー
-
私たちが学ぶ対象としての「歴史」が、研究者たちの手によってどのように構築されてきたのか、それを知る入門書として最適の本。ナチスがやった「良いこと」とされる施策の裏にある民族共同体や反ユダヤの思想、施策がもらたした真の結果など、事実に対する「解釈」の重要性と、それをすっ飛ばした「意見」の危険性を十分に...続きを読むPosted by ブクログ
-
爽快!
常々思っていたことを、明確なデータを論拠としながら次々と肯定していってくれたので(ひまわりめろんにとって)とてつもない良書でした!
いやでもこれはひろく読まれて欲しいな
この本の素晴らしいところは「良いこと」を最初にきちんと定義してるところなんですよね
「悪いこと」って割と共通理解を...続きを読むPosted by ブクログ -
歓喜力行団やアウトバーン建設、フォルクスワーゲン開発、健康対策、有機農業など、それ単体で見た場合一見良い政策を行なっていたようなナチ政権。中身を仔細にみれば、戦争遂行のためのドイツ民族の団結と同時に民族の敵であるユダヤ人の排撃、劣等と看做された障害者の断種や安楽死の正当化と表裏一体であった。更に政策...続きを読むPosted by ブクログ
-
ナチスについての最新の研究成果を歴史研究者が分かりやすく紹介した本。2段組み・120ページで、ブックレットの枠を超えた充実度だ。
本書が依拠するのは、「民族共同体」論という、現在のナチズム研究において広く支持されている考え方である。それによると、ナチ体制が掲げた「民族共同体」は、健康で生産性の高い...続きを読むPosted by ブクログ -
ナチスは「良いこと」はしていない、と一刀両断。それはなぜかと、考え方を含め、示してくれる。断面をみて、ここは良いのでは、と言いそうな自分を正してくれる。考え方の参考になる。そして、ナチスは良いことはしていない、と言わせてくれる。Posted by ブクログ