辻井喬の作品一覧
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作品一覧
2023/05/11更新
ユーザーレビュー
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あまり取り上げられることのない第68・69代内閣総理大臣:大平正芳の伝記。とかく、地味で「ア~ウ~宰相」「鈍牛」といった印象ばかりがマスコミによって誇張されていたが、本書には大平正芳の生い立ち、心情、人となり、一貫した政治理念などが著されている。苦学の末、大蔵省官僚、のちに池田勇人氏に請われて政界入...続きを読むPosted by ブクログ
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ラジオで知った辻井喬さんを
どんな人だったか詳しく知りたくて買った本。
解説にも書いてあるけれども、
彼自身の回顧録であると同時に、
その時代の時代史をたどることもできる。
出てくる名前もやたらとビッグで、
マッカーサーから始まり、
三島由紀夫や吉田茂、池田勇人、
本田宗一郎、司馬遼太郎
なんかがサ...続きを読むPosted by ブクログ -
いや、やっぱり堤清二はすごい人であったけど、まだ読み切れてないと思う。またこれからどう変わるか。御曹司だけど、庶子で、共産党に入るが衆院議長である親の秘書をし、西武百貨店を継ぐし、そのこと自体を素直に取れないので文芸に走るがその一方で…という。ただ、ポスト大衆消費社会を形成する上で大きな役割を果たし...続きを読むPosted by ブクログ
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大平正芳は、あーうーしか言わない、パッとしない政治家だと思っていたが、意外に褒める人が多い。この本を読んでみて、成程と思った。大蔵省の官僚出身であるものの、若い頃に貧乏した経験もあり、思考に柔軟性もあり、見識も優れている。政治家らしくない政治家であり、田中角栄と親しかったにもかかわらず、クリーンであ...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。
異なる意見を調整する際に、同心円でなく、ふたつの中心を持つ楕円形の収斂を目指す、という表現に共感。
四十日闘争など政局の叙述には物足りない所もあるが、人物としての大平正芳に一層好感を持った。Posted by ブクログ