無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
世界は今、「お金とテクノロジー」に支配されきってしまった感がある。そんな中で、著者の省察では、「日本は、誰も経験したことがない時代」に突入した。どういうことかというと、まず、人口が減少を始めた。このことは、経済という観点から見れば、右肩上がりの経済成長は見込めないということを示し、したがって、日本としては、「経済成長のない未来」を考える必要に迫られた。また、その経済成長にともなって運営される筈の、民主主義ということにも、見直しをせざるを得なくなった。さらには、いつになったら解決するのかわからない、「フクシマ」という問題を抱え込んだ。これらはいずれも、「解き難い問題」であり、それを含んだ未来を我々はいかにして肯定的に考えてゆくべきなのか。これまでの著者の問題意識を総覧した、「平川克美への入門書」というべき一冊である。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
自分がよく読んでいる内田樹氏のご友人。
自分が都市計画制度を所管している時代には、経済界、大臣などの政治家から厳しく規制緩和を求められ、併行して、経済学者からも厳しく叱責された。
なんとか自分なりにかわしたり、つじつまを合わせてきたが、この低成長時代が20年も続き、欧米とも経済の調子が悪い自体になって、平川さんのように、経済成長を求める時代は終わったという主張がでてきた。
ちなみに、池田信夫さんのような経済学者は激しく罵倒していることも知っている。
しかし、地道に身の回りの生活の環境をよくしていく、身の回りから小商いをきちんと起こしていくという主張は、経済成長一辺倒の現在の政策思想に対する軸になっていく予感がする。
もう少し、抽象的、哲学的でなく、具体的に、自分が経済学者や政策担当者と議論できるように、中身を磨いて欲しいし、自分も考えてみる。
人口減少、都市縮小の時代というのはあまり抵抗がないというか、事実だが、同時に、経済成長のない時代になったのかもしれない。むやりに経済成長とか成長戦略とかいっても、人口オーナスのある中では無理なような気がしてきた。
別途、経済学者の本も勉強してみたい。
参考文献。ナオミ・クライン『ショックドクトリン』、レヴィストロース『野生の思考』
Posted by ブクログ
「経済」というジャンルで一括りにできるかどうか。
現在の我々が置かれた状況では「経済」はいかに生きるかという「思想」と分かちがたく結びついている。
人口の減少、ものづくりから金融・情報サービスへの経済の移行、新自由主義経済の破綻と不均衡…
様々な問題があるがそれらは根本的にすっきりと解決できるものではなく、個別になんとかやりくりしながら粘り強く耐えていくしかないのかもしれない。戦後の高度経済成長という歴史上希有な「幸せな時代」を懐かしむのではなく、リアリスティックに現代を生き抜く逞しい知性と身体性をもつことが必要である。
そんな現状把握に最適な一冊。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸